刀神転生記~刀二本で異世界無双~

lux

一話 穴に落ちて.....

俺 神崎刀弥は、自称絶対無敵の最強神様に異世界へ送られ...いや、落とされている中どくづいていた。
「まだ心の準備もできてないってのに、とんだ最強神様がいたもんだな!」
こうなるのもそのはず、彼は最強神様に異世界への行き方を聞いたのもつかの間、刀を返され急に異世界へ通じる穴に落とされたのであった。
その穴の中はというと、周りは虹色に輝いており、下は輝きすぎて見えない。
その中でずっと浮遊しているという、神でも中々体験できない不思議な感覚だった。
「まあ、どうせすぐつくだろうからいいけど」
と落ちた時のために足に力を入れて転ばないようにしていたのだが.....



~15分後~
「まだかよ~」



~30分後~
「ふぁ~~」



~45分後~
「グゥーグゥー」
寝てしまった。
「ご主人様!起きてください!」
「主よ!起きるのだ!」
急に女の子の声が聞こえてきた。
不思議になって起きてみると眼前には、
服装はギリシャ神話の女神が着るような物を着ており、金髪で目の色は青、胸は中々の大きさをした身長は俺より少し低い(俺は170ぐらいだから160ぐらい)の女の子と
服装はフリフリがついた浴衣?のようなものを着ており髪は黒で目は赤ぽいピンク、胸はあまり大きいとは言えないが無くはない程度で、身長は小学5年生ぐらいの少女が立っていた。どちらも、神界にいる女神共より何倍も美しい女性だ。
「おー、寝てたか。中々つかないからついウトウトしちゃってな。悪い悪い、起こしてくれてありがとうな。」
「いえいえ、これも私たちの仕事ですから!」
「そうじゃぞ主!今まで何もできなかったのだからこのぐらいやらせておくれ。」
「そうか、それでもありがとな。」
「ウフフ、どういたしまして。」
「これぐらいお安い御用なのじゃ。」
「「「アハハハハハハッ!」」」
三人で笑い合い、地面につくまでなにか、話をしようと思い話をもちd....
「ってお前ら誰だ。」
「え?わからないんですか?」
「なんぞ、主よ。妾達の事を忘れたのか?」
いや、忘れたも何もこんな人たち知らないし。警戒するに越したことは無いから刀を....ってない!?
「刀がない!まさかお前ら俺の刀を....」
「いや、無いもなにも」
「主の目の前にあるじゃろ」
目の前に?いや、無いよ。だって、俺の目の前には女の子が二人いるだけで...ってまさか
「お前ら二人が、枝垂桜と天倉か?」
「そうです!ちなみに私が枝垂桜で」
「妾が、天倉じゃ!」
「.......嘘だろ」
「「ホントです」じゃ」
まじかよ、刀が人型になるとかありえないだろ。
物を人にさせる魔法なんて知らないし使えもしない。
やっぱり嘘かもしれないな、探りを入れてみるか
「そうか、なら刀に戻れるか?」
よし、これで戻れなかったらこいつらは嘘をついて....
その時、二人が光を放ち人型から徐々にに形を変えていき
『『これでいいですか?』のかの?』
Oh 刀になりやがったぜこいつら。
まあ、これで嘘を付いていないのがわかった。
「だがどうやって人型になれるようになったんだ?」
また、光を放ち人型に戻った枝垂桜が説明を始めた
「それはですね」
「主様が神になったときに、妾達にも能力をもらったのじゃ。その能力の一つが『身体作成』なのじゃ。この能力は名前の通り自分の体を作ることができる能力なのじゃが大量に魔力を使うことになるのじゃ。だから、あの神に頼んで何度でも魔力なしで体を作ることができるようにしてもらったのじゃ。」
いつの間にか人型に戻った天倉が説明を終えていた。
「あーーーー!!!天倉さん全部言っちゃたー!!」
「早い者勝ちじゃ!」
「....なるほど理解した。」
まさか、刀にも能力が付くなんて思っていなかった。
調べようとも思わなかったしな。
「他の能力はどんなものだ?」
「それはじゃの」
「それはですね、私達は他に二つ能力を持っています。その中の一つが『念話』です。これは任意の人に心の中で思ったことを魔力に込めて伝えることができます。今までもご主人に話しかけたのですが念話にこめた魔力が少なすぎて雑音みたいに聞こえたかもしれません。その件は、申し訳ありませんでした。ご主人といちはやく話したくて。」
「妾もごめんなさいなのじゃ。気持ちが先走り過ぎてしもうての。
というか、枝垂桜!何勝手に妾の説明をとっとるんじゃ!」
「早い者勝ちなんですよね?ウフフフ」
さっきから説明はわかりやすくのだが、その後の茶番感溢れる口喧嘩?は、見ていて微笑ましい気持ちになってくる。二人の間では今でも火花がちっているんだろうがな。
「他の能力は、どんな能力なんだ?」
「それはですね」
「それはじゃの」
二人はまたにらみ合いを始め、少し経つと何やら問題が解決したようで枝垂桜から話し始めた
「私のもう一つの能力は、『物質強化』です。
これは名前の通り物質を固くしたりできます。
他にも用途がありますがどのように使うかはご主人次第です。」
「妾の能力は、『能力増減』じゃの。
名前の通り能力を効果を強くしたり弱くしたりできるのじゃ。ただ効果範囲が狭いからの半径3メートル以内でないと効果が使えないのじゃ。まあ、主様ならこんなのデメリットでもなんじゃろうがな。」
なるほど理解した。二人の能力は思いっきり俺にぴったりだな。戦闘がとてつもなく楽になる。
「ありがとう、最後に質問だが人型でもその能力は使えるのか?」
「「使えます」のじゃ」」
あ、また被った。また火花散らしまくっちゃてるよ。
どうにか止めることが出来ないかと考えていると、足の下の光が強くなりはじめた。多分異世界につくのだろう。随分と長かったな。まあ、いろいろあって発見出来たことがあったから良かったがな。
「喧嘩はそこら辺にして、そろそろ付くと思うから刀に戻ってくれ」
薄っすらと目を開け、二人に声をかけると、二人は喧嘩をやめ刀に戻った。
『今回は主様もこう言っていることだしやめるが、次は負けんぞ!』
『こちらもその気ですよ!次こそは勝ちます!』
この二人何で争ってんだよ。俺にはずっと睨み合ってたようにしか見えなかったが、その間に何かあったのだろう。きっと。
目の前の二本をつかみとり腰にさし、
「いよいよ異世界だな」
『そうですね、でもご主人なら大丈夫です!』
『主様ならすぐに異世界も救ってしまうじゃろう』
「まあ、すぐにできるかは分からないけどな」
あそこまで眩しかった光が弱まってきて
「さて、異世界救うか」




異世界を救い闘神となるを男の物語は、ここから始まった。



コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品