不幸な男は異世界で最強になったようです
49#これはたまたまだ!俺は悪くねぇ!
割とお待たせ致しました。今回はほのぼのですかね?多分。あと1話........
その日の夜、俺達はエレナが予約していたという『鐘楼亭』に泊まった。外装内装ともに和風建築で久しぶりに畳の上に座った気がした。借りた部屋は3部屋らしく、5人ほどで寝れる感じだ。どうして3部屋も借りたのかと疑問に思うだろう?なぜなら
「なぁ、なんで俺一人なわけ?」
こういうことだ。あろう事かアランまでもが女の子のいる中寝室で寝泊まりするということになっている。間違ってもしういうことが起きたら一大事だというのに......
「ショウタは1人の方がリラックスできるでしょ?だからよ」
「あのな?もうちょっとこう、気遣いがずれてるっていうか、な?」
「もう借りちゃったんだし文句言いなさんな。ほらほら、ショウタはあっちだよ?」
「お前、後で覚えてろよ.......」
というわけで俺一人部屋です。悲しいです。
◇
来て早速温泉に入るとエレナが言い出すので俺は旅館に残った。何故かって?そりゃあもう、疲れてるんだよ。温泉なら宿の温泉でも十分に効果があるらしいし、それでいいかなと、残り4泊はするんだから。最初くらいはね?
「はぁ、1人って案外悪くないって思い始めた自分を殴りたい........」
「主も大変よの。女子がたくさんいる割には仲間はずれのような状況になって」
「うっせ。もうこれでいいんだよ、これで俺の体が休まるならもう喜々として来た温泉旅行なんかなんでもいいんだよ!」
「やはりそういうことを考えていたのか主は.......やはり性というものはどうもできないということか」
「何納得してんだお前は。そんなこと考えてねぇよ、俺は観光と温泉目当てに来たのに唯一の男性陣であるアスタまでもあっちに行ったからだよこんちくしょう」
「まぁ、そうカリカリするな。とりあえず風呂でも入ってきたらどうだ?」
「.........わあったよ。んじゃ入ってくるから部屋番よろしく」
「神器に部屋番などどうやったら出来るのかわからんがとりあえずやってみよう」
というわけで俺は風呂へと向かった。宿泊客とすれ違うが、誰も風呂には入ってきていなかった。時間も時間なので入る人もいないということだろう。ちなみに混浴である。
「はぁ〜生き返るな〜。マジで体癒されるわ〜」
俺は素早く体と頭を洗い終え石造りの風呂に足から入水し、胸のあたりまで浸かる。四角く畳んだタオルを頭に乗せ石に背中を預け、手を開いて大の字に広がる。久々に感じた疲れから開放される感覚はたまらなく気持ちよかった。
「景色は.......ってそういやここ室内か、露天は明日にでも行くか。さてっと、もう少しこのままでいるか......」
そのままのんびりしていたら、突然扉が開く音がした。俺はその人物を見るために振り返ってみる。そこにはタオル巻いた、まだこちらに気付いていないハクアがいた。
「っ!!!やべっ!」
俺は何故か反射的に湯に潜ってしまった。そう、ここは混浴であり女湯ではないというのに俺は何故か潜ってしまった。何故だろう、イケナイことをしている感が半端ないこの状況をどう乗り切ろうか.......
「♪〜〜♪〜」
俺は湯から目までを出して観察する。ハクアは依然としてこちらに気づいておらず花歌を歌いながら体やら頭やらを洗っていた。もちろん見えるであろう部分は湯けむりさんにお願いしてあるためノーカンだ。そうして、すべてを終えたハクアがついにこちらに近づいてきた。
「っ!!!やべっ!」
俺はまたも頭まで潜った。何となくで『水中呼吸』の魔法を発動しておいた。バレないように目まで出してハクアを見るがハクアは足まで使っているだけだった。
「なかなか熱いな.......よし、入って...........はぁ〜いいな。ショウタにもこの感覚を味あわせてやりたいものだ」
何言ってんだよ、もう俺は一足先に味わったぞ。てか今お前のすぐ近くにいるんだよ!
