これって?ゲーム?異世界?

久留米天狗

第3章 第68話 太陽がない?

第3章 帝都へ、飛び級登録試験
第68話 太陽がない?



前回のあらすじ

焼きたてパンの朝食を食べた
僕からのお年玉として、みんなでガチャをした




「1日のガチャ制限があったみたいだね、50万Pでガチャが出来なくなったね」
「普通、50万P…10000P50回なんて引きませんから…」

要らないアイテムは売却
移動式家キャンピング・ハウスの家具もランクアップしました
布団やソファー、洗面台、食器、机椅子、ぬいぐるみ等のアイテムも

モンスター広場の畑も充実しました
追加
『ジャイアントスイナップル』
『グレープピーチ』
『チェリンゴ』
『梅オレン』
『塩実の木』
『神木』
『霊木』×3

「オリエナのメイド服も出たし、カードモンスター引換券も何枚か出た」
「モンスターの卵がまた出たんだけど…」
『レモンスライムの卵』(黄色い卵)
『ゴボウ嵐の卵』(チョコマジロより濃い茶色の卵)
『チョコマジロの卵』(茶色い卵)

この世界でも食材に感謝しないといけないのかな?
手刀をナイフ、連打を釘パンチにするか?(-_-;)
していいのか?
その手の魔物倒すとき「いただきます」って言うのかな?

リュックを卵5個入るように改良した
『黒龍』『フェニックス』
『レモンライム』『ゴボウ嵐』『チョコマジロ』


時刻10:22
ミーゼとエスプリに昼食を頼んだ

アプリでお天気チェック
〈キンゴタウン近辺〉
 1月 1日 ~ 1月 6日
 1月 1日(光) 晴     29/19
    2日(闇) 曇りのち雨 25/12
    3日(火) 曇り    23/13
    4日(水) 曇り時々晴 23/15
    5日(風) 晴     28/19
    6日(土) 雨     25/13


「日の出日の入りはわからないのか…初日の出も見てないし…」
「日の出? 日の入り? 初日の出? 何ですか?」
スイレンが聞いてきた

「????? はい?(・・;)? いや 太陽が出る時間と沈む時間 初日の出はその年の最初の日の出の事です」

「太陽? それは何ですか?」
シーレンさんも、知らない
「????? へ?(・・;)? え~」
僕は、外に出て空を見上げた 明るい晴れだから…10時過ぎて晴れで雲がないのに…ぐるりと見渡す
眩しい光点…がない 空全体が明るい
「え~ 太陽が ない」

シーレンさん、スイレン、エナも空を見上げ
シーレン「太陽とは 空にあるものなんですか?」
エナ  「それは空にあるのに見えるものなんですか?」

「何で 太陽がないのに 明るいの?」
僕は太陽とはを説明するより、太陽がないのに空が明るいことの説明を求めた

「それは 今が昼だからですわ ?ショウリ様は何が言いたいのかわからないですわ」
シーレンわたしたち妖精や精霊が生まれる歴史の始まりの以前から 朝は少し明るい、昼は明るい、夕方は少し暗い、夜は暗い…曇りや雨の日は雲によって明るさが遮られるから昼でも暗く感じる…それが、この世界の当たり前なんですよ ショウリ様」

「そうなんだ…」
僕は言葉が続かなかった

「明るくなり始めるのは5:30過ぎ、暗くなり始めるのは17:30過ぎて 時季とかは関係なくその時間です、年に数回朝明るくなるのが遅い日が不定期であり、この世界の人たちは『神様が寝坊した日』って言ってます」
と、シーレンさんは笑った


考えてみればそうかもしれない…晴れの25℃以上のすぐ近くが雪景色…そんな事が地球であったら異常気象どころではないはず、雨や晴れが確定しているのも地球ではあり得ない
この世界は魔法の世界、太陽で明るくしているというより、魔法で明るくしているといった方が納得する
ただ明るいだけでなく暖かい遠赤外線効果?
日焼けもするみたいだから紫外線もあるようだし

アプリの正確な天気、魔法で天気を決めているそう言われる方が説明がつく 




マップで帝都までの道のりをチェック
次の大きな街は、港町シーズー…その間にキンゴタウン→『メラゴ平原』→(4日くらい)『メンクラッタの村』(1泊する?)→『オストリーの森』→(4日くらい)『メイシモラッタの村』(1泊する?) 『オストリーの森』→(3日くらい)『港町シーズー』か…13日くらいかな?

