これって?ゲーム?異世界?

久留米天狗

第7章 第225話 要警戒…?

第7章 マスター権限
第225話 要警戒…?


前回のあらすじ。
『シーズー』『キンゴタウン』『ピラミッドの町』『チャワンダの村』『カラオッケイ国首都ボックス』『(スポツピック王国)グランドラン』『スタトベガス』『(卓上G連合国)ノーリヤ神殿』に、同時にビッグスパイダーバン発生。



帝都冒険者ギルド本部ワナキオさんにメール
ビッグスパイダーバン同時多発発生を…。

 配達ではなく、いつものように転送していたらどうなっていただろうか?
 配達の時間が、ずれていたらどうなっていただろうか?
 これも、偶然で済ませられるような事じゃないように思う。
動けない自分自身に苛立ちを覚える

精霊王権限で、クラブメンバーが居ない場所に妖精や精霊を派遣、警戒させる。
連絡があった場所には、応援の精霊を派遣する。

「僕が動けなくて、メンバー達に配送を頼んで町に居るタイミングで、蜘蛛の大群…、恐いね…少しでも何かがずれていたと考えたら…。」

ワナキオさんからメール
『ショウリ君、頭が痛くなったよ、頭痛薬配達してくれる?胃も痛いから腹痛に効く薬もお願い出来るかな?』って、返信あり。


〈リビング〉
「数は多くないみたいだけど、このタイミングで蜘蛛の大群って、どうなんだろう?」
シャンテ達には、どうすることも出来ません、基本この世界には手を貸さないので…。」
ハッサン等に、手伝えと言っても無駄だぞ。それは神界のルールに違反する。」

 イヴも料理を作ったり、服を作ったりはするが、戦いに参加したことはない。
(そのせいで、危うく試練の迷霧オルドルメイムに残されかけた。#112話参照)

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
◆シーズー◆
学園の生徒も蜘蛛の大群討伐に参加。
城壁の上に陣取り、魔法科生徒中心に6班に別れ攻撃、1班火属性・土属性の火と雷の攻撃、2班・3班弓矢による遠距離攻撃を風魔法で支援、4班水属性の水の攻撃、5班水で弛んだ地面を更にぐちゃぐちゃにする土属性持ちの攻撃、6班水属性冷凍魔法により凍らせる。
まゆが、糸を全魔法生徒に付け、糸から魔力譲渡トランスファー

 冒険者達も生徒に負けじと、蜘蛛に対峙、剣や槍の接近戦、ダメージを受ければ、光属性持ちによる回復、ギルド上層部職員のメールによる、戦力の配置・スムーズな移動…、応援の精霊の力を借りるまでもなく、大きな被害も無く討伐完了。

まゆは、攻撃には参加せず、魔力譲渡トランスファーの支援のみ。
「出来ないと思うと出来ません、出来ると思う気持ち次第です。」と言葉をかけただけ。

教員魔獣達は、まゆの指示で、避難誘導に徹した。
討伐数:411体

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
◆(スポツピック王国)グランドラン◆
シーレンは、水魔法を使います、火の魔法を使う方は、他の場所へお願い致します。時計回りで討伐していきます、反対からお願い致します」
「ドロップアイテムは、要りませんのでご自由にどうぞ。」

 離れていても、絆の指輪の効果は発揮される。僕が魔法が使えなくても関係無いようです。

シーレンは上空から、火力?を押さえること無く魔法を発動。水竜が大暴れ。アイススピアの雨。アイスウォールからのプレス。氷の棺桶アイスグロゥヴ。アイスロックの雨。
孔雀モードに成らずに、確実に仕留めていく。

シーレン1人で75%の蜘蛛を退治。
「私達の出番が有りませんでした」と、応援の精霊達。
「ごめんなさい」ニコリ
いい運動が出来たと思ったのは不謹慎なので、内緒です。

冒険者達も目の前に集中出来、大きな被害も無く無事討伐終了。
ドロップアイテムは感謝された。
討伐数:439体

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
◆チャワンダの村◆
デューク
「…「えー!」…」同調シンクロした
空に向けて放たれた1本の矢が無数に別れ、全ての矢が蜘蛛に命中。
残りの僅かな蜘蛛を冒険者達が退治、ドロップアイテムを回収、回収した冒険者のものとなる。
応援の精霊の到着前に、被害0で、蜘蛛退治終了。
討伐数:203体

