不幸な男は異世界で最強になったようです
46#異世界正月はやはり異世界
あれから1ヶ月が経って俺は退院した。1ヶ月しっかりとリハビリしたがやはり感覚は失われているだろう。しっかりと 感覚を取り戻さないと。
「やっと帰ってきた〜!」
「今日はちょうどお正月だしね」
「ん?エレナなんだそれ」
「知らないの?この世界共通でお正月といえばモンスター討伐でしょう!」
いやそうじゃなくてな、この世界に正月なんてものがあるのかと思ったがやっぱりこの世界じゃねーか。なんだよモンスター討伐って、正月はそんなもんじゃないんだがな〜。
「何よその顔」
「いや〜なんでも。とりあえず荷物置いてくる」
俺は1ヶ月(実質二ヶ月)ぶりに帰ってきた何も変わっていない部屋に荷物を置いてエレナたちが待つ外へと行く。
「はぁ、正月からこれとはな....... 」
「嫌なの?」
「いやそうじゃなくてな、なんて言うかこれじゃないって言うかね?」
「何よ、この世界じゃ当たり前の行事でしょう?早く行きましょ!」
というわけで俺達はギルドに来ている。この前の雪まつりといい今回の正月といい........モンスター討伐多くない!?
「みーなさーん!今日は待ちに待った正月ですよー!」
「「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」
なんでそんなに沸いてるんだ?普通さ、正月ってあれじゃん?こんなのじゃないじゃん?万国共通お正月ってめでたいと思ってたよ!!!
「んじゃ、行きましょう」
「なぁ、今からでも帰らないか?寒い.......」
「何言ってるのよ。行くわよ」
「どうしてこうなった」
俺たちは雪まつりの時のように中央に集まっていた、今からなんか出るらしいです。
「出たぞー!!」
「タンクは前に行ってくれ!!」
叫んだ途端現れたのは恐らく一富士二鷹三茄子の二鷹、つまり鷹2匹である。鷹2匹といえどモンスターで、全長3メートルあります。まぁね、この状況非常にやばいよね。
「ショウタ!私達も行くぞ!」
「え、ちょ、おまっ.........」
「援護任せて!」
俺はハクアに強引に腕を引っ張られて空を飛びながら鷹2匹の近くに寄る。なんとか着地したがそこは鷹の目の前、4つの目が俺の方向を向いてます。
「キィィィィィィィ!」
「っと!危ねぇな!」
「『転身』龍の鎧!『龍玄の舞』!!」
ハクアのスキルが1匹の鷹の羽を切り裂いていく。だがさすがは飛行能力の優れた鷹、羽を切り裂かれようとも空を飛んでいた。
「落ちろ!『転身』弩槌の鎧!『クラレントハンマー』!!」
「キシャ!?キィィィィィィィ」
鷹もまさか自分の頭上に自分よりもでかいハンマーが出現するとは思ってなかったのだろう、見後に面食らってそのまま頭上に振り下ろされたハンマーに従って地面に激突した。
「今だ!やれー!!!」
「「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」
誰かの号令とともに冒険者たちは一気に鷹を討伐しようと攻撃を浴びせる。だがここで忘れてはいけないのがもう一方の鷹だ。もう1匹の鷹は巨大な両足で冒険者数十人を片足ずつ掴んで空へと飛び立つ。
「逃がさないわよ!『ディメンションボルト!』」
「『インドラの矢』!」
「『雷の護符・迅』!」
後方から待機していたエレナたちが魔法を放つも全て鷹の優れた飛行能力により当たらなかった。ミリアはというと、さらに後方で回復魔法を施していた。
「まだ落ちないか!その者達を放せ!『転身』剣神の鎧!『ブレイブソード』!」
「キィィィィィィィ!」
ハクアの攻撃はいつの間にか空に復帰していたもう1匹の鷹の爪により相殺される。にしても鷹の爪と剣がぶつかり合って爪が折れないなんてなんて強靭な爪なんだ。
「うわぁぁぁぁぁ!」
「たっ、助けてくれーーー!!!誰かぁぁぁぁぁ!」
「嫌だ!死にたくない!死にたくなーい!」
俺が感心している中、足に掴まれた冒険者たちはそれぞれ助かりたいとばかりに叫んでいる。そういや俺、軽くスルーされてるやん?何もしてないけどさぁ!
