刀神転生記~刀二本で異世界無双~
4話森をぬけて......
5ロトメールの森道を抜けて俺達4人を出迎えたのは、地平線まで見通せる大草原とその中に規模は違うが点々と街や村、青く透き通る空、天空に浮かぶ巨石、大空を優雅に舞うドラゴン。素晴らしい景色だった。神界にも美しい景色はあったがここまで美しいと感じた景色は無かった。
「これは…美しいな」
「はい、ここまで美しいとは」
「神界の景色もなかなか美しかったが、ここまで美しい景色はなかったの~~」
サクラやソラも同じ感想を持っていたようだ。
エルは見慣れているのだろうか、あまり反応は無い。
「ここは、ちょうどミラー家の領土の近くですね。一番近くにある街がミラー家が収めている領土です」
「そうか、あまり栄えていないと言っていたが結構規模でかいんだな。ん?あれは.....」
俺はミラー領の出口と言えるような所を見ていたところ、一人の男が百人ほどの兵に囲まれ連行されているのを見つけ三人に教えた。
「私にはみえませんけど?」
「ご主人、多分エル殿には見えないと思います」
「主様の強化された視力は、妾達にはついておらんのだぞ?急にそんなこと言われてもエル嬢には、伝わらんじゃろうな」
ソラが俺にだけ聞こえる声で話しかけてきた。
それもそうだな、俺は神並みの身体能力を失わずに持っているのだから、その視力も残っていて当然だな。だが、この能力をエルにまだ教える訳にはいかないな。最初からこんなの力持ってるなんて知ったら恐れられるかもしれないしな。
「なるほど、トウヤさんは強化のギフトを持っているのですね!だから、あんなに強くて早い剣戟を繰り出せたのですね!」
いいぐわいに勘違いしてくれたみたいだ。エルには悪いがこのまま勘違いしていてもらおう。それと、ギフトって何か後で教えてもらおう。
「それで、あの赤髪のおじさんは多分エルの親父さんだろう。身なりもそれなりだし、あの事があった以上兵士に捕まっているのもうなずける。」
「本当ですか!?ミラー領で赤い髪をしているのは私達家族だけなのできっとパパに違いありません!早く助けに!キャ!」
父が生きていることを知り興奮していたエルと刀弥の近くでたたずんでいたサクラとソラに突風が吹きつけた。あまりの風の強さに三人は目をつむり風を避けていた。
直ぐにやんだので目を開けると、そこには。
「よし、これで目的達成だな。旅して助ける予定だったんだけどな。」
「ここは......?さっきまで帝王の兵達に囲まれていたのに.....。」
エルの父と思われる人と共に目の前に立っていた。
エルは目をキョトンとさせ
「え、ぱ、パパ?」
「エル?本当にエルなのかい?」
この短い会話の中でエルの感情は爆発した。少しの間だったが最愛の父が死んだかもしれないという心配と、いつ死ぬかもわからない環境での緊張。これらのことがすべて重なり大粒の涙と共にすべてをさらけ出した。
「うわーーーーーん、パパー!!怖かったよーーー!!」
「すまなかった。本当にすまなかった!怖いことをさせて、すまなかった!」
エルは父に抱きつき、父涙を流しながらエルを慰めていた。
「本当に、出会えてよかったですね」
「そうじゃの。本当に良かったの~~」
しみじみとした様子でサクラとソラは話していた。
ソラの方は、厳しいことを言ってしまったのを思い出しているのか桜よりもしみじみとした顔をしていた。
そんなことをしている間にエルとその父ブロスは泣き止んでいた。
「トウヤ殿本当にありがとうございます。この御恩一生忘れません。」
「トウヤさん私からもありがとうございます。ですが、あの一瞬でどうやって父を助けられたのでしょうか?
