これって?ゲーム?異世界?
第5章 第122話 カニイバル?(2)
第5章 入学試験
第122話 蟹の暴走祭?(2)
前回のあらすじ
ナバナ村へアンクゥさん、ティガさん、クリフさんのスマホを届けに行った
アンクゥさん、ティガさん、クリフさんのお父さんはミーゼをナンパした事があった
「蟹の大群…蟹の暴走祭 『蟹の暴走祭』」
「へ?祭?カニイバル?」
カーニバルじゃなくて?カニイバル?
「ミーゼ『記憶転移』」
ミーゼをお姫様だっこして転移した
「消えたね」「消えたね」「消えた」
「流石、Sランクだね」「そうなの?」
「ん Sランクなんだと ミーゼの旦那」
「なぁに~~ 旦那?」
クリフのお父さんも、ミーゼをナンパした1人だった
『記憶転移』でシーズーに戻って来た
商業ギルドの駐馬車場に転移した
『察知』【神眼】
「大きさが1m 大きいもので4mはあるね」
「『ビッグクラブ』『大きな蟹』『ヨコシマカニ』『タテシマカニ』『巨大蟹』『ポイズンカニ』『片目蟹』『四手ハサミ』『六手蟹』『蟹擬き』『美味しい蟹』『不味い蟹』『七足蟹』『一目蟹』『三目カニ』『レッドクラブ』『イエロークラブ』『ブルークラブ』」
「『赤巻き蟹』『青巻き蟹』『黄巻き蟹』」
早口言葉ですか?(--;)
「『アイアンクラブ』『ウッドクラブ』」
ゴルフじゃないよね?
「『茹で蟹』『アイスクラブ』『ヒートクラブ』『ホットクラブ』『丸い蟹』『前進カニ』『後退カニ』『右利き蟹』『左利き蟹』」
「種類も数も半端ない」
「ミーゼもみんなを手伝って」
「解りました」
“みんな 大丈夫?”
“出きるだけ 氷付けでお願い 美味しそうだから”
“「…「え~~~」…」”念話で同調した
“マザー 聞こえますか?”
“ショウリ様? どうか なされました?”
“マザーは『蟹の暴走祭』って知ってますか?”
“はい 知ってます”
“シーズーが 今、蟹の大群に襲われています、海沿いの帝都も蟹の大群が表れる可能性があります、ギルドへ連絡してください お願いします”
“シーズーで、蟹の大群? 『蟹の暴走祭』 解りました 伝えます”
“僕たちは、シーズーで、蟹討伐に当たります じゃぁ よろしくお願いします”プツッ
スパロー、ライトメル、レフトメル、ポーン、ルーク、ナイト、ビショップ、クイーン、キング、ケルベロス、海獣、海竜、猪鹿蝶々、ビッグバッド、クロコダイル、カバ力のカバ、アリゲーター、二尾大サソリ、盾サソリ、石サソリ、ブリザードスコーピオン、四鋏大サソリ、麻 痺 蛇、ゴーレム、鉄大サソリ、ストーンゴーレム、二首四手オーガ、スモークタイガー、ボーンタートル、スカルホース、幻影鎧、スカルロード、シャドーライオン、炎 狼、ブリザードウルフ、サンドキャメル、ダークハイエナ、雷 狼、光 狼、雷 熊
ロウ(狼)、コン(狐)、ワンナ(犬) (ケルベロス(亜種))
サイ坊主、石土偶、鉄土偶、金土偶、銀土偶、ダンスドール、ソングドール、でっかいキャンドル、はんか蝶蛾、亀レオ、ポンポコキツネ、栗ズリー、オルドルキング
亀の助 (巨大狂暴海ガメ)
まめじー、みつお、だん
「精霊王権限、大精霊、精霊、妖精を召喚」
大精霊(火、水、風、土、木、闇、光)、精霊(火、水、風、土、木、闇、光、花、井戸、氷、金属系、石、岩 など)、妖精(火、水、風、土、木、闇、光、花、井戸、氷、金属系、石、岩 など)呼び出した
「蟹をやれる精霊達は、蟹を、そうでない妖精達は避難誘導をお願い」
「みんな、カニを倒して 街を、市民を守って」
「…「“はい 主、精霊王の仰せのままに”」…」
同調した(喋れない魔物は念話で)
「解りました」「それ~」…「カニだぁ」「カニ」
“ドンペリ、黒ペリ、赤ペリ 『蟹の暴走祭』発生をギルドへ連絡してくれる”
『監視眼』で帝都やシーズーでない街であることを確認して、ギルドへの報告を指示
“了解です” “解りました” “はい”
「さて、連絡は済んだ カニ祭です」
「『自由飛行』、【神眼】『察知』数20507か、いただきます 『氷の棺桶』×20507」
カッチンコッチン
「あれ? 終わっちゃった?」
「カチカチだね」「冷たいそうだね」「寒そうだね」「美味しそうだね」「終わったね」「終わった」「終わり~」
「ですよねぇ~」
シーズーには 大小(1~5m)の蟹の氷付けが並んだ
召喚した意味あった?
