邪神使徒転生のススメ
14.宿探し
 「……どうすんだよ、シェイ。」
 「…………………。」
 俺達二人は夕食を食べ終わり宿に泊まるため宿を探していた。
 しかし………
「宿どこも空いてないじゃないか。」
 「……………………………………。」
 そう。宿を探し始めた俺達だったが宿が並んでいる通りの宿はどこも部屋が空いていないらしい。
 「…私としたことが、予約を忘れていた。」
 シェイが気まずそうに目を逸らす。…まあかくいう俺もまあいっか、って思ってたし俺も悪いけど。
 「この辺以外に宿ってないのか?」
 「…私は知らない。ここら辺しか使ったことないから。」
 どうするか、宿がないと今日頑張って稼いだ甲斐がなくなってしまう。
 ん?ああ、あのスキルがあったじゃないか。《場所把握》。あれ使えば分かるかも。
 前に使った時は何も知らずに使って頭が痛くなったんだよなー。今回は慎重に使おう。
 「シェイ、俺のスキル使えば場所が分かると思うからちょっと待っててくれないか?」
 「…分かった。マヤはそんなスキル持ってたんだね。」
 「まあな、まだあんまし使ったことないからうまくいくかは分かんないけどな。」
 そう言って俺は集中するため目を閉じた。
 と言ってもあんまり意識することはないけどな。まず前回は一気に全範囲を検索してしまったのが仇となってしまった。
 だから今回は短い範囲から徐々に拡大していく事にした。
 このスキル、便利なことで空いていない宿は赤で表示されている。
 だがこの周辺には空いているとこは無いようだ。
 ふーむ。まだ範囲広げないとだな。今は大体街の半分程は検索の範囲に入っているが1つも赤から変わらない。
 ………お、反応した。1つだけ街の外周に近い場所に反応があった。
 あんな街の端っこみたいなところに宿なんて作って利益あんのか?
 まあとりあえず空いている宿はそこしかないから行くしかないんだが…。
 「シェイ。1個見つけた。」
 「…本当?それは良かった、じゃあ早く行こう。どこにあるの?」
 「…うーん。それがな、街の端っこにあるっぽいんだ。」
 「…端っこ?」
 「うん。本当に端っこだと思う。しかもその宿の周り、殆ど何もないんだよ。」
 先程宿を見つけた後、宿の周りを検索してみると見事に何も無かった。畑とかはありそうなんだが、店とかは無かった。
 「…怪しさ満点だね。…でもそこしか空いてないなら行くしかないよね。」
 「まあそこに関しては俺も同意見なんだがな。」
 今日は初めての異世界で色々疲れたからな。ベッドでゆっくり休みたい気分だ。
 シェイも今日は俺と出会ったし疲れているだろう。
 「怪しくはあるけどとりあえず行ってみるか。」
 「…そうだね。行こっか。」
 話が固まったところで俺達は街の外周、というか端っこに向かって歩いて行った。
 「…………………。」
 俺達二人は夕食を食べ終わり宿に泊まるため宿を探していた。
 しかし………
「宿どこも空いてないじゃないか。」
 「……………………………………。」
 そう。宿を探し始めた俺達だったが宿が並んでいる通りの宿はどこも部屋が空いていないらしい。
 「…私としたことが、予約を忘れていた。」
 シェイが気まずそうに目を逸らす。…まあかくいう俺もまあいっか、って思ってたし俺も悪いけど。
 「この辺以外に宿ってないのか?」
 「…私は知らない。ここら辺しか使ったことないから。」
 どうするか、宿がないと今日頑張って稼いだ甲斐がなくなってしまう。
 ん?ああ、あのスキルがあったじゃないか。《場所把握》。あれ使えば分かるかも。
 前に使った時は何も知らずに使って頭が痛くなったんだよなー。今回は慎重に使おう。
 「シェイ、俺のスキル使えば場所が分かると思うからちょっと待っててくれないか?」
 「…分かった。マヤはそんなスキル持ってたんだね。」
 「まあな、まだあんまし使ったことないからうまくいくかは分かんないけどな。」
 そう言って俺は集中するため目を閉じた。
 と言ってもあんまり意識することはないけどな。まず前回は一気に全範囲を検索してしまったのが仇となってしまった。
 だから今回は短い範囲から徐々に拡大していく事にした。
 このスキル、便利なことで空いていない宿は赤で表示されている。
 だがこの周辺には空いているとこは無いようだ。
 ふーむ。まだ範囲広げないとだな。今は大体街の半分程は検索の範囲に入っているが1つも赤から変わらない。
 ………お、反応した。1つだけ街の外周に近い場所に反応があった。
 あんな街の端っこみたいなところに宿なんて作って利益あんのか?
 まあとりあえず空いている宿はそこしかないから行くしかないんだが…。
 「シェイ。1個見つけた。」
 「…本当?それは良かった、じゃあ早く行こう。どこにあるの?」
 「…うーん。それがな、街の端っこにあるっぽいんだ。」
 「…端っこ?」
 「うん。本当に端っこだと思う。しかもその宿の周り、殆ど何もないんだよ。」
 先程宿を見つけた後、宿の周りを検索してみると見事に何も無かった。畑とかはありそうなんだが、店とかは無かった。
 「…怪しさ満点だね。…でもそこしか空いてないなら行くしかないよね。」
 「まあそこに関しては俺も同意見なんだがな。」
 今日は初めての異世界で色々疲れたからな。ベッドでゆっくり休みたい気分だ。
 シェイも今日は俺と出会ったし疲れているだろう。
 「怪しくはあるけどとりあえず行ってみるか。」
 「…そうだね。行こっか。」
 話が固まったところで俺達は街の外周、というか端っこに向かって歩いて行った。
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