「にしてもショウタ、最近疲れ気味だったな.........今度マッサージでもしてやろう。そうだ、その後羽毛のベットにでも寝かせてやるか........」
ハクアが俺への労いの独り言を言っている間も俺はハクアをじっと見ていた。だが、何が起きたのか急に作動中の『水中呼吸』の魔法が切れた。おい、こんなところで美味しい展開作らなくていいんだよ!
「ゴボッ!ゴボゴボゴボボボボボ!!!」
「っ!?誰だ!誰かそこにいるのか!?」
「っぶはぁ!!あ、危ねぇ、死ぬところだったぁ〜!」
「ショ、ショウタ!?どうしてここに!!」
「いやどうしてもクソもここ混浴だろうが。何を言ってんだよ」
「お前こそ何を言っている!ここは女湯だぞ!混浴はこの右隣だたわけが!」
あれれ〜?おっかしいぞ〜?たしかに俺はあの時混浴を.........ん?そうか、俺は混浴の文字の方に首を向けて女湯に入ってしまっていたのか。あ、これやべぇなどうしようか。バレたら即刻逮捕じゃねぇかよ俺。
「と、とにかくだ!人が来ないうちにさっさと上が.........」
「いや〜広いね!」
「本当に広いわね!」
やはりフラグ回収が早い!俺が上がろうとした瞬間、幼女とそのお母様が入ってきた。俺は腕を掴まれ、そのままハクアの谷間に押し付けられた。
「ムグッ!?ムグムグムグ!!!」
「静かにしろ!バレたらこっちまで大変なことになるんだぞ!」
てなわけで黙ったんだが案外この位置も悪くは無い。現在俺はハクアに手で頭を包み込まれ、その豊満な胸に顔が押し当てられている。なんとか呼吸はできるが最大の難点はあれだ、気持ちよすぎてそろそろ鼻血が........あ、俺1回も鼻から血出たことないんだった。
そうして、ハクアとは別の浴槽に入浴した幼女ファミリーは俺に気づくことなく上がって行った。当たり前だが視界はハクアの胸の谷間に遮られているため何も見てないです。
「もう行ったか........ショウタ、お前も早く.......」
「ハクア、案外この位置も悪くないぞ?」
「黙れこの変態が!」
俺はその後急いで女湯から上がり、『隠密』で部屋まで走って逃げた。
その日の夜、俺達はエレナが予約していたという『鐘楼亭』に泊まった。外装内装ともに和風建築で久しぶりに畳の上に座った気がした。借りた部屋は3部屋らしく、5人ほどで寝れる感じだ。どうして3部屋も借りたのかと疑問に思うだろう?なぜなら
「なぁ、なんで俺一人なわけ?」
こういうことだ。あろう事かアランまでもが女の子のいる中寝室で寝泊まりするということになっている。間違ってもしういうことが起きたら一大事だというのに......
「ショウタは1人の方がリラックスできるでしょ?だからよ」
「あのな?もうちょっとこう、気遣いがずれてるっていうか、な?」
「もう借りちゃったんだし文句言いなさんな。ほらほら、ショウタはあっちだよ?」
「お前、後で覚えてろよ.......」
というわけで俺一人部屋です。悲しいです。
◇
来て早速温泉に入るとエレナが言い出すので俺は旅館に残った。何故かって?そりゃあもう、疲れてるんだよ。温泉なら宿の温泉でも十分に効果があるらしいし、それでいいかなと、残り4泊はするんだから。最初くらいはね?