僕だけで済んだんじゃない?
と思ったことは内緒
冒険者ギルドの前でギルドマスター キンタロウさんと数十人の冒険者が氷付けになっていた
(本当に氷付けになってはいないです 動かなくなっているポカン状態です)
空から降りて、
「どうも」ペコリ
ペコリ 同調した
召喚した魔物たちに、氷の棺桶を冒険者ギルド、商業ギルドへ運んでもらった
(折角 召喚したからお手伝いしてもらいました)
魔物が氷付けの蟹を運んでます
冒険者、町民も一緒に…笑いながら
「氷の棺桶だから、並べやすいね」
「そういう問題ではないと思いますですわ」
ウンウン
「いや~10000×2からの氷の棺桶 凄いね」
冒険者ギルドと商業ギルドに並べられました
「そういう問題ではないと思います ショウリ様」
ウンウン
「美味しそうだね」「美味しそう」
「そういう問題ではないと思いますよ ダーリン、エスプリさん」
ウンウン
「カニ祭ですね みんなで食べましょう」
「ショウリ お前なぁ~」
「それが、ショウリさんですから」
「そうですね、それが、ショウリ様ですわ」
ミーゼとエナが
討伐合計 約23000体…氷付け22557体
この後、207体(冒100、商107)の買い取りがされ、22100体の蟹はポーチに収納されました
その他(約450体)は、霧散、ドロップアイテムのハサミ、足、蟹味噌等になりました
重たい冷たいきつい思いをして運んだ市民の冷たい視線があったような気がしました
250体の蟹をみんなで食べました
蟹三昧
生で、焼いて、鍋で
蟹のパスタ、蟹の丼、蟹の握り寿司、蟹の巻き寿司
土の精霊、妖精が竈と土鍋を作り、水の精霊、妖精が水を入れ、火の精霊、妖精が火を起こし、調理人が捌き、料理をし、町民も冒険者も商人も学生もみんなが参加
料理をしている間に、家の修復、片付け、大工や精霊、妖精達 召喚獣がお手伝い
瓦礫も精霊、妖精の力で壁や石畳に
道も家も修復されていった 次々と
瓦礫 → 土 → 壁や石畳
廃材 → 土 、芽が出て木 → 柱、板
精霊、妖精の力で
僕らがドネーションしまくって
交代で食べて、修復して…
「あれだけの被害が 数時間程で 殆ど修復してしまいましたね」
「エナ、エスプリ達が市民を守ってくれたから、多少のケガをした人はいたけど、死者が出なかったんだよ、ご苦労様」
「当然ですわ」「ボクも頑張ったよ」
「ショウリ様が注文をつけましたから、ルージュ本気が出せませんでした 流石に氷付けには出来ません 丸焼きなら朝飯前なんですけど…」
「デント、ノイチ殿も頑張られました」
「ロンもデント、ノイチ ご苦労様」
「シーレン、スイレン お疲れ様」
「絆の指輪のおかげです、魔力切れになりませんでしたから」
左手の指輪を擦りながら赤くなり微笑む
普通なら何ヵ月もかかるのではないかと思われる壊れた街が 数時間程で 祭をしながら 蟹の暴走祭があったことを思わせる痕跡が無くなっていた
召喚獣とはいえ、魔獣と市民が協力し、街の復旧をする、精霊や妖精が
18:18
◆冒険者ギルドの大会議室◆
冒険者ギルドのギルドマスターキンタロウさんに、商業ギルドのギルドマスターラピドさん、運び屋のハチさん、ナナさん
チェアさん、僕、イヴ、シーレン
大精霊(火、水、風、土、木、光)
闇の大精霊はデュークに遠慮して精霊界に帰りました
「ショウリさん、蟹の買い取りは無理です」
「そうだね 無理だね 売れないだね 保管も無理だね」
「ショウリさんには、いいや ショウリさんのクラブの方々、召喚獣達には本当に驚かされますだね 2万を越える蟹の大群が一瞬で氷付けになっただね、市民の避難誘導にケガ人の回復、街の建物の被害も もう殆ど復旧してるだね、ありがとうございますだね」
ラピドさんがお礼を言う
「そうですね ショウリさんが居なかったらどうなっていたことか こんなに少ない被害じゃなかったでしょうね」
運び屋のナナさんが呆れたように言う
