これって?ゲーム?異世界?

久留米天狗

第6章 第200話 人魚って、そうなの?

第6章 再会?〈疑似体感装置〉
第200話 人魚って、そうなの?


前回のあらすじ。
ガチャで出た、卵をエスプリが孵すことになり、ポケット付エプロンを作る、まるで、妊婦。
ハウスを改築、カラオケルームを造る。
ジームさん、コピーさんがキーオさん、リンさんに代わる。
ジームさん、コピーさんをピラミッドの町へ、お引っ越しさせる。
チェアさんと、スタトベガスに行く。


「お願い、亀の助」
亀の助を召喚。 ボン ザッブ~ン

「…「なんですとぉー!?」…」

「き き 巨大海ガメ~?」
セナ・カマさんは、驚いているのか、いつもの話し方なのか解りません。(--;)
キーオさんと、リンさんは座り込んでしまいました。

タトルさんと、チェアさんが笑っています。
お二人は、気が合うかも知れません。似た者同士ですから。

「亀の助、竜宮城ドラゴンシーパレスまで、お願い。」
「ん。任せろ。」

モモコは、カードに戻し、商隊の馬は、ハウスのモンスター広場に。
亀の助の甲羅に、荷馬車7台と移動式家キャンピング・ハウスを乗せる。
濡れたり、落ちたりしないように固定。無の空間ナインラウームで、囲む。

「じゃ、行きましょう?」

キョロキョロ
「何だ? これは?」
「「何ですか? これは?」」
「「「…!?」」」
キョロキョロ

ハウスの中、いつもの反応。
いつもと違うのは、リビングの回りにスクリーン、外の景色が360度映ってます。
※亀の助目線。監視眼モニタリングアイです。目線です、360度でも、後方は見えてません。

“「いいよ、行こうか?」”
念話で、亀の助に指示。動き出す。

海の中に潜っていきます。
「…「お~、凄い」…」
僕も、潜水は初めてで感動した。
「ダミエナ、オリエナ イヴ達を呼んできて。」
「はい、ショウリ樣。」

「…「すご~い。 きれ~い」…」

マユウエ=ピカト、メノマエ=コウ、アンナイ=ススムさんに、『D.W.(ドリームワールド)言語〈★☆☆〉』を付与、話せるようにしました。※会話だけ、読み書きは出来ません。

「マユウエ=ピカトです。ありがとうございます、話せるようになるとは、思ってませんでした。」
「メノマエ=コウです。」ペコリペコリ
「アンナイ=ススム、アンコウの魚人です。ギューってなりした。話せるようになるとは、思いませんでした。ありがとうございます。」ペコリ

「「「「「何したんですか?」」」」」
「彼らを、話せるようにしました。」
「…「えーー!?」…」

「何者なんだ? ショウリさんは?」
「ショウリは、ボクの旦那さん。」
「え?ショウリさん…、エスプリさん妊娠されました?」
「うん。」ポッ お腹、なでなで。
「エスプリさん、ちゃんと説明しないと、ダメですよ。」
「誤解するような言い方は、許しませんデスワ。」

僕が、突っ込む前にシーレンとエナにダメだしされていた。
説明タイム。

「いやぁ…、ビックリしました。妊娠されたかと…。レインボースライムの卵でしたか。」
カラオケルームで、インクさんも驚いたことは、言うまでもない。

キョロキョロ
「凄いあるよ…、これが移動式家キャンピング・ハウスの中あるか。 ショウリさんが、造ったあるか。」

エスプリが、ムズムズしてるみたいです。
「亀さん、何か飲む?」
「エスプリ、亀さんじゃなく、カメノ=タトルさん。… お嫁さん達とタトルさん達の紹介のくだり 省略 …。」

「昆布茶があれば、頂けますか?」
「あるよ」
エスプリは、その台詞が言いたかった様です。リンさんに刺激されたみたいです。

エプロンのポケットから、出てきた。
僕も、驚いた。

“エスプリ、エプロンのポケットから、出したよね? 卵の保管用じゃなかったの?”
“ボクの能力を使ったの、ポケットは、卵保温用、普通のポケットだよ”
“そお…。”(--;) プツッ 何故?暖かい昆布茶が出てくるの? 何故、湯飲みに入った、昆布茶が出てくるの?飲みかけ…、じゃないよね?エスプリさん。

