これって?ゲーム?異世界?

久留米天狗

第5章 第186話 朝食後の朝飯前?

第5章 入学試験(帝都編)
第186話 朝食後の朝飯前?


前回のあらすじ
ノイチとマイコさんとの模擬戦で、ノイチが勝つ。
ノイチの武器に関係する講義をする。
カラオケを楽しんでからハウスに戻る。
カラオケに誘わなかった事を、イヴ、エスプリ、ミーゼ、デュークに攻められました。



何でこうなった?
ハウスのクラブ長室(ショウリの部屋?)に、カラオケを造りました。

デントをナイバータに向かえに行った。
 デントは、スタトベガスのバトル大会予選敗退後、ナイバータまでの商隊の護衛に同行し、ナイバータまで来ていた。
 陸路の商隊の護衛ではなく、船、海上輸送で、メインは荷物の積み降ろし、陸路より早く、報酬までもらえるので、報酬が少なかったが、受けた。
 途中で、風魔法使いが報酬のつり上げを要求する冒険者の信用を落とす行為をする。 デントが、盾に付与された、風魔法を使えることを船員に伝えると、風魔法使いが海にほうり投げ出された。(ちょっと見たかったと思うショウリ)
 デントの盾の風で、ナイバータまでたどり着き、船員達に酒場で酒を進められ、気がつくと、隣に裸の女性が寝ていたらしい。 記憶に無いとのこと。
 デントは、大人になったのかな?
それが、気になり、試験勉強が手につかたかったらしい。 報酬ももらい、取られた物も無い。
 変な事をされてはないが、変な事をしたか可能性はある。 
 僕には、解らない(記憶に無い夜の事は経験は有るが…断片的に見たけど(--;))事なので、サンバ、タクシ、バカデに任せると、ローズとミーゼも加わり(何故?)、デントは、元気になった。 元気になったので、詳しくは聞かないことにした。
 


◆2階の風呂場◆
「まだ、みんなカラオケ中なのかな?」
風呂場には、まゆ、ルージュとスイレン。
「スイレンは、カラオケに行かないの?」
「私が歌うと、何故か、声が男になってしまいますから…。」
声が、元に…声だけが、元に戻るのかな? それは、みんなの前では困った事ですね。姿まで戻っては困りますから…。

「僕、カラオケの曲、殆ど知らなかったんだけど、歌手やバンドとかいるのかな?」
「いっぱい、いますよ。 妖精だけのグループバンド、獣人のバンド、人族のバンド、エルフの楽隊、女性バンド、男性のソンググループ…人魚の合唱団とか。」
「職業にも、バード…吟遊詩人、語り手、シンガー…歌い手、ダンサー…踊り子、演奏家とか…。」

「ん~、クラブにも、歌のパーティー作ろうかな?デュークボーカルとか? まゆ、ボーカルしたい?」
「ショウリ様がお望みなら…。」赤くなる。

「ルルルルルルル~ル♪、ルルルルルッルッル♪……ル~ル♪」
「ショウリ様? その歌は?」
「僕の元の…現界(地球)の曲、こっちには、無いんだよね~。今のところ、僕の知る歌は無いみたい。」

 歌のパーティーの件は、もう少し考えることにした。僕も歌いたいし…。
 エスプリ、ミホのかわいい系と、ルージュ、まゆのセクシー系と、僕とデュークの男性ユニット…なんかいいかも?


「明日は、ノイチ達の入試で、僕は今度は関係ないよねぇ~、シーズーでは、試験官したけど。 スマホのメールが出来る様に、各ギルドとかを回ろうかな?」

風呂場で、ひと泳ぎし、ルージュ、まゆ、スイレンに背中を流してもらい、彼女達の背中を流して、風呂から上がる。

“イヴ、まだカラオケかな? もう、寝ちゃうよ”
“「ダーリン寝るそうですけど…」まだ、みなさん、歌い足りないみたいです、もう少し歌ってます。”
“そう、程ほどにね、イヴは特に、仕事に差し支え無いようにね。 おやすみ”
“はい、おやすみなさい。 ダーリン”プツッ

クローゼットの手紙とランジェリー等の製作・返送をして、ベッドに入る。

僕のマイクで、スイレン、まゆ、ルージュが歓喜の歌声をあげる。

まゆ、ルージュに挿入ドネーションして、ログアウト。




♪♪…♪♪♪
スマホの着信音で目を覚ます。
 この着信音、この前の冬の○ナタじゃなくなりました。 現界(地球)では、年末だからですか? もういくつ寝ると…起こす着信音には向いてませんよ(--;)
 スマホの着信音くらいでも、目を覚ますけど、まだ、自分で起きたこと無いよね(--;)
 まゆもルージュもスイレンも、もう起きてました。他のお嫁さん達は、来なかったのか?もう、起きたのか?


