Liar bunny -嘘吐き兎が吐いた嘘-

祈雨

Rose

枯れた花を見る度に
心は痛みを思い出す

泣き腫らした顔 痛々しく
鏡はひび割れたまま

どれほど愛していても
裏切られては おしまい
そんなこと 理解(ワカ)っていたのに

どれだけ愛されてても
嫌 と言えば それまで
君が為 想っていたのに

泣き落とされた 子羊たちは
今は 静かな 森の中
狼たちが 怖いの
私たちは 悪くないの

罪無き少女たち
眼を閉じ 耳を塞ぎ
感じるべきモノは
永久に夢の中

何時の日か 巡り逢うなら
柩の中 薔薇を捧げ
そっと 呟くでしょう

「もっと 私を 愛して」と…



※薔薇の花言葉は
「情熱の愛」

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