「ショウリさんには、シーズー市民を代表して感謝をします ありがとうございます 本当にありがとうございます」
大きな顔のキンタロウさんが顔を近づけて言う
お辞儀されると頭突きされそうで怖い
「はじめまして ショウリさん、ナナやチェアから聞いてましたが、信じられないくらいの強さですね」
「運び屋組のリーダーをしてます、ポリフェーノ=ハチ・ゴパです、よろしくお願いします」
「はじめまして ショウリです イヴとシーレンです」
「はじめまして イヴです」
「はじめまして シーレンです」
「あっ 僕、結婚しました イヴとシーレンと」
「「「「なんですとぉ~」」」」
「ショウリさん、正確に言わないと エスプリさん達が泣きますよ」ニコニコ
「へ? なんで、エスプリさん達が泣くの?」
ナナさんが聞く
「エスプリとエナとスイレンとまゆとミーゼとルージュも お嫁さんです はい」
ナナ「はぁ? じゃぁ イヴさんと、シーレンさんだけでなく、エスプリさんともエナさんとも、スイレンさんとも、まゆさんとも、ミーゼさんとも、ルージュさんとも結婚したんですか?」
「はい」
(「ショウリさん、8人も相手して体 持ちますか?」)
ハチさんが小声で聞いてきた
(「それが お嫁さんたちの方が先にダウンしちゃいます」)
「え~~ 8人とやっても大丈夫」
そのフレーズ…僕 物置じゃなから(--;) 100人出来そうだけどしないから…
ボン ナナ、イヴ、シーレンから何か出ましたよ、小声で聞いた意味ないじゃないですか…僕まで赤くなります
大精霊の女性陣も赤くなりましたよ
イヴ「お お二人で な なんの 話をしてるのですか? ですか?」
「さぁ? 何の話しかなぁ~」
とぼける
「それは 置いておいて 蟹の暴走祭って 直ぐに終わるのでしょうか? それとも ビッグスパイダーバンみたいに期間があるのでしょうか?」
ハチ「文献では、ビッグスパイダーバンは半年程の期間的なもののようですが、蟹の暴走祭はボスカニがいるようです その蟹を倒せば終わるようです」
「ボスカニ? では、シーズー近海だけの問題なんですか?」
ナナ「そうとも限りません ボスカニが移動する場合があるようですよ」
「ちょっと待っててください」
『記憶転移』
掲示板にスマホをかざす
プロン赤「『蟹の暴走祭』終息依頼…指名依頼、報酬王金貨150枚 威張る巨大蟹討伐王金貨100枚」
『記憶転移』
「お待たせしました、やっぱり本部から指名依頼が来てました」
ハチ「え? ギルド本部に知らせていたのですか? いつ?」
「討伐前に、帝都の妖精の館の管理者マザーに念話で知らせて、ギルドへの報告を頼みました」
ラピド「はぁ~ 流石だねぇ 念話でねぇ 便利だねぇ」
「ボスカニは、威張る巨大蟹と言うのですね、討伐依頼が来てました」
イヴ「『威張る巨大蟹』? ん~ 今回は違うかもしれません 何となくですがそんな気がします」
「違ったときは違ったで とりあえず 威張る巨大蟹殺っちゃいます」
「え?どうやって?」
「ジャジャン 威張る巨大蟹トレール」
招き猫だ
「ショウリさん それを使うのですか?」
「そうです!招き猫を使います」
あきれたような視線
「僕への指名依頼なんで、さっさと片付けます、時間も遅いので」
「海岸沿いでのバトルは、また街を壊すといけないので、沖でやります」
「へ?」
みんなの頭に「?」
シーズー沖1.5km モーゼの奇跡? 海に穴が開く 直径1km 反り立つ水の壁 (海底)中央に降り立つ
「威張る巨大蟹トレール 発動!」
ショウリが魔力を込める
『察知』系能力を持っている者がひきつる
1 2 3 4 5 6 7 8 9…その反応の数が増えていく
その大きさも10m以上ありそうに感じる
「ショウリ 囲まれた?」
エスプリが見えるの? 海底に立つ僕が…細かいことは気にしない
全部で12体 全長10~20mの個体
エスプリの加護を使う
(知的魔物との交渉)
「蟹たちは なぜ、街を襲うのかな?」
“人間の分際で 何を言う”
威張ってます?