「バカデさん、帝都までどれくらいかかりますか?」
「普通の定期便で何もなくて13~15日 メラゴ平原は雨の日が多いから足が遅くなる 後、オストリーの森で『試練の迷霧オルドルメイム』が出たら、+1ヶ月だな」
「『試練の迷霧オルドルメイム』?」

「発生時期、発生原因不明、発生場所はオストリーの森全域 『メイシモラッタの村』の前か後に出る 試練をクリア出来なければ2ヶ月…60日迷い続ける霧だ」
「定期便が出てましたよね 大丈夫なんですか?」

「あ~ 定期便が霧に包まれても試練の迷霧オルドルメイムに迷い混むことは何故か無い…数百年以上定期便が迷った記録はないが、同行の護衛や冒険者は試練の迷霧オルドルメイムに迷い混む 人を選別している 生きているような不思議な霧だ」
「そのせいか、盗賊の心配はないがな」
バカデさんは笑った

試練の迷霧オルドルメイムに迷い混んだらどうなるんですか?」
「試練は魔物とのバトル…ドロップアイテムが、出ないが普通の魔物 選択する経路でレベルや数が変わるようだ」
「それと、進んできた道が消えるから、前に進むしかない… 別れ道がいくつもある、が引き返すことは出来ん」

「道が消える? 食料とかはどうするのですか?60日も迷ったら…」
「そこは心配ない 回復の泉があるし、ホースヒールポイントもある、季節に関係なく木の実もあるし、時々箱があり、中に食材が入っている」
「え? …親切な迷霧?ですね」(-_-;)

「ドロップアイテムは出ないんですよね、魔物の調理は出来ないのですか?」
「生け捕り後の調理か…それは出来る 『調理』+『絞める』か『解体』か『捌く』か『切り分け』のスキルを持ったヤツがいればな」

そうなんだ…2つのスキルの相乗効果的なものなのか


「僕、何だかその試練の迷霧オルドルメイムに巻き込まれそうな気がします…」
「ほ~ じゃ、最短クリア記録更新するかな?」
バカデさんが、ニコニコしながら言う

「そんな記録あるんですか?」
「あるよ」バカデさんが、言う

「最短は11日だ スマホが導入されてかの正式な記録だ」
「最短記録が11日…普通の冒険者なら1ヶ月なんですよね スマホの記録?」

「迷霧に入った最初に会う魔物は必ず『オルドル』、最後のボスが『オルドルキング』…履歴のチェックで11日だ」
「『オルドルキング』だけがドロップアイテムを落とす それもかなりレアアイテムを落とす 試練をクリア出来る実力のある冒険者にとっては美味しい試練だな、だから、あまり嫌われてない試練の迷霧オルドルメイムはな」

「まさか?その最短記録 バカデさんのパーティーとか言わないですよね」
「あ~違う 俺らは21日だ もう、昔の事だがな」

メラゴ平原のお天気チェック
〈メラゴ平原近辺〉
 1月 1日 ~ 1月 6日
 1月 1日(光) 曇り    25/20
    2日(闇) 曇りのち雨 23/17 雷
    3日(火) 雨時々曇り 23/15 雷
    4日(水) 曇り時々晴 23/15
    5日(風) 晴のち雨  26/19
    6日(土) 雨     25/10

本当に雨が多い…


みんなでお昼を食べながら
「みんなは、出発日いつがいい? お天気は明日は午後から雨みたいだけど…」

エスプリボクは、ショウリが出たい時でいい」
ミーゼわたしも、ショウリに従います」
エナワタシも、いつでもいいですわ」
シーレンわたしもショウリ様がいいときで構いません」
スイレンわたしもいつでも出られます」

