これって?ゲーム?異世界?

久留米天狗

第4章 第98話 え?ヤドカリ?

第4章 試練のその先
第98話 え?ヤドカリ?



前回のあらすじ
宮殿に挨拶に行く、帝王に黒龍、フェニックスを見せる
黒龍との戦いを見たいと言うので、オリジナル魔法『記憶再生メモリープレイバック』で見せる




記憶再現メモリープレイバック
「いかんな ロン、ルージュに勝てそうな気になる」
笑っていた

ワナキオ「記憶再現それは 精霊魔法かな?」
ショウリ「いいえ オリジナルです」
オリジナル…ショウリ自身が生み出した魔法である

「ははっ ショウリ君、ギルマス代わる?」

僕は、アイテムをオリジナルを作れるなら、魔法も出来るかもといきなり帝王で試したということになる
完全記憶パーフェクトメモリー』と幻覚魔法をイメージして融合ではなく新しい魔法の製作です
ワナキオさんが知らないから恐らく新魔法だろう

ピロン
「称号【魔法製作者マジックファクチャー】獲得」

新魔法確定です

帝王にペドロさんとの模擬戦を希望され行った

「ペドロさん、真剣で本気でお願いします」
「僕は、『アイスソード』で」
右手に氷の剣を作り上げる サーラさんが飛び級試験で使った魔法の剣

右、左 突き、払い 振り下ろし、振り上げ
スキルを使った攻撃を受ける

数回 ペドロさんの攻撃を受けていると、ペドロさんの癖が解る
肩が下がる、肘が上がる、手首の反し、剣先の動き

フェイントの癖、スキルを使うときの間

アイスソードで受ける 交わす 受け流す
攻撃する 右から 上から 前から 
左に回って左から 右に回って下から

攻撃を受ける時の癖、利き腕の動き、盾の角度、剣の角度

ガキン ハアハア
ペドロさんの剣を受け止める

「それまで もういいでしょう」
ワナキオさんが止める
空も暗くなってきた 18:15

ショウリ「ありがとうございました」
アイスソードを消す 息も乱していない

ペドロ「ハアハア ハアハア ありがとう
ハアハア ございました ハアハア」
立っているのがやっと

帝王、妃、その他の警備兵が ポカーン状態

ショウリ「ペドロさん、強いですね」
ペドロ「ハアハア ショウリきみに言われてもな ハアハア」

デルナルド「比べるな デルナルドおれらとは 次元が違うからな ショウリさんは」
フィーネ「『ヒール』お疲れさま」

ショウリ「ペドロさん、『記憶再現メモリープレイバック』」
僕が手を出すとペドロさんが握手をしてきた、その時記憶再現メモリープレイバックを発動、今の試合を僕目線で見せた

早送りで 試合時間約5分 再生時間15秒、目で見る映像ではなく記憶のイメージなのでこの時間でもはっきりと見てとれる、僕のステータス動体視力で見ているのも関係している
自分の癖、攻撃する時の自分の動き、攻撃を受ける時の自分の動き、肩、首、手首、肘、足…

ペドロ「脱帽です まだまだ訓練しないといけませんね」
癖がこんなにあったとは…

宮殿で夕食を誘われた
エスプリとまゆを召喚する
エスプリもまゆも人化だと説明、まゆは神獣の人化だと言うと また、驚かれた
念話でダミエナに夕食を宮殿で食べて帰ると伝えた

お昼を★5の料亭で食べ、夕食を宮殿で食べる
贅沢な1日です

食事も特別な食材はない
少し調理法、味付けが違う
盛り付けられている食器が違う程度

デザートが出たが、チョコまじろのチョコの方が美味しい、畑で採れた果物の方が美味しい

帝王、妃、長女『ドゥーネ・プリアンニ=ド=ルーデレ・カルタ』、長男『トリボス・プリアンニ=ド=ルーデレ・カルタ』、二女『 アシット・プリアンニ=ド=ルーデレ・カルタ 』の3人兄弟

