色彩を宿す者たち〜銀を宿した少女(元青年)は異世界を生き抜く〜
第十四話 拠点への帰還と三個目の第二層
「あ、やば」
三頭巨犬は結晶に変わった、ただその後が問題だった。冷夜達がいるのは他ならぬ三頭巨犬の上つまり三頭巨犬が結晶に変わった影響で宙に放り出された
「春斗!、〈空中機動〉使って拾って、オレ魔力切れで銀天翼使えない」
「私もよろしく」
ー万物踏破の靴"空中モード"
〈空中機動〉
…微妙に締まらない終わり方な冷夜達だった
[討伐者の接触を確認。只今より力の結晶は、討伐者の強化に使用されます。]
「ふぅ、みんな、おつかれーこんなに疲労したの私達が戦った【原初の怪物】戦以来だよ」
「ん、私も」
「もしかしてあの犬、悪魔系の【原初の怪物】より強かったじゃ」
「あー、うんそうだね。私達の能力値もあの頃より高くなってるのに同じくらいの疲労だもん、しかも冷夜達が居るのに」
あの犬は中ボス的な存在だろう。それが過去の【原初の怪物】より強いって事はやっぱり討伐の度に他系統が強化されるのだろう。それなら最後の【原初の怪物】は一体どれほどの強さになるんだろう…うん、その時はその時に考えて、今は目の前の事に集中しよう。他の事に気がそれて死んだら元も子もなくなってしまうから
「冷夜、急に遠い目をしてどうしたの?」
他の皆も気付いているだろうから、態々言う必要はないかな、まあちょっと匂わせる程度に言うか
「【原初の怪物】戦に向けて気を引き締め直していたんだよ」
「そう言う事ね」
どうやら理解したようだ、流石に分かり易すぎたかな?
ガタ…ガタ………
「よし、揺れてきたし脱出しようか」
こうして揺れ始めた事を合図に脱出する事になった
「本当に一気に小さくなるんだ」
「俺達は小さくなってから出たから、俺達もこうやって小さくなる間を見るの初めてなんだよな」
「そうなんだ。てっきりもう間近で見た事があるかと思ってたよ」
まあ、あの時は寝てたから出るの自体は小さくなるのが終わった後だったからね
「今回は400mくらい小さくなったかな」
「ん、これで900mくらいになった」
小さくなるのは200mずつ増えてるから減り方が200ずつ増えるのか二倍になってるかわからないな。まあ、でももうすぐ【原初の怪物】戦になるだろうなそんな予感がする
あの後、拠点戻り魔力切れや体力の消耗もあり後日改めて集まる事になり解散した
その日は自分の思っていた以上に疲れていたらしく寝具の中に入って直ぐに眠った
…そして後日、再度集まった
「みんな集まったね、それじゃああの戦闘での反省か、次回の探索の日にちもしくは今回の探索で分かった事どれから話し合う?」
「探索は明後日でいいと思うよ?魔力その他諸々はもう回復してるだろうし、この後と明日があれば休息も準備も出来るだろうしあまり間を空けるのもよくないだろうしね」
間を空け過ぎて感とか技術が鈍くなるなんて笑い話にもならないよ
「私もそれでいい」「俺も問題ない」
「それなら、探索は明後日だね。次はどうする?」
「それじゃ……
こうして、陽が出る頃に始まった反省会兼話し合いは陽が真上に登るまで続き、明後日の探索に向け解散した
そして探索当日
「……もう見つかったね」
「これは見つかったと言うよりは、…」
「隠す気が感じられない」
「まあ、こんなこれ見よがしにあったらな」
第二層への入り口はあった。【原初の怪物】の中に入って直ぐの場所に、そもそも第一層の大きさが既に100m程しかない。つまり残りの殆どの場所が第二層になっていると言う事だ
「一体、第二層に何が」
奏がそう呟いた
まあ、あり得るのは大量の灰色の怪物が居るか、それに匹敵するとんでもない奴が居るかかな?どちらかといえば前者な気がするけど
「まあ、行ってみれば分かるだろ。そこまで嫌な予感はしないし、それにどっちにしろ行く事にはなるんだから」
「それもそっか。じゃあ行こー」
そう言って第二層に行く事になった
…確かに嫌な予感はしないけどこんなに軽い感じでいいのか?