蟹さんは念話で語ってきました、喋れないみたいです
“俺達を倒したら考えてやるぞ”
“おらと勝負しろ、お前に勝負の種類 選ばせてやるぞ”
“待て、私が先だ 力勝負だ”
突然襲ってきた
「力勝負ですね」ドン 殴って終わり霧散した
“強いのぉ~ 次は ワシが相手だ”
ハサミを降り下ろす
飛んで避ける
“降りてこ!”
ハサミを振り回すが届かない
ブクブクブク 泡の攻撃 も届かない
その泡が他の蟹にかかる
“何しやがる!”
蟹さんはケンカを始めました
3体霧散 残り8体 体力も半分ほどに…
「ねぇ ショウリ 何もせずに勝つんじゃない?」
その通り 勝手にケンカしてボロボロです
「あの~ まだ続けます?」
一応聞いてみた
“当たり前だ ハアハア 人間に 負けた訳じゃない ハアハア”
“おらと勝負しろ、勝負の方法はお前が選べ”
「じゃ 綾取り」
“は?”
「綾取り 知りませんか?」
“知らんはずがなかろう だか、どうやる?”
『小と大』蟹を小さくした
“おー”蟹さんが同調した
「糸、切ったら敗けですよ」
チョキン
“…”
「あ~あ 切ったらダメって言ったのに、僕の勝ちです」
“や 約束だ おらは約束を守るだけだからな 主にしてやる”
威張ってます?
ボン カード化した 残り7体
“ふん だらしない 次は オレだ オレと勝負しろ、オレと相撲をしろ”
“ハッケヨイ、ノコッタ”別の蟹が行司をする
ドン(張り手) 残り6体
“腕相撲”ボキッ 残り5体
「じゃんけんで」
(“蟹にパーはない?…最初は、グーで様子見”)
「…(--;)」
「じゃんけんぽん」
(蟹)グー (僕)パー
“蟹にパー?”「僕の勝ちです」残り4体
“うっ~ みんなでかかれ”
「『氷の棺桶』×7」
(相撲と、腕相撲とじゃんけんの蟹も氷付け)
「終わった?」
「まだです!」
エスプリの問にイヴが答える
ものすごい魔力が水壁の中に感じられた
ドタドタ バタバタとその魔力だけで市民や冒険者が気を失う
『バリア』イヴが遅れて結界を張る
「この魔力、まゆさんくらいありますね」
シーレンが言う
大きすぎて計りきれてない
∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵
おかしいですわ…イヴのステータスに変化は無い…でも、今のイヴくらいの力を感じます
まゆさんの10倍くらいの力
それにこれは神力…知っているような神力?
そう思うイヴ
∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵
「姿を見せてはくれないのですか?」
【神眼】姿どころかステータスも見れない…存在がない?声だけ?声だけでこの魔力?
“ワタシノ マリョクデ タッテ イルノカ? ニンゲン”
「強いですね でも、難とも無いです」
“ワタシ ナマエ 『キャンサーリン』 ニンゲン オマエ ナマエハ?”