アシット「ねぇ ショウリ、チョコ頂戴」
僕は出していいのか戸惑い、ワナキオさんを見た
デルナルド「ショウリ おれも食べたい 出せ」
ワナキオさんも仕方ないという感じの顔をした

僕はポーチから、ミスリルのお皿を出し、それに
チョコまじろのチョコ
ブラック、ノーマル(甘い)、ホワイト、ミルクチョコ
だん(巨体ダンゴワニ)の団子、ステー、クッター(スネークテール・クッキータートル)のクッキー
チェリンゴ、グレープピーチ、梅オレン、スイナップル、ナバナ
ナイフ(手刀)と『解体』で食べやすい大きさに切る
ずらりと並ぶ果物とおかし


ワナキオ「何でこうなるのかな?」
デルナルド「ハハハハハッ 便利だな」
フィーネ「美味しいですね グレープピーチ」

ドゥーネ「美味しい♪」
トリボス「美味しいです、こんなに美味しいクッキー初めて食べました」
アシット「ねっ 本当でしょう ショウリのチョコ美味しいの、クッキーも美味しい♪」

妃「これは美味しいですね どこで手に入りますか?」

ショウリ「僕のエンディナーやカードモンスターのクッキーやチョコなんです、お店での購入は出来ないと思います たぶん」
「果物も僕の畑で採れた物です」

帝王「ほう 畑も持っておるのか?」
妃「あら~ 残念ですわ 本当に美味しい♪」

モンスターのクッキーやチョコを口にする事も、王族でも普通みたいだ、少しは気にするかと危惧きぐしたけど杞憂きゆうだったようだ
モンスターのクッキーやチョコなら、宮殿の調理師のプライドも傷つかないと思う、果物も僕の畑だし、関係者に迷惑はかけてないと思います

アシット「畑があると、この美味しい果物をいつでも食べられるの?」
トリボス「果物は、収穫時期があるからいつでもは食べられないよ」
ドゥーネ「そうよ、果物は、いたんだりするから、こんなに美味しいのはこの時期には珍しいのよ」

僕の感覚がワナキオさんの魔力を感じ、ワナキオさんを見ると、首を横に振った
畑で精霊の力でいつでも採れるということを言わないでという無言の忠告と僕はとったので、何も言わなかった

デルナルド「ショウリに頼めば いつでも食べられるぞ」
ワナキオさんが涙目になった

アシット「いつでも?」

ショウリ「いつでもは、無理ですよ 僕は冒険者ですので、旅をしますから」

デルナルド「転移で来れるだろう」
ワナキオさん、フィーネさんが項垂うなだれる
デルナルドさんタブーを話しまくり

ワナキオ「デルナルド そんなにショウリ君の事を話すのはどうかと思うよ」
デルナルド「秘密にするより これはこれで帝王も知っておかないといかんと思うぞ」

ショウリ「後、何を話しましょうか? 記憶再生メモリープレイバックで 100万の攻撃力のロンを手玉にとってますし、30万のドネーションして帝都の木々が成長し過ぎたのを謝りに来てますし、チョコまじろ等のモンスターを持っていますから、クッキーやチョコはいつでも食べられますし、僕の畑でチェリンゴとか採れて、それを出したから、収納魔道具を持っているのはばれましたし、精霊のパーティーのリーダーであることも、飛び級試験に来て、Sランクになったことも、巨大狂暴海ガメをカードモンスターにしたことも、エスプリやまゆが聖獣や神獣の人化だということも、僕に美人の妻候補が9人いることも知られているので、後、何を話しましょうか?」
エスプリとまゆが真っ赤になった

デルナルド「今、とんでもないことをさらりと言ったな」
フィーネ「私も聞きましたわ とんでもないことを」

妃「まぁまぁ ショウリさんには 美人の妻候補が9人もいらっしゃるのですね」
エスプリとまゆを見る

アシット「私もショウリのお嫁さんになると 毎日チョコ食べられるの?」

妃「まぁまぁ アシットはショウリさんを気に入りましたの?」
アシット「うん、ショウリは好き 強くて、優しいから」

ショウリ「…」(何でこうなるのかな?)

