これって?ゲーム?異世界?

久留米天狗

第5章 第119話 学校じゃない学校?

第5章 入学試験
第119話 学校じゃない学校?


前回のあらすじ
シーズーに妖精の館的なものを作りたいと言う
他国への移動が難しいと言われる
船がない、航海士がいない、風魔法を使える者がいない なら、
航海士や船大工を育成すればいいと思う
風魔法を使える者を育てればいいと思う



「無いなら、造ります、居ないなら、育てます」

チェア「どうやるのです? ショウリさんは、どうやるのか解ってますよね?」


「学校を造ります」

「…「何ですとぉ~」…」同調した

「また とんでもないことを 考えてんなぁ」
「ショウリ お前なぁ~」


「シーズーで入学試験がありますよね」
僕は、デントたちを見る

「はい スズたちも受験します」

チェア「多くの受験生が来ていて、宿が取れない程です 今年は特に(ビッグスパイダーバンの影響で)」

「合格率は20%程だとか?」

デント「毎年、大体、それくらいです」
スズ「受験生の合格率です、貴族や商人やお金持ちはその対象から外れます 高額な授業料が払えれば受験する必要がないから…」

「僕は、その落ちた受験生を対象に受験希望者を募ろうかと思います」

「それでは、長期滞在になりませんか?それに今年は無理じゃありませんか?合格発表までなら宿を取っていても それ以降はどうでしょう?」
「それに 学校の校舎はどうします?」

「校舎は 僕が造ります 場所さえあれば 1~2日で出来ると思いますから」

「…「…」…」
言葉も出ない

「その学校の校長を ミーゼにやってもらいたい」

「…「え~」…」同調した

「妖精の館の管理者をインクさんに頼みたい」

チェア「妖精の館が 冒険者ギルドや商業ギルドとは違う中立の施設なのは 妖精や精霊が管理しているからですよ 人間のインクさんを管理者にするのはどうかと…」
「まだ、シーレンさんやスイレンさんたちの方が良いのでは?」

