これって?ゲーム?異世界?

久留米天狗

第6章 第197話 (泣)家族団らん?

第6章 再会?〈疑似体感装置〉
第197話 (泣)家族団らん?


前回のあらすじ。
鉄のピラミッドをダダイヤ赤の街の側に、移動させた。
妖精のピラミッドを建てた。



「チェアさん、明日は15時に、スタトベガスから、竜宮城ドラゴンシーパレスへ、行きますから14時くらいに、ススペードを出ますが、大丈夫ですか?」
「はい、準備は出来てます。」
竜宮城ドラゴンシーパレスへ、このチタン製のアクセサリーも、持っていけますか?」
「僕が、作ったものでよければ、準備出来ますよ。」

紙の追加(5,000→10,000)、鉄の追加1t、チタンの追加1t、ランジェリーの追加。
缶詰(トトマ缶詰、ナバナ缶詰、スイナップル缶詰、チェリンゴ缶詰、梅オレン缶詰、各ジュース…残念ながら、ダダイヤピラミッドの町産ではなく、victory印。)


♪♪…♪プロン赤
ん?メール着信?個人指名依頼…。
掲示板に、個人依頼が来たときに、メール来るように設定して初作動。

『指名依頼:依頼者、ダダイヤピラミッドの町町長トランス=フォン=ペーター。 ダダイヤピラミッドの町へ、お越しください。』

「ペーターさんから、個人依頼が来たけど、ダダイヤ赤の街もとい、ダダイヤピラミッドの町へ行くけど、お目付け役は誰かな?」
「わたくし、ご一緒して、よろしいですか?」
「イヴ、仕事はいいの?」
「はい、一段落しました。 今までの埋め合わせしても、よろしいですかぁ?」
イヴが、抱きついてきた。
「充電です、ダ~リ~ン。」チュ~ッ
イヴと二人だけで行くことになった。

「イヴに聞きたいことが、幾つか有るんだけど、指名依頼が、来てるから…。」
記憶再現メモリープレイバックで質問を見せる。
記憶転移で、ダダイヤピラミッドの町へ転移。

◆町役場 町長室◆
町長室に案内されたが、ペーターさんは、席を外していた。

「忘れてましたわ。 この世界を造ったときの、余った素材です。 ダーリンが、見つけたのでしたら、有効に使ってくれるでしょうから、差し上げます。使って下さい。」

金のピラミッド、銀のピラミッド、究極金属ウルティマコンのピラミッドを譲り受けました。
……。元々、イヴの物を王金貨3億枚…、詐欺?じゃないよね(--;)
僕は、正式にピラミッドの所有者となりました。

 トトマ村の墓地の地下に埋まっていた『神の老化の腕輪デイ・ジジババ・アルミーラ(根)』の事を聞いた。
「あれは、もう触れないで下さい! ダミエナ、オリエナからの監視眼モニタリングアイで、影響は無さそうですが、男の人が触れると、呪いにより、男根が老化します。絶対にもう、触れないで下さい。ダーリンのが老化したら、わたくしどうしたらいいか…。(ポッ)」
「そんな物 何でトトマ村に? ポーチに、入れてても大丈夫なの?」
 
 触れたとき、少し力が抜けた感じはあったけど、最近、物足り無さを覚えるから、大丈夫だと、思うけど…、15歳で、使えなくなったら、泣くよ僕。

「わたくしが、処分します。出していただけますか?」

ポーチから『神の老化の腕輪デイ・ジジババ・アルミーラ(根)』を出し、イヴに渡す。 消えた。収納ストレージかな?
「大丈夫?」股間を触るイヴ。

そのタイミングでペーターさんが入ってきた。ガチャリ
「お待…。 失礼、ノック忘れました。」
出ていった。パタン


「(ゴホン) そのお方は?」
「ぼ 僕の妻の、シルバメデューム=イヴ・アテナです。」
顔が熱い。赤くなっているのが解る。

「第一夫人のイヴです、はじめまして。」
イヴも赤くなっている。

「え? 第一夫人? そうでしたか、はじめまして、ダダイヤピラミッドの町町長 トランス=フォン=ペーターです。」
「ショウリさんには、お世話になってます。感謝しきれない程です。」

