これって?ゲーム?異世界?

久留米天狗

第3章 第69話 オルドルタワー?

第3章 帝都へ、飛び級登録試験
第69話 オルドルタワー?



前回のあらすじ
バカデさんと模擬戦をした、スーツの重さを2tにしても余裕で勝てた
レベルが27に上がると攻撃力が60万を越えた
スーツの重さを変えず、『身体強化』を発動し続ける方法に変えた




試しに『小と大ナノデマクロ』を解除してみた
16t……やはりキツい
『身体強化』……ステータスを…攻撃力だけをを2倍にしてみた(魔力コントロールで)

今度は常時『身体強化』を発動させる
神経の集中力、持続力、魔力コントロールを鍛える


僕は、ガチャで出た『試練の塔オルドルタワー入塔許可書(ソロ)』を手にしていた

「ちょっと自分の強さを確かめてくる」
「何をするの?」

「これを使う 『試練の塔オルドルタワー入塔許可書(ソロ)』」
試練の塔オルドルタワー入塔許可書…明日は、出発ですよ 大丈夫ですか?」
時刻15:19

「夕飯、18:00までには戻りたいな 失敗でも どんな試練なのかも知らないし、塔って事は上に登るんだろうけど、転移魔方陣まで行けたらいい、くらいの気持ちで望もうかと思っている 何かあったら同調念話シンクロフォンで連絡するよ」

ミーゼわたしはパーティーで試練の塔オルドルタワーへ行ったことがあります、レベル18でしたが、15階まで行けました 途中リタイアです ショウリならソロでも15階くらい余裕で行けるのでは?」

「15階まで行ったの? アンティークシップで?」
「いいえ、その頃は、別のパーティーでした」

「何階まであるのか知らない?」
ミーゼわたしはわかりません」

「たぶん、誰も知らんのではないか? バカデの知る最高は40階…クリアはしてない…6人パーティーでの記録だがな」

「ソロでもパーティーでも、同じ試練なのかな?」
「たぶんな バカデは(入ったことが)無いから分からんが 話を聞くとモンスターの数や種類は同じだそうだ 10階まではな ソロの記録は10階だ(バカデの知る限りは)」

「最初の魔方陣は何階か解る?」
ミーゼわたしが魔方陣を確認したのは10階です、途中でもあった可能性はあります フロア全てをチェックした訳ではなかったから 上への階段を見つけた時点で上ってましたから…」

「魔方陣が、10階、記録も10階 再挑戦しなかったのかな?」
「11階からは魔物のレベルが上がります だからじゃないですか?」
「ソロではキツいの?」

「普通の冒険者は回復はアイテムを使います 回復職はソロ…戦闘には向いていない場合が多いので、今のミーゼわたしなら11階 挑戦してみたいです 出来そうですから」

「2時間で10階、行けると思う?」
「ショウリなら1時間ですね」ニコッ ミーゼが微笑む


「じゃ、とりあえず10階を目指して行ってくる」
「気をつけて ショウリ」

僕は、『試練の塔オルドルタワー入塔許可書(ソロ)』に魔力を込めた



石?そんな作りの部屋の中、扉が1つ、1m程の台、ペンギンが1体…
「ようこそ、試練の塔『オルドルタワー』へ 案内役の『オルドル』です 始めまして冒険者様」
喋るペンギン? 糸目のペンギン? 目、見えてますよね?

「オルドルタワー? オルドル? 試練の迷霧オルドルメイムの最初の魔物?」

試練の迷霧オルドルメイムをご存じですか? 試練の迷霧オルドルメイムのオルドルは スライムと呼ぶのと一緒 同じであって同じでない ただの名前 呼び名です」

「お名前を教えていただけますか?」
「あ 僕は、ショウリ です」

「ショウリ様 まずは、この魔石に魔力を流して、登録をお願いします」
指示された台の中央にはスマホくらいの魔石が埋め込まれていた
僕は、魔力を込めた
ピロロン♪ 登録完了

試練の塔オルドルタワーの挑戦が可能になりました」
「説明いたします 試練の塔オルドルタワーは入塔許可書があれば何度でも挑戦可能です。」
「許可書には、ソロ、ペア、パーティーがあります」
「ソロで、途中退塔されていてもペアやパーティーでの入塔はまた、1階からになります ペアやパーティーのリーダーが登録していた場合もメンバーが1人でも変われば別のパーティーと判断されます」