リンさんにも、カメナミさん、セナさん、ピカトさん、コウさん、ススムさんにも、エスプリが、飲み物を出した。ポケットから。

「エスプリさんの、エプロンのポケットは、収納魔道具ですか? ショウリさんが、作ったのですか? 凄いですねぇ。」
「はぁ、まぁ」(--;)

「ショウリさんが、お作りに?」
「昨日出来た。」なでなで
「エスプリ、お腹を擦りながらだと、勘違いするから」顔が熱くなるのが解る。

「海の中です。することも限られます。カラオケするのもよし、モンスター広場で、訓練するのもよし、魚釣りをするのもいいですよ。 好きなことをしてください。図書室も在ります、読書も可能です。 部屋も用意します、お休みになられるなら、ダミエナ、オリエナに案内させますよ。」
「ここは、ホテルか?宿屋か?」
「カメナミさん、これは移動式家キャンピング・ハウス、僕の家です。」
「家の中に普通、畑は無いと思いますよ。」
キーオさんが、探索?から戻ってきた。
「馬達も、落ち着いて、草を食べているようです。 呆れます、この広さに。」

「みなさん、そう言われます。」
「最初はそれほど、広くはなかったのですが、仲間が増え、作物も自給しだし、部屋や広場の増築を余儀無くされ、今に至ります。」

「転移魔法で、出入り。 体の大きさを変える魔法で、サイズを変え、モンスター広場では、更に小さくなる。 考えさえ及ばない、常識では、有り得ない…、実際に目にしても信じられないくらいです。」
タトルさんも驚く。


 釣りをしに、外に出てみた、亀の助の泳ぎが早すぎて、釣りできなかった。
 魚がかかると、海の中へ退きずり込まれそうになる。危なくて出来ない。


「タトルさん、お聞きしたいことが、ありますが、今 いいですか?」
ソファで、読書中のタトルさんに、声をかけた。

タトルさんは、眼鏡と本をテーブルへ置いた
「いいですよ、なんでしょう?」

「僕の妻の1人、シーレンが以前、海底都市に行ったことがあると、話していたのですが、竜宮城ドラゴンシーパレスではない様なんです。海底都市は、他にも在るのですか?」
「在りますよ。地上の町や村みたいには多くは、在りませんが、最大(海底)都市『アート・ランテスト』、『ニュー・ジアーム』『チョウハイ・ガロー』『マタフン』等、在ります。」
「へ~、じゃ、人魚は居ますか?」
「居ますよ。奥さんが、8人も居られて、まだ求めますか?」
「な 何の事です?」
「男の人魚も居ますが、大抵の男は人魚に憧れ、性的欲求を求めますので…。」
「そういう対象なんですね、人魚は。 知りませんでした。」
「でも、人魚ですよね? 下半身魚ですよね? そういう対象になるのですか?」
「ショウリさんは、人魚の事を知らないのですね。 下半身のあれは、装備品。いわゆるスカートの様な物で、脱げます。 足も有り、歩くことも出来ますよ。ですから、人とも、出来ます。」
「えっ! …、知りませんでした。そうですか…、スカート…、脱げるのですかぁ。出来るんですね…。」
「私の甲羅も脱げます、脱ぎましようか?」
「いえ、結構です。」
ソファに、座りにくそうにしてます。脱げるのなら、脱いで座ったらよかったのに…。
 甲羅が、邪魔してシートギリギリ…滑り落ちそうな体制で座っていた。

「あれは、水中を泳ぐ時だけ、装備する物なんです。その方が早く泳げますから。」

暑い日、背広の上着を手にかけ、歩くサラリーマンの姿…、下半身のヒレを手にして歩く女性の姿。想像してしまった。(--;)
 人魚のイメージが、音をたて、崩れていく。僕の持つ、イメージが、崩れるの何度目かな?