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
◆ピラミッドの町◆
「砂漠からの蜘蛛は、フレイと精霊に任せて、女性と子供達は工場へ避難、タダイヤ草原方面の蜘蛛はお願い」
砂漠方面で火の魔法攻撃に障害になる建物は無い、風の精霊の援護を受けながら火力で蜘蛛を退治。
セメント・コンクリートブロック・缶詰の輸送で普段より多くの商隊が町を訪れていた。護衛も普段より多い。
妖精や精霊のサポートを受けながら、状況の把握にメールが活躍する。
応援の精霊の協力と冒険者達が頑張って、大きな被害も無く討伐完了。
討伐数:333体

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
◆(カラオッケイ国首都)ボックス◆
「スイレンさん、別れて退治しましょう」
「はい、ルージュさんは、双子座方面をお願いします。私は、魚座方面の蜘蛛を止めます。」
「では、イルミナわたくしは、ジャンルとビューテと共に対岸の蜘蛛を殺ります。」
ジャンルの管轄に足を踏み入れるなんて許しません。行きますよビューテ。」
「はい、ジャンル」

応援の精霊が到着する頃には、半分の蜘蛛が討伐されていた。
首都の妖精の館の精霊も冒険者も蜘蛛ごときに後れを取るものは居ない。

住民(貴族、高額納税者)が慌てる中、着実に蜘蛛の数を減らす。
広いボックスへの侵入を防ぎながらの討伐に時間はかかったが、城壁にさえ触れさせる事無く、全ての蜘蛛を霧散。
スイレンもルージュも、ドロップアイテムには興味無し。

「ありがとうございました。 え?ショウリ精霊王様からの指示?」
(ショウリ様からの指示で、応援の精霊が来なかったから、無傷での討伐は出来なかったかもしれません。) 
討伐数:531体

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
◆キンゴタウン◆
「攻撃より、回復が得意なんです。攻撃は、お任せします。」
と言いつつも、ライトニングジャベリンで、近づく蜘蛛を霧散。
上空からけが人の治療をメインに攻撃。
応援の精霊達の到着と同時に形勢逆転、大きな被害も無く討伐終了。
討伐数:279体

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
◆スタトベガス◆
「蜘蛛なんかに、ビビってどないすんねん。シャキッとしーやー。」
「わいらが勝つ方に金貨100枚や!」
「負ける方に賭けるヤツなんか居ませんよ」

冗談を言い合いながら、蜘蛛を霧散。
応援の精霊が来て、
「1番の討伐者に、金貨ひゃ…、10枚や!」
弱気なスキマ、1番になれなかったスキマ(3位)は、金貨10枚を払った。
討伐数:277体

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
◆ノーリヤ神殿◆
ラクマ「蟹の次は、蜘蛛ですか?」
オットー「ショウリ様は、来られ無いのですか?」
エナ「ワタシが入れば十分デスワ。」

「『根の呪縛コーリンチェーン』」
数百の蜘蛛に数百の根の呪縛コーリンチェーン、行動阻害だけでなく、絞め殺していた。首や胴体を絞め千切る。
森からの蜘蛛、火の魔法は使えず、言葉通りエナが大活躍。
根の呪縛コーリンチェーンで動けない蜘蛛を冒険者も切り刻む。
応援の精霊も、火の精霊、広範囲魔法は使えず、単体攻撃で、1体づつ霧散していく。
討伐数:396体

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
◆トトマ村◆
妖精の館の精霊のお陰で、最小限の被害で済んだ。応援の精霊達も活躍した。
討伐数:70体

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
◆ナバナ村◆
蜘蛛出ず、要警戒。

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
◆メンクラッタの村◆
蜘蛛出ず、要警戒。

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
◆メイシモラッタの村◆
蜘蛛出ず、要警戒。

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
◆コイーンタウン◆
冒険者達、精霊達の共同討伐。
討伐数:150体

