いじめられっ子は、異世界で幸せに

藤色

9


 無事に魔獣を倒すと、馬から人が降りてきた。


「さっきは助けてくれてありがとう。おかげで何も襲われずにすんだよ。」
「そうですか。ならよかったです!」
「…お礼といってはなんだけど、馬車に乗らないかい?王都へ行くんだろう?俺も行くんだ。それに、帰りだから、中も空いてるんだ。」
「えっ。」
「この時期はルクレシア学園への入学試験に行く子が多いんだよ。もしかしたら君も……と思っていたんだけど、正解だったみたいだね。」
「は、はい…。ありがとうございます!」

(ラッキー!今日は運がいいなぁ…)

 そうして、わたしは運がいいことに、馬車に乗せてもらうえることになったのだった。






 商人side

(さっきは危なかったが、お嬢ちゃんに助けてもらえてよかったぜ。……しっかし、このお嬢ちゃん、可愛いなぁ…ぐへへ。奴隷に高く売れそうだ…。奴隷商まで連れて行くとするか。)


「さっきは助けてくれてありがとう。おかげで何も襲われずにすんだよ。」
「そうですか。それならよかったです!」

(優しそうなお嬢ちゃんだなぁ。この時間、この時期に、うろついてるってことは、さてはこのお嬢ちゃん。ルクレシア学園への入学試験か?)

「…お礼といってはなんだけど、馬車に乗らないかい?王都へ行くんだろう?俺も行くんだ。それに、帰りだから、中も空いてるんだ。」
「えっ。」

(ちょっと驚いているようだが……。こういうときは、微笑みながら話せば一発だ。)

「この時期はルクレシア学園への入学試験に行く子が多いんだよ。もしかしたら君も……と思っていたんだけど、正解だったみたいだね。」
「は、はい…。ありがとうございます!」

(ルクレシア学園へ入学できそうなくらいの腕っ節だったが……。残念だったな、お嬢ちゃん。ちと警戒心が足りないようだ。)



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