流石に強化のギフトを使ってもあの速さが出るとは思えませんが......」
まずいな、3ロトメールを一瞬で移動するのは流石にだましきれないか。
「こら、エル!人のギフトについて聞くものじゃない。
失礼だろ。すみませんうちの娘が。ほらエル!謝りなさい」
「すみませんトウヤさん。プライバシーの侵害ですよね」
「いやいや、謝られるようなことじゃないよ。ブロスさん、俺達は娘さんに助けられた側でも有るので叱らないであげてください。」
ブロスさん、ナイス!なんとかホントのことを話さなくて済んだ。
「わかりました。そこまで言うなら。」
「ところでなんですが、ギフトとは何なのでしょうか?俺が生まれたところでは聞いたことがないものでして」
「そうなのですか?だいぶ田舎の方で生まれた方なのですね。どこの生まれなのでしょか?」
「トウヤさんはね、サーシンの生まれなんだって!」
「エル、そうなのかい?なんとも遠い所からいらしたのですねトウヤ殿は。それなら納得が行きます。なら、ギフトの説明を....」
「それは私がするよ!」
「そうかい?ならよろしく頼む。
それとトウヤ殿。積もる話もあるので家にいらしてください。それに、あの帝王の兵達、いや、違うのですが。その話についても話さなければいけないことがあります。」
あの兵のことか、俺も気になっていたのでちょうどいい。
余談だがブロスさんを囲んでいた兵達は逃げていった。
俺は、彼をさらった瞬間に数人を天高くふっ飛ばしてしまった。元のとこに戻った時兵の方向を見てみたら全員恐れおののき、どこかえ逃げていった。この時点で確定したのは本当の王の兵達ではないということだ。もし、本物なら警戒し陣形を整えるなどするはずだしな。そこら辺の詳しい話は後々聞けるだろう。
「わかりました。それではお家におじゃまさせていただきます。」
そして、5人でエルの家にむかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
刀弥とエル、ブロスの三人が話している時、サクラとソラは.......
「ねえ、ソラさん。私達一応初期のヒロインのはずなのに出番少なくないですか?」
「そうじゃの~~。確かに少ないの。だが、この小説が始まってそんなにたっていないのじゃから気長に待ったほうがいいと思うがの。」
「そうですよ、お二人さん少し待ってくださいね」
「さ、作者さん。出番早いですね。」
「他の小説でもまれに見ぬ速さじゃの。」
「常識をできるだけ覆すのが僕の仕事ですしね。」
「「そうでした」じゃった。」
「それでですね、お二人さんの出番なんですがエル回が終わったあとにお二人さんがトウヤに出会った時の話などを含めたソラ回とサクラ回を準備していますのでご安心を。もちろんこの会話の記憶は消しますからね?」
「おお!やりました!私達の回が来るのですね!」
「そうかそうか!あの感動の話をかいてくれるのじゃな!楽しみじゃの!」
「はい、ですのでもう少し辛抱を。そして、そろそろトウヤ戦闘回に入るのでその時もだいぶ出演する事になります。」
「それも楽しみです!」
「妾達の戦闘を見ることが読むことができるのじゃな!
読者諸君!楽しみにしておるのじゃぞ!」
「それではみなさま次回の投稿をお楽しみに。
あ、忘れてた。『記憶よ消えろ!』」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「は!私は今まで何を?」
「妾達は、なにをしていたのじゃ?
まずい!主様がどこかえ行ってしまう!待つのじゃ!主様!」
「ご主人!待って下さーい!」
「わかったわかった。待ってるから急いで来いよ。」
「これは…美しいな」
「はい、ここまで美しいとは」
「神界の景色もなかなか美しかったが、ここまで美しい景色はなかったの~~」
サクラやソラも同じ感想を持っていたようだ。
エルは見慣れているのだろうか、あまり反応は無い。
「ここは、ちょうどミラー家の領土の近くですね。一番近くにある街がミラー家が収めている領土です」
「そうか、あまり栄えていないと言っていたが結構規模でかいんだな。ん?あれは.....」
俺はミラー領の出口と言えるような所を見ていたところ、一人の男が百人ほどの兵に囲まれ連行されているのを見つけ三人に教えた。
「私にはみえませんけど?」
「ご主人、多分エル殿には見えないと思います」
「主様の強化された視力は、妾達にはついておらんのだぞ?急にそんなこと言われてもエル嬢には、伝わらんじゃろうな」
ソラが俺にだけ聞こえる声で話しかけてきた。
それもそうだな、俺は神並みの身体能力を失わずに持っているのだから、その視力も残っていて当然だな。だが、この能力をエルにまだ教える訳にはいかないな。最初からこんなの力持ってるなんて知ったら恐れられるかもしれないしな。
「なるほど、トウヤさんは強化のギフトを持っているのですね!だから、あんなに強くて早い剣戟を繰り出せたのですね!」
いいぐわいに勘違いしてくれたみたいだ。エルには悪いがこのまま勘違いしていてもらおう。それと、ギフトって何か後で教えてもらおう。
「それで、あの赤髪のおじさんは多分エルの親父さんだろう。身なりもそれなりだし、あの事があった以上兵士に捕まっているのもうなずける。」
「本当ですか!?ミラー領で赤い髪をしているのは私達家族だけなのできっとパパに違いありません!早く助けに!キャ!」
父が生きていることを知り興奮していたエルと刀弥の近くでたたずんでいたサクラとソラに突風が吹きつけた。あまりの風の強さに三人は目をつむり風を避けていた。
直ぐにやんだので目を開けると、そこには。
「よし、これで目的達成だな。旅して助ける予定だったんだけどな。」
「ここは......?さっきまで帝王の兵達に囲まれていたのに.....。」
エルの父と思われる人と共に目の前に立っていた。
エルは目をキョトンとさせ
「え、ぱ、パパ?」
「エル?本当にエルなのかい?」
この短い会話の中でエルの感情は爆発した。少しの間だったが最愛の父が死んだかもしれないという心配と、いつ死ぬかもわからない環境での緊張。これらのことがすべて重なり大粒の涙と共にすべてをさらけ出した。
「うわーーーーーん、パパー!!怖かったよーーー!!」
「すまなかった。本当にすまなかった!怖いことをさせて、すまなかった!」
エルは父に抱きつき、父涙を流しながらエルを慰めていた。
「本当に、出会えてよかったですね」
「そうじゃの。本当に良かったの~~」
しみじみとした様子でサクラとソラは話していた。
ソラの方は、厳しいことを言ってしまったのを思い出しているのか桜よりもしみじみとした顔をしていた。
そんなことをしている間にエルとその父ブロスは泣き止んでいた。
「トウヤ殿本当にありがとうございます。この御恩一生忘れません。」
「トウヤさん私からもありがとうございます。ですが、あの一瞬でどうやって父を助けられたのでしょうか?