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
◆ジャッコタウン◆
精霊の結界、防壁により蜘蛛の進行を妨げ、精霊、魔法職の冒険者の遠距離攻撃で、数を減らし、近距離攻撃の冒険者が留め。
討伐数:130体

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
◆ヤーセナイ村◆
蜘蛛出ず、要警戒。

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
◆マヤシタの里◆
精霊の活躍で、最小限の被害で済む。
討伐数:49体

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
◆ウゴヨオデミウ村◆
メールによる、応援要請あり、討伐の終わった場所の精霊達が対処、村には被害は無かったが、けが人多数。
討伐数:160体

記憶転移出来るようにしようと思ったショウリ。

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
◆ニーツセイタオキ村◆
精霊達の活躍で、最小限の被害で済む。
討伐数:50体

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
◆砂浜イレキ村◆
精霊達の活躍で、最小限の被害で済む。
討伐数:48体

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
◆(巨人の里)クラウドオーバー◆
蜘蛛に後れを取る巨人達では、無かった。
回復系アイテム、妖精の援護で無事討伐終了。被害0。
討伐数:82体

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
◆ドウドウゾ村◆
討伐数:55体
少々被害あり。

記憶転移出来るようにしようと思ったショウリ。

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
◆アットの村◆
討伐数:53体
少々被害あり。

記憶転移出来るようにしようと思ったショウリ。

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
◆マルマン村◆
討伐数:60体
少々被害あり。

記憶転移出来るようにしようと思ったショウリ。

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
◆ロックス◆
蜘蛛出ず、要警戒。

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
◆カプリッチ◆
精霊達の活躍で、最小限の被害で済む。
討伐数:83体

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
◆ナイバータ◆
蜘蛛出ず、要警戒。

 ~ ~ ~ ~ ~ ~


〈リビング〉
「お疲れ様。君達のお陰で、被害は最小限で済んだみたいだね。」

各町に召喚した、精霊、妖精から報告を聞く。
「すまないねぇ ゴホッゴホッ。今 魔力寄付ドネーションも、魔力譲渡トランスファー出来ないんだ。ゴホッゴホッ」
「いえいえ大丈夫です。車イスで驚きましたが、ショウリ精霊王様に触るだけで、力がみなぎってきます。精霊王様こそ、大丈夫ですか? ご病気ですか?」
ミーゼの説明…、武神に勝つが、ボロボロになっている。ってことに驚く。


メンバー達が戻ってくる。
「お帰り、お疲れ様。」
「同時にビッグスパイダーバン発生?、だからですか…、メンバーの増援ではなく、知らない精霊や妖精だったのは…。」
まゆは、精霊王(僕)の声は聞こえていない、ルージュはスイレンに同時多発だと教わる。

「へ~、シーズー学園の生徒も参加したの? まゆは、サポートに徹したんだね」
シーレンの視線が下を向く。
精霊達からシーレンの事は、報告を受けている。出番が無かったと…。

「ナバナ村、メンクラッタの村は、要警戒。
メイシモラッタの村は、試練の迷霧オルドルメイムの影響で大丈夫だとは、思うけど、警戒はしないと、特にメンクラッタの村は妖精の館が無いから、ナイバータは蜘蛛に襲われてるから暫くは、無いと思うし、ロックスは、星獣達に討伐させてたから、蜘蛛も減ってると思う。」
「スマホのお金は、蜘蛛の討伐報酬だったのですね、(¥o¥)」

「シーズーは、猫招き(蜘蛛トレール)で、減らしてたはずでは?」
「ビッグスパイダーバンが終息するまで油断出来ないかぁ…。」

僕が、読んだビッグスパイダーバン関係の本にも同時多発は1度も無かった、蟹暴走祭カニイバルも無い…。
海岸線沿いの町や村には、蟹にも注意するように指示して、精霊達は解散してもらった。
蟹暴走祭カニイバルも同時多発するのだろうか?…


で、こうなる。
「…「えー!ビッグスパイダーバン、同時多発?」…」同調シンクロした
リッパーさん達に、マヤシタの里までの道中も注意するように言った。





残り1751日(2月10日)




フォロー、いいね ありがとうございます
感想等ありましたら一言お願いします




コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品