「転移能力をお持ちの方も無許可入塔は出来ません。魔方陣のフロアまで行かれればそこでセーブし、退塔も出来ます、魔方陣以外での退塔は出来ません、転移魔法等を使っての退塔は失敗として判断されます」

「また、1度上の階へ上がられたら下りる事は出来ません。魔方陣フロアからの上階への移動は慎重に判断されてください」

「どのフロアにどんな魔物が出るかとかは説明してもらえないですよね?」
「11階から魔物のレベルが上がります としか お答え出来ません。その扉を潜れば挑戦開始です 途中でオルドルを呼ぶことが3回出来ます その際、回復か退塔かを選択できます アドバイスとかはありません 他に、質問は?」

「途中でオルドルあなたに会うフロアってありますか?」
「あります 何階かは言えませんが」

「わかりました 後、このフロアの床って16tの重さに耐えられますか?」
「はい? 仰っている意味が分かりませんが…」

「僕のこの装備の総重量が現在 16tなんでそれに床が耐えられるか という意味です」
「じ じゅ じゅーろくとん…」
オルドルの目が今にも飛び出してきそうなくらい見開かれてます 目が小さいですが…

「ゆ 床は 大丈夫です 下に行けないと言ったのはそのフロアが1階扱いだからです。『ここは』の言葉キーワードで、何階か分かります、この塔には窓もありませんし外を確認することも出来ません。16t…」

「では、装備を軽くせずに挑戦出来ますね 行ってきます」
僕は、扉を開け中に入った
「い 行ってらっしゃいませ お気をつけて…」

試練の塔オルドルタワー
 1階:スライム等 ★魔物
 2階:合体スライム等 数が増える
 3階:スケルトン等武器を使う魔物
 4階:特技や魔法を使い始める ★★魔物
 5階:昆虫フロア? 集団連携等を使い出す
 6階:砂漠・灼熱や雪・氷 環境変化フロア?
※6階からフロアの広さが極端に広くなりました

 7階:墓場? アンデッドフロア?
 8階:大 豚ビッグピッグ等 個体が人より大きくなりました
 9階:水辺?ワニ系カバ、カエル…
※今のところ回復ポイント等はありません

10階:ボス 二首四手オーガ 2体
魔方陣前でセーブ 退塔せず 所要時間約30分

11階:魔獣フロア 二尾大サソリ等毒 ★★★魔物、魔獣
    :
魔物との攻防より階段を探す方が大変です
何度か転びました 不可視の壁シールドを張り損ねて、足が沈んで…
    :
18階:ストーンゴーレム等 巨大硬い魔法が効きにくい? ★★★クラスの強敵
 けど、殴るだけだから、そんなの関係ない
19階:雷 狼サンダーウルフ等、素早い?魔獣が多かった
 けど、そんなの関係ない 16tですけど
20階:ボス ケルベロス(亜種)…今回たまたま

ドロップアイテムはありませんが
魔物のカード化は出来ました
・スライム
・キラービー
・人喰い花
・三角ウサギ
・二首虹孔雀 等々

・大サソリ
大 蟻ビッグアント
大蛾おおが
大蜘蛛ビッグスパイダー
・アイアンスパイダー
大 豚ビッグピッグ
・クロコダイル
・アリゲーター
・二首四手オーガ  等々

・二尾大サソリ
・四鋏大サソリ
毒大蜘蛛ポイズンスパイダー
麻 痺 蛇パラライズスネーク
・ゴーレム
・ストーンゴーレム
・スモークタイガー
・スカルホース
・幻影鎧
・スカルロード
炎 狼フレイムウルフ
・サンドキャメル
・ブリザードウルフ
雷 狼サンダーウルフ
光 狼ライトウルフ
雷 熊サンダーベア 等々

・ケルベロス(亜種) ★★★★★☆☆

今回はここまでにしておこう
 20階 魔方陣前 

「オルドル」
「お呼びですか?」

「今のは転移? 僕、今回はここまでで戻るよ」
「本来、回復か退塔かの選択なのですが…」

「20階クリアの最短記録のサービスとして、お答え致します 記憶転移です」
オルドルわたくし大変驚いております」

「最短記録?」
20階ここまで 2時間程で来られたのはショウリ様が初めてでございます」

ちなみに 今までの最短記録はどれくらいですか?」
「6日です」(パーティーでです)
ハハッ 笑うしかなかった


そうかもしれない、12階の広さでも恐らくトトマ村くらいはあった、その後もどんどん広くなっていったからな……
トラップなんかも増えてきたし
魔物も強くなった と思う 手応えが無かったけど


