これって?ゲーム?異世界?

久留米天狗

第7章 第224話 ハウス自動走行?

第7章 マスター権限
第224話 ハウス自動走行?


前回のあらすじ。
動けないから、魔力、霊力、神力の流れの確認中の副産物?【神力拡散】を覚える。



「ダーリン、まだ神力拡散してました?」
「さっきから、止めてないよ。」
かれこれ30分、30mを維持していた。

「ショウリ様は、『タイムスキップ』で動けなくなっても、【神力拡散】を極めてしまう…、『転んでも、ただでは起きない』方なんですね。」

【神力拡散】は、地球向こうの知識、スキルの効果的な発動のお陰、神力の消費の75%減、神力の回復力5倍、発動しながら回復、完全記憶パーフェクトメモリーが、技を成長させている。
 最初は、目を瞑った状態だったのが、今は目を開け、自然体の状態で発動しっぱなし。

範囲も広くなり、商隊を感じる範囲になっていた。

ん?ライトメル、レフトメルの動きが、おかしい…、二体に別れているからか? 炎飛馬えんばもファイアペガサスです、荷馬車を引き馴れてないのか?ストレスを感じているようです。

【神力拡散】には【神眼】の診察のモード?の様な効果もあるみたい、ライトメル、レフトメルは、1体にツインダッグヘッドキャメルに戻した方がいいみたい、炎飛馬えんばは、休ませて、他の馬系魔物に交代させよう。

動く車イスは、憑依魔物です、車イスから別の物にも憑依可能です、イスの方が居心地がいいだけです。
寝室のドアに憑依、開けさせて、イスに戻って部屋を出る。魔法陣転移で下に行く。
動く車イスは、便利です。介護者が要りません。


で、こうなる。
「動く車イスは、移動式家キャンピング・ハウスに、憑依出来る?」
動く車イスは、動かなくなり、移動式家キャンピング・ハウスがモモコを外しても動くように成った。

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
 本来、憑依変更には、魔力を消費する、大きな物を動かすのにも大きさに比例して魔力が必要である。 ショウリの【神力拡散】で、魔素より濃度が濃い魔力の元、神力素(または、神素と言う)が、ハウスを包んでいたから、容易に憑依が可能、ハウスの移動が可能になっいた。 ショウリのカードモンスターで、神素相性も良かった。
 その事に、ショウリもイスの憑依魔物も気づいていない。
 ~ ~ ~ ~ ~ ~

「明日から、配置を変えるから」
荷馬車
1台目、ライトメル、レフトメル(ツインダッグヘッドキャメル)
2台目、ストーンホース(エスプリ召喚)
3台目、モモコ
移動式家キャンピング・ハウス自動走行

「何で、馬が引かない移動式家キャンピング・ハウスが、動くのよ?」
「そういう物です。」
「ほほほほほっ、主人ヴィルマは驚かせてくれる。退屈せんで、えぇ。」
「一々ショウリのすることに驚いていると、疲れるだけだぞ。」

「あんたは、動けなくなっても、とんでもないことするのね」
商隊のみなさんも呆れていた。


夕食 何でこうなるの?
「ショウリ様、あ~ん」
「何故、シャンテがダーリンに食べさせてるのですか?」

「いいじゃない。ショウリ様に食べさせるくらい(私も食べさせたいけど…。)」

何でかな?【神力拡散】でか、シャンテ様の心の声が聞こえてる様な気がするのは?

「ショウリ、何で顔が赤いの?」
「そ それは、シャンテ様に『あ~ん』されたら、照れるよ」
「シャンテ様だけ、ずるいです~、マナわたしもする~。ショウリ様、あ~ん」
「じゃぁ、イーベルわたしも、あ~ん」
「何故、ダーリンは、素直に食べてるのですか?」
パクッ もぐもぐ パクッ もぐもぐ

「(ごっくん) 僕は、動けないから、仕方ないよ」

「ボクも、ショウリにあ~んする。あ~ん」
パクッ もぐもぐ ごっくん
「はい、あ~んデスワ」
パクッ もぐもぐ ごっくん
「これも、おいしいですよ、あ~ん」
「こっちもおいしいですよ、あ~ん」
「ショウリ様、あ~ん」
「はいショウリ様、あ~ん」
「ショウリ様、どうぞですわ」
「どうぞ、ショウリ様」
パクッ×6 もぐもぐ×6 ごっくん×6

シーレン、スイレン、まゆ、ルージュ、ダミエナ、オリエナ

「何で、ダミエナ、オリエナもなのかな?」
「「何となく」ですわ」

「ご馳走さま、お腹いっぱいになったよ」
「はい、ショウリさん、食後のコーヒーどうぞ」
ミーゼに、コーヒーを飲ませてもらう


◆2階、お風呂場◆
まゆに支えられ、エスプリに背中を流してもらう
「すまないねぇ、ゴホッゴホッ」
「それ、好きだね」
「まだ、動けませんか?」

「バトルで使った筋肉等に相当ダメージが出たみたいだね、『タイムスキップ』は、使わないようにしないとね」
「神様達と模擬戦でもしない限り、もう『タイムスキップ』を使うような事は、無いと思いますデスワ」
頷く、奥様方。


◆ショウリ&お嫁さん達の寝室◆
「き 今日も後遺症は無いようデスワ ハアハア」
「ハアハア」「ハアハア」…「ハアハア」
「すまないねぇ、ゴホッゴホッ 動けなくて、おやすみ」
「おやすみ、ショウリ ハアハア」

ログアウトする。

「おはようございます、ショウリ様」
「おはよう、ルージュ、まゆもエスプリ、魔力寄付ドネーション出来てないけど、大丈夫なの?」
「(絆の)指輪からされてるのでしょうか?平気です。」「平気。」「大丈夫みたいです」

「ロンや、(モンスター)広場のモンスター達はどう?」
「イヴの言うには、広場の神木が、魔力寄付ドネーション効果があるみたいって、ショウリの魔力を出してるって。」
「そうなんだ」
魔力貯蔵庫マジックタンクの様な効果かな?僕の魔力を貯めてるのかな?

