不幸な男は異世界で最強になったようです
04#始まりの国 リターナ
「トドロキ ショウタ?はて、聞かない名前だねぇ」
男は顎に手を当て考える仕草をする
「お、俺の村は特別で......ハハハ.....」
「まぁ、いい。君が私の命の恩人なのは変わりないからね。申し遅れていたね私はルシア・ネルソンという。改めてショウタ君よろしく頼むよ。」
「こちらこそよろしく。」
「さて、君とあったのが朝でよかった。もうすぐ昼だ、そしてもうすぐ着くよ。お礼は街についてからになるが許してくれ。」
「大丈夫!腹はあまり減ってないよ。」
「そうか?まぁいいさ。さて、これが始まりの街リターナだ。」
翔太はネルソンが指している先を見て驚愕した。
高い城門でかい扉そして橋。ここは某RPGの世界か、と。
「おっと、見るのは初めてかな?いい反応だね。」
「いやぁ、聞いてた以上に大きくて......」
翔太はハハハと笑いながら通り過ぎていく扉を見ていた
やがて街中に入っていき、人の行き交いが激しくなってくる。だが翔太たちは馬車に乗っているため、苦労することは無かった。そしてある店の前で馬車は止まる。
「さて、私は仕事は家に持ち帰らない主義でね。悪いが少し手伝ってもらえないかな?図々しいとは承知してるが....」
「こっちこそ馬車に乗せてもらったお礼があるから手伝うよ」
「いやいや、そんなのお礼したとは言わんよ」
翔太とネルソンはそんなことを話しながら荷台に乗った荷物をかつぎ上げる
「大丈夫かな?かなり重いと思うが」
「大丈夫だよ、俺は腕には自信があるから」
「それもそうだな、じゃないとあんな風には戦えないものな」
ネルソンは、はっはっはと笑いながら店の中へ入っていく。それに続き翔太も店へ入る。
「いらっしゃいませ~あ!ネルソンさん!いつもご贔屓にして下さりありがとうこざいます!」
身長145cmくらいの女の子がパタパタと駆け寄ってきてお辞儀をする。
「おお、ルビーちゃん。今日も輝いてるねぇ~マスターはいるかな?」
ネルソンはお世辞も大概に仕事を済ますべくマスターを呼びつける。
「はい、お待ちを.......そちらの方は?」
もちろん後ろにいるのだから翔太は気づかれるだろう
「ん?あぁこちらは私の命の恩人、トドロキショウタ君だ!盗賊に襲われたとこを助けてもらったんだ!」
「そうなんですか!それはすごいですね!初めまして!私ルビー・ハースストーンと言います!よろしくお願いしますッ!」
ルビーは勢いよく頭を下げておじぎする。
「よろしく、俺は.....さっきも紹介されたけど轟 翔太っていう。てか、ルビー何歳?」
「え!?ええと.....14歳です.....」
歳を聞かれるのは初めてだったんだろうか、ルビーは俯いて恥ずかしそうにしている
「14かぁ~そんな頃もあったな~」
「え、ええとショウタさんは?」
「そうだよ、ショウタ君歳を聞いてなかったじゃないか!何歳なんだね!?」
ここの国の人は知りたがりなのか.....
翔太はそんなことを思いながらも歳を口にする。
「18歳だよ」
「え!ショウタさん18ですか!?てっきり大人の方かと.......」
「私もそう思っていたよ......意外だったな」
「意外ってなによ........」
翔太自分がけなされているように聞こえてならなかった
「と、とりあえずマスターさん呼んできますね!」
ルビーはお辞儀をして中へ入っていった
しばらくして翔太よりも3cmくらい高い長身の女性が出てくる。
(ちなみに翔太の身長は176だ)
「おお~ネルソンじゃないか!久しぶりだねぇ!」
お姉さん的な風格からは予想もしない姉御肌に翔太は意表を突かれる。
「やぁ、久しぶりだねマスター、注文が滞ってたからリストラされたかと思ったよ」
「やだねぇ、そんな訳ないよ~!馬鹿みたいにでかい魚が釣れたからそれで持ったんだよ。」
女性は親しげにネルソンと話している。すると翔太と目が合う。
「あんたがショウタだね、さっきルビーから話を聞いたよ。うちのお得意様を助けてくれてありがとう。もう昼だ、うちで食っていきな!私の奢り!助けてくれたお礼だ!おっと、私はミラ・リータっていう。よろしくな!」
「ミラさんよろしくお願いします」
「さて、かたっくるしいのはおしまいにして飯だ!」
ミラはそう言いながら酒場の厨房に入っていく。
「ショウタ君せっかくのミラの奢りだ、食べていくといい。」
「え?でも.......」
翔太は焦っていた。こんなに優遇されるなんて思わないからだ
「ミラが奢るなんてとこそうそうないよ。私も1回しがないからね」
「そ、そうですかそれではお言葉に甘えて......」
しばらくすると鉄板に乗ったステーキが運ばれてくるそして、瓶に入った液体も。
「そら、奮発だ!ウイングカウのステーキだ!」
なるほど。この世界でも牛が美味しいのは変わらないらしい。それはいい、だがこの瓶は....