「人魚と、人との大きな違いは、呼吸の仕方ですね。人は、肺呼吸。人魚は、エラ呼吸です。耳の後ろに、エラが有ります。殆どの人魚は、髪の毛で隠れて見えないので、気付き憎いです。」

「エラ呼吸? 水が無くても、呼吸出来るのですか?」
「大丈夫です、詳しくは話せませんが、出来るとだけ言っておきます。」

竜宮城ドラゴンシーパレスの水深は、どれくらいですか?」
話題を変えた。

竜宮城ドラゴンシーパレスは、水深7000mです。」
「7000m? 竜宮城ドラゴンシーパレスは、聞くところによると、空気エアドームシティですよね? 水圧に耐えられるのですね。」

「海王の加護と、水の大精霊樣のお力です。精霊樣方のお力なくして、海底都市は、成り立ちません。」

 気温管理、光合成による酸素の発生、風の循環、水の浄水、光の管理、植物の管理、闇以外の活躍無しには、成り立たなそうなのは解る。

「夜が無いとの事ですが、闇の精霊は居ないのですか?」
「海王と、もめまして、出ていったそうです。1000年以上前の話で詳しいことが解らないのですが、それ依頼、夜が無くなり、困ってます。」

 日本では、アマテラスが岩戸に隠れ、陽が無くなり、闇の世界になったという、話があるが、その逆? 闇になったら大騒ぎで、明るいから1000年以上放置?
 僕の中に、海王への不信感が生まれた。

「お手間を取らせました、ありがとうございます。」

◆ショウリ&お嫁さん達の寝室◆
クローゼットの確認
「ははっ、繋ぎすぎたかな?」
山の様な、依頼書と素材。

“まゆ、ルージュ カラオケお楽しみ中ごめん、寝室にいいかな?”
“は はい” “す 直ぐ参ります”
勘違いしてる様な気がする…。(--;)

寝室に入ってきた、まゆとルージュが機嫌を悪くしたのは、言うまでもない。

まゆとルージュと、分身アバターを使い、分担し対処していく。
全てを返送して、二人に挿入ドネーションして、カラオケに、戻ってもらう。
「ありがとう、お疲れ。」

「「どういたしまして、妻として、当然の事です。」」
気持ちよく、仕事をしてもらうと、僕も嬉しい。僕も気持ちいい。
余韻に浸っていると、またクローゼットに、依頼書と素材が着た。

「やっぱり、繋ぎすぎたかな?」
「僕が、居なくなったらまゆとルージュが大変かな? 『全部一人ですると、残った者が何も出来なくなる』って、くも爺さんに、言われたけど、魔法陣で繋ぐときは、まゆとルージュに相談しないといけないかな?」

「ランジェリーを作れる人材を育成しないといけませんね。」
「イヴ、居たの?」
部屋に入ってきたイヴには、気づいてましたが、そう言った。

「まゆさんと、ルージュさんにしたことを、わたくしにも、して下さい。」
赤くなる。

「イヴには、魔力寄付ドネーション必要無いだろう?」
意地悪を言う。

言葉と裏腹にイヴをベッドに押し倒す。
イヴに、挿入しようとしたら…、
『ナビレーダー』ピコッ

「船だね。」「ここで、やめちゃうの?」
「まさか。僕には、分身アバターがあるんだから、止めないよ」「あん♪」

“亀の助、浮上してくれる? 船がトラブってるみたいだから、脅かさない距離でお願い。”
“ん。了解した。”
「ごゆっくり」
アバターですが、本体が裸ですので、ポーチを装備。※アバターは指輪をしてません。


「亀の助、止まって。ここで、待ってて。」
「あぁ、了解した。」

自由飛行ドリアンベントンダス
船が止まっている。甲板で数人がもめている。
小と大ナノデマクロ』体を小さくし、潜入

「だから、仕事の報酬を上げるのは、無理だと言っているだろうが。」
「そうだ、仕事の途中で、吊り上げるなんて、卑劣だ。」
「あぁそう。じゃ私は、もう仕事をしません。あの報酬額では、ここまでです。」
「そんな事をしたら、お前も帰れないんだぞ。出来るものか。」

「私には、食料も水も有るので、部屋で寝てます。 この意味、解りますよね?」ニヤニヤ


 ~ ~ ~ ~ ~ ~
 もめている理由は、彼…風魔法使いのようです。 デントが遭遇した風魔法使いかな?
 ここでは、海にほうり投げられないと思っての暴挙かな?

 恐らく、船員達には、水も食料も十分で無いのだろう。特に、水の問題は海上では、大きい。

 どうするのかな?
 ~ ~ ~ ~ ~ ~
     …続く



残り1773日(1月25日)



(祝)200話 \(^o^)/ありがとうございます。

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