これって?ゲーム?異世界?

久留米天狗

第5章 第154話 噴火とケンカ?

第5章 入学試験(帝都編)
第154話 噴火とケンカ?


前回のあらすじ
古代魔法を使い収納魔道具作成、収納魔道具が完成
卵が孵る



リュック型の収納魔道具を作った
エスプリボクら リュックそれ要らないよね、ポーチがあるから」
「リュックの口の大きさくらいしか出し入れ出来なくて、帝都の広さ要りました?」

と、お嫁さん達の感想を聞いて
動作チェックして
お昼になったので、お昼を食べに下に下りる

ギルドから戻って
ライト先生にデントとノイチは勉強をみてもらっていた
ローズとフレイがデュークと模擬戦をしていた
デュークは格闘系の体術も出来た

まだ、準備が出来ていなかったのでエスプリ、ミーゼがキッチンに行く
「気を付けてね 火災とか…」
「うん」

 男性陣、カオル、ミホ、フレイ、ノイチにリュックの説明をする
 人数分のリュックを出し、スマホ登録をし、ストラップ等の目印を付ける。希望者は色を変える
 ※スマホと連動しているためスマホを使わなければ、ただのリュックです、改良の余地あり

 午後から、デントはナイバータに支援の手伝いに行きたいと言う
 護衛の仕事に就くとしても、シーズーで将来教師になるにしても(復興の)経験は活かせると考えたらしい
 ※リュックは持たせる、現在、コンテナには食糧と回復系アイテム、毛布とテントくらいしか入ってない
 
 まだ公にしたくないので、キャンディー系のアイテムは人目のつくところで使わないで欲しいと伝える
 星獣に模擬戦をしてもらえばいいということも言っておく
 デントの装備(バンダナ)に『天使の翼』を付与しておく、試験までには戻るらしい


サンバさんパーティーは20階を目指すようだ

ロンのパーティーは行けるところまで行く様だ

僕は、デントとナイバータに様子を見に行ってから入塔しようと思った

昼食を済ませ、お嫁さん達とデントとナイバータに転移した

何でこうなった…
火山の噴火の予兆?…地震を感じた
カジノの島『ノーリア島』は火山の島

ナイバータの市民の話ではたまに噴火は起きているらしいが…
直ぐ、ミホ、フレイと連絡してみたが、既に入塔していた

デントがナイバータに行きたいと言わなければ気づかなかった、デントだけを転移させていたら解らなかった…
これも偶然なのか…?


精霊王権限…火と土の精霊を喚ぶ
火山の状況を聞く
「解りません 確かに揺れを感じますが…火山性の地震かも不明です」


お天気アプリ
〈ナイバータ付近〉
 1月 19日 ~ 24日
    19日(光) 晴     27/22
    20日(闇) 晴     27/17 
    21日(火) 曇り    24/15
    22日(水) 曇り    23/11 
    23日(風) 曇りのち雨 28/12 雷
    24日(土) 雨時々曇り 28/18 雷

「噴火は解らないのかな?それとも1週間以内に噴火はないのかな?」

市民に聞いてみるとアプリに出るらしい(--;)やっぱり魔法?
ということは、24日以降に噴火…

ナイバータの町長に相談する
火山性の地震かもしれない揺れを感じると

過去の噴火の記録を見せてもらう
長老や年長者の話を聞く
噴火は不定期…大きさもまちまちの様だ
最近、町に影響のある大きな噴火は無い

寿命の調整?蟹暴走祭カニイバルで死んでいたはずの人を火山の噴火で…
そんなことを考えてしまう…
映画の見すぎか?過去に見た映画を思い出すショウリ

「山に居る精霊に会いに行きますか?」
「噴火した場合、精霊や妖精はどうなるの?」
「噴火の火力には精霊クラスでも耐えられる精霊は少ないので精霊界に避難します」

会いたくないけど火の大精霊を喚ぶ
「や~ショウリ、ユーはミーの力を必要としているのかい、協力コーポレーションするよ」
「火山が噴火しそうなんです」

「…… 火山ボルケーノ精霊スピリッツ会うミートするかい?」
「火山の精霊?」
「それは、火の大精霊の従属になりますか?」

「微妙だね ファイアとアースの間の精霊だからね、ファイアの従属でもあり、アースの従属でもある、属性もファイアとアースを持ってるしね」
と言われたので土の大精霊も喚んだ

