これって?ゲーム?異世界?

久留米天狗

第4章 第102話 まゆとルージュが消えた?

第4章 試練のその先
第102話 まゆとルージュが消えた?



前回のあらすじ
シーズーで、運び屋組に魔力制御の講義?をする
ペリニャンの卵が孵る
ペリニャンの引換券を使う…具現化をする



明日、1月8日朝8時にメイシモラッタの村へ出発
ということで 午後は自由行動
晩飯はエビフライを頼みました
デントたちは学校で勉強
昼過ぎに学校に行っても問題ない 今は臨時休校だから、でも殆どの生徒が学校にいる、勉強してます

チェアさんたちと別れ、ティチャーさんに会いに行った

ショウリ「ティチャーさん、ただいまです、これお土産というか プレゼントです」
砂時計を15個(5分5個、3分10個)

砂時計の説明、シーズーでの講義?の話をする

ティチャー「これは、授業で使わせてもらいますね ありがとうございます」

デントがCランクに昇格したことを話す
僕が、Sランクに、ライトとデュークがAランク、シーレン、スイレンがBランクになったことを話す

ティチャー「本当に ショウリさんたちは驚かせてくれますね」
「デントは頑張屋さんですから ショウリさん、デント達をよろしくお願いしますね」

「明日の朝に メイシモラッタの村へ発ちます」

ティチャー「そうですか また、来てくださいね」
「明日は、見送りに行きますね」ニコッ
エナがハートの目になってます


移動式家キャンピング・ハウスの中の僕の部屋、魔方陣に素材と手紙が届いていた

まゆを呼ぶ
まゆにも注文が入っていた
サイズと種類を伝え、二人でランジェリーを造る
ショウリ「この前、帝都で釣りしたとき、まゆの糸がとても役にたったんだよ ありがとう」

まゆ「な 何ですか?急に うれしいのですが ショウリ様にお礼を言われると恥ずかしいです」
赤くなってます

ショウリ「ルージュ ルージュにこのランジェリーを造ってもらいたいのだけど 出来る?」

ルージュ「炎から 生み出す物は 暫くすると消えてしまいます、その素材にワタシの魔力を込めると、たぶん燃えてしまいます 無理かと…」

ショウリ「ルージュのその姿は 僕がランジェリーを販売するときの架空の姿 ビクトリア そのものなんだよね、出来るなら、ルージュにビクトリアを演じてもらえたらなぁって思ったんだけど」

まゆ「ワタシではダメですか?」

ショウリ「そうだね まだ、ビクトリアを知ってる人物は少ないから まゆをビクトリアにしてもいけるかな?」
「この素材で、ランジェリー造れるなら 試してみて」

まゆは、指定の素材でランジェリーを造れた、自分の糸で造るランジェリーより、時間がかかるが出来た
ポーチから、エンジェルスパイダーの糸を出してランジェリーを造らせると布、生地の状態より糸の状態の物の方が早く、きれいに出来る

ショウリ「生地より、糸の方がやりやすい?」

まゆ「そうですね、やっぱり」「生地や布だと一度糸に戻してるので…製作速度が遅くなります」

ショウリ「そうか 僕は加護任せでその辺り よく解らないからなぁ」
「ルージュの創造の能力が素材でいかせたらなぁ」

まゆ「ルージュさんにも『裁縫』のスキルを付与してみたらいかがですか?」

ショウリ「ルージュは ランジェリーや服、造ってみたい?」

ルージュ「ショウリ様が望むのなら お手伝いしたいと思います」

素材をポーチに収納(この時、なぜ収納したのか解らなかった ただ何げなく収納した)

僕、まゆ、ルージュを無の空間ナインラウームで包む 遮音と魔力の影響を外部にもたらさないために

ルージュに触れ、『裁縫★★★』を付与した

ルージュ「あっ な 何? あ~ ショウリ様が…」

人化が解けた フェニックスに戻った

ブワァー 炎が無の空間ナインラウームの中を荒れ狂った

まゆ「キャー」
ショウリ「うわっー」
僕はルージュを隣の部屋ナスタルームに強制送還した
まゆをかばい抱き寄せた
「『無の空間ナインラウーム』『テラヒール』『聖なる湧水サンクチュアル…ウォータ』」ナインラウームで炎から身を守り、まゆを回復させ、水で冷やした(水は、外のナインラウームにもかける)

ブスブス ジュワジュワジュワ

「参った~ 究極金属ウルティマコンで出来た黒 服ブラックスーツでさえ、防御力16万を灰にしてしまうなんて…」
ショウリは無傷、黒 服ブラックスーツだけ消し炭…燃え尽きてしまった

「まゆ、だい…」
ドン ショウリは弾き飛ばされた
「わっ」

そこには 巨大な蜘蛛がいた 体長5m程の蜘蛛が
「まゆ?」

「見ないで 見ないでください」
僕は起き上がった
「キャッ」蜘蛛が後ろを向く
もう一度言います 黒 服ブラックスーツは灰になりました

ショウリは裸です 何も着ていません(裸にポーチだけ…ポーチも無傷です)