「ペーターさん、僕への指名依頼って、何ですか?」
ペーターさんは、2枚の紙を、テープルへ置いた。

「依頼を出して、直ぐ来られるとは、驚きました。私が、ギルドから、戻るよりも早く来られるとは…。」
「はははははっ たまたまです。たまたま。」

「この、リストの子供達を、この町へ連れてきてもらいたいのです。先程、全ての返事が来ましたので、依頼したのですが…。」
15時過ぎてます。僕らの対応の早さに驚いている。

 リストに目を通すと、帝都ススペード、港町シーズー、ナバナ村、コイーンタウン、ジャッコタウン他の村・町名と子供の名前が書いてあった。

ジャッコタウン…、まだ、行ったことが無いなぁ。

「僕が、迎えに行って誘拐犯…人拐いに間違われませんか?」
「普通の冒険者の答えは、『こんな離れた町に迎えに行けるか!』なんですが、転移魔法が使えるショウリさんは、別の心配をされるのですね。」
「時間をかければ、子供達を連れてくることは、可能なのでしょうが、魔物や盗賊に襲われないとも限りません。『呼ばなければ』なんて、後悔させたくないのです、早く会わせてやりたいのです。お願い出来ませんか?」

イヴも反対はしなかった。


「町や村には、使いの者(妖精)をやりました。『メンクラッタの村』へは、運び屋組のペリニャン便で、手紙を出し、『キンゴタウン』へは、メールをしてもらってます。」
「『アットの村』『マルマン村』からの船を精霊に守ってもらえれば、安全に町に着くでしょう。」

妖精のピラミッドに依頼してる様です。この町の妖精の館にも、各館を繋ぐ、妖精専用ゲートを設置してます。

「でも僕、ジャッコタウンには、行ったことが無いのですが、そこへは…」
「ダーリン、わたくしが、転移出来飛べますわ。」
僕の言おうとした事が解ったイヴが、話しに割り込む。

「イヴ、行ったことあるの?」
「はい。」“女神ですから”ニコッ

「奥様も、転移魔法がお使いになられるので? 凄いですなぁ…。」

何でこうなった?
「「ちょっと待ったぁ!」」
「始めから決めてました。メール受送信の為に、私も同行転移、お願いします。」手を出す。
「私も、始めから決めてました。よろしくお願いします。連れていって下さい。」手を出す。

「有料ですよ。」
「「勿論、解ってます。」」

あっ、ここは、『有料で、よかったら』か『ごめんなさい』の方が良かったのかな? テレビの見すぎですか?

夫婦水入らずには、なりませんでした。
近場から、ミターさん、ベレーザさんを連れ、転移を繰り返した。

ピラミッドの町   → トトマ村
トトマ村      → キンゴタウン
キンゴタウン    → メンクラッタの村
メンクラッタの村  → メイシモラッタの村
メイシモラッタの村 → ピラミッドの町

ピラミッドの町 → チャワンダの村
チャワンダの村 → コイーンタウン
コイーンタウン → 港町シーズー
港町シーズー  → 帝都ススペード
帝都ススペード → ピラミッドの町