「さて、神威、動くか」
「まさか使う気か?」
「丁度いい機会だ、練習がてら、な?」
「5分以内だ。それ以上は想像を絶する痛みが来るぞ」
「時間内なら反動ないんだな.......んじゃ、行くか!」
「「『融合開始』!」」
俺の周りに半円が出現し魔方陣も出現する。光り輝き俺の身にまとったそれは一気に周りの目を集めた。
「うおっ!なんだあれ!」
「すげぇ!おーい!助けて!!」
「よし、3、2、1、0!!」
「キィ!?」
俺は足に力を入れて空中へと飛び上がる。一瞬にして冒険者たちを文字通り鷲掴みにしている鷹の方に接近し軽く神威を一閃、見事に両足が切れ、冒険者たちが解放された。
「え、ちょ、うわぁぁぁぁぁ!」
「それはないだろぉぉぉぉぉ!」
もちろん非難の声が所々から聞こえてくる。安心しろ、こっちには役に立つ恋人がいるんだから。
「『捕縛』!」
「うぉっ!助かったー!」
「ふぅぅぅ!命拾いしたぜ!」
「ショウタ!その姿は.....それにお前、羽がないのに空を.........」
「ん?まぁ重力を遮断したってのが1番だな、あと魔法陣で足場作ったりな。とにかく説明はあとだ!来るぞ!」
俺がそういうあいだにも足を切られて怒り心頭の鷹は俺に狙いを定めてクチバシで攻撃しようと何度も俺に飛来してきていた、もちろん避けるのなんて容易い。
「よっと、そいっ!あぁ、めんどくせぇ!」
「キィィィィィィィ!」
「うっせぇ!早く死ね!エンチャント『雷』、『雷閃』!」
俺に飛来してクチバシを突き立ててくる鷹に対してそれを避けながらも、クチバシに剣を横にして入れ、そのまま一気に薙ぎ払った。鷹は見事に上のクチバシと下のクチバシに別れ、体を真っ二つに切られた状態で地面に落下して言った。
「キィ!?キィ、キィィィィィィ!!」
「何言ってるか知らねぇがお前も落ちろ!エンチャント『深淵』、『アビスブレイク』!」
俺の1トンの水圧の剣が見事にもう1匹の鷹を捉え、地面に落下させていく。その途中にはもちろんハクアもいる。
「これで終わりだ!『転身』仁王の鎧『百拳討滅』!」
俺が見た中で2番目にごつい格好をしたハクアの鎧から幾度となく拳が突き出される。そのたびに鷹がボコボコになっていき、最終的に白目を向いて、首から地面に落下して折れて絶命した。
俺は『融合』を解除してそのまま地面に降下した。ハクアも同様に俺の横に降下して事が終わった。
「やったぞ!剣聖と戦天使が討伐したぞーーー!」
「「うぉぉぉぉぉぉぉぉ」」
なぜか沸いていたがそれがなぜなのか本当にわからなかったりする。「また持ってかれたか」「くっそー!次こそは!」という声もちらほら聞こえた。
とりあえずその日の宴会はやっぱり乾杯の合図を俺がすることとなった。
あと4話..........新シリーズ楽しみにしていた皆様、もう少しお待ちください。
「やっと帰ってきた〜!」
「今日はちょうどお正月だしね」
「ん?エレナなんだそれ」
「知らないの?この世界共通でお正月といえばモンスター討伐でしょう!」
いやそうじゃなくてな、この世界に正月なんてものがあるのかと思ったがやっぱりこの世界じゃねーか。なんだよモンスター討伐って、正月はそんなもんじゃないんだがな〜。
「何よその顔」
「いや〜なんでも。とりあえず荷物置いてくる」
俺は1ヶ月(実質二ヶ月)ぶりに帰ってきた何も変わっていない部屋に荷物を置いてエレナたちが待つ外へと行く。
「はぁ、正月からこれとはな....... 」
「嫌なの?」
「いやそうじゃなくてな、なんて言うかこれじゃないって言うかね?」
「何よ、この世界じゃ当たり前の行事でしょう?早く行きましょ!」
というわけで俺達はギルドに来ている。この前の雪まつりといい今回の正月といい........モンスター討伐多くない!?
「みーなさーん!今日は待ちに待った正月ですよー!」
「「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」
なんでそんなに沸いてるんだ?普通さ、正月ってあれじゃん?こんなのじゃないじゃん?万国共通お正月ってめでたいと思ってたよ!!!
