最強の邪神様(男装)は異世界でも学園生活を楽しみたい!

低血圧魔王

第一章 人間だった邪神様 episode 3 ぼっちなナディルとウザ女神

僕は子供を助けてトラックに轢かれて死んだ............


......あれ?

なんで 僕生きてるんだろう?
それと、この全面真っ白な場所は何なんだろう?

「ここはねぇ なんか世界の狭間とか
 そんな感じの所だよ」

「うわっ!! 誰だよあんた!」

いきなり金髪蒼眼の男が出てくる

(というか 説明 曖昧すぎるだろ!!)


「でも、実際 そんな感じの所なんだから
 曖昧でいいじゃん」

「おいちょっと待て。
 おまえ 何 さらっと心 読んでんだよ」

「えー .........ダメだった?」

「普通の人は嫌がると思うけど。」

「そっかー 今度から気をつけるよ」

「......それで? あんたは誰なんだ?」

「あっ! そうだね! いい忘れてたよ。
 私は遥希はるきがいた世界とは 別の世界、
 アルキナを管理している神
 カナディエルというんだ」

「へぇー そうなのか。
 で?その異世界のカミサマが僕に何の用?」

「......ナディルって呼んで?」

「え?」

「だから、これからは私のことをナディルって
 呼ぶんなら教えてあげる」

「...............」

「......なにさ。ここに来る子なんて
 めったに居ないんだから友達になりたいんだよ」

「はぁぁぁ。......わかったよ。
 それで? ナディルは僕になんの用なの?」

「うん あのね。
 遥希ってトラックに轢かれて死んだでしょ?」

「? あぁ」

「それでね その人生、ここからは前世って呼ぶね。
 その前世で遥希は良い事を沢山したから、
 異世界に転生できる事になったの。」

「うん。要するにテンプレなんだね?」

「そうなるね」

「と言うわけで、ここから先は輪廻転生の女神に
 任せるから。
 ......あっ そうだ! 困った時に私を呼べるように、
 神託 のスキルをあげるね
 スキルとかは ステータス って念じれば見えるよ
 .........それじゃあ 良い異世界ライフを」

「あぁ!」

ナディルがそう言うと視界が光りに包まれる





次に目を開けるとそこには............

「ハ━━イ! いらっしゃーい!!
 輪廻転生の女神、マルチャーノちゃんだよっ☆」

............僕の嫌いなタイプの女神がいた。

容姿は赤髪で紫の瞳と いう綺麗な姿をしているのに、
口調とテンションで全て台無しになっている。

あ"ー イラッとくる。
一々 語尾に星(☆)つけんなよ

「それじゃあ 後も詰まってるし転生させちゃうね☆」

「え?ちょっと待っt「レッツゴー!☆」」

そして、僕の視界は(強引に)また光りに包まれた

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