「ミラさん.....その瓶は.......」
「ん?酒だよ?翔太飲めるだろ?」
ミラは当然と言わんばかりに聞き返す。
「えっと..........俺まだ18歳です........」
「なら大丈夫だ!飲みな!」
「ダメです!俺が育った村では20歳まで酒はダメなんですから!」
「そ、そうなのかい.....?この世界は一律18歳~らしいんだけどねぇ......」
「とにかくダメなものはダメです!てなわけでジュースください」
「あ、あぁ.........」
ミラは少し気圧されてか姉御肌が消えかかっていたがそれはまた別の話。
男は顎に手を当て考える仕草をする
「お、俺の村は特別で......ハハハ.....」
「まぁ、いい。君が私の命の恩人なのは変わりないからね。申し遅れていたね私はルシア・ネルソンという。改めてショウタ君よろしく頼むよ。」
「こちらこそよろしく。」
「さて、君とあったのが朝でよかった。もうすぐ昼だ、そしてもうすぐ着くよ。お礼は街についてからになるが許してくれ。」
「大丈夫!腹はあまり減ってないよ。」
「そうか?まぁいいさ。さて、これが始まりの街リターナだ。」
翔太はネルソンが指している先を見て驚愕した。
高い城門でかい扉そして橋。ここは某RPGの世界か、と。
「おっと、見るのは初めてかな?いい反応だね。」
「いやぁ、聞いてた以上に大きくて......」
翔太はハハハと笑いながら通り過ぎていく扉を見ていた
やがて街中に入っていき、人の行き交いが激しくなってくる。だが翔太たちは馬車に乗っているため、苦労することは無かった。そしてある店の前で馬車は止まる。
「さて、私は仕事は家に持ち帰らない主義でね。悪いが少し手伝ってもらえないかな?図々しいとは承知してるが....」
「こっちこそ馬車に乗せてもらったお礼があるから手伝うよ」
「いやいや、そんなのお礼したとは言わんよ」
翔太とネルソンはそんなことを話しながら荷台に乗った荷物をかつぎ上げる
「大丈夫かな?かなり重いと思うが」
「大丈夫だよ、俺は腕には自信があるから」
「それもそうだな、じゃないとあんな風には戦えないものな」
ネルソンは、はっはっはと笑いながら店の中へ入っていく。それに続き翔太も店へ入る。
「いらっしゃいませ~あ!ネルソンさん!いつもご贔屓にして下さりありがとうこざいます!」
身長145cmくらいの女の子がパタパタと駆け寄ってきてお辞儀をする。
「おお、ルビーちゃん。今日も輝いてるねぇ~マスターはいるかな?」
ネルソンはお世辞も大概に仕事を済ますべくマスターを呼びつける。
「はい、お待ちを.......そちらの方は?」
もちろん後ろにいるのだから翔太は気づかれるだろう
「ん?あぁこちらは私の命の恩人、トドロキショウタ君だ!盗賊に襲われたとこを助けてもらったんだ!」
「そうなんですか!それはすごいですね!初めまして!私ルビー・ハースストーンと言います!よろしくお願いしますッ!」
ルビーは勢いよく頭を下げておじぎする。
「よろしく、俺は.....さっきも紹介されたけど轟 翔太っていう。てか、ルビー何歳?」
「え!?ええと.....14歳です.....」
歳を聞かれるのは初めてだったんだろうか、ルビーは俯いて恥ずかしそうにしている
「14かぁ~そんな頃もあったな~」
「え、ええとショウタさんは?」
「そうだよ、ショウタ君歳を聞いてなかったじゃないか!何歳なんだね!?」
ここの国の人は知りたがりなのか.....
翔太はそんなことを思いながらも歳を口にする。
「18歳だよ」
「え!ショウタさん18ですか!?てっきり大人の方かと.......」
「私もそう思っていたよ......意外だったな」
「意外ってなによ........」
翔太自分がけなされているように聞こえてならなかった
「と、とりあえずマスターさん呼んできますね!」
ルビーはお辞儀をして中へ入っていった
しばらくして翔太よりも3cmくらい高い長身の女性が出てくる。
(ちなみに翔太の身長は176だ)
「おお~ネルソンじゃないか!久しぶりだねぇ!」
お姉さん的な風格からは予想もしない姉御肌に翔太は意表を突かれる。
「やぁ、久しぶりだねマスター、注文が滞ってたからリストラされたかと思ったよ」
「やだねぇ、そんな訳ないよ~!馬鹿みたいにでかい魚が釣れたからそれで持ったんだよ。」
女性は親しげにネルソンと話している。すると翔太と目が合う。
「あんたがショウタだね、さっきルビーから話を聞いたよ。うちのお得意様を助けてくれてありがとう。もう昼だ、うちで食っていきな!私の奢り!助けてくれたお礼だ!おっと、私はミラ・リータっていう。よろしくな!」
「ミラさんよろしくお願いします」
「さて、かたっくるしいのはおしまいにして飯だ!」
ミラはそう言いながら酒場の厨房に入っていく。
「ショウタ君せっかくのミラの奢りだ、食べていくといい。」
「え?でも.......」
翔太は焦っていた。こんなに優遇されるなんて思わないからだ
「ミラが奢るなんてとこそうそうないよ。私も1回しがないからね」
「そ、そうですかそれではお言葉に甘えて......」
しばらくすると鉄板に乗ったステーキが運ばれてくるそして、瓶に入った液体も。
「そら、奮発だ!ウイングカウのステーキだ!」
なるほど。この世界でも牛が美味しいのは変わらないらしい。それはいい、だがこの瓶は....
「ミラさん.....その瓶は.......」
「ん?酒だよ?翔太飲めるだろ?」
ミラは当然と言わんばかりに聞き返す。
「えっと..........俺まだ18歳です........」
「なら大丈夫だ!飲みな!」
「ダメです!俺が育った村では20歳まで酒はダメなんですから!」
「そ、そうなのかい.....?この世界は一律18歳~らしいんだけどねぇ......」
「とにかくダメなものはダメです!てなわけでジュースください」
「あ、あぁ.........」
ミラは少し気圧されてか姉御肌が消えかかっていたがそれはまた別の話。
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