「バカデさんは?」
バカデも明日でも構わん」

「じゃ、明日、朝10時にキンゴタウンこ こを出発しよう、まずは『メンクラッタの村』を目指して」


僕は、商業ギルドのチョコパさん、パフェパさん、インクさん、チェアさんたちに出発を伝えた
冒険者ギルドへも挨拶した


食料は十分すぎるくらいある
1月2日10:00 僕らの旅が始まる


「バカデさん、僕と模擬戦しませんか?」
「俺じゃ 練習相手にもならんだろう?」

「僕は、剣士としても武道家としても中途半端なんです ステータスだけで誤魔化しているだけなんです」
「僕に、剣を教えてください」

「…どこでやる? ギルドか?」
「はい、ギルドのバトル場で 僕は、魔法を使わないようにします あくまで、剣の勝負です」

僕は、黒 服ブラックスーツ小と大ナノデマクロで1/16 1tにした スピードを殺すため

ギャラリーが集まりだした
「制限時間 10分 始め!」

バカデさんは、普段斧を使うようだが、今回は霊木の剣
僕は、霊木の木刀(『小と大ナノデマクロ』で重さを普段の試作品の剣と同じにしてます)

最初はバカデさんの攻撃を受けていた

上、下、右、左 降り下ろし、振り上げ、はらい、突き 右手、左手、両手で あらゆる方向、色々な攻撃、確実に急所を狙った対人用の攻撃

その剣筋を見極め、受け止めたり、流したり

そして、それを真似て僕がバカデさんに攻撃する(手加減して)

しばらく打ち合うと バカデさんが、スキルを使い出す
早く、重く、連続で…

僕には見える バカデさんが、どう動くか次にどうするか…

僕は、イメージする相手が複数だったら支援する仲間がいた場合は ギリギリではなく余裕で受ける
次への対応を考え それが出来る
1tのスーツを着ていても動ける…2tにした

この状態でもバカデさんより動けてしまう

10分たった

「そこまで」

「ありがとうございました ふぅ~」
「ハアハアハア ショウリ ハアハアハア お前なぁ ハアハアハア」
バカデさんは 息も絶え絶えだった

「ショウリ いつもより 遅く感じてだけど 途中でまた 遅くなったね」
エスプリは感じていたようだ

「スーツの重さを 最初は1/16で 途中で1/8
にした」

「…… 最初は1tで 途中から2t … 今も?」
「うん」

バタン
「ショウリ ハアハア お前なぁ ハアハアハア」
バカデさんが、倒れた

ギャラリーにはスーツの事は聞こえてないが
ギルド分所元所長が息も絶え絶えで倒れ、 Fランクの冒険者が息も乱さず平然と立っている

歓喜と拍手が起こる


「ショウリ様、昨日のトーナメントの後、セーブされました?」
「あ 忘れてた」

「…………… また 上がるのでしょうか?ステータス……」
ミーゼがぽつりと呟く


ギルド前、ドラゴンの像
「セーブしますか?」
先に、ミーゼ達がセーブした
特に、何も無い

僕が、セーブした
[はい]ポチッ

タラッラッタラ~ン♪
「レベルが上がりました」

「レベルが上がったよ25→27に」

§§§§§ ステータス §§§§§
レベル:27
H P:340/340《130560/130560》
M P:340/340《130560/130560》
《霊 力:130560/130560(MP391680)》
攻撃力:540 ↑  《622080》
防御力:540 ↑  《622080》
魔法攻撃力:340  《195840》
魔法防御力:340  《195840》
精神力:340    《130560》
素速さ:540 ↑  《829440》
賢 さ:340    《261120》
器用さ:340    《130560》
 運 : 60    《100(補整限界)》
抵抗率: 60    《100(補整限界)》
命中率: 60    《100(補整限界)》
EXP:  75500(/82000)

 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

◆魔法属性◆
 火・水・風・土・光・闇・無《・精霊・神》

◆パッシブスキル◆
《【D.W.ドリーム.ワールドマスター権限】》
 ・固定ステータスを変更可能(名前、種族、性別等) 
 ・全能力補整 ★★★★☆ 16倍
 ・ギフター★★★★★ 種族、職業、レベル等にみあった魔法、特技を付与プレゼント出来る。外す事も出来る。スキルスロットが有れば、スキルを付与プレゼント出来る。(人・物問わず。上書きも可能。) スキル等のレベルの増減可能。
 ・全特技が使えます(レベル制限あり)
 ・全魔法が使えます(レベル制限あり)
 ・経験値獲得率上昇 ★★★★☆ 獲得率16倍
 ・アイテムドロップ率増 ★★★★☆ 獲得率16倍
 ・アイテムの付与効果発動率増 ★★★★☆ 発動率 16倍
 ・魔法、特技等の効果発動率増 ★★★★☆ 発動率 16倍