「はぁ、1人って案外悪くないって思い始めた自分を殴りたい........」
「主も大変よの。女子がたくさんいる割には仲間はずれのような状況になって」
「うっせ。もうこれでいいんだよ、これで俺の体が休まるならもう喜々として来た温泉旅行なんかなんでもいいんだよ!」
「やはりそういうことを考えていたのか主は.......やはり性というものはどうもできないということか」
「何納得してんだお前は。そんなこと考えてねぇよ、俺は観光と温泉目当てに来たのに唯一の男性陣であるアスタまでもあっちに行ったからだよこんちくしょう」
「まぁ、そうカリカリするな。とりあえず風呂でも入ってきたらどうだ?」
「.........わあったよ。んじゃ入ってくるから部屋番よろしく」
「神器に部屋番などどうやったら出来るのかわからんがとりあえずやってみよう」
というわけで俺は風呂へと向かった。宿泊客とすれ違うが、誰も風呂には入ってきていなかった。時間も時間なので入る人もいないということだろう。ちなみに混浴である。
「はぁ〜生き返るな〜。マジで体癒されるわ〜」
俺は素早く体と頭を洗い終え石造りの風呂に足から入水し、胸のあたりまで浸かる。四角く畳んだタオルを頭に乗せ石に背中を預け、手を開いて大の字に広がる。久々に感じた疲れから開放される感覚はたまらなく気持ちよかった。
「景色は.......ってそういやここ室内か、露天は明日にでも行くか。さてっと、もう少しこのままでいるか......」
そのままのんびりしていたら、突然扉が開く音がした。俺はその人物を見るために振り返ってみる。そこにはタオル巻いた、まだこちらに気付いていないハクアがいた。
「っ!!!やべっ!」
俺は何故か反射的に湯に潜ってしまった。そう、ここは混浴であり女湯ではないというのに俺は何故か潜ってしまった。何故だろう、イケナイことをしている感が半端ないこの状況をどう乗り切ろうか.......
「♪〜〜♪〜」
俺は湯から目までを出して観察する。ハクアは依然としてこちらに気づいておらず花歌を歌いながら体やら頭やらを洗っていた。もちろん見えるであろう部分は湯けむりさんにお願いしてあるためノーカンだ。そうして、すべてを終えたハクアがついにこちらに近づいてきた。
「っ!!!やべっ!」
俺はまたも頭まで潜った。何となくで『水中呼吸』の魔法を発動しておいた。バレないように目まで出してハクアを見るがハクアは足まで使っているだけだった。
「なかなか熱いな.......よし、入って...........はぁ〜いいな。ショウタにもこの感覚を味あわせてやりたいものだ」
何言ってんだよ、もう俺は一足先に味わったぞ。てか今お前のすぐ近くにいるんだよ!
「にしてもショウタ、最近疲れ気味だったな.........今度マッサージでもしてやろう。そうだ、その後羽毛のベットにでも寝かせてやるか........」
ハクアが俺への労いの独り言を言っている間も俺はハクアをじっと見ていた。だが、何が起きたのか急に作動中の『水中呼吸』の魔法が切れた。おい、こんなところで美味しい展開作らなくていいんだよ!
「ゴボッ!ゴボゴボゴボボボボボ!!!」
「っ!?誰だ!誰かそこにいるのか!?」
「っぶはぁ!!あ、危ねぇ、死ぬところだったぁ〜!」
「ショ、ショウタ!?どうしてここに!!」
「いやどうしてもクソもここ混浴だろうが。何を言ってんだよ」
「お前こそ何を言っている!ここは女湯だぞ!混浴はこの右隣だたわけが!」
あれれ〜?おっかしいぞ〜?たしかに俺はあの時混浴を.........ん?そうか、俺は混浴の文字の方に首を向けて女湯に入ってしまっていたのか。あ、これやべぇなどうしようか。バレたら即刻逮捕じゃねぇかよ俺。
「と、とにかくだ!人が来ないうちにさっさと上が.........」
「いや〜広いね!」
「本当に広いわね!」
やはりフラグ回収が早い!俺が上がろうとした瞬間、幼女とそのお母様が入ってきた。俺は腕を掴まれ、そのままハクアの谷間に押し付けられた。
「ムグッ!?ムグムグムグ!!!」
「静かにしろ!バレたらこっちまで大変なことになるんだぞ!」
てなわけで黙ったんだが案外この位置も悪くは無い。現在俺はハクアに手で頭を包み込まれ、その豊満な胸に顔が押し当てられている。なんとか呼吸はできるが最大の難点はあれだ、気持ちよすぎてそろそろ鼻血が........あ、俺1回も鼻から血出たことないんだった。
そうして、ハクアとは別の浴槽に入浴した幼女ファミリーは俺に気づくことなく上がって行った。当たり前だが視界はハクアの胸の谷間に遮られているため何も見てないです。
「もう行ったか........ショウタ、お前も早く.......」
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