これって?ゲーム?異世界?

久留米天狗

第5章 第194話 お別れと旅立ち?

第5章 入学試験(帝都編)
第194話 お別れと旅立ち?


前回のあらすじ
ダダイヤ赤の街に、セメント工場を造った



「何かありましたら、メール下さい。」
「そうですな、こんな時には、メールが便利ですな。」

僕らは、帝都に帰都転移した。

◆ハウス◆
「ただいま、ダミエナ、オリエナ」
「お帰りなさいですわ。」
「お帰りなさい、ショウリ様。」

「デント、ノイチ 試験どうだった?」
分身アバターが、帝都ススペード高等技術者育成学校に、残っては居たが、デント、ノイチには、会わなかった。

「ぼくは、多分、大丈夫だと、思います。 筆記試験もシーズー学園の時より、書けましたし、実技も対戦相手の手応えが無かった様に、感じました。剣士科の3年生でしたが、動きも遅いし、剣激も軽いし、何だか、物足りなくて。 試験モードで手加減していたのか?」
「デントのステータスが上がってるんだよ、大人になったからかな?」
デントが赤くなった。

「私は、カラオッケイ国へ行きますから、負けてもいいと思い手加減してたんですが、勝ってしまいました。」
「見てたよ、剣を使わずに戦っていたのには、そんな考えがあったんだね。でも、かえって、観戦者から、注目されてたよ。」
ノイチが赤くなった。

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
 デントも、ナイバータで、復興を経験し、家族の事を考える時間が多かった。 当初の目標、家族のために、冒険者では危険を伴うため、安定した貴族か宮殿の護衛として就職できるように、進学を決めた。 なら、シーズー学園に入学、卒業後には、教師として採用を考えてくれ、家族のために家まで用意してくれる…、ショウリさんが、妖精の館を建て、人材を募集している、母弟妹たちでも働けるかもしれない、短い間でも、ショウリさんと同行し、報酬もそこそこ貯まった。 帝都の学校に入学するより、シーズー学園に入学し、家族と暮らせるシーズー学園の方を選ぼう。 デントも、入試前から、そう決めていた様だ。
 ~ ~ ~ ~ ~ ~

「ぼくは、明日メンクラッタの村へ、戻ろうと思ってます。 母さんと妹弟達を迎えに。そして、シーズー学園に入学します。」
「そう、それなら転移で、送ろうか?」
「いいえ、もうシーズー行きの商隊の護衛のクエストを受注しました。 自分の足で村へ戻ります。 ぼくも、『出来ることをやる。』ショウリさんの言葉を教訓にします。」
「明日、朝早いので、今言っておきます。『ありがとうございました。お世話になりました。このご恩は、一生忘れません。』」ペコリ
「そう、何かあったら、メールして下さい。 近況報告とかでも気軽に。 僕より、年上なんですから、遠慮なく。」
「ショウリより、年上で背も高い。だけど、ショウリの方が上みたい。」
「エスプリ、それはデントが頼りないのかな? 僕が偉そうなのかな?」
笑いが起こる。

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
 デントは、朝早くハウスを出た。 リュックを置いて。『このリュックは、ぼくには贅沢すぎる物です、収納が当たり前になるのが怖いので、お返しします。装備は、有り難く使わせて頂きます。』と、手紙を残して、旅立った。
 ~ ~ ~ ~ ~ ~

 ~ ~ 赤の砂漠 ~ ~
 僕は、分身アバターを、ダダイヤ赤の街へ転移させ、夜の砂漠を調査していた。

 星明かり、月が無いから、星も星座だけで、暗いです、星座が無ければ、完全な闇。

 自由飛行ドリアンベントンダスでなかったら、星座が無かったら、迷走してたかも、高度も保てず、方向も解らなくなっていただろう。


「やっぱり、夜は寒いや、『ストーブ』。 『砂金トレール』 これって、盗掘? 僕の少ない地球の知識では、砂金が取れるってことは、金の金鉱が有るはずなんだけど…、この世界は、違うのかな?」
「砂鉄は、チタンが含まれてたりするんだよね、確か…。」

『金誘導アレシタ』『鉄誘導アレシタ
『チタン誘導アレシタ』『ナビレーダー』
【神眼】

「この下に、全ての秘密が有りそうです、(空中に)マーキング。 明日、明るくなって調査の続きをしよう。」
「町からここまでだけで、砂金が10kg取れた。いくらくらいになるのかな?」

 ミーゼに教えたら、砂漠の隅から隅まで砂金集めをさせられそうな、気がする…。(--;)

