不幸な男は異世界で最強になったようです
43#魔城ガルガンド、看守アモンVSクレア達
クレア達は現在牢屋内の捕えられた戦天使を救出して回っていた。そして地下5階、最終フロアにたどり着いた。
「クレアさん、ここなの?」
「ええ、この先から邪悪な魔力の塊と強大な魔力の塊ほ反応があります。邪悪の方は魔人、強大な魔力は残りの天翼十二議会の10人のものでしょう。とにかく注意してください」
「ふむ、まぁ及第点というところか」
「貴様は!魔人アモン!」
一本の通路の暗闇から現れたのは眼鏡をかけ、悪魔の翼を生やす魔人アモンの姿。不敵に笑ってこちらを伺っていた。
「まさか天翼十二議会の10人を捉えるのに魔王様からもらった魔力を用いることになるとは思わなかったぞ。さて、そこの人間とお前も牢屋に封印してやろう」
「私たちが簡単に倒されると思ったら大間違いだぞ?この数で勝てると?」
「お前達天翼十二議会ならまだしもその後にはただの人間が3人じゃないか!勝てると思うのか?」
「なるほど、まぁ見ていればいいさ。さぁ皆さん、行きますよ!」
「「「了解!」」」
クレアが剣を出現させアモンに向かって走っていく。後からは魔法と矢が次々に飛来している。
「悪くは無い、だがこの程度で私を倒せるとは思わないことだ!」
アモンは綺麗にクレアの攻撃をいなしつつも魔法障壁で魔法を遮断していた。
「ならこれならどうかしら!『フレイムカイザー』!」
「何!?上級魔法、しかも最上位だと!ちっ!」
アモンは咄嗟に後ろへ飛び退りなんとか避けるが、牢屋がエレナが起こした獄炎によって溶けていた。
「『ハリケーンカッター』!」
「ならば『デュアルアース』!」
エレナの風魔法はアモンによって生成された2つの土の塊より出来た壁によって阻まれる。だが、本当の狙いはそこではない。
「私たちを忘れてませんか?」
「気づかないのも悪いと思うわよね」
「「『合技風魔の矢』!」」
さっきのエレナの魔法はアモンの注意をそらすためのフェイクであり本当の狙いは、矢に付与された一定時間封印の効果を持った矢を生産すること。
そしてエミリが放った矢は見事にアモンの両腕と片足に命中し、アモンを4方向から魔法陣が押さえつける。
「なぬっ!こんなことが!」
「クレアさん今よ!」
「了解した!はぁぁぁぁ!」
クレアはその隙に後ろの牢屋に向かって剣を突き立てる。瞬間、天使封印の魔法陣が一瞬にして砕け散り、牢屋がぶち破られる。
「皆、大丈夫か!?」
「クレア!」
「クレアさん!」
「話はあとだ!今はここにいてくれ!」
クレアはそのままアモンの後に立ち剣を構える。さすがクレア・シンフェル結界破りと言ったところだろう。彼女は類まれなる魔法破壊能力を生まれ持って発揮し、天翼十二議会になったのだ。そしてアテナの権能により剣の舞を授かった。
「くそっ!ならばこれでどうだ!『カルメディックフレイム』!」
「残念だけどその攻撃さえも凌いであげるわ。クレアさん弾いてね!『セイクリッドシャイン』!」
エレナの光魔法はアモンの闇魔法を簡単に打ち消し牢屋内を光に包み込む。次の瞬間、天井が消滅し、一気に光の柱を空に轟かせた。
「がぁぁぁぁ!き、貴様!まさか聖魔導師か!また面倒なものを連れてきやがって!」
「それはそれは。じゃあこれで吹き飛びなさい!『インフィニティバースト』!」
「負けるものか!『メテオレイン』!」
エレナの魔法陣から魔素を凝縮された光線が放たれる。一方で、アモンの超巨大な魔法陣から大量に隕石が飛来する。両者のエネルギーがぶつかり合い衝撃波が起きる。そして魔法同士のぶつかり合いは相殺という形で終わった。
「あら、まだ立つのね。ならこれでどう!『シンフォ二ズム!』『アルティメットシャイン』!」
「同時詠唱!?それは現大賢者しかできないはず!『オメガシールド』!」
またもエレナの魔法は究極の魔法障壁に阻まれる。そう、力ならエレナが確実に勝っているのになぜ魔法が通らないのか、これは疑問に思ったことだろう。なぜかというと
「魔法が通らない.....?」
「ふふふ........これが魔神様から授かった祝福、『サタンズシールド』だ!」
「そう、まぁ魔法が通らないなら仕方ないわよね。魔法は」
「っ!?まさか!」