「(キャンサーリン…蟹座?) 僕は、ショウリ ショウリと言います」
“キョウ ココマデ シテ マタ アウ ショウリショウリ”
巨大な魔力は消えた
喋り方が変? 外国人が辿々しい日本語を話す時のようだ
…ショウリショウリって(--;)
残り1803日(1月12日)
1月14日シーズー入学試験
1月17日ワナキオさん結婚式(帝都)
1月23日帝都入学試験
1月末 竜宮城
フォロー、いいね ありがとうございます
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第122話 蟹の暴走祭?(2)
前回のあらすじ
ナバナ村へアンクゥさん、ティガさん、クリフさんのスマホを届けに行った
アンクゥさん、ティガさん、クリフさんのお父さんはミーゼをナンパした事があった
「蟹の大群…蟹の暴走祭 『蟹の暴走祭』」
「へ?祭?カニイバル?」
カーニバルじゃなくて?カニイバル?
「ミーゼ『記憶転移』」
ミーゼをお姫様だっこして転移した
「消えたね」「消えたね」「消えた」
「流石、Sランクだね」「そうなの?」
「ん Sランクなんだと ミーゼの旦那」
「なぁに~~ 旦那?」
クリフのお父さんも、ミーゼをナンパした1人だった
『記憶転移』でシーズーに戻って来た
商業ギルドの駐馬車場に転移した
『察知』【神眼】
「大きさが1m 大きいもので4mはあるね」
「『ビッグクラブ』『大きな蟹』『ヨコシマカニ』『タテシマカニ』『巨大蟹』『ポイズンカニ』『片目蟹』『四手ハサミ』『六手蟹』『蟹擬き』『美味しい蟹』『不味い蟹』『七足蟹』『一目蟹』『三目カニ』『レッドクラブ』『イエロークラブ』『ブルークラブ』」
「『赤巻き蟹』『青巻き蟹』『黄巻き蟹』」
早口言葉ですか?(--;)
「『アイアンクラブ』『ウッドクラブ』」
ゴルフじゃないよね?
「『茹で蟹』『アイスクラブ』『ヒートクラブ』『ホットクラブ』『丸い蟹』『前進カニ』『後退カニ』『右利き蟹』『左利き蟹』」
「種類も数も半端ない」
「ミーゼもみんなを手伝って」
「解りました」
“みんな 大丈夫?”
“出きるだけ 氷付けでお願い 美味しそうだから”
“「…「え~~~」…」”念話で同調した
“マザー 聞こえますか?”
“ショウリ様? どうか なされました?”
“マザーは『蟹の暴走祭』って知ってますか?”
“はい 知ってます”
“シーズーが 今、蟹の大群に襲われています、海沿いの帝都も蟹の大群が表れる可能性があります、ギルドへ連絡してください お願いします”
“シーズーで、蟹の大群? 『蟹の暴走祭』 解りました 伝えます”
“僕たちは、シーズーで、蟹討伐に当たります じゃぁ よろしくお願いします”プツッ
スパロー、ライトメル、レフトメル、ポーン、ルーク、ナイト、ビショップ、クイーン、キング、ケルベロス、海獣、海竜、猪鹿蝶々、ビッグバッド、クロコダイル、カバ力のカバ、アリゲーター、二尾大サソリ、盾サソリ、石サソリ、ブリザードスコーピオン、四鋏大サソリ、麻 痺 蛇、ゴーレム、鉄大サソリ、ストーンゴーレム、二首四手オーガ、スモークタイガー、ボーンタートル、スカルホース、幻影鎧、スカルロード、シャドーライオン、炎 狼、ブリザードウルフ、サンドキャメル、ダークハイエナ、雷 狼、光 狼、雷 熊
ロウ(狼)、コン(狐)、ワンナ(犬) (ケルベロス(亜種))
サイ坊主、石土偶、鉄土偶、金土偶、銀土偶、ダンスドール、ソングドール、でっかいキャンドル、はんか蝶蛾、亀レオ、ポンポコキツネ、栗ズリー、オルドルキング
亀の助 (巨大狂暴海ガメ)
まめじー、みつお、だん
「精霊王権限、大精霊、精霊、妖精を召喚」
大精霊(火、水、風、土、木、闇、光)、精霊(火、水、風、土、木、闇、光、花、井戸、氷、金属系、石、岩 など)、妖精(火、水、風、土、木、闇、光、花、井戸、氷、金属系、石、岩 など)呼び出した
「蟹をやれる精霊達は、蟹を、そうでない妖精達は避難誘導をお願い」
「みんな、カニを倒して 街を、市民を守って」
「…「“はい 主、精霊王の仰せのままに”」…」
同調した(喋れない魔物は念話で)
「解りました」「それ~」…「カニだぁ」「カニ」
“ドンペリ、黒ペリ、赤ペリ 『蟹の暴走祭』発生をギルドへ連絡してくれる”
『監視眼』で帝都やシーズーでない街であることを確認して、ギルドへの報告を指示
“了解です” “解りました” “はい”
「さて、連絡は済んだ カニ祭です」
「『自由飛行』、【神眼】『察知』数20507か、いただきます 『氷の棺桶』×20507」
カッチンコッチン
「あれ? 終わっちゃった?」
「カチカチだね」「冷たいそうだね」「寒そうだね」「美味しそうだね」「終わったね」「終わった」「終わり~」
「ですよねぇ~」
シーズーには 大小(1~5m)の蟹の氷付けが並んだ
召喚した意味あった?
