これって?ゲーム?異世界?

久留米天狗

第6章 第202話 エンシェント・タートル?

第6章 再会?〈疑似体感装置〉
第202話 エンシェント・タートル?


前回のあらすじ。
商船を助けた、イカしたタコ(イカの様な巨大タコ)に、商船を頼む。
カメナミさんに、装備を製作・販売。



 また、自分でやってしまった…、ロンに作らせれば、良かったかな?
 鍛冶屋の育成もしないと、いけないかも…。(--;)

◆モンスター広場◆
カードモンスター引換券具現化用の風呂敷を出す、ガチャで出した引換券を、具現化しておこうと思う。

『エンシェント・タートル』の引換券
最低具現化霊力10万
※くも爺さんが、ガチャで出した物。
『ダイヤモンドゴーレム』の引換券
最低具現化MP5000
『オリハルコンゴーレム』の引換券
最低具現化MP4000
『ミスリルゴーレム』
最低具現化MP2500
※エナが、ガチャで出した物
『喋る門』の引換券
最低具現化MP1000
『ハイウィザードLv.60』の引換券
最低具現化MP500
『動くイス』の引換券
最低具現化MP100
『動くぬいぐるみ』の引換券
最低具現化MP100

まずは、ダイヤモンドゴーレム、オリハルコンゴーレム、ミスリルゴーレムと、ハイウィザードLv.60、喋る門
霊力を込めて「具現化っと」
ボン ボン ボン ボン ボン

インクさんと、ミーゼ、エナ、カメナミさんまでが(¥o¥)
勿論、ダイヤモンドゴーレムにです。オリハルコン、ミスリルは、ダミエナ、オリエナで、耐性が出来ていた?

・ハイウィザードLv.60を、ピラミッドの町の学校の先生に推薦。 試しに、セーブさせると、Lv.90になった、霊力を込めて具現化したからの様だ。
「先生してくれる?」
「はい、主人ヴィルマの仰せのままに。 私に出来る事をやらせてもらいます。」

・喋る門…、二枚扉の門、枠の上の部分に顔があり、喋る。
物理攻撃耐性・魔法攻撃耐性…、『反射メディテーション』『魔法禁止ダメマージ』『魔力吸収アヴソーヴ』『硬化』等の防衛魔法に特化した扉。霊力を込めて具現化したから更に、強力。
 ピラミッドの町のチタンのピラミッドに設置、ピラミッドの監視に任命。
記憶再生メモリーレコーダー』を付与、出入りの録画を、可能にした。
「悪いね、暑いところ平気? 砂嵐もたまにあるみたいだけど、ピラミッドの管理と守護をお願い。」
「扉は、50℃程度の暑さを感じませんから平気です。 砂嵐は、私の守備力なら問題ありません。」
「魔物や盗賊からも、ピラミッドを、守ってみせます。」


・ダイヤモンドゴーレム、オリハルコンゴーレム、ミスリルゴーレムを、ハウスの護衛兼、執事にする。
 魔力寄付ドネーションで、ダイヤモンドやオリハルコンを出せる、ダイヤモンド、オリハルコン、ミスリルには、困らなくなった。
 霊力を込めて具現化したから、擬人化が出来た。
 その姿は、未来から来た殺人ロボット…、ダイミネーター、オリミネーター、ミスミネーターと名付けた。 サングラスを作って、掛けさせた。 執事と言うより、ボディーガード。 燕尾服より、革ジャンか?黒スーツか? 賛成多数で黒スーツに決定。
「ダイミネーター僕の許可なく、魔力寄付ドネーションは、受け付けたりしない、いい。オリミネーターと、ミスミネーターも。」
「「「主人ヴィルマの仰せのままに。」」」
「えーー、ショウリさん、どうしてですか?(¥o¥)」
「君達の、目が語ってます。『目は、口ほどにものを言う』って本当だね。」


次は取り合えず、『動くイス』と『動くぬいぐるみ』

・動くイス…、イスが動くのは、怖いので、車を付け、車イスにした。
いまのところ使うところがないので、カードに戻す。

・動くぬいぐるみ…、熊のぬいぐるみ、エスプリの護衛にする。転んだ時、身をていして庇う程度の熊さん。
「エスプリと卵を守ってね。」
ぬいぐるみは、敬礼。喋れないけど、解った様です。

