これって?ゲーム?異世界?

久留米天狗

第5章 第133話 巨人族?(1)

第5章 入学試験(帝都編)
第133話 巨人族?(1)


前回のあらすじ
エスプリ、デント、ノイチ、スズが学園の入試に合格した
エスプリは入学しなかった、副学園長は、僕を怒らせた
スズは、学園に入学を決め、僕たちと別れた
スズ考案のデリバリーボックスに驚いた
ナイバータへ 支援部隊の第2陣を連れて行った
帰りに、帝都のギルド本部へ寄った


ワナキオさんにスズの件を謝っておく
「あっ 僕の所で世話をしている スズがこちらの学校の入学試験を受けられるように手配してくれたみたいですが、スズはシーズーの学園に行くことになりまして、その~すいません」
「その件は もういいよ、シーズー学園に合格って早くない?発表はまだだったんじゃない?」

合格発表の経緯を話した
「エスプリちゃんが~ 1番? すっご~い」
「測定器の改良が必要だね」


シーズーに戻ってきた
◆セーブポイント(教会)横◆
「じゃ レイジさん、キンタロウさん、ラピスさんここに妖精の館を作ってもいいんですね?」

「ここに、妖精の館を建てて頂き、エレベーターですか?昇降機で教会の所まで上がれれば体の不自由な方も教会を利用できる様になります」
「巨人族の方は無理ですけど、人族の大きさの方々なら、エレベーターを利用出来ますから」

僕が、転移魔方陣的な物を作ってもいいが、階段を利用してもらはないと…、怠け癖がついたり、運動不足になられても困る

 エナと木の妖精達、ミホと土の妖精達の力で少し地形を変え大樹が生えた
 幹の長径35m、高さ30m

巨人族…シーズー付近では5mを越える巨人族は居ないが3m前後の巨人族は年に数回(同じ人達)が訪れるらしい
 巨人族用の天井の高さ5mの4人部屋を1つ作っておいた、シングルベッド4つ、風呂、トイレ付
1階はこの部屋以外は妖精達スタッフルームと受付カウンター

 高さ19mの教会まで上がる専用エレベーターは外部に2機、内部から1機(エレベーターの天井の高さが2m、昇降重量300kgまで赤ランプでオーバー警告)

1フロア5部屋(11階建て、3~10の40+1室(巨人族用の部屋)、11階部3部屋VIPルーム)
2階をショップ(商店)フロア
武器屋、防具屋、道具屋、服屋(ランジェリー含む)
部屋へのエレベーターを大樹の中央部に作ってみた
1機は10階VIPフロア専用、3機で各フロアへ

ホテルとしての稼働は、スタッフ(妖精達の教育後)、人員の確保(募集)、準備期間が必要
学園の生徒(在校生含む)もバイト出来る事となる
開業予定2月1日
今は教会への外部エレベーターのみ稼働


「精霊達の ゴホッ お力を ゴホッ 間近で ゴホッ 見るのは ゴホッ 初めて ゴホッ ですが ゴホッ やはり ゴホッ 凄い ゴホッ ですねぇ ゴホッゴホッ」
咳、増えてませんか?本当に健康なのか心配(--;)
自分の診断を疑いたくなるショウリ…


冒険者ギルドと商業ギルドにスタッフの募集をお願いした
メンクラッタの村やメイシモラッタの村にも募集をかけた

 ペリニャンをメンクラッタの村のティーチャーさんに手紙を持たせ飛ばした
 デント達のシーズー学園合格を知らせる
 デントの手紙(卒業後の教師としての雇用、家族で暮らせる等の事を書いた手紙)と一緒に
ついでに、シーズー、メイシモラッタの村、帝都の妖精の館の人材募集の件も書いた手紙も持たせた