ワナキオ「アシットは何歳になったのかな?」
アシット「6歳」

ワナキオ「6歳か…まだ、ショウリ君のお嫁さんには早いよ もっと勉強して大きくなってからにしようよ」

ショウリ「大きくなってからって、何で決定事項のような 言い方をするのですか?」


妃「アシットちゃんは6歳なんですから ダメよ」
帝王「そうだよ ショウリ君には、もっと相応しい人がいるよ エスプリさんとかまゆさんとか」

マザー「わたしも候補に入れてもらえませんか?」ニコッ

フィーネ「じゃ、わたしも お願いしますわ」ニコッ

ショウリ「間に合ってます」
エスプリとまゆが腕を絡めていた、赤くなりながら

このタイミングでインクさんから、商業ギルド本部に来て欲しいと念話が来る(エスプリに)

ショウリ「すいません、商業ギルド本部に行かないといけなくなりました、夕食とても美味しかったです、ワナキオさん、デルナルドさん、フィーネさん、マザーさんはどうしますか?ギルド本部に転移で送りましょうか?マザーさんも館へ送りましょうか?」

マザー「私は、飛んで帰れますから、大丈夫ですよ 帝都の街も もう少し見て回りたいですし」

デルナルド「オレはもう少し酒を頂く」

アシット「パパは帰さない」
ワナキオさん、残留確定しました

フィーネ「私は、送ってもらいましょうか、先程は転移経験出来ませんでしたから」

ショウリ「本当に(木々の暴走?)すいませんでした、ごちそうさまでした 失礼します」
フィーネさんとギルド本部に転移した

フィーネ「あっという間ね 本当に便利ね 転移って」


ショウリ「僕は商業ギルド本部に行きます」
商業ギルド本部に、インクさんの気配を感知して『テレポート』した

「キャッ」「わっ」「わっ」「キャッ」
チェア「驚かさないでください ショウリさん」
インク「ビックリしました」

ショウリ「すいません、急いで来たもので」

チェア「こちらは、商業ギルド本部のギルドマスターの『ロチョ=ヤリーポ』さん、副マスターの『サラ=バップペン』さん」

ショウリ「驚かせてすいません、急いで来たもので ショウリです、パーティーメンバーの聖獣人化のエスプリ、神獣人化のまゆ、黒龍のロン、フェニックスのルージュです」

エスプリ「こんばんわ」
ロン「こんばんわ」
ルージュ「こんばんわ」

ロチョ&サラ「「聖獣、神獣、黒龍、フェニックス…凄いメンバーですね」」

ロチョ「こんばんわ、はじめまして、商業ギルド本部ギルドマスターの『ロチョ=ヤリーポ』です お会いしたかったです ショウリさん」

§§§§§ ステータス §§§§§
名 前:ロチョ=ヤリーポ
種 族:人族
年 齢:50
性 別:男
職 業:帝都商業ギルド本部 ギルドマスター
レベル:50 [★★★★★]
備 考:
§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§


サラ「こんばんわ、はじめまして、私 商業ギルド本部の副ギルドマスターの『サラ=バップペン』です よろしくお願いします」

§§§§§ ステータス §§§§§
名 前:サラ=バップペン
種 族:人族
年 齢:50
性 別:女
職 業:帝都商業ギルド本部 副ギルドマスター
レベル:49 [★★★★★]
備 考:
§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§


ロチョ「転移魔法の使い手とは聞いてましたが、驚きました」

サラ「シーズーに転移で来て、ちょっとした騒ぎになったとか?帝都には空から、降りてきたとか?」

ロチョ「トトマ村では、チェアを襲った盗賊を退治し、キンゴタウンでは、オーム部 長 爵カレンダス夫人とコネを作り、メンクラッタの村では、蜘蛛400体以上を討伐し、シーズーでは、教会の階段を作り替えたり、飛び級試験でいきなりSランクに昇格したり 信じられないことを次々としているとか?」

サラ「インクのそのコートをショウリさんが作って、『同調念話シンクロフォン』を付与したとか、移動式家キャンピング・ハウスを自作し、旅をしているとか、移動式家キャンピング・ハウスの中には、風呂や部屋だけでなく畑や牧場もあるとか、カードモンスターやエンディナーのモンスターで食材を時給しているとか」