流石に強化のギフトを使ってもあの速さが出るとは思えませんが......」
まずいな、3ロトメールを一瞬で移動するのは流石にだましきれないか。
「こら、エル!人のギフトについて聞くものじゃない。
失礼だろ。すみませんうちの娘が。ほらエル!謝りなさい」
「すみませんトウヤさん。プライバシーの侵害ですよね」
「いやいや、謝られるようなことじゃないよ。ブロスさん、俺達は娘さんに助けられた側でも有るので叱らないであげてください。」
ブロスさん、ナイス!なんとかホントのことを話さなくて済んだ。
「わかりました。そこまで言うなら。」
「ところでなんですが、ギフトとは何なのでしょうか?俺が生まれたところでは聞いたことがないものでして」
「そうなのですか?だいぶ田舎の方で生まれた方なのですね。どこの生まれなのでしょか?」
「トウヤさんはね、サーシンの生まれなんだって!」
「エル、そうなのかい?なんとも遠い所からいらしたのですねトウヤ殿は。それなら納得が行きます。なら、ギフトの説明を....」
「それは私がするよ!」
「そうかい?ならよろしく頼む。
それとトウヤ殿。積もる話もあるので家にいらしてください。それに、あの帝王の兵達、いや、違うのですが。その話についても話さなければいけないことがあります。」
あの兵のことか、俺も気になっていたのでちょうどいい。
余談だがブロスさんを囲んでいた兵達は逃げていった。
俺は、彼をさらった瞬間に数人を天高くふっ飛ばしてしまった。元のとこに戻った時兵の方向を見てみたら全員恐れおののき、どこかえ逃げていった。この時点で確定したのは本当の王の兵達ではないということだ。もし、本物なら警戒し陣形を整えるなどするはずだしな。そこら辺の詳しい話は後々聞けるだろう。
「わかりました。それではお家におじゃまさせていただきます。」
そして、5人でエルの家にむかった。
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刀弥とエル、ブロスの三人が話している時、サクラとソラは.......
「ねえ、ソラさん。私達一応初期のヒロインのはずなのに出番少なくないですか?」
「そうじゃの~~。確かに少ないの。だが、この小説が始まってそんなにたっていないのじゃから気長に待ったほうがいいと思うがの。」
「そうですよ、お二人さん少し待ってくださいね」
「さ、作者さん。出番早いですね。」
「他の小説でもまれに見ぬ速さじゃの。」
「常識をできるだけ覆すのが僕の仕事ですしね。」
「「そうでした」じゃった。」
「それでですね、お二人さんの出番なんですがエル回が終わったあとにお二人さんがトウヤに出会った時の話などを含めたソラ回とサクラ回を準備していますのでご安心を。もちろんこの会話の記憶は消しますからね?」
「おお!やりました!私達の回が来るのですね!」
「そうかそうか!あの感動の話をかいてくれるのじゃな!楽しみじゃの!」
「はい、ですのでもう少し辛抱を。そして、そろそろトウヤ戦闘回に入るのでその時もだいぶ出演する事になります。」
「それも楽しみです!」
「妾達の戦闘を見ることが読むことができるのじゃな!
読者諸君!楽しみにしておるのじゃぞ!」
「それではみなさま次回の投稿をお楽しみに。
あ、忘れてた。『記憶よ消えろ!』」
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「は!私は今まで何を?」
「妾達は、なにをしていたのじゃ?
まずい!主様がどこかえ行ってしまう!待つのじゃ!主様!」
「ご主人!待って下さーい!」
「わかったわかった。待ってるから急いで来いよ。」
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