これって?ゲーム?異世界?

久留米天狗

第5章 第124話 学校新設 or 学科の新設?

第5章 入学試験
第124話 学校新設 or 学科の新設?


前回のあらすじ
妖精の館 設立の許可をもらう
真珠の養殖を始める許可をもらう
学校の新設を提案する



「この学園には、執事、メイドの育成をする学科が無いですね、船大工、漁師や航海士を育成する学科も無いですね 僕は、スタトベガスへの航路をこのシーズーから出せたらと考えています、依頼で、竜宮城ドラゴンシーパレスへも行く予定です」
竜宮城ドラゴンシーパレスへ行く手段が簡単なら、シーズーや帝都から行けたらと考えています」
「船大工や航海士の需要は増えると考えています 学校の新設が無理なら、学科の新設を希望します」


「ショウリさん、ゴホッ 素晴らしい考えだと ゴホッ 思います ゴホッ カジノの島『スタトベガス』への航路 ゴホッ 竜宮城ドラゴンシーパレスへの航路 ゴホッ 妖精の館のホテル化 ゴホッ メイド等の需要も増えると ゴホッ 海路には船が必要 ゴホッ で、船大工と航海士を育成 ゴホッ 素晴らしいです ゴホッ」
「今日は、1月13日ですよ ゴホッ 明日1月14日は学園の入試をする日ですよ ゴホッ 間に合わないですよ ゴホッ 校舎も教師も ゴホッ」

ニコッ 僕は微笑む
「さっき、魔物の教師の話をしましたよね?(見せましたよね?) 教師はカードモンスターの『オルドワルト』(オルドル)、『オルダニスキー』(オルドル)、『魔女クロナ』(ハイウィッチLv.90)、『ビットキング』(キング)、『ビットクイーン』(クイーン)、『ビットナイト』(ナイト)、『スフィン』(スフィンクスクス)にやらせたいと、校舎も僕が精霊の力を貸してもらいます」
(僕1人で簡単なんだけど、あえて精霊の力を借りる)

「『ビットナイト』だけは人の言葉を話せませんが、『ビットキング』『ビットクイーン』の念話で指示は出来ます、船大工は現役の船大工さんに協力を求め、航海士の教師も現役の漁師さんに話してみます」
「明日の入試までに校舎は出来ると思います、教師も授業が始まるまでにはなんとかなると思うのですが…どうでしょう?」

教師業務面接?を兼ねて、『オルドワルト』、『魔女クロナ』、『ビットキング』、『スフィン』を召喚した
オルドワルト達は、僕と念話で連絡が出来ると伝える
お昼までには返事をするということで僕だけ退室した
9:55

町役場を出て、町を歩く
市民の一部 僕を知る者はお礼を言ってくる
学園の場所を通行人に聞いて、学園に行く

自由飛行ドリアンベントンダス
上空から建物の配置を確認

∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵
学園の回りを高さ3m程の結界付の石壁が囲む
出入口らいし校門は1ヵ所…生徒も教師の出入口もそこだけのようだ、校門の両側に門番、検問?警戒厳重?校門の内側に控え小屋?(門に2人で中に4人)
遅刻は大変そう…
門から校舎まで50m、逆さのUの字の形の校舎がある、朝礼とかをする時のためのスペースかな?
ランニングコースらしいものが石壁側と校舎側にある
ランニングコースの間、校舎の左右に体育館のような建物が2つづつ
校舎右側は魔法科用?魔法耐性の強力な結界が張られている
校舎左側は完全に攻撃魔法が禁止された結界だ
恐らく剣技、体術の為、身体強化系の魔法と回復系の魔法以外は禁止しているのだろう
上(見た目が良い方)は観客席、観覧2階席まである
下は舞台?が4つ 予選でもするのか?そんな感じだ

