ラウンド アバウト ウェイ

Arata

ラウンド アバウト ウェイ

「何だこれは」
この一言が朝の慌ただしいオフィスを沈黙に一変させた。周りはこちらを一点に見つめながら動揺している。私は心の中で「これって…」と呟き部長に目を真っ直ぐの見ながら「退職届です。」と力強く、そして冷静に応えた。
社会人一年目。今日で約一年間が経ちこの会社に身を捧げて来たが一日十四時間の拘束勤務で自分の時間が無く身体も心もボロボロ。家に帰宅してもご飯を食べて寝るだけ。高校時代に思い描いたビジネスライフからは随分遠い。給料も少なく従業員は日に日に辞めていく。そんな状況の中、社員の為に!という工夫も策を考えることをしない会社に嫌気が指し今日という日を迎えている。

この決断に至るまでには私の周りの人の背中押しもあった。そのおかげで今まで持つことがどうしても出来なかった「自信」というものを持つことが出来た。私がこの「自信」を手に入れることが出来た今までの生活=日常の過去の物語。
私は頭の中で過去へ向かう為タイムスリップさせた。

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