 精霊界から、水の精霊、木の精霊、光の精霊に来てもらいました  妖精30人を連れて
 蟹の暴走祭カニイバルの時に召喚した妖精達も、妖精の館で働くことを希望した



◆妖精の館の中◆
エスプリ、デント、ノイチ、スズの合格祝い
&妖精の館新設祝い
関係者だけにした…何故なら、精霊、妖精だけでも100人以上居るから

 僕にキスしたがる妖精にシーレンが孔雀モードになったのは触れずに 
 エナが氷の棺桶アイスグロゥヴでカチカチになったことも触れずにおく


楽しいお祝いの時間…
まぁ、シーズーの学園に行くとは限らないし、スズとのお別れ会、妖精達の歓迎会的な時間は過ぎていきました

16日朝に帝都に転移行く
 明日15日は1日シーズー 観光がてら妖精達と街巡りの日にするということで解散した


移動式家キャンピング・ハウスの寝室◆
僕の右にシーレン、左にエスプリ
シーレンはお昼に約束したから、エスプリは合格したから?

「イヴ、キャンサーリンについては 解ったのかな?」

「その件は もう少しお待ち頂けますか?人命に関わることでは無かったとだけお伝えしておきます」
「でも、蟹の暴走祭カニイバルで 死人が出てるよね?」

蟹の暴走祭カニイバルと キャンサーリンは関係ありませんでした たまたま、あの時 あの場所に あのタイミングで キャンサーリンが現れたから ややこしくなったので…」
困ったような顔のイヴ

「もう1つ、 あの木の実は 僕の神眼でも 鑑定できない木の実 あれは何?」

「あの木の実は、イヴわたくしが作った物です」
苦労実クロミ…開けるのに苦労するだけの特訓用の木の実と、金カランと言うとても美味しい木の実と、霧柑ムカン…美味なのですが直ぐに霧散する柑橘系の果実を融合して作った、まだ名前も無い木の実です」

「だから、僕の神眼でも ? だったんだね」
「数が?だったのはなぜ?」

霧柑ムカンは 直ぐに霧散するので、苦労実クロミの特性、分裂と融合されて数を維持させてるからじゃないですか?霧散と分裂で数が微妙に変化していたのではないでしょか?」

「え? じゃぁ 割らなければ増えていくの?」
「いいえ 割らなければ 減る方が早いかもしれません」
「割ることによって、分裂が起こりますから…」

苦労実クロミは、修行用の木の実4~5個を使う
1個霧散すると別の実が分裂、元の数になる
正しく割らないと数が減らない(殻が残る)、修行をするのにはもってこいの木の実

霧柑ムカンは保存も収穫も正しくしないと霧散する

僕の特訓中にも霧散していた

それを誤魔化すために匂いのキツい焼きそばをイヴは食べていた ということです

金カランはイヴの好きな果実だから融合に使った
副産物で偶然、色識別コントロール効果が生まれた

結局、キャンサーリンのことはイヴは何かを知っているが、まだ、僕らには話せない
謎の木の実は修行用、食用には改良が必要だ


◆2階、お風呂場◆
入浴タイム
エスプリの胸部から腹部が…よく元に戻ったなと思うほど肌の色が違うキズ…
エスプリに謝った
「ごめん ごめん」
エスプリを抱きしめた 裸で…

イヴ「肉体再生魔法のレベルが★1つだったから再生しきれなかったんです、それでも凄い魔法なんですけど…まゆさんの糸とルージュさんの血が無ければ、今まだ再生中だと思います、時間がかかるんです、肉体再生には…(本来★1つだとこれ以上は期待出来ない、最低保証『1』がどこまで影響するのか?)」

「このキズは消えるの?」
「どうでしょう?消えるという保証は出来ません」
「人間だったら消えることは無いと断言出来るのですが…エスプリさんだから(イヴわたくしの加護次第…)…ルージュさんの血もありますし…」

