最強のバレット
第2話 〜校内ランク戦〜
薔薇ヶ丘 真里亞
聞きなれない名前だ。しかもへんな名前だ。
俺は住んでいる地域では顔が広い方だが、薔薇ヶ丘なんて名字聞いたことがない。
「薔薇ヶ丘、お前の席は右から3列目の後ろから2番目の席だ。時間がないから早く座ってくれ。」
彼女の席は運悪く涼介の隣だった。涼介はニヤつきが治らない。治るわけがない。まさにキモい男子そのものだ。
先生が喋りだした。
「さぁ、今日から校内ランク戦もセカンドシーズンに突入だ。みんなは2年生だからわかると思うがセカンドシーズンはファーストシーズンとはルールが少し変わってくるぞ!」
校内ランク戦。ラマサニウム学園でおこなわれている年中行事。ランク戦での戦績は生徒の評価、進学、次年度のクラス分けなど…。自分の今後の人生が決まると言っても過言ではないほどの、とても大切な戦いだ。
俺のファーストシーズンの戦績は全校4位、学年2位だった。とても悔しかった。でもファーストシーズンでよかった…。あと2つもシーズンがあるから勝ち上がれるチャンスがあるからだ!!だから今回のランク戦は負けられないんだ!!
「セカンドシーズンでは、戦闘員が1人から2人になる。よってファーストシーズンの下位のチーム、及び薔薇ヶ丘が上位のチームに入ることになる。
それじゃあ今から上位のチームに入ることになる下位のチームの戦闘員を発表していくぞ。西島、片山、…」
ランク戦では3〜7人のチームを作り対戦する。そのチームには実際に相手チームと戦闘をする戦闘員、戦闘員の戦うための武器を開発したり修理したりする工作員、そして戦闘員や工作員に指示を出したり、事務的な役割をする司令塔を基本として構成されている。ファーストシーズンでは戦闘員は1人という制限があったがセカンドシーズンでは2人になる。戦闘員のスキルも試されるが、工作員として銃の性能についてやサポート系の銃弾の設計も必要になってくる。
俺は工作員だ。上位を狙える方法については去年のランク戦から学んだ。優勝は確信した。前回のチームメイトは固定として、あと1人誰が入るかなんだけどなぁ…
「このクラスにはファーストシーズン2位の人が2人いるからなぁ。薔薇ヶ丘にはそのチームに入ってもらおう。世話は頼んだぞ、野崎、中野。」
は????
謎の転校生をチームメイトに入れると??
これじゃあ優勝が…
「はいは〜い!!やりますやります!うちのチームが引き受けまぁ〜すぅ〜〜!!」
(はい。そうなると思ってました。彼ならそうしますよね。わかってました。今回は優勝を諦めて次のシーズンで頑張ろう!)
と、思いながら心の中で泣いていた。
謎に満ちた転校生薔薇ヶ丘 真里亞のことについてなにも知らなかったからこんなことを思ったのだろう。今思うと本当に彼女に申し訳なく思っている。このシーズン、俺たちのチームが優勝してしまい、学校中の注目の的になったからだ。
聞きなれない名前だ。しかもへんな名前だ。
俺は住んでいる地域では顔が広い方だが、薔薇ヶ丘なんて名字聞いたことがない。
「薔薇ヶ丘、お前の席は右から3列目の後ろから2番目の席だ。時間がないから早く座ってくれ。」
彼女の席は運悪く涼介の隣だった。涼介はニヤつきが治らない。治るわけがない。まさにキモい男子そのものだ。
先生が喋りだした。
「さぁ、今日から校内ランク戦もセカンドシーズンに突入だ。みんなは2年生だからわかると思うがセカンドシーズンはファーストシーズンとはルールが少し変わってくるぞ!」
校内ランク戦。ラマサニウム学園でおこなわれている年中行事。ランク戦での戦績は生徒の評価、進学、次年度のクラス分けなど…。自分の今後の人生が決まると言っても過言ではないほどの、とても大切な戦いだ。
俺のファーストシーズンの戦績は全校4位、学年2位だった。とても悔しかった。でもファーストシーズンでよかった…。あと2つもシーズンがあるから勝ち上がれるチャンスがあるからだ!!だから今回のランク戦は負けられないんだ!!
「セカンドシーズンでは、戦闘員が1人から2人になる。よってファーストシーズンの下位のチーム、及び薔薇ヶ丘が上位のチームに入ることになる。
それじゃあ今から上位のチームに入ることになる下位のチームの戦闘員を発表していくぞ。西島、片山、…」
ランク戦では3〜7人のチームを作り対戦する。そのチームには実際に相手チームと戦闘をする戦闘員、戦闘員の戦うための武器を開発したり修理したりする工作員、そして戦闘員や工作員に指示を出したり、事務的な役割をする司令塔を基本として構成されている。ファーストシーズンでは戦闘員は1人という制限があったがセカンドシーズンでは2人になる。戦闘員のスキルも試されるが、工作員として銃の性能についてやサポート系の銃弾の設計も必要になってくる。
俺は工作員だ。上位を狙える方法については去年のランク戦から学んだ。優勝は確信した。前回のチームメイトは固定として、あと1人誰が入るかなんだけどなぁ…
「このクラスにはファーストシーズン2位の人が2人いるからなぁ。薔薇ヶ丘にはそのチームに入ってもらおう。世話は頼んだぞ、野崎、中野。」
は????
謎の転校生をチームメイトに入れると??
これじゃあ優勝が…
「はいは〜い!!やりますやります!うちのチームが引き受けまぁ〜すぅ〜〜!!」
(はい。そうなると思ってました。彼ならそうしますよね。わかってました。今回は優勝を諦めて次のシーズンで頑張ろう!)
と、思いながら心の中で泣いていた。
謎に満ちた転校生薔薇ヶ丘 真里亞のことについてなにも知らなかったからこんなことを思ったのだろう。今思うと本当に彼女に申し訳なく思っている。このシーズン、俺たちのチームが優勝してしまい、学校中の注目の的になったからだ。
「学園」の人気作品
書籍化作品
-
-
58
-
-
127
-
-
147
-
-
89
-
-
1512
-
-
35
-
-
17
-
-
1978
-
-
4
コメント