「んじゃ、行きましょう」
「なぁ、今からでも帰らないか?寒い.......」
「何言ってるのよ。行くわよ」
「どうしてこうなった」
俺たちは雪まつりの時のように中央に集まっていた、今からなんか出るらしいです。
「出たぞー!!」
「タンクは前に行ってくれ!!」
叫んだ途端現れたのは恐らく一富士二鷹三茄子の二鷹、つまり鷹2匹である。鷹2匹といえどモンスターで、全長3メートルあります。まぁね、この状況非常にやばいよね。
「ショウタ!私達も行くぞ!」
「え、ちょ、おまっ.........」
「援護任せて!」
俺はハクアに強引に腕を引っ張られて空を飛びながら鷹2匹の近くに寄る。なんとか着地したがそこは鷹の目の前、4つの目が俺の方向を向いてます。
「キィィィィィィィ!」
「っと!危ねぇな!」
「『転身』龍の鎧!『龍玄の舞』!!」
ハクアのスキルが1匹の鷹の羽を切り裂いていく。だがさすがは飛行能力の優れた鷹、羽を切り裂かれようとも空を飛んでいた。
「落ちろ!『転身』弩槌の鎧!『クラレントハンマー』!!」
「キシャ!?キィィィィィィィ」
鷹もまさか自分の頭上に自分よりもでかいハンマーが出現するとは思ってなかったのだろう、見後に面食らってそのまま頭上に振り下ろされたハンマーに従って地面に激突した。
「今だ!やれー!!!」
「「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」
誰かの号令とともに冒険者たちは一気に鷹を討伐しようと攻撃を浴びせる。だがここで忘れてはいけないのがもう一方の鷹だ。もう1匹の鷹は巨大な両足で冒険者数十人を片足ずつ掴んで空へと飛び立つ。
「逃がさないわよ!『ディメンションボルト!』」
「『インドラの矢』!」
「『雷の護符・迅』!」
後方から待機していたエレナたちが魔法を放つも全て鷹の優れた飛行能力により当たらなかった。ミリアはというと、さらに後方で回復魔法を施していた。
「まだ落ちないか!その者達を放せ!『転身』剣神の鎧!『ブレイブソード』!」
「キィィィィィィィ!」
ハクアの攻撃はいつの間にか空に復帰していたもう1匹の鷹の爪により相殺される。にしても鷹の爪と剣がぶつかり合って爪が折れないなんてなんて強靭な爪なんだ。
「うわぁぁぁぁぁ!」
「たっ、助けてくれーーー!!!誰かぁぁぁぁぁ!」
「嫌だ!死にたくない!死にたくなーい!」
俺が感心している中、足に掴まれた冒険者たちはそれぞれ助かりたいとばかりに叫んでいる。そういや俺、軽くスルーされてるやん?何もしてないけどさぁ!
「さて、神威、動くか」
「まさか使う気か?」
「丁度いい機会だ、練習がてら、な?」
「5分以内だ。それ以上は想像を絶する痛みが来るぞ」
「時間内なら反動ないんだな.......んじゃ、行くか!」
「「『融合開始』!」」
俺の周りに半円が出現し魔方陣も出現する。光り輝き俺の身にまとったそれは一気に周りの目を集めた。
「うおっ!なんだあれ!」
「すげぇ!おーい!助けて!!」
「よし、3、2、1、0!!」
「キィ!?」
俺は足に力を入れて空中へと飛び上がる。一瞬にして冒険者たちを文字通り鷲掴みにしている鷹の方に接近し軽く神威を一閃、見事に両足が切れ、冒険者たちが解放された。
「え、ちょ、うわぁぁぁぁぁ!」
「それはないだろぉぉぉぉぉ!」
もちろん非難の声が所々から聞こえてくる。安心しろ、こっちには役に立つ恋人がいるんだから。
「『捕縛』!」
「うぉっ!助かったー!」
「ふぅぅぅ!命拾いしたぜ!」
「ショウタ!その姿は.....それにお前、羽がないのに空を.........」
「ん?まぁ重力を遮断したってのが1番だな、あと魔法陣で足場作ったりな。とにかく説明はあとだ!来るぞ!」
俺がそういうあいだにも足を切られて怒り心頭の鷹は俺に狙いを定めてクチバシで攻撃しようと何度も俺に飛来してきていた、もちろん避けるのなんて容易い。
「よっと、そいっ!あぁ、めんどくせぇ!」
「キィィィィィィィ!」
「うっせぇ!早く死ね!エンチャント『雷』、『雷閃』!」
俺に飛来してクチバシを突き立ててくる鷹に対してそれを避けながらも、クチバシに剣を横にして入れ、そのまま一気に薙ぎ払った。鷹は見事に上のクチバシと下のクチバシに別れ、体を真っ二つに切られた状態で地面に落下して言った。
「キィ!?キィ、キィィィィィィ!!」
「何言ってるか知らねぇがお前も落ちろ!エンチャント『深淵』、『アビスブレイク』!」
俺の1トンの水圧の剣が見事にもう1匹の鷹を捉え、地面に落下させていく。その途中にはもちろんハクアもいる。
「これで終わりだ!『転身』仁王の鎧『百拳討滅』!」
俺が見た中で2番目にごつい格好をしたハクアの鎧から幾度となく拳が突き出される。そのたびに鷹がボコボコになっていき、最終的に白目を向いて、首から地面に落下して折れて絶命した。
俺は『融合』を解除してそのまま地面に降下した。ハクアも同様に俺の横に降下して事が終わった。
「やったぞ!剣聖と戦天使が討伐したぞーーー!」
「「うぉぉぉぉぉぉぉぉ」」
なぜか沸いていたがそれがなぜなのか本当にわからなかったりする。「また持ってかれたか」「くっそー!次こそは!」という声もちらほら聞こえた。
とりあえずその日の宴会はやっぱり乾杯の合図を俺がすることとなった。
あと4話..........新シリーズ楽しみにしていた皆様、もう少しお待ちください。
「ファンタジー」の人気作品
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