「ですから、インクさんに精霊になってもらいます」

「…「え~」…」同調した

「正確には、聖霊王の妻になってもらいます インクさん 僕と結婚してください 僕の妻になってください」

「ごめんなさい」即答

「…「え? え~~~~~~」…」
同調シンクロした 僕も

「? 僕の事 好きじゃなかったの?」

インクわたし好きな人がいます ごめんなさい」

「僕に婚姻届とか出してたよね?」

「いつでも結婚出来ます アピール?」

「僕の結婚に泣いてましたよね?」

インクわたしが 2年も側に居て結婚出来ないのに 10日程で結婚してしまうショウリさんが羨ましかった から?」

「僕の前で 服を脱いだりしてましたよね?」

「あ あれはランジェリーを作ってもらいたて採寸の ため?」

「誓いのキス とかいってキスしようとしてましたよね?」

「好きな人に焼きもちを焼かせる ため?」

「部屋を1人だと言ったら 寂しい とか言ってましたよね?」

「好きな人と一緒に居たい 人の温もり欲しい アピール?」

「しちゃったの? って聞いてましたよね?」

「知りたいじゃないですか? 好奇心から?」

「じゃぁ 僕の早とちり?」
インクさんが頷く コクリ

「ということは、そのインクさんが好きだと言う人は身近に居るということですよね?」

インクさんが真っ赤になりました

ククククッ アッハハハハッ
「ショウリはんが フラれよった ははははっ」
スキマが笑い転げてます


小と大ナノデマクロ』(無言詠唱)
装備を100倍

「う~~ ぐるじぃ~~」

「『アイスバインド』」
「『氷の棺桶アイスグロゥヴ』」
「『根の呪縛コーリンチェーン』」
何処からともなく聞こえる呪文

「つ つ めたい~~ 痛い~ くるしい~」

「『テレポート』」シュン

「どこへやったの?」

「屋根の上」
エスプリの問に 指で上を指しながら答える

「インクさんが好きなのは」

ジームさんを見る
ジームわたしは チェアさんたちと同行するようになって半年です」
首を横に振る 2年と言っていたから違う

コピーさんを見る
コピーわたしには妻も子供も居ます」
ですよねぇ

「ということは、チェアさん?」

「…「え~~」…」同調した
チェアさんも驚いた

何でこうなった?
「わ わ わ インクは チェアあなたが好きなんです 私と結婚してください」
インクさんが 手を出す

「そうでしたか… こんなチェアわたしでよければ」
チェアさんとインクさんが握手する

「え~ん え~ん よかったねぇ」
エスプリが泣いてます

みんなも2人の結婚を祝福した



妖精の館の管理者を誰にしよう…(--;)
出来るかも解らないし、シーズーででも決めよう

移動式家キャンピング・ハウスの客室をインクさんとチェアさんが寝られるようにダブルベッドにしました

先頭  ライトメル、レフトメル サンバ
2台目 馬           タクシ
3台目 馬           ローズ
移動式家キャンピング・ハウス モモコ      チェア、インク (腕を組んで座ってラブラブしてます)


雨も上がり
デントとノイチ メインで進む

僕の足取りは重たいです 恥ずかしいです

お嫁さんたちは 念話で励ましてくれました
“ショウリには エスプリボクがいるからね”
“ショウリ様 エナワタクシが愛していますですわ”
“今晩も ▲●■してさしあげます キャッ”(--;)覚えてないから~
“今晩は ルージュわたしが上で キャー”(--;)覚えてないから~


◆クラブ長室◆
・シーズーに妖精の館の設立予定
 商業ギルド、冒険者ギルドに相談
 管理者 未定

・学校設立予定
 船大工、風魔法使い、航海士の育成
 メイド、執事の育成
 場所の確保
 校長 ミーゼ予定

・海上輸送の確立
 とりあえず、カジノの島『スタトベガス』への航路

ポーチから、『導きのコンパス』を出す

机の上に『幻影地図ホログラマップ』でマップアプリのシーズー近海の地図を写し出す
『導きのコンパス』をシーズーに置く

「『スタトベガス』」

『導きのコンパス』がクルクル回って止まる
馬車の進行方向やや右(1時の方向)を指す

コンパスが指す方向に島を合わせる
シーズーから9時の方向(真西)

神石とクリスタルゴーレムの欠片、ミスリルで
『コンパス【スタトベガストレール】』を作る

発動させる
『導きのコンパス』と同じ方向を指す

黙視範囲じゃなくても大丈夫みたいだ 使える
スタトベガスを引き寄せられないけど引き寄せようとしてその方向を向くって事かな?

鉛筆と消しゴム
200ダース、200個
罫線入りの紙 200枚
も造る
+2本、1個、2枚(デモ用)

万年筆を造る
神木でペン、ミスリルでペン先
ドラゴンの血にスライムの液玉を融合熱処理をし黒くしたインク
インクカートリッジはドラゴンの角を加工
試し書きをして 同じ物を10本造る


コンコン
「ショウリ様 チェア様がお呼びですわ」
ダミエナが知らせに来た

「今 行きます」
鉛筆、消しゴム、紙、万年筆をポーチに収納
16:39

宝箱ポイント、セーフティーゾーン
宝箱の中身 パン2個、ミルク 26人分

「すいません、中でアイテムの製作をしてました」

「何を作っていたのですか?」

鉛筆これです スズが見たことないと言ってましたので作ってみました」

「これは 何ですか?」

「チェアさんたちも 知らないですか? 鉛筆です」

「鉛筆?」
「何に使う物なんですか?」

削って紙に字を書いた

「筆記具です」
消しゴムで字を消した
「消せます」

「お~ 凄い これは、凄いですね」

「学校で使おうかと思いまして」

「作るの 難しいですか?」
チェアさんの目が商人のそれになっていた(¥o¥)

「土の聖霊が居たら可能だと思います 素材の粘土が採掘できれば、聖霊が居なくても出来でしょう」

粘土、黒トカゲの鱗、トトキンの森の木で造ったことを説明

「出来そうですね シーズー商業ギルドで相談してみましょう」

万年筆これは 結婚のお祝い プレゼントです」
※『イスイス=チェア』のネーム入※

「これは 何ですか?」

「万年筆 筆記具です」
試し書きをしてみせる

「お~ 凄い これも、凄いですね」

「これは、消せませんが 携帯式筆記具で便利じゃないですか?」
「これも 作るのは難しくはありませんが チェアさんの為に作りましたので 暫くは自慢してください」
微笑んでみせる