 連絡がいっていたので、子供達が冒険者ギルドに、集まっていた。

ここからは、連絡は行ってないので、説得からしなければならない。
「イヴ、お願い。」
「はい。」
ピラミッドの町 → ジャッコタウン

冒険者ギルド、商業ギルドで、ミターさん、ベレーザさんの説明と、母親からの手紙を見せる。子供達が集められる。

ジャッコタウン → ピラミッドの町
ピラミッドの町 → ヤーセナイ村

冒険者ギルド分所、商業ギルドで、ミターさん、ベレーザさんの説明と、母親からの手紙を見せる。子供達が集められる。

ヤーセナイ村  → ピラミッドの町

「イヴ、お母さんを連れてからの方が早い様な気がしない?」
と言うことで、お母さんを連れてから転移

ピラミッドの町 → マヤシタの里

冒険者ギルド分所、商業ギルドで、ミターさん、ベレーザさんの説明と、母親が迎えに行く。子供達と戻ってくる。

マヤシタの里  → ピラミッドの町
ピラミッドの町 → ドウドウゾの村

冒険者ギルド分所、商業ギルドで、ミターさん、ベレーザさんの説明と、母親が迎えに行く。子供達と戻ってくる。

ドウドウゾの村 → ピラミッドの町

冒険者ギルド分所、商業ギルドで、ミターさん、ベレーザさんの説明と、母親が迎えに行く。子供達と戻ってくる。

ピラミッドの町 → デミウウゴヨオ村

冒険者ギルド分所、商業ギルドで、ミターさん、ベレーザさんの説明と、母親が迎えに行く。子供達と戻ってくる。

デミウウゴヨオ村 → ピラミッドの町
ピラミッドの町 → ニーツセイタオキ村

冒険者ギルド分所、商業ギルドで、ミターさん、ベレーザさんの説明と、母親が迎えに行く。子供達と戻ってくる。

ニーツセイタオキ村 → ピラミッドの町
ピラミッドの町 → 砂浜イレキ村

冒険者ギルド分所、商業ギルドで、ミターさん、ベレーザさんの説明と、母親が迎えに行く。子供達と戻ってくる。

砂浜イレキ村   → ピラミッドの町

 子供達も転移に驚くも、無事に再会…、抱き合う母親と子供達を見ていると、転移魔法が使えてよかったと、つくづく思う。 僕は、イヴの手を握っていた。 イヴも握り返してきた。柔らかい…。

「一応、リストにあった町や村は、回り終わりましたね。」

 母親や子供達、ギルマス達に感謝され、転移代変わりに、チタンを譲ってもらう。100t程。鉄も10t。
110tをポーチに、収納して、驚かれた。

「いいのですか? チタンで?」
「お金より、チタンを希望します。チタンの方が、僕には、利用価値がありますから。」
お金は昨日、王金貨3億枚もらってますし。

町の…、特に女性の服装が変わっていた。
「女性物の服が足りないのでは?」
「えー、あの服は、もう必要無いですから…、(女性物の)普段着が足りなくて…。」

スパローを召喚、ポーチから、糸や布を出す。
イヴとの共同作業。
「…「ただ?」…」
「3着までですよ、好きな服をどうぞ。」

バーゲンに、群がるおば様状態。どこでも一緒なんだ…。(--;)
「押さないで下さい。まだ、作りますから。サイズも合わせますよ。」
“ダーリン、まゆさんや、ルージュさんは呼ばないのですか?”
“二人でやりたいけど、ダメかな?”
“大丈夫です。女神ですから。”
二人の距離が離れていたから、念話です。念話も便利です。


「並んでもらえると、仕事がやり易いのですが。」
服が無くならない、自分のサイズに合わせてもらえる、それを理解した、女性達は、きちんと整列してくれた。

「…「え? 子供服もただ?」…」
「1人3着までですよ、そうでないと、ミターさんが、泣いてますから…。」
「お母さんだけが、新しい服では、お子さん達が可愛そうですわ」
 急な転移、手荷物を少なくしていた為、着替えも無い子も居た。

商業ギルドマスター ミターさんが、泣いていた。 親子の再会に感涙していたのだろう、多分。

「ランジェリーも作れますが、商業ギルドで、victoryを買って下さいね。」
イヴも、場の空気を読んで、宣伝までしてくれた。

 夕飯の時間になると、「食べて」と、女性達が手作りの料理を持ち寄ってきた。
 工場の中に、絨毯を敷き並べ、みんなで食べた。子供達も一緒に。

「ショウリさんの、お陰です。この町でこのような光景を見れる日が来るとは思いませんでした。こんなに日が来るとは…。」
ペーター夫妻が泣いていた。

 家族単位や仕事仲間でかたまり、笑顔で夕食、料理の交換、作り方のレシピ交換、家族団らんの時間が過ぎていく。子供との時間を取り戻していた。

オーケス虎達を召喚、ムードを盛り上げた。
「本当なら、酒も出してもいいんですが、子供達が主役ですから」
『ステー』(蛇)『クッター』(亀)…スネークテール・クッキータートル
『だん』…巨大ダンゴワニ
『チョコじろう』…四色チョコマジロ
を召喚、最初は、泣く子も居たが、チョコやクッキー、ダンゴに列を作る。
 料理は、お母さんのを食べてもらいたいと思ったから出さなかった。 お菓子なら、いいと思って、出した。

妖精達が、配る。
イヴが、僕の腕に頭を寄せてくる。
「わたくし達の子供は、いつ出来るのでしょうね」
「はははははっ そうだね。まだ先じゃないかな?」
赤くなる。まだ1ヶ月もなりませんよ、出来てても解らないでしょう…、毎日してるけど、多分まだだと思う。