校舎の上にある建物の腕時計を横に置いたような中央が大きくベルトのように左右に建物(左が長い)
宿舎? 寮かな?右が貴族?優等生?結界もそれなりに強く、設備が贅沢な感じ、個室が多く、2人部屋、シャワー、トイレ付…ホテル並み?
左は一般生徒?劣等生?全部4人部屋、最低限の設備
待遇が違うなぁ…学校でいいのか?
中央は1階休憩スペース、シャワールーム、風呂がは6ヵ所…男女別当たり前か、2階は食堂、3階が図書室?音楽室、校長室?(校舎の中にもあったよ こっちの部屋は町政とかするためかな 転移魔方陣での出入か…)がある

校舎には生徒 いや人が居ない 休校のようだ
∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵

「校舎や宿舎の増設は あの学園長嫌うかな?スペース的に…4階建 上に増設は可能だね」
「ランニングコース 石壁側のが 建物を増やすと死角が増えるもんなぁ~ ランニングコースに起伏を作ってランニングコースの下に宿舎ってのもありかな? そんなこと考えるの僕だけかな? 生徒からしたら有り難迷惑?」

「殆どの生徒は部屋の中? 真面目にお勉強中?」

「でもないか 魔法科用の魔法闘技場らしいところで5人の生徒が魔法の練習かな?」
「1対4の はぁ~ いじめかな?」
「ほっとく訳にもいかないよね…テレポート」

~~~~~~~~~~~~~~~~~
少女A「本当にいいんですか?」

少年A「結界の練習は教師立ち会いで許可も要りますよ」

…違った 上級生?が結界の自主練習かな?

少女A「私が火」 少女B「私が水」
少年A「僕が風」 少年B「僕が土」
少年B「同時に4種類の魔法を防ぐなんて まだ早いですよ 止めましょう」

上級生A女「構わないくわら やってぇ」
少年A「まず、1人からやりません? 最初っから全員より」

上級生A女「そ そんね んじゃぁ 火くわらやりまそう」

…この上級生はちょっとなまってる?

少女A「いいます 我思い炎になり…『ファイアボール』」
詠唱しての攻撃魔法 すいません無詠唱で
ショウリは誰に謝っているのやら
それでも余り強いとはいえないファイアボール

上級生A女「わ わたすをまもぉるぇ『スールド』」不発

ドカーン ファイアボールが上級生に直撃

「…「え~」…」同調した 僕まで

少女B「水水水よ出ろ 『ウォーター』」ジャー

ジュ~
少年A、B「「だ 大丈夫ですか?」」

上級生A女「だ 大丈夫でしゅ 大丈夫」
制服 ボロボロ

それは大丈夫じゃないよ~ 心の声が同調した

少女A「私たち 回復系の魔法使えませんから 医務室に行った方が良いですよ」
少年A「先輩 見えてますよ」
少年A、Bが赤くなる

ブラの肩ひもだけですよ 見えてるの 純情過ぎ
一緒にお風呂に入ってる僕の立場は…お嫁さんになる前からですよ 1人落ち込むショウリ

「『ヒール』『復元』」
火傷を回復、制服を元に戻す

少女A「え? 誰?」
他の生徒も僕を見る

「どうも (ペコリ) 怪しい者じゃないよ」
十分怪しいと思う生徒たち

少年A「あなたは誰ですか?」

「ん~ 明日の受験生の保護者?付添人つきそいにん?」
間違いではない 1人納得するショウリ

少年B「どうやって 入ったのですか?」

「ん~ 転移?」
間違いではない 1人納得するショウリ

少女B「え~ 学園の外壁には転移妨害結界が張られているはずですよ、転移で入れるはずがないじゃないですか?」

「ん~ 何でかな?普通に降りてきて1対4の気配を感じて転移で建物の中に入ったのは嘘じゃない」

少年B「へ? 降りてきて?」

「そ 降りてきてから 転移」
上から下に降りてくる動作を人差し指でする

上級生A女「と 飛んで 飛んで来たと?」

自由飛行ドリアンベントンダス(無言詠唱)
「そ 飛んで来た」浮き上がる

