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久留米天狗

第5章 第185話 ショウリの講義?

第5章 入学試験(帝都編)
第185話 ショウリの講義?


前回のあらすじ
人の言葉を話す魔物を使役する話題で、付与の話になり、ノイチのカードモンスター、アンとブルーレイに付与をする。
ファーストを虎ンクペットに戻し、虎ンクペットの事を話す前に、契約魔法『断頭台の契約(改)』を結ぶ。
イスの下に隠れていた、風の妖精ビータに発動させる。

 
「ビータ、言わないつもり?」
「… 痛~~い」

「そ、じゃ、ハミに聞こうかなぁ~。ハミ、この痛みに耐えられるかなぁ~」
「ハミがどこに居るのよ? 痛い~。 はん、そんな挑発に乗るもんですか。 痛いから、止めなさい。」

「ハミなら、ここに居ますよ」
『テレポート』(無言詠唱)
パッ 「キャッ」

「…「なに~~!?」…」同調シンクロした
「ハミ!」「ビータ、無事だったの?」
パチン 指を鳴らすと、ハミの手首、足首に魔法陣が出た。

「ハミ、何でビータを使って、部屋の中を見てたのかな?」
「いつもよ、いつもの事よ」

「そうなんですか?」
またって、言ってましたね さっきも…。

「ん~、 お恥ずかしい、何度もある。」
「そんなに、この部屋の結界って、穴だらけなのですか?」
ロックスでも、結界の穴を妖精が通っていたみたいだし…。

「いや? 穴と言うより、入口から入ってきて、隠れて居る。隠れるのが上手いのですよ…。」
「以前、イートトランス部 長 爵ブージャンカレンダスの背中に張り付いていた事が有りましたね。」
それ、普通気づきません?(--;)

「単なる、いたずら?と言うことですか?」
「何度言っても、効かんのだよ…。」
困り顔のセント、彼はボックス召喚師隊の隊長で、ハミの保護者でもあった。

「でも、ビータは優秀ですよね。これ程の人数に警戒されているのに、隠れていられるのですから…。」
「そう思うなら、止めなさい! 痛いんだから!」
「それとこれとは、関係ないんじゃない? まだ、理由も聞いてないし」
「「だから、いつもの事、潜入の練習よ」」
ハミとビータが、同調(シンクロ)した

 ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼
 ビータは、『監視眼モニタリングアイ』『盗聴耳プロジェクトイヤー』が使え、ハミはボックス召喚師隊の入隊を希望している。ただ、幼いから認められないのだ。ハミもステーシー王女と同じ、12歳です。
 エルフのヌーリエ=ハミ・ダシは、11前、奴隷商人からダストが助けた。それから、ダストの家族として、育てられていた。ナシーム=ビータは奴隷商人から隠れて、ハミに着いていた。ハミの両親は生死不明、赤ちゃんのハミを助けることも出来ないビータは、奴隷商人から隠れて、見守ることしか出来なかった。だから、ハミの望みは、叶えたいビータだった。
 ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲
 ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼
 ノイチも、両親は居ない。メンクラッタの村の冒険者に助けられ、村人に育てられている。
 メンクラッタの村はみんなが父親で母親で、兄弟なので、ノイチも、寂しくなかった。 ノイチを連れていた人は魔物に襲われ死亡、肉親だと思われるが…。
 ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲


「ノイチは、明日1月23日に、帝都ススペードの学校の入試だったけど、どうするの?」
「え? 入試は、受けたいと思います。」
????? 何故このタイミング?(・・;)?
同席の大臣達の頭にも「?」が、出ています。

“「オリエナ、今イルミナは、何してる?」”
“シーレン、エナ、今 いい?”

(監視眼モニタリングアイが繋がる)
“イルミナ様は、カラオケ中です。”
“今、カラオケ中です。”
オリエナの映像に、イルミナ、シーレン、エナが、映った。
“ちょっと、用が有るから転移させたい、イルミナも一緒にいいかな?”