「そうですか~ ありがとうございます 販売する前に充分自慢しましょう」微笑む

「結婚指輪 造るなら言ってください 心を込めて造りますから」

「その時は、お願いします」
微笑む


「海上移動時の為に コンパスこれを作ってみました」

「これは…筆記具ではないですよねぇ… やはり見たことがありませんねぇ 何ですか?」

「これは、コンパス 道標みちしるべです」

「コンパス?」

「この コンパスが指す先に 『スタトベガス』があります」
「これは スタトベガス専用のコンパスです」

「え? スタトベガスを指している?」
「はっ では、この方向に船を進めればスタトベガスに着くということですか?」

「そうです」

「これは 作るの難しいですか?(¥o¥)」

「付与スキル、形状変化系スキル持ちじゃないと無理ですね」

「ショウリさんしか いないじゃないですかぁ~」

小休憩を数回して
宝箱ポイント、セーフティーゾーン
宝箱の中身 オークの干し肉(中)、果物、冷めたスープ、水  26人分

18:55
「少し 遅くなりましたが、ここを宿泊地とし、夕食にします」

夕食 ダミエナ、オリエナ、エスプリ、ミーゼ、まゆ、インク が作った
白米、オークのステーキ、パスタ(トトマソースあえ)、ハンバーグ、金ピカごぼうのスープ

「いただきます」…「ごちそうさまでした」


お風呂タイム
カオル、ミホ、フレイ、ノイチ、スズ、インク の後、


「ショウリ 本当に ミーゼに校長させるの?」
ミーゼわたし ショウリと一緒に居たい」
お湯の中で腕を組んできます
勿論 裸です 2人とも 当たります直接

「この時間なら 忘れないでしょう?」
「な な 何を言っているのかな? シーレンは」

記憶消去の日から、イヴと僕が視覚阻害の結界を張ってます、寝室とお風呂場に

「でも、なぜ 急に学校設立何ですか?」
「なぜ ミーゼさんが校長何ですか?」
「妖精の館の管理者は、誰にするのですか?」
エナわたくしもショウリ様から、離れたくないですわ 離れられなくなってしまいましたですわ」ポッ 赤くなる
だ~か~ら~覚えてないって~

「僕は、メンクラッタの村の学校のような学校じゃない学校を作りたいと思ってね」
「それも、魔物や魔獣、妖精や精霊が教師の」

「何ですか、学校じゃない学校って?」
「メンクラッタの村の学校がモデル校?」
「魔獣や精霊が教師というのはどういうことですか?」

~~~~~~~~~~~~~~~~~
メンクラッタの村は、生徒が村の手伝いをしながら、その手伝いの中からも色んな事を学び、村人全てが、農家の人も商人も隣のおじさん、おばさんも先生してた、シーズーなら、漁師も先生出来る
ポーンやルークが模擬戦をしたように剣術は教えられるのでは?
キングやクイーンは話せるし

モモコ等の馬の召喚獣に乗馬や御者の練習をさせられるのでは?

魔法が使える魔獣や妖精、聖霊に魔法を教えてもらっても良いのでは?

妖精の館のホテル化に必要な人材を、メイド、執事の育成科を作れば、帝都の館のホテルでも働けるのでは?
オルドルが教師なんてどう?

風の魔法使いが少ないなら、育成すればいいと
それでも足りないなら、妖精や聖霊に手伝ってもらって

航海士が必要な遠征に海竜や海獣を案内を兼ねた護衛をさせてもいいかなと…

授業料が街でのお手伝いの報酬なんてどう?