「先程から後ろががら空きじゃないか。はぁっ!」
「くっ!」
アモンは瞬時に魔法障壁でガードしようとする。だが障壁はまるで殻を割るように簡単に砕け散る。忘れてはいけない、クレアが結界破りだということを。
「魔法障壁が!」
「魔法斬りは私の領分だ!貴様に負けるはずがないだろう!」
「ならばこれでどうだ!『グレンカイナ』!」
「っ!いけない!ハクアさん避けて!」
「そんなもの!っ何!斬れない!?」
「無駄だ無駄た!これは魔法ではなくスキルだ!召喚スキル『グレンカイナ』、貴様に斬れるはずが無かろう!」
クレアはそのまま炎に包まれる。だが何とか炎を振り払うが腕を火傷していた。
「くっ!こんなもの!」
「おっと、今の貴様の攻撃は私には届かん!」
クレアの剣をまたもらくらく避け回し蹴りを腹に入れてエレナの元まで吹き飛ばす。
「かはっ!ゲホッゲホッ!」
「クレアさん!大丈夫!?ルビー回復お願い!」
「わ、私はまだ........」
「いけません!火傷はLv3まで達しています!ここで休んでください!」
「ふっ!敵前でそんな過渡をする余裕があるのかァ!?『グレンカイナ』!」
「あまり舐めないで!『ジャッジメントシールド』!」
スキルを何とか魔法で防ぎながらクレアの回復を待つ。だがそんなよ余裕はないらしい。
「ならこれで終わらせてやろう!『アイズオブヘル』!地獄に堕ちろ!」
アモンは上昇し、闇の超巨大な魔法陣からその倍はあるドス黒い球体を生成する。その闇に吸い込まれそうなくらいだ。
「なーんてね。あなた、あと一人忘れてない?」
「何?そんなもの最初から.........まさか!」
「時間稼ぎ大成功♪さぁエミリ!防御は任せて思いっきり撃って!」
その頃、エレナの声が届いたアモンの遥か上空、クレアが牢屋を破壊した時に伝えられた作戦を遂行していた戦天使の背中に矢を構えたエミリがいた。
「ごめんね、アズリエルさん。少し揺れるわね?」
「気にしないでください〜ハクアとクレアのお友達ならウェルカムですぅ〜」
「さてと。私を忘れるなんていい度胸ね!これでも喰らいなさい!『ゴッドレイン』!」
エミリの矢に光の魔法陣が顕現する。番えた矢は神々しく光っており、放った瞬間、空を覆い尽くした光の魔法陣から聖なる矢がアモンへ向かって飛来する。
「ちっ!『サタンズシールド』!」
「無駄よ!これは聖なる力を宿した矢を複製するスキル。あなたの魔神の力は私のスキルには通用しない!」
言葉の通りアモンを覆った障壁は矢が3回当たると同時に砕け散り、連続で射出された弓はアモンの体に数十本突き刺さり、動きを封じたと同時に突き刺さった部分が消滅した。
「な、なんだこれは!貴様何を!」
「いずれ分かるようになるわ。終わりよ『インドラの矢』!」
エミリは新たな矢を取り出し弦にかけ弓を引く。すると矢の中心から雷魔法が発動し高圧の電流が付与される。弓を放ち矢はアモンの心臓部分に突き刺さる、すると付与されていた電流がアモンの体を稲妻が発生するぐらい帯電させる。
「がぁぁぁぁ!体がァ!あああああ!」
「終わりね。さて、アズリエルさん降ろしてくれない?」
アモンが地面に激突するのとアズリエル、エミリが地面に降り立ったのは同じだった。アモンはそのまま足から灰となって消えていこうとしていた。
「インドラの雷........極大魔法..........やけどの完全回復........何者だ........きさ.......ま..........ら」
その瞬間完全に灰となりアモンは消え失せた。
「なんとか終わったわね。クレアさん大丈夫?」
「私は大丈夫です。それより皆は.......」
「私達は大丈夫よクレアちゃん♪」
「ひゃっ!メタトロン先輩!?ご無事でしたか!」
「もう、可愛いわねぇ♪私達は無事よ、全員ね。クレアちゃんのおかげよ、ありがとう」
そういうメタトロンの後に残りの9人の戦天使達が頭を下げている。
「さて、それじゃあ剣聖様の手助けに参りましょうか♪皆、行きましょう!」
 
メタトロンの声で9人の戦天使達は一気にサタンの魔城へと飛んでいく。それを見てクレアたちも
「さて、我々もまいりましょうか。ショウタ殿の手助けに!」
クレア達もあとに続き、魔城へと乗り込んでいった。