シーレン、エナ、イルミナ、オリエナを転移させた。

ハミとビータが、驚いた。
「「え? イルミナ様?」」
人サイズのイルミナに、また驚く。
「シーレン、エナも精霊なんだよ」
シーレン、エナ、イルミナを元のサイズに戻す。

「ビータ、僕は、妖精の体の大きさを変えられる。」
「ハミと一緒に学校に行ってみないか?」

「…「なんですとーー!?」…」同調シンクロした
「「「?」」」
シーレン、エナ、イルミナは「?」だ。

「どういう事ですか?」
教育大臣のエドケーション=エィドゥ、ドワルフの女性、ローブ装備です、リンゴをお持ちです。
ハミとビータも頷く。ウンウン その他の方も
「「どういう事よ」」
二人はよく同調シンクロする

 ◇ 僕の提案を説明中 ◇
 来年、ステーシー王女が高等部に進学の際、ノイチも、入学の予定。
 聞くとステーシー王女とハミは同級生、ビータも隠れて、授業を受けている。(初等部からずっと)
 妖精だから、隠れていた。受験に必要な知識は有るはず。(真面目に授業を聞いていれば)
 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

ここまで説明すると、大体の者は解った。
「ビータを人のサイズにして、ハミとステーシー王女と一緒に学校に通わせる。 と言うことですか?」
「ノイチも、です。」
小と大ナノデマクロ】(無言詠唱)
ムクムクムク ビータ、シーレン、エナ、イルミナが大きくなる…10倍に

「…「お~」…」同調シンクロした

ハミとビータは、抱き合い泣いてます。
ハミとビータもノイチと来年、高等部を受験する事になった、もう、浸入練習は勝手にやらないと誓った。
高等部卒業後、召喚師隊の入隊試験を受けることにした。(合格確定の様だが…。)

〈余談〉
 ノイチが、シーズーの学園の入試に合格し、入学を保留していることも、伝える。
国王も帝国の入試受験を認める。
 ノイチ自身、合格しても宮殿のステーシー王女侍女になる事を希望した。
(理由として、学校に通学と同等の講義が受けられる。 メイド業も就労できる、剣の稽古、魔法の勉強も出来ることを、契約してもらえたから。)
 ~ ~ ~ ~ ~ ~


「こんな時、何て言えば良いのかな? おめでとう? 頑張って? 良かったね? かな?」
「まさか、ノイチが、王宮に勤めることになるなんて…思わなかったよ。 まして、他国、カラオッケイ国の王宮に。」
ノイチわたしも、ビックリしてます。」

ノイチが、護衛副長マイコさんと、模擬戦をして、勝ってしまった。 魔物と違い、対人戦に馴れた護衛との模擬戦で勝てたのは、チェスモンスターとの訓練が実を結んだのだろう。
 ノイチは、モンスター広場で、ライトやミホ、チェスモンスター達とバトルをよくしていた。

 試練の迷霧オルドルメイム等で、クラブメンバー…サンバ、ローズ、フレイ、ロン、ライト、デューク、カオル、ミホ、デント、エスプリ等のバトルを完全記憶パーフェクトメモリーで記憶していたから。
※僕のは、参考になりません、規格外ノン・スタンダードだから(--;)

「はははははっ、マイコももっと鍛えんといかんな、13歳のノイチにおくれを取るとは…。」
「笑い事では有りませんよ、国王様。」
苦笑いのダスト。

やっと元の話に戻りました。
「ハアハア そ そのノイチさんの使う剣は、何ですか? ハアハア」
マイコさんが、肩で息をしながら、聞いてきた。

模擬戦モードで切れなくしてましたが、剣、双剣、槍、長刀、トンファー、三節棍と色々変わっていた。(ファーストは虎状態で見てました。)
変形する武器に戸惑い、驚き、遅れを取ったマイコさんでした。

まさか、ノイチが勝つとは思っていなかった長官ダスト、騎士団団員達を見学させていた。
他にも、召喚師隊の隊員もいた。
ハミとビータも、ステーシー王女まで見ていた。
「「「ノイチお姉さま。素敵(ハートマーク)」」」
「「「主人ヴィルマは、凄い」つよ~い」」
ファースト、アン、ブルーレイも感心した。
「…「えーー!?」…」同調シンクロした
虎、子狼が喋ったことに召喚師隊の隊員が驚く。

「何者?」「召喚獣の主人ヴィルマ?」
「マイコに勝って、この召喚獣の主人ヴィルマ?」
「え?ステーシー様のお世話係り?」
「えー?13歳の学生?」
ガヤガヤ ざわざわ
「…「俺達(私達)、やばくない?」…」同調シンクロした


「あの~、僕、話しても、いいですか?」
何でこうなった?
大講堂。
騎士団の団員、召喚師隊の隊員、門の番兵(ランドとデンも居た)も集合です。

「あの~、国王様、これからお話しする事は、タブー案件なんですけど…。」
「あれ程のバトルの後じゃ、あれこれ探られ、変に和を乱すより、話して、口止めした方が良いのではないか?」