「…「え~」…」同調した

何でこうなった?
魔法の講義
砂時計講義 5人は尊敬の眼差し
この5人は魔法科の生徒らしい
流石、学園の魔法科の生徒、基本的な魔力制御は出来ていた
砂時計2回 約7分の講義で
詠唱短縮をマスター

少女A「『ファイアボール』」ドーン
少女B「『アイスボール』」ドーン
少年A「『ストーム』」ビュー
少年B「『ロック』」ドッカーン(1m程の岩が落ちてきた)
※詠唱短縮…魔法発動の際の魔法名の前の長い呪文を使わず、頭の中で魔法発動後をイメージし、魔法名だけで発動させる、長い呪文を頭の中で詠唱するより高度なテクニック

「…「すっご~い」…」同調した

「あれを 防げる?」
上級生A女「無理」首を横に振る ブルブルブルブル
首 もげるよ…

「そうかな? たぶん 出来ると思うよ」
「へ?」
他の生徒も「?」

僕は、『ウォーターボール』水の球を出し触らせる
水だからポヨンポヨン
硬い水をイメージする
また、触らせる

生徒「「…「硬い…氷のように硬い…」…」」

「氷じゃないよ 水 イメージで固くしただけ」
水の球を形を変える
ラグビーボールの様に、浮き輪の様に、四角に、三角に、ハートの形に…
水玉みずたま』『ウォーターきゅう』『水ボール』『水球すいきゅう』『ウォルタボル』
魔法名を変えて『ウォーターボール』を造る

上級生きみは 少し、なまってるね それで、魔法の発動が出来ないと思ってない?」

上級生A女「へ? どうすて 解れぅの?」

「魔法とはイメージ 想像力です 言葉じゃない 発音が不完全でも魔法は使える、ダメと思った時点でその効果は落ちます、出来ると 自分が発動させたい魔法を強くイメージ出来れば 発音が少し悪くても出来る 発動します 魔法とはそんなものです 魔力の大小には余り関係無い 瞬間的なものならね 魔力は持続性って感じ?」
「だから、不可視の壁シールドの一瞬の防御なら想像力が強い者が上、持続的に展開するなら魔力が多い者が上 かな?」

上級生A女「なんで いまで浮いてぬぬいるでですくわ? もう10分は浮いてぇまけど」
僕は、自由飛行ドリアンベントンダスを発動したままです


少女A「ところで あなたは 誰ですか?」

「え? 今頃?」

少女B「あなたは 誰なんですか? お名前は?」

少年A「魔法に関して凄い人だとは解ります…」

少年B「飛んで来た人に魔法を教えてもらった では 信用されませんから 名前を教えてもらえませんか?」

上級生A女 ブツブツ 魔力が上がってきてます
「『不可視の壁スゥールド』『ファイ~ ストー』」
あろうことか火の上級魔法と、二種類の他属性魔法発動、短縮詠唱 3つの高等技術を使う

ブワー ゴー 炎の嵐 
「キャー」「うわー」…「え?」「スールド?」
ドーム状の不可視の壁シールドに包まれて、シールドの外に炎の嵐

上級生A女「あっ あたが?」
僕は首を横に振る
「僕は何もしてないよ 上級生A女きみの魔法だよ」

上級生A女がふらつき倒れた(僕が受け止めました)
それと同時に炎の嵐とシールドは消えた…魔力切れ

少年A「だ 大丈夫ですか!」
「大丈夫 単なる魔力切れだよ」
「トランスファーしてもいいけど 少しは反省してもらはないと 彼女 お昼過ぎまで寝てても大丈夫?」
首を横に振る
「なぜ?」

「先輩は、明日 入試の監督者なんです それで、少しは防御魔法を鍛えようとして…」

「監督者と防御魔法って関係あるの?」

「あります、試験官は攻撃してくる生徒を防御魔法で防御するんです」
「え~?」

受験生は魔法を披露する際攻撃が許されている
それを防げない上級生は減点されるらしい
監督者は立候補制 監督任務を無事こなせば加点される 授業の成績がかんばしくない生徒への配慮の1つが入試時の監督
すなわち、彼女は成績がかんばしくない生徒ということである(訛っていたせいだと思うショウリ)