「ケルベロス(亜種) 幻獣をあっさり倒される方も初めてです、 試練の塔こ こではモンスターのカード化も珍しいのですが…随分カード化されてましたね」

「そお、カード化珍しかったんだ、また 時間がある時に挑戦するよ」
「次回は20階ここからのスタートです お待ちしております ショウリ様」

「セーブしました、続けますか?」
 [はい] [いいえ]
 [いいえ]ポチッ
僕は、セーブし、魔方陣へ入った
ここのセーブでは塔に関する記録だけみたいだ
入塔15:31  退塔(塔上途中)17:45
所要時間 2:14

「ただいま」
時刻 17:46

「ショウリ お帰り どうだった?」
僕は『試練の塔オルドルタワー入塔許可書(ソロ)』を見せた
次回、入塔20階 の文字

「20階? 2時間で?」
「うん、オルドル案内役も驚いていたよ 最短記録だって」

「ショウリ お前なぁ…」
夕食のテーブルで話した 塔での出来事を

オルドル案内役がペンギンみたいだと
ミーゼたちはペンギンを知らなかった(-_-;)

初めてスライムを倒したこと
(驚いていた 笑い)
ドロップアイテムが無いこと
カード化が珍しいこと
カードモンスターが増えたこと
いろいろな魔物とのバトル
避けて、殴って、蹴って…叩いて、デコピン、拳圧で、のしかかって(16tです)
10階までに魔方陣は見なかったこと
10階くらいから階段を探す方が大変だったこと
足が埋まって転んだこと 5m程転がったこと
フロアがトトマ村くらいはあって走り回ったこと


「ショウリ様の話を聞くと20階までが簡単に聞こえてしまいます 他の冒険者の方々が泣きますよ」
シーレンさんが、呆れたように溢す

ゴーレムのパンチを喰らったらゴーレムの腕が砕けたこと
狼が腕に噛みついたら牙が折れたこと
デコピンでゴーレムの頭が粉々になったこと

笑いが消えていた……


「ケルベロス(亜種)がね 全属性の魔法を使えたんだ 驚いたよ カードモンスターにしたけど」
「え? ケルベロス?」

「うん 20階のボス ケルベロス(亜種)」
「え~ 20階のボスは確か 三体の魔獣、炎 狼フレイムウルフとブリザードウルフ、光 狼ライトウルフだったはずですよ」

「火と氷に回復で、それにとても素速い魔獣で、離れても魔法、近づいても速くて当たらないし攻撃が強力で、回復まで使って…クリアが難しいと聞いたことがあります」

炎 狼フレイムウルフ、ブリザードウルフ、光 狼ライトウルフは19階で倒した カード化もした」
「ケルベロスに追いやられた…って事はないと思うけど下の階には行けないみたいだから…」

「ショウリが19階でカード化したから 20階のボスが変わった? のかな?」

食事も終わり、クッキーでお茶を飲んでいた


「言いにくいんだけど…」
「何?」

「セーブしたいんだけど…」
「あ また 上がる? 2時間で?」
エスプリが言う みんなの目線が痛い


ギルド前、ドラゴンの像セーブポイント
「セーブしますか?」
[はい] [いいえ]

[はい]ポチッ

タラッラッタラ~ン♪
「レベルが上がりました」
やっぱり上がった 27→35に

§§§§§ ステータス §§§§§
レベル:35
H P:550/550《316800/316800》
M P:550/550《316800/316800》
《霊 力:316800/316800(MP950400)》
攻撃力:750    《1296000》
防御力:750    《1296000》
魔法攻撃力:650 ↑《748800》
魔法防御力:650 ↑《748800》
精神力:550    《316800》
素速さ:750    《1728000》
賢 さ:650   ↑《748800》
器用さ:550    《316800》
 運 : 60    《100(補整限界)》
抵抗率: 60    《100(補整限界)》
命中率: 60    《100(補整限界)》
EXP: 249100(/250000)