そして、蜘蛛は目を閉じれません まぶたが無いから
「いや~ そんな(人化出来ない) (ぶらぶらを)見せないで~ (蜘蛛のワタクシを)見ないで~」
まゆは ルージュの炎に本能が反応し、人化を解除、ショウリの裸を見て更に興奮して精神不安定に 人化したくても出来なかった

「『換装』」
まゆが造ってくれた白 服ホワイトスーツを着た

「それが まゆの真の姿なんだね 大丈夫?火傷してない?」

「見ないで 見ないでショウリ様 醜いワタクシ蜘蛛の姿を見ないでください」
まゆが離れる

「落ち着いて 大丈夫 僕は大丈夫、まゆはまゆだよ」
僕は落ち着かせる事を考え 魔法を考え まゆに使った
「『精神安定スピリッツスタビリー』」
軟らかな光が蜘蛛のまゆを包む

「大丈夫…僕は大丈夫 まゆも落ち着いて ねっ」

まゆが人化した 裸です 後ろ向きです…腕で胸を隠す手ブラ?状態
僕は、まゆを抱き締めた
白 服ホワイトスーツは魔力で固さも強度もコントロールが出来ます、今は普通の服と同じです、体温も感じます※

ショウリは大丈夫じゃなくなった、男の子が大丈夫じゃなくなった、とても元気になった

「落ち着いた?」
ショウリは自分にも言い聞かせるつもりで言った
(全然です 僕のは落ち着いてません)

「嫌いになりましたか? 醜いですよねワタクシ」
泣いている?

「そんな事無い 嫌いにならないよ 嫌いになんかならないよ」
(でも 醜くないとは言えなかった)

まゆが消えた…隣の部屋ナスタルームに行ったようだ

まゆとルージュが消えた

二人を召喚する呼ぶが、二人とも出てこない

まゆは蜘蛛の姿を見られたからか?
ルージュは僕が強制送還したからか?

二人とも出てこない

無の空間ナインラウーム解消
二重結界を解いた
部屋の中にあったベッド、机、ソファも燃え尽きて何も無い
※壁はなんともない
※魔法の水は、消えてしまいます壁、床も濡れてません

僕は、何度もまゆとルージュを呼んだ
でも、出てこない
“まゆ”“ルージュ”念話にも応答が無い

“ロン、ちょっと来てくれる みんなに内緒で”
“主? わかりました”

「主、何かありましたか?」ガチャリ
部屋にロンが入ってきて驚いた

「なっ これは、どうされたのですか?」
部屋に何も無いからだ

僕も床に座り込んでいた 体育座りです
「まゆとルージュが消えた」
涙が出てきた

ロンに話した
ルージュに付与しようとしたこと
ルージュがフェニックスに戻ったこと
ルージュが暴走して、部屋が燃えたこと
まゆがその炎で人化を解いて蜘蛛になったこと
ルージュもまゆも消えたこと
呼び出しに応じないこと
念話も通じない、応答が無いことを

隣の部屋ナスタルームは特別な空間で広さという概念がありません、ロン隣の部屋ナスタルームに行っても二人を見つけられるとは限りません…いえ、おそらく出来ないでしょう」

無言の時間は長く長く感じた

僕は1階に降りた
みんなを呼んだ
「ショウリ? どうかした?」
エスプリが聞いてきた

僕はみんなに話した
ルージュに付与しようとしたこと
ルージュがフェニックスに戻ったこと
ルージュが暴走したこと
まゆの人化が解けて蜘蛛になったこと
ルージュもまゆも消えたこと
呼び出しに応じないこと
念話も通じない、応答が無いことを

シーレン「困りましたね お二人には」
スキマ「すねとるんか?」
ライト「主人の召喚を無視 拒否するのは相当な意思…が働いています、簡単な事ではないですね」

「僕が悪かったのかな?」
ミーゼが抱き締めてくれた
「ショウリは悪くない」

「行ってくる」
「え? どこへ?」

「二人を迎えに行ってくる」
「え~ 隣の部屋ナスタルームに入るつもり?」
エスプリが言う

「主、それは叶いません いくら主でもそれは無理です」

「そう、無理? やる!絶対に二人を連れて来る」
僕はまゆ、ルージュの気配を探した 目を瞑り集中した 自然と指が眉間に揃う 探したまゆをルージュを

光が見えた…近づく
「見つけた これは、まゆ 『テレポート』」

僕は隣の部屋ナスタルーム転移した飛んだ

裸のまゆが立っていた
「迎えに来たよ」

「え?」裸のまゆが振り向いた
大事なことは二度言う
裸のまゆが振り向いた
タラー 鼻から暖かい赤い液体が出てきた

「『ヒール』、『精神安定スピリッツスタビリー』」
そう 僕は自分にかけた 落ち着かせる為に
ヒールは要らないのだけど使った

「なぜ? どうして? どうやって? え?」

「ま まゆ 迎えに来たよ 服、着てくれるとうれしい(そのままでも うれしいけど)」
まゆは、自分の糸で服をメイド服を作り着た
なぜ?メイド服をチョイス?