僕だけで済んだんじゃない?
と思ったことは内緒
冒険者ギルドの前でギルドマスター キンタロウさんと数十人の冒険者が氷付けになっていた
(本当に氷付けになってはいないです 動かなくなっているポカン状態です)
空から降りて、
「どうも」ペコリ
ペコリ 同調した
召喚した魔物たちに、氷の棺桶を冒険者ギルド、商業ギルドへ運んでもらった
(折角 召喚したからお手伝いしてもらいました)
魔物が氷付けの蟹を運んでます
冒険者、町民も一緒に…笑いながら
「氷の棺桶だから、並べやすいね」
「そういう問題ではないと思いますですわ」
ウンウン
「いや~10000×2からの氷の棺桶 凄いね」
冒険者ギルドと商業ギルドに並べられました
「そういう問題ではないと思います ショウリ様」
ウンウン
「美味しそうだね」「美味しそう」
「そういう問題ではないと思いますよ ダーリン、エスプリさん」
ウンウン
「カニ祭ですね みんなで食べましょう」
「ショウリ お前なぁ~」
「それが、ショウリさんですから」
「そうですね、それが、ショウリ様ですわ」
ミーゼとエナが
討伐合計 約23000体…氷付け22557体
この後、207体(冒100、商107)の買い取りがされ、22100体の蟹はポーチに収納されました
その他(約450体)は、霧散、ドロップアイテムのハサミ、足、蟹味噌等になりました
重たい冷たいきつい思いをして運んだ市民の冷たい視線があったような気がしました
250体の蟹をみんなで食べました
蟹三昧
生で、焼いて、鍋で
蟹のパスタ、蟹の丼、蟹の握り寿司、蟹の巻き寿司
土の精霊、妖精が竈と土鍋を作り、水の精霊、妖精が水を入れ、火の精霊、妖精が火を起こし、調理人が捌き、料理をし、町民も冒険者も商人も学生もみんなが参加
料理をしている間に、家の修復、片付け、大工や精霊、妖精達 召喚獣がお手伝い
瓦礫も精霊、妖精の力で壁や石畳に
道も家も修復されていった 次々と
瓦礫 → 土 → 壁や石畳
廃材 → 土 、芽が出て木 → 柱、板
精霊、妖精の力で
僕らがドネーションしまくって
交代で食べて、修復して…
「あれだけの被害が 数時間程で 殆ど修復してしまいましたね」
「エナ、エスプリ達が市民を守ってくれたから、多少のケガをした人はいたけど、死者が出なかったんだよ、ご苦労様」
「当然ですわ」「ボクも頑張ったよ」
「ショウリ様が注文をつけましたから、ルージュ本気が出せませんでした 流石に氷付けには出来ません 丸焼きなら朝飯前なんですけど…」
「デント、ノイチ殿も頑張られました」
「ロンもデント、ノイチ ご苦労様」
「シーレン、スイレン お疲れ様」
「絆の指輪のおかげです、魔力切れになりませんでしたから」
左手の指輪を擦りながら赤くなり微笑む
普通なら何ヵ月もかかるのではないかと思われる壊れた街が 数時間程で 祭をしながら 蟹の暴走祭があったことを思わせる痕跡が無くなっていた
召喚獣とはいえ、魔獣と市民が協力し、街の復旧をする、精霊や妖精が
18:18
◆冒険者ギルドの大会議室◆
冒険者ギルドのギルドマスターキンタロウさんに、商業ギルドのギルドマスターラピドさん、運び屋のハチさん、ナナさん
チェアさん、僕、イヴ、シーレン
大精霊(火、水、風、土、木、光)
闇の大精霊はデュークに遠慮して精霊界に帰りました
「ショウリさん、蟹の買い取りは無理です」
「そうだね 無理だね 売れないだね 保管も無理だね」
「ショウリさんには、いいや ショウリさんのクラブの方々、召喚獣達には本当に驚かされますだね 2万を越える蟹の大群が一瞬で氷付けになっただね、市民の避難誘導にケガ人の回復、街の建物の被害も もう殆ど復旧してるだね、ありがとうございますだね」
ラピドさんがお礼を言う
「そうですね ショウリさんが居なかったらどうなっていたことか こんなに少ない被害じゃなかったでしょうね」
運び屋のナナさんが呆れたように言う