ロチョ&サラ「「羨ましい」」
ロチョ「ギルドマスター代わりますか?」

ギルド本部のマスターは代わりたがる(--;)

ショウリ「代わりません、それで、急ぎの用件とは なんですか?」

チェア「巨大狂暴海ガメの事です」
ロチョ「巨大狂暴海ガメの討伐報酬は、冒険者ギルドと商業ギルドと帝都王宮で王金貨1000枚を負担して、合計3000枚 今回は、ショウリさん、シーレンさん、スイレンさんの3人で討伐されましたので1人、王金貨1000枚だったのです」

ショウリ「そうだったのですね 王金貨1000枚に驚きました ギルド全体が」

サラ「本来、巨大狂暴海ガメは、海の幻獣で通常の討伐人数では、対処出来ない 船を出したり、海での戦闘にけた人選をしたり 討伐人数も60人、船5隻を見積もっていました」
「船も幻獣相手にして壊れない丈夫な船を建造…造船中だったのです」

インク「造船中だったのです 造船中」

ショウリ「あの~ まさか? 造船費用が発生しているとか?」

チェア「してます 困りました 王金貨1000枚程」
僕はエスプリと見合い青くなった






チェア「というのは、冗談です」
ロチョ「本来、王金貨1000枚で造船予定だったのですが、船大工がなぜか今年に入って病気にかかり、中断していて、費用は金貨100枚程で済んでます」
サラ「船の材料に集めた木材は他で利用できますから無駄にはなりませんし、神がかりな不思議な事が起きました、こちらとしては大変助かってます、病気になった船大工には申し訳ないですが…」

ショウリ「よかったです、船大工さんには申し訳ないですが」

ロチョ「もう1つ 大変言いにくいのですが、商業ギルドが王金貨1000枚を負担したのは、巨大狂暴海ガメの素材が入手出来る前提だってのです、ドロップアイテムも希少価値の高い物でしたし…」

ショウリ「ドロップアイテム?ですか」

インク「そのドロップアイテムとは」
ショウリ「ドロップアイテムとは?」

インク「なんと」
ショウリ「ゴクリ…」

インク「『海王の首飾り』なんです」
ショウリ「『海王の首飾り』…」
どこかで見たような?勿論、ポーチに入ってますから
ポーチから、出てくる

『海王の首飾り【】』
「これですか?」

ロチョ「ちょっといいですか?『鑑定』 間違いない!これです、『海王の首飾り』」
「それも 付与用のスロットルまで付いているグレードの高い物」
サラ「それと、巨大海ガメの甲羅があればよかったのですが…素材アイテムとして…」

ショウリ「巨大海ガメの甲羅…カードモンスターにしてますし…」
エスプリ「エスプリボクの加護で交渉出来ないかな?」

※※※※※※※※※※※※※※※※※※
§§§§§ ステータス §§§§§
【D.W.マスター〈ショウリ〉の加護1】
 〈★★☆〉↑
 ・スキル、魔法、特技の効果効率上昇
 ・生命の源 体力回復速度3倍
 ・魔力の源 魔力共有マジックディエラ
 ・状態異常抵抗力上昇
 ・知的魔物との友好的な交渉が出来る
 ・ステータスが上昇((1+レベル/1000)倍) 
※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ショウリ「『知的な魔物との友好的な交渉が出来る』ってやつか」

ショウリ「巨大狂暴海ガメ 召喚できる場所あります?」

商業ギルド横、駐馬車場
「亀さん 出てお出で」
ピカッドーン 50mの巨大狂暴海ガメが出てきた

エスプリ「あのね 巨大狂暴海ガメあなたの甲羅が欲しいんだけど」

亀「なにっ? 巨大狂暴海ガメこのおれ様の 甲羅が欲しい…」
目を見開き にらみつける

ゴクリ 全員が息を呑む





亀「いいよ 代わりの甲羅があるなら」
軽っ

「「「「「いいんかい」」」」」
ヤドカリですか?
 



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