エスプリボクは 消えなくても気にしないよ」
「大丈夫…『肉体再生★★★』↑」
エスプリの肉体再生のレベルを上げた 優しく

「あっ あっ あっ あうっ ショウリ…ショウリが入って来る~ 熱い… 熱い物がボクの中に…ハアハア」
「お お腹が熱い…」
エスプリの腹部がピンクに光っていた

光が消えるとキズも消えていた
「ショウリ…」
みんなは浴槽の…お湯に浸かっている
視線は僕とエスプリに集まる

僕はエスプリを抱いた みんなの前で…
エスプリにも 子供が出来るかもしれない…

エスプリをお姫様だっこでお風呂場から出る
エスプリは僕を見つめる 体はひくひくと痙攣している
「ボ ボク…」エスプリは目を瞑った

エスプリをベッドに寝かせ
シーレンと … シーレン彼女にも子供が出来るかもしれない

ルージュが限界
精神安定スピリッツスタビリー』少し我慢してもらう
1度、熱を冷ました 後に熱くする
精神安定スピリッツスタビリー』じらす
熱くする

スイレン、まゆ、ミーゼが限界
ルージュを壊し、まゆを壊し、スイレンを壊し

ミーゼが僕の上で壊れる
ミーゼにも子供が出来るかもしれない

イヴは壊れていた

イヴをベッドに寝かせ
僕もログアウト…


“ショウリショウリ ショウリショウリ”
“え? キャンサーリン?”
機械的で変な声、僕の知る限りキャンサーリンだけ

キャンサーリンの念話で起こされた
“ショウリショウリ イマカラ アイタイ”
“今から? どこで?”

“シーズー ソラノウエ”
“え? 空の上? (蟹なのに?)”

“カニデモ ワタシニハ カンケイナイ”
“あっ ごめん 今から?直ぐに?”
“ソウ イマスグ”

“わ 解った”プツッ

まさか、キャンサーリンの念話で起こされるとは…
シーズーの空の上ねぇ…

『テレポート』『自由飛行ドリアンベントンダス

【神眼】…
まだ上? まだ? どこまで行く?
どんどん上昇する 10000…20000…40000…80000
ブルッ 寒っ 『不可視の壁シールド』『温 風ホットウィンド

見えた!
12万m… 息…普通に出来る…不思議だ8000mでも酸素ボンベが要るよね?一気に上がってきたよ…大丈夫なの? 明るい…魔法?
ん? 1 2 3 4 5人? 1人はキャンサーリン?…

ホバリング

「こんな所に 呼び出しですか?」
回りを見る 5人?5影?
景色は 何もない 空 まだ上がありそう(上を見る)
宇宙的な暗い所は無い…

影1「ホントウニ ココマデ コレルトハ ヨウコソ ヨビダシテ ワルイ」

影2「キテクレテ タスカル」

キャンサーリン?「マタ アエテ ウレシイ ショウリショウリ」

「ショウリショウリ じゃなくて、ショウリです」

影3「ショウリショウリ ジャナイ? ショウリ?、キャンサーリン タダシキ ジョウホウヲ タノムヨ」

「イヴが、キャンサーリンはこの世界の生命体ではなく、星獣だと言ってましたが みなさんも 星獣ですか?」

影1「… ソレハ イズレ ワカル」

影4「ショウリオマエノ チカラガ ホシイ」
影4から影が伸びる
僕の前でその影が止まる

キャンサーリン?「ハヤマルナ カレハ ツヨイ ワレワレヨリ ヤメテオケ」

ん?男?女じゃないの?声?が機械的で判別出来ない…

【神眼】?、?、?、?、?
やっぱり無理かぁ…

「力が要るの?」 

影3「ナカマヲ ヨビタイ アト 7ニン」

影4「ヨルニ マタ コイ オマエガ ココマデ コレル コトハ ワカッタ」

「僕のメリットは?」

影1「オマエダケデナク コノセカイノ スベテノ セイブツニ モタラサレル」

「それは 悪いこと?」

影2「レキシテキコト…」

「歴史的?」

キャンサーリン?「ヨル 12 オマエナラ ワカルハズ… ヨルニ アオウ ショウリ」

5影は気配も消えた …転移 異次元転移?

