刀神転生記~刀二本で異世界無双~

lux

6話 目的実行の為に....

俺が言ったことがまだ理解できていないブロスさんは
額から汗を流しながら苦笑を浮べ、問いかけてきた。

「た、叩きの召す、ですか?
ですがあの集団は結構な規模を誇っていると聞きます。
この領地の兵を集めても足りるかどうか...」

「いや、兵はいりません。1人で...いや、三人で行くので。ソラ、サクラ出てきてくれ」

おれが声をかけると二人は刀から人型になり、眠たそうに目を擦りながら俺の座っているソファーの両隣に眩しい光を放ちながら出てきた。ブロスさんには、家に来るまでの間に説明していたし、一度は見たはずだが、少々驚いた雰囲気を出していた。

「なんじゃ、主よ...。妾はまだ寝たりないのじゃが..ふわ~~。」
「ご主人、今回だけはソラさんに同意します~」

「いや、さっきまで泣いてたりツッコミ入れてたりしたろ。」

「「い、いやそんなことは、ないのです!」ないのじゃ!」

そ、そうかならいいんだけど。
するとブロスさんは、二人を交互に見つめながら

「いやー、やはり知っていてもびっくりするものなんですね。人型になる剣とはなんとも珍しい....」

そう言うと初めにソラがゴミを見るような目で

「痴れ者が、ジロジロ見るでない。切り殺すぞ」

サクラは笑みを浮かべてはいるが目元は全く笑っていなく、冷めた眼差しで

「穢れるのでこちらを見ないで下さいますか?」

殺気を放ちながらそう言うのだ。ブロスさんは「ひっ..」と小さな悲鳴を上げそれ以上二人を見ることはなくなった。
それを黙ってみていたエルは。後で慰めてあげよう。
ソラとサクラは隣で険悪なムードを醸し出している。
だが二人がなぜこんなことを言うのだろうか?覆神の使いをなんとかしてからでも聞いてみるか。
そんなことよりもどう戦うかだが....正直余裕なきがするな。あの森の動物たちより弱いのしかいないだろうし。

「と、トウヤさんはあの森の魔物を倒されたのですか?」

あれ?声に出てたのかな?出してないと思ったんだけど...気が緩んでる証拠だな、気を引き締めていこう。

「まあ、はい。あの程度の奴ならいくらでも。」

「あ、あんな奴らですか。でもあそこの魔物たちは確か...」

「多分....パパの考えてることあたってるよ。あそこの魔物たちは指定ランクB~S、の魔物がいたけど出会った魔物全部一瞬で倒しちゃったんだよ。私でも知ってる、クラッシュベアー、トライヘッドシャー、ブラックワイバーン、を倒しちゃったんだよ。」

「全部国を上げて倒すような魔物じゃないか!特にブラックワイバーンなんて、今までおとぎ話に出るかどうかなのに....」

「そうなんですか?そこまでではないと思うんですが見ますか?頭とってありますけど」

そういって、無限収納から取り出そうとすると

「い、いえ結構です。
いやはや、トウヤさんの規格外なんでレベルではないみたいですね。今日一日で何度驚けば済むんだろうか....」

「ぱ、パパ!目が白くなってるよ!気を強く持って!」

「は!そ、そうだな、エル。もう父さん驚かないからな!安心してみていなさい!」

「わかったよパパ!」

なんだ、このやり取りは。こういうのは出来れば俺の目のつかない所でして欲しい。褒められているのだろうが良い気がしない。

「そろそろ話を進めても?」

「は、はい。すみませんトウヤさん」

「いえいえ、お気になさらず。
こんな感じで相手があの魔物より強いのならば楽しみ....苦戦するかもしれませんが、ある程度なら問題ないかと。それにこの二人もすごく強いのでまあ、問題ないかとを」

「左様、まったく問題ないのじゃ」

「私がいれば誰が来ても問題ないですね」

「ん?私じゃと?サクラだけでは無理であろうて。
妾なら大丈夫じゃがの。」

「はい?寝言は寝て行ってくださいね?」

「なんじゃ?やりおるか?」

「そちらがその気ならばこのサクラお相手しますが。泣かないでくださいね?」

「小娘がいきるなよ?」

「そちらのほうが小さいですのに」

「二人ともうるさい。刀に戻るんだ。」

「「でもー」なのじゃ」
「戻るんだよ?」

「「はい...」」

そういい、刀に戻った二人を隣においておいた。
ふー、この二人はなんでこうすぐ喧嘩になっちゃうんだろうか、今も念話でこっちに声が聞こえるんだよなー。こういう時不便なんだよな。俺は念話を持ってないから話すことはできても、切ることはできないんだよなー。そこが難点だ。

「そ、そうですか。ならいいのですが、いつ行くのですか?流石にもう、日も遅すぎるので明日にしては」

「そうですよ!トウヤさん!ぜひ泊まっていってください!」

「いえ、もう行こうと思います。ブロスさんを助けた際に逃げ出した兵はいきています。なので、基地にすぐ戻れば我々の事を報告し攻めてくるのは簡単なはずです。ですので、被害が出る前に早めに処理しておこうとおもいます。」

「そうですか、わかりました。では、ご武運を祈られていただきます。」

「残念です...」

「でも、戦闘が終わればここに戻ってきたいと思っているんだけどエルは迷惑かな?」

「い、いえ!そんなことはけして無いです!」

「そう言ってくれると嬉しいよエル」

そう言って俺は立ってこしに刀をさし、戦闘に向かう準備を始めたのだが、大切なことを思い出した。
服だ。服がおかしすぎるのだ。
今まで気にしてこなかったが、こっちに来た時に服が変わっていたらしく、絹で出来た赤黒いの薄いシャツ(元は違う色だった気がしたけど、多分返り血で染まってしまったのだろう)と黒い半ズボンを履いていた。これで戦えないこともないが流石に絞まらない。
ということで、ブロスさんが服をくれた。藍色のシャツと黒いズボン。黒いコートを貸してくれた。どれもすごくいいものみたいだけど、もう使わないからということでくれた。まあ、夜戦なりそうだし黒っぽいのは望ましいし、黒は嫌いじゃない。
さて、準備も整った。
「それじゃ、行ってきます。」

「「行ってらっしゃい」」

...こんなことを言われたのはいつぶりだろうか。
神になる前も師匠に言う機会もなかった。
この時に言う言葉は...

「...行ってきます」

笑顔でそう答え、覆神の使いを叩きのめすために街を出た。











『ご主人そういえばアジトはわかっているんですか?』
「あ、わかんねーや」
『どうするのじゃ、主様よ』
「そこら中走り回って探す。飛ばすから気お付けろよ」
『いや、主様よ妾達にも風圧は来るのじゃ少し加減を.......』
『ご主人、私からもお願いしたいのですが......』
「んじゃいくぞ!」
『待つのじゃ!主様よ!』
『話を最後まで聞いてくださいよーー!!』
この後アジトを見つけたとき二人に若干怒られたトウヤであった。


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