左腕が、動くようになっていた。
魔法禁止は継続、左手で食事が出来るようになる。
スマホの、操作とスプーンは使える。

「ダーリンが、左手で食事が出来るようですから、シャンテ達は、お世話しなくていいですから」
釘を指されるシャンテ様達。

昨日の打ち合わせ通りの配置で商隊が移動を始める。

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〈ヤーセナイ草原付近〉
 2月 10日 ~ 2月 15日
 2月 10日(水) 曇り    26/17 風
    11日(風) 曇り時々雨 27/16 
    12日(土) 雨     26/15 雷 
    13日(光) 大雨    23/18 暴風、雷
    14日(闇) 雨     26/19 雷
    15日(火) 雨のち曇り 28/18 雷、風

明日の、午前中にマヤシタの里には、着く予定。雨が続くなぁ…、雨のせいだったのかな?炎飛馬えんばファイアペガサスがストレスを感じていたのは?(8~9日も雨)

左手が、使えるようになったので、図書室で、読書。
各町や村で購入した魔導書や魔法書、歴史書、小説…。
ミーゼを付き合わせている。

「シッターを移動式家キャンピング・ハウスに、憑依させたから、車イスが普通の車イスになっちゃって、ミーゼが居ないとどこにも行けない」
「私は、転移も(ランジェリー)製作も出来ませんし、魔物の使役スキルも有りませんから、出来ることをするだけです。」
エスプリは、広場で魔物の世話、ミホ、カオルは、広場で畑の手入れ、エナ、シーレン、スイレン、まゆは、配達。フレイ、ライト、デューク、スキマも配達。
ルージュは、ランジェリー製作。
ロンは、自動走行だけど、ハウスの御者台。
バカデさんは、くも爺さんに木工製品の製作と陶芸を習っている。
(皿やコップ、花瓶、写真立て…『カメラ機能で写真立ては、売れる』と言ってます。)
イヴは、神様達とカラオケ。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
 音楽神シャンテ神様が、神界にも造るって言ってました。 商業神イナキア神様が、それを売るとも言ってました。
 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

「【神力拡散】で、魔物の反応も解ってしまう…、ナビレーダーみたいだ。ミーゼ、ロン、リッパーさん達にメールして、進行方向左右に数体いるって」
「本当に魔法使ってません?」
「使ってないよ」

ミーゼが、メールし、リッパーさん達が、無事討伐する。討伐後、報告メールが返信される。
「討伐終わったみたいです。」
「ん、そうみたいだね、【神力拡散】の影響かリッパーさん達の魔法が威力が上がってた。使った本人が驚いてた。」
「見える?…んですか?」
「【神眼】見たいに映像として見える訳じゃない、感じるっていうのとも違うけど、何となく解るんだ…、説明が、表現が難しい…。」


配達先で…、何でこうなるの?
◆シーズー◆
まゆからメール
『蜘蛛の大群発生、400体以上と思われる、討伐の加勢します』

◆チャワンダの村◆
デュークからメール
『蜘蛛の大群発生、討伐の加勢します』

◆ピラミッドの町◆
フレイからメール
『蜘蛛の大群発生、討伐します』

◆ボックス◆
スイレンからメール
『蜘蛛の大群が現れました。ルージュさんと討伐にあたります』

◆グランドラン◆
シーレンからメール
『蜘蛛の大群の報告あり。冒険者と討伐にあたります』

◆キンゴタウン◆
ライトからメール
『蜘蛛の大群の発見、討伐します』

◆スタトベガス◆
スキマからメール
『蜘蛛や、蜘蛛の大群や、何とかなりそうや』

◆ノーリヤ神殿◆
エナからメール
『蜘蛛の大群デスワ、討伐しますデスワ』



「同時に発生ですか?」
「そうみたいだね、今の僕には、何も出来ない…。精霊王権限、『トトマ村』『ナバナ村』『メイシモラッタの村』『メンクラッタの村』『ヤーセナイ村』『ドウドウゾ村』『アットの村』『マルマン村』『ニーツセイタオキ村』『デミウウゴヨオ村』『砂浜イレキ村』『マヤシタの里』『コイーンタウン』『ジャッコタウン』『ナイバータ』『(巨人の里)クラウドオーバー』『ロックス』『カプリッチ』で蜘蛛の襲撃に警戒せよ、討伐可能な人材の派遣を要請する!」
「『シーズー』『キンゴタウン』『ピラミッドの町』『チャワンダの村』『ボックス』『グランドラン』『スタトベガス』『ノーリヤ神殿』に、応援要請。」
「ショウリさん…」
「悔しいね、出来ることが出来ないのは…。」
左拳を握る。
 上手く派遣出来たかな?初めて場所指定召喚派遣をした…。


 いつものように転送していたらどうなっていただろうか?
 配達の時間がずれていても、どうなっていただろうか?
 これも、偶然で済ませられるような事じゃないように思う。

帝都冒険者ギルド本部ワナキオさんにメール
ビッグスパイダーバン同時多発発生を…。




残り1752日 → 1751日(2月10日)



動くイスの憑依魔物を『シッター』と名付けた。
『sit』座る、『Babysitter』子守 から

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