「クレアさん、ここなの?」
「ええ、この先から邪悪な魔力の塊と強大な魔力の塊ほ反応があります。邪悪の方は魔人、強大な魔力は残りの天翼十二議会の10人のものでしょう。とにかく注意してください」
「ふむ、まぁ及第点というところか」
「貴様は!魔人アモン!」
一本の通路の暗闇から現れたのは眼鏡をかけ、悪魔の翼を生やす魔人アモンの姿。不敵に笑ってこちらを伺っていた。
「まさか天翼十二議会の10人を捉えるのに魔王様からもらった魔力を用いることになるとは思わなかったぞ。さて、そこの人間とお前も牢屋に封印してやろう」
「私たちが簡単に倒されると思ったら大間違いだぞ?この数で勝てると?」
「お前達天翼十二議会ならまだしもその後にはただの人間が3人じゃないか!勝てると思うのか?」
「なるほど、まぁ見ていればいいさ。さぁ皆さん、行きますよ!」
「「「了解!」」」
クレアが剣を出現させアモンに向かって走っていく。後からは魔法と矢が次々に飛来している。
「悪くは無い、だがこの程度で私を倒せるとは思わないことだ!」
アモンは綺麗にクレアの攻撃をいなしつつも魔法障壁で魔法を遮断していた。
「ならこれならどうかしら!『フレイムカイザー』!」
「何!?上級魔法、しかも最上位だと!ちっ!」
アモンは咄嗟に後ろへ飛び退りなんとか避けるが、牢屋がエレナが起こした獄炎によって溶けていた。
「『ハリケーンカッター』!」
「ならば『デュアルアース』!」
エレナの風魔法はアモンによって生成された2つの土の塊より出来た壁によって阻まれる。だが、本当の狙いはそこではない。
「私たちを忘れてませんか?」
「気づかないのも悪いと思うわよね」
「「『合技風魔の矢』!」」
さっきのエレナの魔法はアモンの注意をそらすためのフェイクであり本当の狙いは、矢に付与された一定時間封印の効果を持った矢を生産すること。
そしてエミリが放った矢は見事にアモンの両腕と片足に命中し、アモンを4方向から魔法陣が押さえつける。
「なぬっ!こんなことが!」
「クレアさん今よ!」
「了解した!はぁぁぁぁ!」
クレアはその隙に後ろの牢屋に向かって剣を突き立てる。瞬間、天使封印の魔法陣が一瞬にして砕け散り、牢屋がぶち破られる。
「皆、大丈夫か!?」
「クレア!」
「クレアさん!」
「話はあとだ!今はここにいてくれ!」
クレアはそのままアモンの後に立ち剣を構える。さすがクレア・シンフェル結界破りと言ったところだろう。彼女は類まれなる魔法破壊能力を生まれ持って発揮し、天翼十二議会になったのだ。そしてアテナの権能により剣の舞を授かった。
「くそっ!ならばこれでどうだ!『カルメディックフレイム』!」
「残念だけどその攻撃さえも凌いであげるわ。クレアさん弾いてね!『セイクリッドシャイン』!」
エレナの光魔法はアモンの闇魔法を簡単に打ち消し牢屋内を光に包み込む。次の瞬間、天井が消滅し、一気に光の柱を空に轟かせた。
「がぁぁぁぁ!き、貴様!まさか聖魔導師か!また面倒なものを連れてきやがって!」
「それはそれは。じゃあこれで吹き飛びなさい!『インフィニティバースト』!」
「負けるものか!『メテオレイン』!」
エレナの魔法陣から魔素を凝縮された光線が放たれる。一方で、アモンの超巨大な魔法陣から大量に隕石が飛来する。両者のエネルギーがぶつかり合い衝撃波が起きる。そして魔法同士のぶつかり合いは相殺という形で終わった。
「あら、まだ立つのね。ならこれでどう!『シンフォ二ズム!』『アルティメットシャイン』!」
「同時詠唱!?それは現大賢者しかできないはず!『オメガシールド』!」
またもエレナの魔法は究極の魔法障壁に阻まれる。そう、力ならエレナが確実に勝っているのになぜ魔法が通らないのか、これは疑問に思ったことだろう。なぜかというと
「魔法が通らない.....?」
「ふふふ........これが魔神様から授かった祝福、『サタンズシールド』だ!」
「そう、まぁ魔法が通らないなら仕方ないわよね。魔法は」
「っ!?まさか!」
「先程から後ろががら空きじゃないか。はぁっ!」
「くっ!」
アモンは瞬時に魔法障壁でガードしようとする。だが障壁はまるで殻を割るように簡単に砕け散る。忘れてはいけない、クレアが結界破りだということを。
