ユニーク:憑依で聖龍王になりました!

たい焼きの餡

1:飛行機から脱出

僕は、真澄 冷斗。ただいま飛行機に乗っている。
修学旅行1日目。全体にそわそわとした空気が漂っている。
だが、唯一僕を除いては。

僕はいじめられてきた。
頭も悪い。もちろん運動もできない。
でも最も大きな理由は、この容姿だろう。
目は腫れぼったく、鼻はひくく、歯並びもとても悪い、
しかもデブだ。
顔は変えられないにしろ、体型だけでもと思って、ダイエットしようとした時期もあったが、全く減ることもなかった。
いじめられても、自分への劣等感から、いつしか当たり前のことだと思うようになっていった。

だから今、僕の周りだけ空席だ。
この修学旅行も、誰とも話さず、汚物のような目で見られるだけで終わるんだろうなと、そんなことを思っていると、急に飛行機が揺れ始めた。

警報音が鳴り、みんなパニックだ。
飛行機は急降下し始めた。
死にたくない!とかあちこちから叫び声が聞こえてくる。
もう僕も死んでもいいやと思いつつ、死にたくないと思った自分に苦笑した。

突然機内が白い光に包まれる。
いつのまにか飛行機は急降下をやめ、着陸していた。

飛行機が燃え始めた。
急いで一斉に、飛行機から降りようとする。
僕も走ろうとした瞬間転んでしまった。
後ろから来た人に踏まれていく。
こんな緊急時でも僕は恵まれないのだなと思った。

「ユニーク:憑依で聖龍王になりました!」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

  • ノベルバユーザー304999

    踏まれるのかぁ

    1
コメントを書く