仕方ない…
「これから、お話しする事は、タブー案件です。もし、ご自分が他の者に酔った勢いでも話しそうな方は、退席してください。残った方には、『断頭台の契約(改)』をしていただきます。」
数人が退席した、酔った勢いでも と言った事に自信が無かったようだ。


ステーシー王女は、アンとブルーレイと退室した。

「『断頭台の契約(改)』」ピカッー!
「今のビジョンの様に、話したら首が飛びますよ。今なら、まだ退席してもいいですよ。」
半分以上が退席した。
外から聞かれないように、『無の空間ナインラウーム』(無言詠唱)

「首が飛ぶ、と言うのは嘘ですが、激痛で死んでしまうかもしれませんので、注意しておいてくださいね。 首が飛んだら、汚れちゃいますからね」
ひきつる団員、隊員達。

ノイチにデモンストレーションをしてもらおうと思ったが、人前での講義を拒否された。
仕方ないから、僕がする。
「最初に、自己紹介から。僕はショウリ、帝国の冒険者ランクはS、カラオッケイ国活動申請ランクは、特別召喚師(ランクSS)です。」
ざわざわ ガヤガヤ

「僕は、武器を作れます。」
ポーチから出した、ミスリルの塊から長剣に作り変えた。一瞬で。
ざわざわ ガヤガヤ

前列に座っていた人にミスリルの剣を使ってもらった。
持つと「軽い」、木を切ってもらうと「切れる」

「まぁ、普通より軽くて、切れるってくらいです。」

「…「それは、普通じゃ無~い」…」同調シンクロした

「そして、僕は、この剣の形を変えられます。」
長剣→短剣→槍→大剣→ナイフ→長刀

「ショウリさん! 何故、大きさまで変わるのですか?」
「僕のスキルです。詳しくは話せません。が、妖精のサイズを変えるのと同じです。」
「ミスリルの塊で出来る剣の大きさは、長剣もナイフも一緒と考えてください、その大きさを変えたと。」

「ノイチさんも、剣の形を変えられると言うことですか?」
「いいえ、ノイチは、剣の形・大きさは変えられません。」
「剣の形や大きさ、重さが変わるように僕が作りました。」

ざわざわ ガヤガヤ

「(色々説明し)…、以上で、講義を終わります。タブーですので、くれぐれも、他言しないで下さいね。」

パチパチ パチパチ パチパチ パチパチ
拍手が起きる。

「ショウリさん、商品化して、売れませんか?」
「売れません。商品化は無理です。」
「何故ですか?」
「形状変化の武器は、その武器を使用する方の魔力に合わせる必要が有ります。繊細な調整です。ですから、商品化は無理です。」
「僕の魔力との相性も関係しますから、商品化は考えてません。」

魔力コントロールの難しさ、属性などの微調整の難しさは、魔法を使う者には良く解る。
無理な調整、無謀な使用は使用者の死に繋がる事もある。
諦める商業大臣サンボさん、魔法大臣エル、商業ギルドマスタートッティ

デキエモンの武器を作ってもらえないか?」
「今は、無理です。僕は、貴方を知らなすぎます。」

武大臣デキエモンさんも、強くは望まなかった、自分も、会ったばかりの者の頼み事を、すんなり叶える事はしないと思うからだろう。

アンとブルーレイをステーシー王女の護衛?遊び相手?に置いてきました。


僕らは、ノイチと共に宮殿を後にした。
何でこうなった? ハミとビータもカラオケに付いてきた。
音楽の館ミュージックハウス、まゆ、ルージュも合流して、カラオケを楽しみした。

僕も歌いたかったが、知らない曲ばかり、今日は、みんなの歌を覚えることに専念しました。

 完全記憶パーフェクトメモリーで、歌詞と曲を記憶しても、原曲を知らないから、歌えない。

ノイチもシーレンもまゆもイルミナもハミもビータも歌が上手かったです。(と思う)
ルージュとオリエナは僕と一緒、歌を知りませんでした。(0歳とゴーレムですから、そこは仕方ない)
エナは、音痴?みたいです。 僕は知らない曲なので、よく解りませんが、イルミナやハミ、ビータや妖精が、ダメ出ししてました。
カラオケを楽しんだ後、音楽の館にハミとビータを残し、ハウスに転移した。




残り1776日(1月22日)

1月23日 帝都入学試験
1月25日 14時、竜宮城ドラゴンシーパレス


〈追記〉
ハウスに転移帰宅後、イヴ、エスプリ、ミーゼ、デュークにカラオケに誘わなかった事を攻められました。


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いいね120↑ありがとうございます。
これからも、こつこつですが、頑張ります。m(__)m

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