「魔法障壁が!」
「魔法斬りは私の領分だ!貴様に負けるはずがないだろう!」
「ならばこれでどうだ!『グレンカイナ』!」
「っ!いけない!ハクアさん避けて!」
「そんなもの!っ何!斬れない!?」
「無駄だ無駄た!これは魔法ではなくスキルだ!召喚スキル『グレンカイナ』、貴様に斬れるはずが無かろう!」
クレアはそのまま炎に包まれる。だが何とか炎を振り払うが腕を火傷していた。
「くっ!こんなもの!」
「おっと、今の貴様の攻撃は私には届かん!」
クレアの剣をまたもらくらく避け回し蹴りを腹に入れてエレナの元まで吹き飛ばす。
「かはっ!ゲホッゲホッ!」
「クレアさん!大丈夫!?ルビー回復お願い!」
「わ、私はまだ........」
「いけません!火傷はLv3まで達しています!ここで休んでください!」
「ふっ!敵前でそんな過渡をする余裕があるのかァ!?『グレンカイナ』!」
「あまり舐めないで!『ジャッジメントシールド』!」
スキルを何とか魔法で防ぎながらクレアの回復を待つ。だがそんなよ余裕はないらしい。
「ならこれで終わらせてやろう!『アイズオブヘル』!地獄に堕ちろ!」
アモンは上昇し、闇の超巨大な魔法陣からその倍はあるドス黒い球体を生成する。その闇に吸い込まれそうなくらいだ。
「なーんてね。あなた、あと一人忘れてない?」
「何?そんなもの最初から.........まさか!」
「時間稼ぎ大成功♪さぁエミリ!防御は任せて思いっきり撃って!」
その頃、エレナの声が届いたアモンの遥か上空、クレアが牢屋を破壊した時に伝えられた作戦を遂行していた戦天使の背中に矢を構えたエミリがいた。
「ごめんね、アズリエルさん。少し揺れるわね?」
「気にしないでください〜ハクアとクレアのお友達ならウェルカムですぅ〜」
「さてと。私を忘れるなんていい度胸ね!これでも喰らいなさい!『ゴッドレイン』!」
エミリの矢に光の魔法陣が顕現する。番えた矢は神々しく光っており、放った瞬間、空を覆い尽くした光の魔法陣から聖なる矢がアモンへ向かって飛来する。
「ちっ!『サタンズシールド』!」
「無駄よ!これは聖なる力を宿した矢を複製するスキル。あなたの魔神の力は私のスキルには通用しない!」
言葉の通りアモンを覆った障壁は矢が3回当たると同時に砕け散り、連続で射出された弓はアモンの体に数十本突き刺さり、動きを封じたと同時に突き刺さった部分が消滅した。
「な、なんだこれは!貴様何を!」
「いずれ分かるようになるわ。終わりよ『インドラの矢』!」
エミリは新たな矢を取り出し弦にかけ弓を引く。すると矢の中心から雷魔法が発動し高圧の電流が付与される。弓を放ち矢はアモンの心臓部分に突き刺さる、すると付与されていた電流がアモンの体を稲妻が発生するぐらい帯電させる。
「がぁぁぁぁ!体がァ!あああああ!」
「終わりね。さて、アズリエルさん降ろしてくれない?」
アモンが地面に激突するのとアズリエル、エミリが地面に降り立ったのは同じだった。アモンはそのまま足から灰となって消えていこうとしていた。
「インドラの雷........極大魔法..........やけどの完全回復........何者だ........きさ.......ま..........ら」
その瞬間完全に灰となりアモンは消え失せた。
「なんとか終わったわね。クレアさん大丈夫?」
「私は大丈夫です。それより皆は.......」
「私達は大丈夫よクレアちゃん♪」
「ひゃっ!メタトロン先輩!?ご無事でしたか!」
「もう、可愛いわねぇ♪私達は無事よ、全員ね。クレアちゃんのおかげよ、ありがとう」
そういうメタトロンの後に残りの9人の戦天使達が頭を下げている。
「さて、それじゃあ剣聖様の手助けに参りましょうか♪皆、行きましょう!」
 
メタトロンの声で9人の戦天使達は一気にサタンの魔城へと飛んでいく。それを見てクレアたちも
「さて、我々もまいりましょうか。ショウタ殿の手助けに!」
クレア達もあとに続き、魔城へと乗り込んでいった。
「ファンタジー」の人気作品
書籍化作品
-
-
2265
-
-
159
-
-
969
-
-
1359
-
-
1
-
-
37
-
-
75
-
-
755
-
-
1978
コメント