「動くイスと、動くぬいぐるみは、ゴースト系の憑依モンスターなんだね。 他にも居るかな? 集めて、お化け屋敷でも造ったら、面白いかな?」
「面白くない!」「反対します!」
「お化け屋敷は、造らないことを希望しますデスワ。」
「君達、怖いの?」
「こ 怖くないもん」
動くぬいぐるみを、抱き締めるエスプリ。
それ、ゴーストなんですけど(--;)
「そう? 君達の目が語ってますよ。」

「このハウスも、十分、化け物屋敷だぞ。」
バカデさんが呟く。
ですよねぇ、超Sランク、超Aランク、モンスター多数…、神獣、聖獣、霊獣、幻獣…女神、ある意味、化け物屋敷ですよねぇ。


「さあ、これ『エンシェント・タートル』の引換券、具現化霊力10万…、霊力で具現化するって、それも10万」
星獣よりましだけど…。

「エンシェント・タートル具現化っと」
ボン

「はははははっ、ワシを、カードモンスターにする者が現れるとは、それも人間に。面白いな。そなたの名は?」
「僕は、ショウリ。え?」
回りを見ると、カメノ=タトルさん、カメナミさん達が、土下座してます。
エンシェント・タートルと僕に対してです。

「どうしたんですか?」
「私達、海に生を受けた者にとって、エンシェント・タートル様は、神と同じ、そのエンシェント・タートル様を顕現されるショウリ様に、頭を下げるのは、道理。」
「これまでの、非礼お許し下さい。」
「非礼って、何も、されてませんよ。頭上げてください。」
「ショウリに、一々いちいちそんな事をしていたら、頭下げっぱなしになるぞ、そいつは、規格外ノン・スタンダードなんだから。気にするな。」
「僕も、そういうの望みません。今まで通りでお願いします。」

 §§§§§ ステータス §§§§§
名 前:エンシェント・タートル
レア度:★★★★★★★
分 類:亀(亀神)
種 族:神獣(陸亀)
性 別:オス
年 齢:21405
職 業:ショウリのカードモンスター
レベル:9999
H P:100000/100000
M P:100000/100000
霊 力:100000
神 力:10000
信頼度:★★★★★
サイズ:体長10m、10t
性 格:温厚
特 長:念体を使い、地上をうろうろしている。『仙人』『亀仙人』『神』『ご隠居』『老師』等、時代・場所で呼び名が変わる。
 § § § § § § § § § § § § §


え? 年齢:21405歳?
生きた化石?、亀は万年っては言うけど(--;)
体長2m(ハウスの中だから)
この世界は、D.W.(ドリームワールド)暦7646年じゃないの? イヴが、この世界の担当になる前から、生きていたの?

「エンシェント・タートルさんは、酒好きですか?」
「好きじゃぞ」
「みつお(三尾酒コーピオン)、お願い。 すいません、ちょっと席、外します。」
「トイレか? 我慢は、体に良くない。 はははははっ」


寝室のイヴに聞きに行く。
「ねぇ、イヴ、カードモンスターを、引換券で、具現化したら、21405歳だったんだけど、D.W.(ドリームワールド)暦は、7646年だよね?」
「ダーリン、地球でも、人間の歴史は何年です? 西暦とか、紀元前とか、昭和とか言いますよね?。」
「D.W.(ドリームワールド)暦は、人間が知識を持ち、記録を始めてからの暦です。 精霊やエルフは、100万年以上の歴史があります」
「あ、そう言うこと、この世界の歴史は、もっと古いって事ね。納得です。 ところで、イヴは、何歳?」
「……、今度16歳」
「僕より下は無いでしょう?」
「じゃ 19歳。」
「じゃって、年齢詐称?」
「もう~、そんな事、いいじゃないですかぁ~、もう1回してぇ~」
「ありがとう、それだけ、知りたかっただけだから」チュッ


モンスター広場に戻る。
「どうしたの?」
カメナミさん、セナさん、ピカトさん、コウさん、ススムさんが、倒れていた。
「だらしないのぉ、全然飲めんとは…。」
酔い潰れたってこと?
シーレンに、お酌をしてもらいご機嫌な…誰?