火山だから、ルージュ以外のお嫁さん達は
シーレン、スイレンを帝都に転移
まだ、不確定だが噴火の可能性があると、ギルドに伝えてもらう、今から調査に向かうことも

ショウリ(分身アバター1)、エスプリ、コゼロデ=カップ・リコーンと冒険者の代表がライガスリガの町に

ショウリ(分身アバター2)、まゆ、オピーコ=スコーピオとナイバータの冒険者ギルドマスターがカルーリガの町に
※副ギルドマスターの件もあるためギルドマスター直々に伝令です

ショウリ(分身アバター3)、エナ、カーラ=キャンサー・リンと副町長さんがカジノの街『スタトベガス』に
噴火の事を伝えに飛んだ、早速空飛ぶ絨毯を使う

ショウリ(分身アバター4)、ミーゼはナイバータに残る
デントと他の星獣達と共に残る


市民は噴火の事より僕のアバターに驚いた、気にしていない…慣れなのか?噴火しても小さいと思っているのか?

僕、ルージュ、火と土の大精霊の4人で火山の精霊に会いに行く

絨毯で飛ぶこと10分
火口に近づく

「僕、初めてだよ こんなに火口の近くに来たのは」
 火口の縁に浮いている
 眼下にはもくもくと煙を出す火口が見える
硫黄の匂いはしない、溶岩?赤いものは見えない
この煙も水蒸気の様だ(神眼鑑定)

『感知』…火口に居ると思ったけど行きすぎてました
【神眼】横穴 洞窟の奥2つの反応

「あっちに反応があるよ」
洞窟の入口前

「もしも~し ごめんくださ~い」
大きな声で呼んでみた

「は~い ただいまぁ~」
かるっ

体格のいい ポッチャリした女性が飛んできた
身長は15~6cm、妖精ではないので羽は無いです

 ∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵
 肝っ玉母さん?何事にも動じない そんな印象を受ける体型
精霊でポッチャリした体型は珍しい、あの体型で飛ぶのに問題ないのかと思うショウリ
 縮れた真っ赤な髪 赤黒い肌
ワンショルダーのローブを着ている
恐らく(ブラは)着けていない
それを気にする素振りは無い
↑これの説明は要るのだろうか?
 ∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵

「何でしょう?」

「こちらは、火山の精霊さんのお宅でしょうか?」
「はい そうですよ」
そ~なんだぁ~洞窟にお住まい?

「近々 火山が噴火しそうなんですが…何かご存じですか?」
「あぁ ケンがねぇ~ …気合い入っていてねぇ」
「どれくらいの被害になりそうですか?」

「そうねぇ~ 島の半分くらい形が変わるくらいかしら」
簡単に言われる被害ではないと思うのだが(--;)

「そこを 被害がでないようにお願い出来ませんか?」
「あたしに言われてもねぇ」

「ケンさんは、何かお好きな物はないですか?お酒とか?」
「酒好きだよ あたしも」
「そうですか ケンさんとお話し出来ますか?」


「なんだぁ?火の大精霊と土の大精霊か…そこの2人は?」
「僕はショウリといいます、冒険者です、一応Sランクです。彼女はルージュ、僕の妻で、Bランクの冒険者です」
「火山の精霊さんに、噴火による被害を押さえていただきたくお邪魔しました」
ポーチから三尾酒コーピオンの酒 数種類を出す

【神眼】
§§§§§ ステータス §§§§§
名 前:カザン=ケン・スターエン
種 族:火山の精霊
性 別:男
職 業:スターエン火山の精霊
レベル:800
H P: 4400/4400
M P: 3300/3300(霊力1100)
属 性:火、土
特 長:パンチパーマ、ガッチリした体型
    演歌の大御所を真似したタレントみたい
身 長:17cm
§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§

§§§§§ ステータス §§§§§
名 前:カザン=サヤ・スターエン
種 族:火山の精霊(火と土)
性 別:女
職 業:スターエン火山の精霊
レベル:700
H P: 3850/3850
M P: 2970/2970(霊力990)
属 性:火、土
特 長:縮れた赤髪、ポッチャリした体型
身 長:16cm
§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§

※火山の影響で、ステータスが10%アップ
(ケンとサヤ…どこかで見たような(--;))
(夫婦でないのかな?精霊だし…)