「『魔力譲渡トランスファー』『目覚めウェイクアップ』」

「う ん~」
「大丈夫ですか?先輩」

「はい、講義は終わり 無茶したらダメだよ」
「僕は帰るから部屋に戻りなさい 『テレポート』」

「転移で来たのは本当みたいですね」
呆れたように呟く少年B
頷く生徒たち ウンウン
「何者 だったのでしょう…」
「結局、名乗らなかったですね」
「先輩 もう 戻りましょう 魔力切れで倒れても不審者は居ないのですから…」
「そぅね」

学園の上空へ 暫く様子を見てましたが聞き分けは良いようです 部屋へ戻って行きました

「あっ 砂時計 忘れた… まっ いいか」

西テテリアを見る
「こっちに カジノの島『スタトベガス』があるんだよね… 時間は11時27分 30分で行けるとこまで行ってみるか…」
飛んだ西テテリアへ 

「ここは?」 ピコッ『スタトベガス島』
「着いちゃった」 11時47分

海岸に降りる
うえから見えた道に軽く走っていく
幌馬車が2台、豪華な馬車1台、馬の護衛?2頭(2人)こちらに来るのが見てえた
茂みに盗賊?(5人×2)が隠れているのも解った 

 見えちゃったからなぁ~ 豪華な馬車、盗賊らしいのが10人 幌馬車に2×2人(御者も戦闘タイプ?) 馬に2人 馬車の中に戦えそうな人が1人 実力的に馬車の中の人が1番、馬に1人、幌馬車の4人の中の1人(魔法使い?) 後は盗賊の方が上なんだよね そして、盗賊らしい連中の中に魔法使いが2人 おかしいよね ただの盗賊じゃないよね

 とりあえず、豪華な馬車だけは無の空間ナインラウーム、対魔法、弓など遠距離攻撃も無効にしておく

 ヒュヒュヒュ 弓が飛んで ボフボフボフ(無言詠唱のファイアボール)
幌馬車の魔法使いが『ウィンドー』『アイスウォール』 魔法使いさん 中々強い方のようです
弓もファイアボールも無効化されました

 豪華な馬車の中の人物はそれなりに重要人物ということですか?
 豪華な馬車で荷物って事は無いと思いたい
 豪華な馬車には強い人以外に3人、男性1人、女性1人、女の子1人です

 進行が止まり、幌馬車から護衛?御者?が降りてくる

「『魔法禁止ダメマージ』『ファイアボール』『ファイアスピア』」
盗賊らしい集団からの攻撃

「『不可視の壁シールド』」
杖です 杖に付与されたものだから魔法禁止ダメマージ効きませんでした

物理攻撃が始まりました
剣のぶつかり合い キンキン カンカン
「グワッ」「うっ」「わっ」
護衛が3人やられ(まだ死んでません)、タタッタタッタ馬が走っていきました(マーキング 馬に印を付けときます)


「『ミンナバヒール』」

「え?」「なに?」「誰だ?」






残り1802日(1月13日)

1月14日シーズー入学試験
1月17日ワナキオさん結婚式(帝都)
1月23日帝都入学試験
1月末 竜宮城ドラゴンシーパレス



〈カードモンスター紹介〉
『オルドワルト』『オルダニスキー』
オルドル
試練の迷霧オルドルメイム内で冒険者の緊急事態に備え、冒険者の呼び出し、不法侵入に対応するため、魔物を管理指導?するため
『念話』『監察』『監視』『魔物調教』が初めから出来る

『魔女クロナ』
ハイウィッチLv.90
高位魔法使いのため『念話』を使える

『ビットキング』『ビットクイーン』
キング、クイーン
(キング←→クイーン、)ビショップ、ナイト、ルーク、ポーンに指示を出すため喋れる、敵に内容を聞かれないよう『念話』が使える

『ビットナイト』
キング、クイーンの命令には絶対服従
キング、クイーンからの念話を受信できる
※発信は出来ない
人の言葉は理解できるが、話せない
D.W.ドリームワールド言語〈☆☆☆〉』



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