~~~~~~~~~~~~~~~~~
お風呂の中でする話ではなかった
みんなものぼせました
シーレン、スイレンを除いて

状態異常回復アヌマリディタ・レフェクティー
回復させました


「エスプリに校長を任せると、生徒に教わる校長にならない?」
「ならないもん」
エスプリが立ち上がる お風呂です 裸です もろ見えです かわいいパイ乙が

完全記憶パーフェクトメモリーが記憶しました

まゆ「エスプリさん 立たない方が良いのでは?」
イヴ「ダーリンは立っても大丈夫よ」ポッ

「いいもん 今日もショウリに触ってもらうから」

今日も…覚えてな~い

「ルージュに校長任せるには まだ、この世界の経験が少ないと思うし、何かあってフェニックスになられても困るかなってことで、ビクトリアの仕事もしてもらいたいし まゆも同様ランジェリー等の仕事をしてもらいたい」

「エナは、学校の校長というより、妖精の館の管理者かな? インクさんがダメになったからって思われるのと困るけど シーズーで妖精の館の管理を任せたい」

「イヴは、女神だし この世界の1つの学校を管理するのはさ 神のルールに反するんじゃない? 僕の勝手な思い込みかもしれないけど」

「シーレンとスイレンは 今から、竜宮城ドラゴンシーパレスに行くのに水の聖霊の力が必要な気がして」

「スキマが校長…」
「…「ない!」…」同調した

「デュークが校長になると喋らない校長に」
ウンウン 頷く

「カオル、ミホ、フレイ、ロンも校長 的な感じじゃないよね」
ウンウン 頷く

「ライトが校長だと 女子校になりそう 母親保護者付きで」
ウンウン 頷く


「だから、ミーゼに学校の校長をしてもらえたらなぁって」


「今は無理です ミーゼわたしには やらないといけない事があるから、ショウリの頼みはそれの後なら引き受けてもいいです」
「ショウリの側に居たいけど…」

「やらないといけない事?」

「はい、スマホを アンクゥさんたちのスマホを遺族に届けないと…」
押し付けてきてます

「そうだったね 僕、忘れてたよ ごめん」
エスプリ以外には解らない事です

『スマホ』『遺族』の言葉で何を意味するのかを察したのか、誰も何も聞いてきませんでした

「アンクゥさんたちの里は解るの?」
「まさか、まだ亡くなったことを知らないとか?」

「今回は、埋葬してますし、ギルドに死亡確認した事も記録されてますから、遺族が確認も出来ますし、たぶん ギルドから知らせがいっていると思います」
「アンクゥさんの里は トトマ村のナナトリのチャワンダの更にナナトリ、ナナジャ草原にある ナバナ村です、ティガさんもそこだと聞いてます、クリフさんは、アンクゥさんの知人の息子だと言ってましたから、アンクゥさんの所で解ると思います」

「ショウリ様、そろそろ上がりませんか?充分温まりましたから」

「そうだね 長湯しすぎたね」

「ナバナ村行きも考えないとね」

 
◆ショウリ&妻たちの寝室◆
シーレンとスイレンは明日も起きられないと困るからという理由で自室で休むとのこと
(建前だと思う 夫婦ですから)

「ねぇ 昨日 しちゃったの?」

コクリ 頷く

「みんなと?」

コクリ 頷く

「みんなの前で?」

コクリ 頷く

「それってあり? 1人じゃなくていいの?」

「後で どうだったとか、何したなんて聞きづらいですよね なら、いっそのこと みんなでってなりましたよ ショウリ様も納得されましたよ」

「そうなの? 覚えてないって怖いね」

「で、今日もするの? 明日、起きれる?」

「おっ」
エスプリが飛び込んで来ました
「今日もする、今日は エスプリボクが最初」

キスしてきました
チュッ「ん~」チュッ「ん?」





残り1805日 → 1804日(1月11日)

1月14日シーズー入学試験
1月17日ワナキオさん結婚式(帝都)
1月23日帝都入学試験
1月末 竜宮城ドラゴンシーパレス


〈魔法紹介〉
無属性魔法
幻影地図ホログラマップ
地図を空中に写し出す魔法

〈アイテム紹介〉
鉛筆
土魔法:粘土に、黒トカゲの鱗の粉末で黒く着色
トトキンの森の大樹で造る

消しゴム
合体スライムの液玉と蜘蛛の糸を粒子状にし、蜘蛛の粘液を混ぜ固めた物


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