ログインボーナスを受け取る。
「え? コードレスヘッドホン(ステレオイヤホンマイク付)が届いたよ?」
マイク付ですが、まだ通話は出来ませんよね?(--;)

メールをチェック。
「!? 僕へのサービスですか?」

 ∴∵∴ メール内容 ∵∴∵
ブラックスマホ用、カラオケアプリ。
10万曲、配信。かっちゃん、使ってね♪
 ∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴

「勿論、ダウンロードします。」ポチッ
「カラオケアプリのアイコンって、本とマイクの絵なんですね。」
※後に、ハウスのクラブ長室のデリバリーカラオケボックスに、アプリを付与。 クラブ長室のみ、現界(地球)の曲が歌えます。(1/23現在)

「お天気チェック」
〈帝都ススペード付近〉
 1月 23日 ~ 28日
    23日(風) 曇り    22/14 
    24日(土) 雪      2/ー3 
    25日(光) 雪      2/ー4
    26日(闇) 雪      0/ー5 風
    27日(火) 曇り     6/ 0
    28日(水) 曇り時々雨 14/ 1 風

「今日は、曇りで22度、明日から雪?気温マイナス? 現界(地球)じゃ考えられない変動じゃない?」
竜宮城ドラゴンシーパレスへの出発、雪かぁ…寒そう、スタトベガスにしておいて、良かった。」

コンコン
「ショウリ様、朝食の準備が出来ましたですわ。」
「おはよう、ダミエナ、直ぐ行く。」
顔を洗って下に降りる。

「おはよう」
「おはようございます…。」
面々から、挨拶が返ってくる。

「ノイチ、デントは、入試頑張ってね。」
「「はい」」

 トースト、サンドイッチと紅茶、各果物のジャムがテーブルに。
「いただきます。」

   : パクパク モグモグ ゴックン

    「ご馳走さまでした。」
「美味しかった」



◆冒険者ギルド◆
掲示板チェック

何でこうなった?
プロン♪赤
『入試用、魔力測定装置の改良、緊急依頼!』
『入試用、実技判定用競技場の結界魔法陣強化、緊急依頼!』
『重要メール受送信の為のギルド上層部、ランクA幹部の各支店への転移による送迎』


「もしかして、昨日から(依頼有った)? 学校には、図書館が一番近いかな?」
「送迎は、分身アバターを使うか…。」
『記憶転移』図書館へ



分身アバターは、受付に…。
「おはようございます、ショウリです、リズさん。」
「おはようございます。ショウリさん。直ぐに、カスタルート=フィーネン・ネック副ギルドマスターをお呼びします、お待ちください。」
「フィーネさんとのデートですか?」
「ボクも行く。」「ミーゼもご一緒します。」
「来てたの?」
「「掲示板のチェックは、冒険者として当然」の行為です。」
「誘ってくれたら、良かったのに…。」
「それ、僕の台詞じゃない? 転移の僕と変わらないってことは、先にハウスを出たんじゃない?」

 ハウスを止めている妖精の館の駐馬車場と、冒険者ギルドは、距離があります。

「「…」」答えませんでした。

「ショウリさん、お待たせ、行きましょうか?」
フィーネさんが来た。
「おはようございます、フィーネさん。エスプリとミーゼも、一緒に行きます。」
「あら、ショウリさんだけじゃなかったの?残念。」クスクス

ミーゼとエスプリが、腕に抱きつく。
「ショウリだけにすると、お土産に(お嫁さん)増えたりする。」
ミーゼ以外とで出掛けると、稼いできますから…。」
「あっ、そういうこと、(納得です。) でも、今回は、(お金)増えそうなイベントは起きないと思うけどなぁ~、帝都のギルドを回るだけだし…。」

「あ、ポーチが無い、分身アバター!」
「そうですよ、エスプリ、本体は学校に行ってる。指名依頼で。」

「学校に行くなら、転移させるよ?」
「このまま、一緒にギルドを回る」
「私もギルドを回ります。」
「そ、それじゃ、まず、シーズーに行こうか?」
フィーネさん、エスプリ、ミーゼとシーズーへ転移した。

リズさんが、首を横に振り、やれやれと呆れる。 回りの、冒険者達は驚いた。



 ~ ~ ~ ~ ~ ~
その頃、学校へ行った本体は。

ん~受験生かな? 制服とか着てない子も居るんだ…。 貴族かな? 成人式? 結婚式? 派手派手の服装(ドレスやタキシード)です。 何故、そんな服装で、入試?