「ショウリさんには、シーズー市民を代表して感謝をします ありがとうございます 本当にありがとうございます」
大きな顔のキンタロウさんが顔を近づけて言う
お辞儀されると頭突きされそうで怖い
「はじめまして ショウリさん、ナナやチェアから聞いてましたが、信じられないくらいの強さですね」
「運び屋組のリーダーをしてます、ポリフェーノ=ハチ・ゴパです、よろしくお願いします」
「はじめまして ショウリです イヴとシーレンです」
「はじめまして イヴです」
「はじめまして シーレンです」
「あっ 僕、結婚しました イヴとシーレンと」
「「「「なんですとぉ~」」」」
「ショウリさん、正確に言わないと エスプリさん達が泣きますよ」ニコニコ
「へ? なんで、エスプリさん達が泣くの?」
ナナさんが聞く
「エスプリとエナとスイレンとまゆとミーゼとルージュも お嫁さんです はい」
ナナ「はぁ? じゃぁ イヴさんと、シーレンさんだけでなく、エスプリさんともエナさんとも、スイレンさんとも、まゆさんとも、ミーゼさんとも、ルージュさんとも結婚したんですか?」
「はい」
(「ショウリさん、8人も相手して体 持ちますか?」)
ハチさんが小声で聞いてきた
(「それが お嫁さんたちの方が先にダウンしちゃいます」)
「え~~ 8人とやっても大丈夫」
そのフレーズ…僕 物置じゃなから(--;) 100人出来そうだけどしないから…
ボン ナナ、イヴ、シーレンから何か出ましたよ、小声で聞いた意味ないじゃないですか…僕まで赤くなります
大精霊の女性陣も赤くなりましたよ
イヴ「お お二人で な なんの 話をしてるのですか? ですか?」
「さぁ? 何の話しかなぁ~」
とぼける
「それは 置いておいて 蟹の暴走祭って 直ぐに終わるのでしょうか? それとも ビッグスパイダーバンみたいに期間があるのでしょうか?」
ハチ「文献では、ビッグスパイダーバンは半年程の期間的なもののようですが、蟹の暴走祭はボスカニがいるようです その蟹を倒せば終わるようです」
「ボスカニ? では、シーズー近海だけの問題なんですか?」
ナナ「そうとも限りません ボスカニが移動する場合があるようですよ」
「ちょっと待っててください」
『記憶転移』
掲示板にスマホをかざす
プロン赤「『蟹の暴走祭』終息依頼…指名依頼、報酬王金貨150枚 威張る巨大蟹討伐王金貨100枚」
『記憶転移』
「お待たせしました、やっぱり本部から指名依頼が来てました」
ハチ「え? ギルド本部に知らせていたのですか? いつ?」
「討伐前に、帝都の妖精の館の管理者マザーに念話で知らせて、ギルドへの報告を頼みました」
ラピド「はぁ~ 流石だねぇ 念話でねぇ 便利だねぇ」
「ボスカニは、威張る巨大蟹と言うのですね、討伐依頼が来てました」
イヴ「『威張る巨大蟹』? ん~ 今回は違うかもしれません 何となくですがそんな気がします」
「違ったときは違ったで とりあえず 威張る巨大蟹殺っちゃいます」
「え?どうやって?」
「ジャジャン 威張る巨大蟹トレール」
招き猫だ
「ショウリさん それを使うのですか?」
「そうです!招き猫を使います」
あきれたような視線
「僕への指名依頼なんで、さっさと片付けます、時間も遅いので」
「海岸沿いでのバトルは、また街を壊すといけないので、沖でやります」
「へ?」
みんなの頭に「?」
シーズー沖1.5km モーゼの奇跡? 海に穴が開く 直径1km 反り立つ水の壁 (海底)中央に降り立つ
「威張る巨大蟹トレール 発動!」
ショウリが魔力を込める
『察知』系能力を持っている者がひきつる
1 2 3 4 5 6 7 8 9…その反応の数が増えていく
その大きさも10m以上ありそうに感じる
「ショウリ 囲まれた?」
エスプリが見えるの? 海底に立つ僕が…細かいことは気にしない
全部で12体 全長10~20mの個体
エスプリの加護を使う
(知的魔物との交渉)
「蟹たちは なぜ、街を襲うのかな?」
“人間の分際で 何を言う”
威張ってます?