「教える、教えない、教える、教えない、教える、教えない……教える、教えない。 花占いも、教えないになった…。」
 教えないことにします。

分身アバターは、消える。
 ~ ~ ~ ~ ~ ~

〈夕食中〉
「え? 今日で、お別れ?」

「…「お世話になりました。」…」ペコリ同調シンクロした

「ショウリ様には、感謝してます。」
「カーラ=キャンサー・リンには、驚かされたけどね。」

「星獣使いが荒かったけど。」
「荒かった、星獣使いが。」
「アニメ・スキ=ジェミナイ、マンガ・スキ=ジェミナイは何を言ってるのかな?」

「ダミエナ、オリエナさんの料理、美味しかったです。」
「本当に、美味しかったです。」
「美味しいかった。」
「残念です、ダミエナ、オリエナさんの料理が、食べられなくなるのが…。」
「食べ過ぎだよ、エルザ=リブラ、タネアル=サジタリアス、コゼロデ=カップ・リコーン、スリエ=エリース」

「ショウリ様と結婚したら~、残れますかぁ~?」
「アーゴ・ダンダン=ヴァーゴ・デ・シャルは、何を言ってるのかな?」
あなたは、男ですよ。絶対にあり得ません。

 星獣達が、今までの感想、お別れを、告げた。
 
確かに、星獣が、1週間程、滞在するとは、言っていた…、忘れてました。もう1週間かぁ…、早いような気がします。


「もう、会えないんだろうね。」
「この世界に、来ることは、無いでしょうから…。」
「他の世界に、星座を造るのが我等の任務」
「来世、どこかの世界で会えるかもしれんが、お互い解らなんだろうな…。」
ボドレイ=アクエリウム、オピーコ=スコーピオ、グノエ=レオ・パレット。

モーカウ=ア・トーラスと握手をする。
「ショウリ様、ありがとうございました。」
ビス=パイ・パイシスの言葉で消えた。

星獣だから、空に消えるかと、思ったが、その場で消えた。

「消えちゃったね。」
「帰った って言うのでしょうか?」
「旅立ちさ、彼らは、新しい世界に、星座を造る為に、旅立ったんだよ…。」

テーブルには、白紙の13枚のカードと、13台のスマホが残されていた。
どこで知ったのか?白紙のカードの裏には、『また来てね』『今日は、ありがとう(ハートマーク)』『キスマーク』『明日はや・す・み・よ』とかある、明日って…この字は、誰? 解っても会えないでしょう(--;)

「ショウリ、これは何?」
「はい? エスプリこれは、星獣のカードでしょう。ダダイヤ赤の街のお店の名刺じゃないよ」
アイ達にも、もらってないし…。よかった~、もらってなくて…。


「ミーゼ、こんなときのスマホの中のお金はどうなるの?」
「(¥o¥)私が責任持って、処理します。(¥o¥)私が!」
「じゃ、頼むよ、ドロップアイテムがあったら、それもお願い。」
「はい勿論、解ってます。(¥o¥)」

「ご馳走さま、ダミエナ、オリエナ、美味しかったよ。でもサンドイッチ…、作りすぎじゃない?」
「それでも、キャンサー・リン様方が、お土産にお持ち帰りになられたのですが、残りましたですわ。」
引き出物の様な手提げ紙袋には、サンドイッチが入ってたのね。
量もだけど、朝・昼・晩、サンドイッチでしたよ、と言いたかった。


◆2階お風呂場◆
「ダダイヤ赤の街に、行かせたく無かったのは、大人の町だったからなんだね。」
「結婚する前だったら、僕が発情するのを止められ無かったからだったんだね。」
「結婚してからも、止められ無かったもんね、カボチャの馬車の中で暴走して、ごめんね。」
「キャンサー・リン達が、置き土産に、星力上げって行っちゃったよ」

星力:1300 → 12000

星獣1人に付、星力100から、星獣の加護1つにつき1000に。
 星力はHPにもMPにも霊力にも神力にもなり、攻撃力や防御力へも変換できます。勿論、精力にも…精力にも変換できます。


◆ショウリ&お嫁さん達の寝室◆
「星力が上がったら、精力まで上がったのかな?」

分身アバターの腕枕で、お嫁さんが、壊れてます。
本体の腕の中で、シーレンが壊れてます。

アバターでも、妊娠するのかな?
目をつむると、ログアウトした。



第5章 終わり。



残り1775日 → 1774日(1月24日)

1月25日 14時、竜宮城ドラゴンシーパレス


〈作者の呟き〉
第5章 終わりです。
シーズー学園の試験で、第5章を終わらせておけば…、帝都の入試に一気に飛ばしておけば、よかったかなと思う。
繋ぎで、ネタを使いすぎたような気もする。
さて…、第6章のタイトル、何にしようか?

竜宮城ドラゴンシーパレス
再会?…。 どうしよう?(--;)


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