「不思議な所だね 何も無い 光は無いのに暗くない、寒くも暑くもないね」
回りを見ながら言う

「ショウリ様、どうやって ここへ?」

「まゆの気配を探した そして、見つけて、テレポートしてきた まゆを迎えに来た」

「でも ワタクシ…」
下を向く

僕は、まゆを抱き締めた
「一緒に帰ろう みんな待ってる」

「でも ワタクシ…」

「これは、命令 まゆは、僕と帰る 一緒に帰ることを希望します」

まゆは涙を流し、無言で抱き締めてきた

「もう1人、探さないとね」
ルージュの気配を探した 直ぐに見つけた

「いた 『テレポート』」

「迎えに来たよ」

「え?」ルージュは人化していた 裸です
ルージュが振り向いた
大事なことは二度言う
裸のルージュが振り向いた
タラリ 鼻から暖かい赤い液体が出てきた

「『ヒール』、『精神安定スピリッツスタビリー』」
そう 僕は自分にかけた 落ち着かせる為に
ヒールは要らないのだけど使った

「なぜ? どうして? どうやって? え?」

「ルージュを迎えに来たんだよ 服、着てくれるとうれしい(そのままでも うれしいけど)」
「ルージュ 一緒に帰りましょう」

「でも ワタシ…」
トン まゆが背中を押した 裸のルージュを抱き締めた

「ごめんよ 僕が『裁縫』を付与したばかりに」

「ち 違います 気持ちよすぎて…」
体が熱くなっていく

「それは、困った…」

「え? なぜですか?」

まゆに聞こえないような小声でルージュの耳元で
「もっと気持ちいい事 出来ないじゃないか」

ルージュが 裸のルージュが真っ赤になった
「『精神安定スピリッツスタビリー』落ち着いて」
「また、服が燃えちゃったら 裸で抱き合う事になっちゃうよ」
落ち着いたルージュが また、赤く熱くなった

「『精神安定スピリッツスタビリー』ごめんごめんよ」


「これは、命令 ルージュは、僕と帰る 帰ることを希望します ね、帰ろう みんなが待ってる」

ルージュは涙を流し、僕を抱き締めた
「はい ショウリ様」

「その前に 服、着てくれる?」
ルージュは炎のようなローブを纏った



「… さて、どうやって戻ろうか?」

「「え?」」
驚く二人

「さっきから、『記憶転移』しようとしても発動しないんだよね」

「ロン、エスプリにも念話出来ないし この前、外からは出来たのに」
(『転移魔方陣』は書けた、ここに転移(まゆ→ルージュ)してきたから、隣の部屋ナスタルームの中でなら転移スキルは使える、外に出られないだけみたいだ)
(帝都、宮殿で ロン、ルージュに念話出来ている)

「「え~」」

「まゆ、ルージュは出られる?」

「ショウリ様が呼んでくれないと…」
まゆワタクシの力だけではちょっと無理かと…」

「『記憶転移』はダメか…じゃ ここで3人で暮らす?」

2人が赤くなり、モジモジする
「みなさん、待ってるのでは?…」
「帰らないと…」


「そうだよね ここへ来た逆で帰れるかな?」

ロンの気配を探した 一番強い気配も感じない
エスプリの気配を探した 一番長くいたエスプリもダメ
シーレンの気配を探した スイレンの気配を探した
カオルの気配を探した スキマの気配を探した
ライトの気配を探した デュークの気配を探した
フレイの気配を探した 精霊王の力でもダメ

ミーゼの気配を探した 奴隷の関係でもダメ
 
サンバの気配を探した タクシの気配を探した
ローズの気配を探した カイの気配を探した
デントの気配を探した
ダミエナ、オリエナの気配を探した
…これは、流石に参った(--;)

「あれ? 誰も見つけられない…」

「「え~」」

「あっ エナを忘れてた」

エナの気配を探した
「え? これは、誰?」

「ショウリ様? 誰か見つけたのですか?」
まゆが聞いてきた

「あ うん、でも 誰だか解らないんだ」

ルージュ「それは、外の 隣の部屋ナスタルームの外なのですか?」

「たぶん ナスタルームこの中じゃないみたい」
「行ってみる?」

まゆ「ナスタルームここを出るには それしか 無いかと…」

「じゃ 僕に捕まって 行くよ『テレポート』」





残り1808日



精神安定スピリッツスタビリー
混乱、興奮を落ち着かせる
※ショウリのオリジナル魔法、光属性

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