                    [next ]
 
《【女神$匿名希望$の加護】★》
 ・全能力補整 3倍      [アップ]
 ・生命の源 体力回復速度3倍 [アップ]
 ・魔力の源 魔力回復速度3倍 [アップ]
 ・状態異常抵抗力上昇
 ・アイテム創造(調合、合成、錬金ができる。レベル制限あり)
 ・アイテム創造力増

《【知識神$匿名希望$の加護】》
 ・全能力補整 2倍
 ・魔法攻撃力魔法防御力上昇 1.5倍
 ・知識の源 賢さ上昇 2倍
 ・MP消費50%減
 ・霊力の消費50%減

《【武神$匿名希望$の加護】★★》
 ・全能力補整    4倍 [アップ]
 ・攻撃力防御力上昇 3倍 [アップ]
 ・素速さ上昇    4倍 [アップ]

《【木の精霊の加護】★》
 ・大気からの魔力、霊力の吸収率増
 ・木の成長に影響を与えられる
 ・木製品の加工技術力向上 

《【花の精霊の加護】》
 ・大気からの魔力、霊力の吸収率増
 ・花の成長に影響を与えられる

《【風の精霊の加護】》
 ・大気からの魔力、霊力の吸収率増
 ・風系の魔法、特技等の効果効率増
 ・風を容易に操れる

《【水の精霊の加護】★》
 ・大気からの魔力、霊力の吸収率増
 ・水系の魔法、特技等の効果効率大幅増 
 ・水を生み出し、容易に操れる

~~~~~~~~~~~~~~~


「僕って、やっぱり人間じゃないのかな?」

「へ? ショウリ……」
「つ 強すぎる力は恐怖を生みますよ……」

「ハウスで話そうか……」

キャンピング・ハウスの中へ

「で……どうなったの?」
「レベルが27になって 加護がランクアップした」
「え? 加護まで上がったの?」

「それで 攻撃力が…」
「攻撃力が 20万越えたとか?」
「いや 60万越えた」

「は? ……何で15万から60万になるんですか?」
「レベルが2つ上がっただけで 何で、4倍になるんですか? それも60万ですよ」

「僕も知りたい……」
みんな呆れるしかなかった

試しに『小と大ナノデマクロ』を解除してみた
16t……やはりキツい
『身体強化』……ステータスを攻撃力だけを2倍にしてみた(魔力コントロールで)

今度は常時『身体強化』を発動させ、スーツを軽くせずに着るという方法に変えた
※更に歩く際、足跡がつかないように…沈まないように、足元に不可視の壁シールドを展開させないといけなくなった 勿論、室内モード1/1000 16kg、お休みモード1/10000 1.6kgは今まで通りである
魔力コントロールの修行編 ってとこかな

『身体強化』は1度の発動で3分間の効果の発動である、3分毎に発動しなおさなければいけない、歩く度に足元に不可視の壁シールドを連続展開する、走る際は更に早く
神経の集中力、持続力、コントロールが鍛えられる


僕は、ガチャで出た『試練の塔入塔許可書(ソロ)』を手にしていた





残り1814日



〈アイテム紹介〉
『ジャイアントスイナップル』
スイカのような黒と緑の皮を持ちパイナップルのような葉を持ち、2m程の巨体な果実…中にミニスイナップルが1000個以上入っている不思議な果実
12~1月の果物
エナの力で毎月収穫出来る

『グレープピーチ』
桃がブドウのようになる
4~6月の果物
エナの力で毎週収穫出来る

『チェリンゴ』
リンゴがさくらんぼのように2個なる
7~9月の果物
エナの力で毎週収穫出来る

『梅オレン』
オレンジが梅の花のように5個並んで実る
2~4月、9~11月の果物(年2回収穫出来る)
エナの力で毎週収穫出来る
その幹は楽器になる 梅オリンに…(-_-;)

『塩実の木』
果汁をこすと塩が出来る
毎月収穫出来る




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