蟹さんは念話で語ってきました、喋れないみたいです
“俺達を倒したら考えてやるぞ”
“おらと勝負しろ、お前に勝負の種類 選ばせてやるぞ”
“待て、私が先だ 力勝負だ”
突然襲ってきた
「力勝負ですね」ドン 殴って終わり霧散した
“強いのぉ~ 次は ワシが相手だ”
ハサミを降り下ろす
飛んで避ける
“降りてこ!”
ハサミを振り回すが届かない
ブクブクブク 泡の攻撃 も届かない
その泡が他の蟹にかかる
“何しやがる!”
蟹さんはケンカを始めました
3体霧散 残り8体 体力も半分ほどに…
「ねぇ ショウリ 何もせずに勝つんじゃない?」
その通り 勝手にケンカしてボロボロです
「あの~ まだ続けます?」
一応聞いてみた
“当たり前だ ハアハア 人間に 負けた訳じゃない ハアハア”
“おらと勝負しろ、勝負の方法はお前が選べ”
「じゃ 綾取り」
“は?”
「綾取り 知りませんか?」
“知らんはずがなかろう だか、どうやる?”
『小と大』蟹を小さくした
“おー”蟹さんが同調した
「糸、切ったら敗けですよ」
チョキン
“…”
「あ~あ 切ったらダメって言ったのに、僕の勝ちです」
“や 約束だ おらは約束を守るだけだからな 主にしてやる”
威張ってます?
ボン カード化した 残り7体
“ふん だらしない 次は オレだ オレと勝負しろ、オレと相撲をしろ”
“ハッケヨイ、ノコッタ”別の蟹が行司をする
ドン(張り手) 残り6体
“腕相撲”ボキッ 残り5体
「じゃんけんで」
(“蟹にパーはない?…最初は、グーで様子見”)
「…(--;)」
「じゃんけんぽん」
(蟹)グー (僕)パー
“蟹にパー?”「僕の勝ちです」残り4体
“うっ~ みんなでかかれ”
「『氷の棺桶』×7」
(相撲と、腕相撲とじゃんけんの蟹も氷付け)
「終わった?」
「まだです!」
エスプリの問にイヴが答える
ものすごい魔力が水壁の中に感じられた
ドタドタ バタバタとその魔力だけで市民や冒険者が気を失う
『バリア』イヴが遅れて結界を張る
「この魔力、まゆさんくらいありますね」
シーレンが言う
大きすぎて計りきれてない
∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵
おかしいですわ…イヴのステータスに変化は無い…でも、今のイヴくらいの力を感じます
まゆさんの10倍くらいの力
それにこれは神力…知っているような神力?
そう思うイヴ
∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵
「姿を見せてはくれないのですか?」
【神眼】姿どころかステータスも見れない…存在がない?声だけ?声だけでこの魔力?
“ワタシノ マリョクデ タッテ イルノカ? ニンゲン”
「強いですね でも、難とも無いです」
“ワタシ ナマエ 『キャンサーリン』 ニンゲン オマエ ナマエハ?”
「(キャンサーリン…蟹座?) 僕は、ショウリ ショウリと言います」
“キョウ ココマデ シテ マタ アウ ショウリショウリ”
巨大な魔力は消えた
喋り方が変? 外国人が辿々しい日本語を話す時のようだ
…ショウリショウリって(--;)
残り1803日(1月12日)
1月14日シーズー入学試験
1月17日ワナキオさん結婚式(帝都)
1月23日帝都入学試験
1月末 竜宮城
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