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

◆魔法属性◆
 火・水・風・土・光・闇・無《・精霊・神》

◆パッシブスキル◆
《【D.W.ドリーム.ワールドマスター権限】》
 ・固定ステータスを変更可能(名前、種族、性別等) 
 ・全能力補整 ★★★★☆ 16倍
 ・ギフター★★★★★ 種族、職業、レベル等にみあった魔法、特技を付与プレゼント出来る。外す事も出来る。スキルスロットが有れば、スキルを付与プレゼント出来る。(人・物問わず。上書きも可能。) スキル等のレベルの増減可能。
 ・全特技が使えます(レベル制限あり)
 ・全魔法が使えます(レベル制限あり)
 ・経験値獲得率上昇 ★★★★☆ 獲得率16倍
 ・アイテムドロップ率増 ★★★★☆ 獲得率16倍
 ・アイテムの付与効果発動率増 ★★★★☆ 発動率 16倍
 ・魔法、特技等の効果発動率増 ★★★★☆ 発動率 16倍

                    [next ]
 
《【女神$匿名希望$の加護】★》
 ・全能力補整 3倍      
 ・生命の源 体力回復速度3倍 
 ・魔力の源 魔力回復速度3倍 
 ・状態異常抵抗力上昇
 ・アイテム創造(調合、合成、錬金ができる。レベル制限あり)
 ・アイテム創造力増

《【知識神$匿名希望$の加護】★》
 ・全能力補整 3倍        [アップ]
 ・魔法攻撃力魔法防御力上昇 2倍 [アップ]
 ・知識の源 賢さ上昇 2倍
 ・MP消費50%減
 ・霊力の消費50%減

《【武神$匿名希望$の加護】★★》
 ・全能力補整    4倍 
 ・攻撃力防御力上昇 3倍 
 ・素速さ上昇    4倍 

《【木の精霊の加護】★》
 ・大気からの魔力、霊力の吸収率増
 ・木の成長に影響を与えられる
 ・木製品の加工技術力向上 

《【花の精霊の加護】》
 ・大気からの魔力、霊力の吸収率増
 ・花の成長に影響を与えられる

《【風の精霊の加護】》
 ・大気からの魔力、霊力の吸収率増
 ・風系の魔法、特技等の効果効率増
 ・風を容易に操れる

《【水の精霊の加護】★》
 ・大気からの魔力、霊力の吸収率増
 ・水系の魔法、特技等の効果効率大幅増 
 ・水を生み出し、容易に操れる

~~~~~~~~~~~~~~~


「もう、驚きませんですわ…」
ウンウン みんな頷く
「直ぐ、36になるな…」

「ショウリ お前なぁ…」
驚いてませんが呆れてます

「何で1日でレベルが10 それも25→35まで上がるのですか?」

「僕も知りたい……」(-_-;)




残り1814日



〈アイテム紹介〉
試練の塔オルドルタワー入塔許可書(ソロ)』
試練の塔に1人で入る許可書
魔力を込めるとその場から試練の塔に転移する
特定の階の転移魔方陣で(帰還)転移すれば、その階から、再挑戦可能
途中でHPが0(死ぬことはない)もしくは、ギブアップすると転移した場所に戻され1階からやり直し

〈魔物紹介〉
『オルドル』
§§§§§ ステータス §§§§§
名 前:オルドル
レア度:?
分 類:?
種 族:?
性 別:?(声からするとオス)
年 齢:?
職 業:オルドルタワーの案内役
レベル:?
H P:?
M P:?
特 徴:執事のような対応をする魔物?魔獣?幻獣?霊獣?聖獣? 分かりません
    糸目、細い線 見えていると思う
§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§
ペンギン どこから見てもペンギン、なのに種族も分類も?です
ミーゼ達はペンギンという生物を知らなかった


§§§§§ ステータス §§§§§
名 前:ケルベロス(亜種)
レア度:★★★★★★☆
分 類:ケルベロス(亜種)
種 族:幻獣(ケルベロス)
性 別: 中性 
年 齢:111
職 業:ショウリのカードモンスター
レベル:200
H P:  852/ 852
M P: 1620/1620(霊力540)
    の3体分(亜種だからです)
特 徴:頭が3つ(狼、狐、犬)ある四脚魔獣(幻獣)
    全属性魔法を使用出来る
    3本の尻尾が蛇(雷、毒、音を使う)
    倍に伸びる
    【D.W.言語〈★☆☆〉】
『ファイアブレス』『アイスアロー』『アースウォール』『ストーム』『サンダーボルト』『ヒール』『ポイズンブレス』『ガード』『加速』『毒飛ばし』『怪音波』『魔力譲渡トランスファー』等々
§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§
普通のケルベロスは炎くらいしか使えない
尻尾も1本の蛇、噛みつきによる毒攻撃をする程度




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