憂鬱日和

飯田三一(いいだみい)

9話 いらないこ

ねぇ、ぼくって"いらないこ"なの?
 
「そうだよ〜君は生まれてきたことが罪なんだ」
「あーあ、なんでこんな子産んじゃったんだろ」
ぼくはいらないのか。

若干6歳
僕は理解した。

小さい頃から理解していたおかげで、キツくなかった。
今思えば、言い返せばよかったなと思う。

今は1人で保護施設にいる。
長いこと体罰を受けたせいで、脂肪がつきやすく、毛量が多くなった。

今の僕は、デブでボサボサ。
保護施設のみんなからも、学校の友達からも嫌われた。
人に優しくすることに関しては、自信があった。
だから、1度関わった人とは仲がいい…と思うだろ。
「皆が嫌ってる人とは関われない。」
んだとさ。

はぁ、
 
親は交通事故で死んだ。
それで僕の体罰の状況が分かって、ここに来ることになったらしい。
めんどくさいめんどくさい
そのまま置いてきぼりで死んだ方がよかった。
死にたい。
死にたい。
死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい…けど皆は生きろと言う。
愛してもくれないくせに。  

 
どうか僕の願いを叶えたまえ。


ハハ… 
叶ったみたい。

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