「これは、手土産です」
ペットボトルくらいの容器の酒(精霊と同じくらいの大きさです)
「単刀直入に僕がここに来たのは、噴火についてです、噴火止められませんか?」

「勘違いしてもらったら困るな、別に俺だけが噴火させてる訳じゃないぞ、噴火の原因は解るか?」
「(俺だけ? 原因?) 僕の知識と、この火山の仕組みが同じかどうかは解りませんが、地下の深いところの巨大なエネルギーが貯まり、地表に現れる爆発…ではないかと」

「違うな」
「え?」
「この島『ノーリア島』には5つの火山がある、その各々の火山に精霊がいる、5人の火山の精霊がいるということだ、その5人のケンカだ」
「…「はぁ?」…」同調した

サヤさんは、やれやれというような呆れ顔

「ケンカ ですか? 5人の火山の精霊の?」

「他の火山は知らんが、この島の火山は火山の精霊のケンカの余波だ」
「そして、今年は、5人のバトルロイヤルだ、派手に噴火するだろうな ハハハハッ」

「その噴火で人々が迷惑するのですが…」
「おかしいことを言う、俺ら精霊は1000年以上前から、この島で過ごしている。後から来たのは人間だ、ケンカ噴火も昔からやっとる、人間も戦争をするではないか、俺ら5人の力比べに文句を言われる筋合いは無いと思うぞ」グビグビ豪快に酒をラッパ飲み

「…ということは、小さい噴火は人に遠慮して力を押さえていた とか?」
「解るか?そんなんじゃ不完全燃焼でな」
「たまには、本気でやらんとな」

「…」
困った顔をする 火と土の大精霊、ルージュ

「では、今感じる揺れは?」
「他の精霊が特訓をしているんじゃないか」
なるほど、そういうこと(--;)


「この島がカジノの街だとご存じですか? 僕はまだ行ったことがないのですが『スタトベガス』ですか」
「あぁ 知っとるぞ」
 
「そのケンカ、スタトベガスでやりません?賭けにしませんか?」
「…「なんですとぉ~~~~~」…」同調した

説明タイム
ケンカをスタトベガスでする
ケンカをスタトベガスの賭けの対象とする
噴火をさせない

ショウリお前の案は 面白いが 俺らのケンカは噴火する程の物だぞ、街の中でやったら、それこそ 迷惑がかかるだろ?」
「それは、僕が結界を張りますから問題ないです」

ショウリヒーは 精霊キングだ ミー達の力ではヒーの結界を壊せないから安心リリーフして大丈夫オールライト
「「何!精霊王?」」
ケンさん、サヤさんが驚いた

「精霊王してます」ペコリ

「俺だけでは 決められんから 付いてきてくれるか?」

他の4人の火山の精霊の所に案内され
僕の提案を再度説明
全一致で賛成してくれた
全力でケンカが出来ればどこでもいいらしい

噴火の原因、この決定を念話で帝都のシーレン、スイレンに伝え、ギルドに報告してもらう

この事を分身アバターが各街で伝える

スタトベガスに行った分身アバター3と副町長が、スタトベガスの代表に話す
精霊のケンカが賭けの対象になるので、詳しく相談したいとなった

僕、ルージュ、ケンさん、サヤさん、他4人の火山の精霊、火と土の大精霊がスタトベガスに転移する

分身アバターが消えて直ぐ 僕らが来るので、スタトベガスの代表達は驚く
分身アバターとは記憶の共有をしているので、僕は代表との挨拶は済ませている事になる

「失礼しました こちらが火山の精霊達です、それと火の大精霊と、土の大精霊さんです」
「ユーはミーを紹介イントロダクションしてくれないのかい? シズオだけさん付けかい?」
「ミーは、火の大精霊 ヨイモキ=トーク・ヒート、ナイストゥーミーチュー」
「土の大精霊です ダイチ=シズオです、よろしくです」
※ショウリは火の大精霊の名前を今知った




残り1779日(1月19日)

1月23日帝都入学試験
1月末 竜宮城ドラゴンシーパレス



〈余談〉
「サヤさん、ケンさんと夫婦なんですか?」
「やだねぇ、夫婦じゃないよ、精霊に夫婦って関係は無いからねぇ…」
「一緒に住んでるんですよね?」
「居心地がいいからね、あの人と居るのが…」

ケンさん、サヤさんは夫婦でなかった
ただなんとなく、一緒にいるだけでした
が、夫婦ってそんな感じじゃないのかと思うショウリだった
ルージュの手を無意識に握っていた

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