◆帝都ススペード高等技術者育成学校◆
〈正門前〉
生徒らしき流れに任せ歩くと、正門に着く。
警備…門番と、そのお手伝い?在校生かな…制服の学生数名。
「おはようございます。 冒険者ギルドから、来ました、ショウリと言います。」
名前で解ったようです。 門番が、その生徒の一人に学長室への案内するように頼みました。

案内されないと、迷子になるね…僕は、ナビレーダーや転移が使えるから、気にしませんが、広いです。魔法陣の転移を3ヵ所通過しました。 途中、マーキングを付けておきました。
 生徒の手首の腕輪が許可書の様です、普段は使えないのかな?
 魔法陣に無駄な術式が有ったので、修正しておきました。 腕輪の消費魔力も少なくしておきました。サービスです。


◆学長室◆
「おはようございます。冒険者のショウリです。 はじめまして。」
名刺を渡す。
校長は、女性だった。

「はじめまして。おはようございます。私が、この学校の校長、カシュー・サマー=ピーチチです。 よく、お越しくださいました。 お噂は、ワナキオさん、サーラさんから聞いてますよ。」ニコリ

ワナキオさん、サーラさんの知り合い? もしかして、スズの受験を出来る様にしてくれた、人かな? スズは、シーズー学園に入学したけど…。


「おはようございます。教頭のライボ・ラリアト=ハンセンです。」
「おはようございます。ショウリです。」
名刺を渡し、握手をする。力を込めてくるも、平気です。 普通の人なら、ここは痛がる所かも知れません…。

「あの~、離してもらえませんか?」
ハンセンさんは、顔が真っ赤です、力を込めていたようです。
「な なんとも、無いのか?」
「何がでしょう?」
ピーチチさんがクスクスと笑っている。

ギュッ 少し力を込める。
「ギャー!!」 パッ
手を離し、ブルブルと手を振る ハンセンさん。

「ハンセンさんは、鑑定系のスキルは、お持ちじゃ無いですか?」
「も 持たん。」グーパーグーパー手を確認
「そうですか…。」

ポーチから、銀貨を1枚出した。
「ハンセンさんは、銀貨これ潰せますか?」
「ふん、貸せ」
「く~~」ギューーー
「どうだ。」ハアハア
銀貨を受け取り、指3本(親指、人差し指、中指)で、くの字に折り曲げた。(時間がかかって、息も上がった)
くの字に折り曲がった、銀貨を受けとると、指2本で、元に戻した。一瞬で。キュッ
「なに~っ!?」
「全然、力 入れてませんから」ダメ押し
魔法も使ってません。パワーだけです、手加減した。

クスクスと笑っているピーチチ校長。

「やはり、飛び級でSランクになっただけの事は、有るようだな…。」
「教え子と変わらんだろうに…。」
はい、15歳です。それが何か? 妻も居ますよ、独身のハンセンさん。(声に出したかったけど、心の声です。)

「指名依頼をお引き受け下さいまして、ありがとうございます。 ご案内します。」

案内され、
実技試験用の屋内外の施設の結界の強化、会場自体の壁や床も強化をしました。一瞬で。
魔法科の教師達が驚いたのはスルー。

魔力測定装置の改良…シーズーの学園に有った物と同じ、各属性の適正を数値化するタイプの測定装置。

魔力放出マジ力エミューション』を付与しました。
発動条件、測定値上限(各属性、魔力1999)を越えたら発動。
発動=2000以上という事です。
試しに僕が計ると、全属性魔力放出マジ力エミューション発動。

「…「なんですとぉー!?」…」同調シンクロした
魔法科の教師、商業科、建築科の教師が驚いた。

 校長の、ピーチチさんと、フレンド登録をしました。 メールの送受信が出来る様に、接触もしました。

 実技は、午後1時から、午前中は筆記試験、一応確認のため、午後から、また来ることにしました。

「じゃ、何か有りましたら、メール下さい。転移飛んで来ますから。」




残り1776日 → 1775日(1月23日)

1月23日 帝都入学試験
1月25日 14時、竜宮城ドラゴンシーパレス


 §§§§§ ステータス §§§§§
名 前:カシューサマー=ピーチチ
種 族:ハーフエルフ
性 別:女
メイン:帝都ススペード高等技術者育成学校校長
副 職:魔術師
備 考:結婚してます、子供も二人います。
 § § § § § § § § § § § § §

 §§§§§ ステータス §§§§§
名 前:ライボ・ラリアト=ハンセン
種 族:ハーフドワーフ
性 別:男
メイン:帝都ススペード高等技術者育成学校教頭
副 職:武闘家
備 考:独身です。
 § § § § § § § § § § § § §

H P: 750/750
M P: 200/200
攻撃力: 800
防御力: 600
 § § § § § § § § § § § § §


フォロー、いいね ありがとうございます
感想等ありましたら一言お願いします



コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品