蟹座 星獣 12 夜
もう、星座しか 思いつかない 
空中に 『マーキング』 出来ちゃうから魔法は便利怖い


下を見る
平面… 地球の様な球体には見えない
それとも、地球より大きな星?
僕でも流石に見えない 12万m下は(--;)


青と緑…所々茶色 この高さだと街って感じがしない
土壁や木造の建物、地面の茶色
森に草原の緑、海や川の青

自然豊かな大陸帝国


人口1万人にも満たないシーズー
今が、夜だとしても 街明かり…たぶん見えないだろう、光も弱い 数も少ない 日が沈む…太陽が無いこの世界ではこの言い方は通じないだろうが、夜になれば、視野の確保に明かりを灯す ランプや蝋燭ろうそく、光魔法 明るいというより暗くない程度
暗くなれば寝る それまでの視野の確保…
街の外には魔物が出る、明かりは魔物を呼び寄せる
夜の見張りでさえ火は消すらしい
(僕は、夜の見張りを知らない必要が無いから、結界を張ってハウスで寝る 最初から移動式家キャンピング・ハウスだから(--;)ごめんなさい)

シーズーから最寄りの街…移動に数日かかるメイシモラッタの村、帝都
見えるとは思えない(宮殿でさえ明るかったというイメージは無い)

7000年以上の歴史があるのに人口は増えない?
僕が知らないだけで増えてるのか?
日本では戦争があっても1億2000万人
帝都ススペードでも10万人居ない
やはり、魔物が原因なのか?

人口1万人未満のシーズーに2万を越える蟹
シーズーが滅んでいてもおかしくない

ナイバータで4000以上の蜘蛛と蟹を討伐した
ナイバータの人口は4000人程
ナイバータが滅んでいてもおかしくない

もし、僕が居なかったら?10000人以上が死んでいた?今も市民彼らは生きている…
魔物に襲われていたら死んでいた?今、生きている…寿命ではない?
ナイバータで死んだ人は?僕がもう少し早く着けていたら まだ、生きていてのだろうか?
イヴなら、解るのか?

スーハー 深呼吸 
ポーチから、イヴから持たされた、謎の木の実を出す
パキッ 金  パクッ(キャラメル味というかキャラメル)
もう悩まない 僕は出来ることをする
魔物の討伐、荷物の輸送、護衛、商品開発製作
人助け(回復、治療)、子作り…出来る事をする
僕が居なくなった後(5年後)それが止まることの無いように、デントやノイチのような人材の育成

冒険者ギルドのような力の組織、商業ギルド・運び屋組のような物流の組織、それの強化、妖精の館、学校新設…出来る事をしよう

“ショウリ様”
“まゆ? おはよう 起きれたの?”
“は は はい (気持ち良かったぁ~ まだ ショウリ様のが 入ってる感じ あっ また したくなっちゃった…ショウリ様が欲しい…)い 今、どちらですか?(抱いて…欲しい…)”
念話中だと全て聞こえる…男の子が反応する

“何か あった? 今 シーズー上空なんだけど”

“は? 上空? (まゆわたくしも昨晩は天にも昇るくらい感じました あっ また またしたい) 妖精の館から妖精遣いが…巨人が来たと”

“え? 巨人? わ 解った 今から、行ってみる”

“(イク… まゆわたくしも イキたい) 早く帰って来てください (やりたい…)”

“出来るだけ 早く帰るね”プツッ

ん~ 早く帰るべきなのかな?なぁ 息子よ
そんな事を考えながら降下する





残り1784日 → 1783日(1月15日)

1月17日ワナキオさん結婚式(帝都)
1月23日帝都入学試験
1月末 竜宮城ドラゴンシーパレス



『肉体再生★☆☆』
〈精霊魔法〉
〈★☆☆〉
自己回復系最高位魔法
切断、焼失等肉体の1部、、が無くなっても再生する

〈★★☆〉
キズの修復、HPは回復しない
時間をかけて、どんなキズも修復する事が出来る

〈★★★〉
どんなキズも瞬時に無かった事にする
キズの修復、HPは回復しない

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