「誰? その老人」
背中に亀の甲羅を背負い、ツルツル頭…、どこかで見たような? 会ったこと無いのに知ってる感じ(--;)
「亀仙人…エンシェント・タートルさんです。」
やっぱり(--;)
「え? でも…、後ろに居るのは、エンシェント・タートルじゃないの?」
「何でも、念体という特技だそうです。」
「ショウリ様の分身アバターと違って、実体はあるのですが、意識で創り出した肉体だそうで、その間は、本体は寝ている状態になるそうです。」
「意識で創り出す肉体?」
人化ヒューマネゼイションのように、理想の姿になれるそうです。人族、獣人、エルフ、ドワーフなどになれるとか。でしたよね?」
「そうじゃ、今は、人族じゃ。その前は、トカゲの獣人じゃった。ワニの獣人によく間違われたもんじゃ。 はははははっ」
ワニとトカゲの違いって何?(--;)


 亀仙人のステータスは、エンシェント・タートルそのまま、アバターは、1/10だから、念体の方が、強いと言えなくは無いけど…。1体しか出来ないみたいだ。本体も寝る、どっちが便利なのかな? 僕にも、出来そうだ。

「亀仙人さんは、スマホはお持ちですか?」
「なんじゃそれは?」
「これです。」
ポーチから、スマホを出して見せる。

「持たんな、それはなんじゃ?」
スマホの説明。

「ほぉ~、身分証明に、財布がわりとな」
「亀仙人さんは、冒険者ランクとかは?」
「無い、冒険者申請しとらんからな」
「冒険者登録には、申請書に、種族や職業、年齢何か書かにゃならんかった。魔力も調べよったし、念体のワシには、種族や職業は合って無いような物、せんでも特に不便は無かったからな。」

そういえば、僕も町の出入りでは、ショウリだったし、ショウ竜やビクトリアでのスマホ払い時は、名前が出ない設定にしてた。
 よく、ミーゼのスマホを使わせてもらったし。

「今は、町へ入る際、スマホが居るんですよ。犯罪者のチェックに。」
「念体じゃ、姿を見えんようにも出来る。今までも、そうしとっし、問題なかろ?」
「まぁ、僕のカードモンスターですから、問題あれば、一時的にカードへ戻すか、そう説明すればいいと思います。 僕の妻やクラブメンバーには、従魔が居ますが、スマホを持ってますので、その辺りの事を気にすることがありませんでした。」
「スマホとやらを持っても、数十年単位で活動を休止するワシには、意味がないと思うぞ。 念体じゃし。」
「近いうちに、スマホで活動がチェックされるようになるはずですし、何十年も活動を停止してたら死亡扱いになってしまうかもしれませんね」
「最近もスマホの更新がありましたし、何十年も未更新だと使えなくなる可能性、新しいスマホになる可能性もありますし、スマホは持たない事にしておいた方が良さそうですね。」
「ワシはそんな事は、どうでもえぇ、お前さんも飲まんか?」
「僕は、お酒飲めないので、すいません。僕の代わりに、くも爺さんやバカデさん、シーレン、エナ、フレイが相手してくれますよ。 つまみは、シーレン、エナに言えば、ポーチから出してくれるでしょう、ねっ。」
「くも爺も、ワシと同じ神獣らしいのぉ。お主には、呆れる。神獣を既に使役しておるとは…。」
「僕の妻、まゆも神獣ですよ。」
「はははははっ、神獣を妻にか? 面白いやつじゃな。益々、気に入った。 暫くは、退屈せずに、過ごせるかな? はははははっ」
「亀仙人さんは、何か出来ますか? くも爺さんは、道具を作るスキル、演奏のスキルとか持ってますが…。」
「ワシは、亀じゃ。あまり、器用ではない。 じゃが、体術なら、教えられると思うぞ。亀仙流無形武拳祭むけいぶんけさい、酔えば酔うほど強くなる。 はははははっ」
「それって、酔拳じゃないんですか?」
「そうとも言う、はははははっ」
(--;)僕に、出来ない事がありました。

「まぁ、お前さんには、必要なかろう…、ワシより、強そうじゃ。 初めて、会ったよ、ワシより、強い人間に。」
殺気を放つ、亀仙人さんですが…。
「どうぞ、ごゆっくり。」
平気に立ち上がる。
「ほほほほほっ、主には効かんよ。 ワシらは、ただ酒を飲ませてもらっておればいい。」

「ショウリさん…、そちらの方も神獣なのですか?まゆさんも、神獣なのですか?」
「言ってませんでした? くも爺さんもまゆも、神獣ですよ。」

「…「なんですとぉー!? ははぁ」…」
「ですから、土下座は止めて下さい。」
「言ったろ、一々いちいち、気にしとったら、頭が上げられんと。」
「はははははっ」「ほほほほほっ」クスクス




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