「僕ら、そろそろ失礼します。」
20時過ぎ。

分身アバターを使い、妖精の館を建て、victory製作・販売サポートの契約を結んでいた。 その作業も終わった。

『victory製作・販売サポート契約〈ジャッコタウン〉』
『victory製作・販売サポート契約〈ヤーセナイ村〉』
『victory製作・販売サポート契約〈 マヤシタの里〉』
『victory製作・販売サポート契約〈ドウドウゾの村〉』
『victory製作・販売サポート契約〈デミウウゴヨオ村〉』
 序でに、蟹退治と、水着販売。
『victory製作・販売サポート契約〈ニーツセイタオキ村〉』
 序でに、蜘蛛退治と、木の調達。
『victory製作・販売サポート契約〈砂浜イレキ村〉』
 序でに、蟹と蜘蛛退治。


「ありがとうございました。」
お母さん方、子供達にも感謝され、ピラミッドの町を後にした。
絨毯は、使ってもらっていいですよと、置いてきた。
チョコマジロ達も終わったら、念話してと、置いてきた。
「ばいばい」「ありがとうございました」


「ただいま。」「ただいま、戻りました。」
イヴと腕を組んで転移で、ハウスに戻る。

メールしていたから、エスプリ達も夕食は済ませていた。
「お飲み物は、何がよろしいですか?」
「紅茶をお願い、オリエナ」
「わたくしも同じものを、ダミエナさん」
「「かしこまりました。」ですわ」

食卓で、ピラミッドの町の事を話す。

「よかったでふわぁ(グスッ)」エナが泣いていた。
エーン エーン エスプリが泣いていた。
「よかったですね」シーレンも涙を拭く。

「でも、よかったのかな? 子供達をあの町に転移して。」
「どういう意味ですか?」

「あの子達には、父親が居ない…、父親が誰か、解らないんだよ。」

娼婦の町の性? 男の責任の無さ? 殆どの子達の父親が誰なのかは、解らない。

「大丈夫ですよ、ダーリン。 あの町の女性達は、強いですから。」
ミーゼも、大丈夫だと、思います。 アマゾネスと言う女性だけの集落も有りますし、離れて暮らすことを考えれば、同じ境遇の子供達ですから、父親が居なくても大丈夫だと、思います。」

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
 ピラミッドの町の子供達の、理想の父親が、ショウリに、なっていたことを、ずっ~と後に知る。

『あの像が、ボクたちのパパ』
セーブポイントで、交わされる事になる。
 ~ ~ ~ ~ ~ ~

「(彼女達は、)遠い町から、ダダイヤ赤の街へ、来てたんだね。」

「まだ、夜に働く女性は、居ますよ。」
「え? みんな、夜の仕事から、解放されたんじゃないの?」

「ダダイヤピラミッドの町には、奴隷の女性も居ましたから、彼女達は、夜の仕事をこれからも、していくはずです。」
「え?」
「ショウリさんに、言っておきますが、人には、それぞれ事情があり、ダダイヤピラミッドの町で働く女性達は、合法的なルートの女性達です。 ショウリさんの、心配される様な事は、無いと思います。」
「町長のペーターさんは、その辺りは、厳しいきちんとした方でしたから。ダーリンは、心配しないでも大丈夫です。」

ミーゼと、イヴが、言うのだから間違いないのだろう。複雑な気持ちだ。

「ダダイヤ赤の街は、ピラミッドの町へ変わります。が、男の方はそれを求め、あの町を訪れるでしょう…、仕方がない事なのですよ、それが男なのですから…。」

「ショウリは、ボク達だけだよ。」
ボン 何か出ました。

「朝も、言ったはず、そんな話は、俺らのおらん所でやってくれ。」
スキマが、ぼやく。



ショウリ&お嫁さん達の寝室で、ランジェリー製作、返送して、お風呂に入る。

「何で、ダミエナ、オリエナも、一緒なのかな?」
「「ショウリ様ルール?」ですわ」
カオルとミホも居た。
カオルとミホが居たから、風呂場で、男の子が暴れるのを抑えていた。
そこへ、オリメも入ってきた。

オリメは、初めてイヴと会う。
「かわいい(ハートマーク)」
イヴも、オリメを気に入ってよかった。




残り1774日(1月24日)

1月25日 14時、竜宮城ドラゴンシーパレス


娼婦の町『ダダイヤ赤の街』→ピラミッドの町『ダダイヤピラミッドの町』へ改名


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