〔条件能力値1700…確認 第二層へ進行可能です。〕
「うわぁー、これはちょっと」
創華の引いた様な声が聞こえた。
まあ、これは仕方ないだろう、大量の灰色の怪物って言うのは予想通りだけど
「数が多過ぎて、着地する場所がないな」
「ゾワッてなった」
砂糖に群がる蟻が可愛く見えるくらい集まらなくてもいいじゃん、しかもお互いを踏み付けてここまで来ようとしてるし
「とりあえず、あの数をどうやって倒す?」
「ん〜、よし決めて!、春斗は〈空中機動〉で空中の灰色の怪物を狩って、奏はあんな感じで登ってくる怪物を下に落とすか討伐して、冷夜はその間に高火力広範囲の技を使って、時間を掛ければそこまで消費せずに撃てるよね?」
「5分もあれば1/5で放てるよ」
まあ、銀姫天極波斬ぐらいになると更に三倍くらいの時間がかかってやっと1/5に出来るんだけど、流石にそこまでの火力は要らないよね
「それじゃあ、戦闘開始!」
三頭巨犬は結晶に変わった、ただその後が問題だった。冷夜達がいるのは他ならぬ三頭巨犬の上つまり三頭巨犬が結晶に変わった影響で宙に放り出された
「春斗!、〈空中機動〉使って拾って、オレ魔力切れで銀天翼使えない」
「私もよろしく」
ー万物踏破の靴"空中モード"
〈空中機動〉
…微妙に締まらない終わり方な冷夜達だった
[討伐者の接触を確認。只今より力の結晶は、討伐者の強化に使用されます。]
「ふぅ、みんな、おつかれーこんなに疲労したの私達が戦った【原初の怪物】戦以来だよ」
「ん、私も」
「もしかしてあの犬、悪魔系の【原初の怪物】より強かったじゃ」
「あー、うんそうだね。私達の能力値もあの頃より高くなってるのに同じくらいの疲労だもん、しかも冷夜達が居るのに」
あの犬は中ボス的な存在だろう。それが過去の【原初の怪物】より強いって事はやっぱり討伐の度に他系統が強化されるのだろう。それなら最後の【原初の怪物】は一体どれほどの強さになるんだろう…うん、その時はその時に考えて、今は目の前の事に集中しよう。他の事に気がそれて死んだら元も子もなくなってしまうから
「冷夜、急に遠い目をしてどうしたの?」
他の皆も気付いているだろうから、態々言う必要はないかな、まあちょっと匂わせる程度に言うか
「【原初の怪物】戦に向けて気を引き締め直していたんだよ」
「そう言う事ね」
どうやら理解したようだ、流石に分かり易すぎたかな?
ガタ…ガタ………
「よし、揺れてきたし脱出しようか」
こうして揺れ始めた事を合図に脱出する事になった
「本当に一気に小さくなるんだ」
「俺達は小さくなってから出たから、俺達もこうやって小さくなる間を見るの初めてなんだよな」
「そうなんだ。てっきりもう間近で見た事があるかと思ってたよ」
まあ、あの時は寝てたから出るの自体は小さくなるのが終わった後だったからね
「今回は400mくらい小さくなったかな」
「ん、これで900mくらいになった」
小さくなるのは200mずつ増えてるから減り方が200ずつ増えるのか二倍になってるかわからないな。まあ、でももうすぐ【原初の怪物】戦になるだろうなそんな予感がする
あの後、拠点戻り魔力切れや体力の消耗もあり後日改めて集まる事になり解散した
その日は自分の思っていた以上に疲れていたらしく寝具の中に入って直ぐに眠った
…そして後日、再度集まった
「みんな集まったね、それじゃああの戦闘での反省か、次回の探索の日にちもしくは今回の探索で分かった事どれから話し合う?」
「探索は明後日でいいと思うよ?魔力その他諸々はもう回復してるだろうし、この後と明日があれば休息も準備も出来るだろうしあまり間を空けるのもよくないだろうしね」
間を空け過ぎて感とか技術が鈍くなるなんて笑い話にもならないよ
「私もそれでいい」「俺も問題ない」
「それなら、探索は明後日だね。次はどうする?」
「それじゃ……
こうして、陽が出る頃に始まった反省会兼話し合いは陽が真上に登るまで続き、明後日の探索に向け解散した
そして探索当日
「……もう見つかったね」
「これは見つかったと言うよりは、…」
「隠す気が感じられない」
「まあ、こんなこれ見よがしにあったらな」
第二層への入り口はあった。【原初の怪物】の中に入って直ぐの場所に、そもそも第一層の大きさが既に100m程しかない。つまり残りの殆どの場所が第二層になっていると言う事だ
「一体、第二層に何が」
奏がそう呟いた
まあ、あり得るのは大量の灰色の怪物が居るか、それに匹敵するとんでもない奴が居るかかな?どちらかといえば前者な気がするけど
「まあ、行ってみれば分かるだろ。そこまで嫌な予感はしないし、それにどっちにしろ行く事にはなるんだから」
「それもそっか。じゃあ行こー」
そう言って第二層に行く事になった
…確かに嫌な予感はしないけどこんなに軽い感じでいいのか?
〔条件能力値1700…確認 第二層へ進行可能です。〕
「うわぁー、これはちょっと」
創華の引いた様な声が聞こえた。
まあ、これは仕方ないだろう、大量の灰色の怪物って言うのは予想通りだけど
「数が多過ぎて、着地する場所がないな」
「ゾワッてなった」
砂糖に群がる蟻が可愛く見えるくらい集まらなくてもいいじゃん、しかもお互いを踏み付けてここまで来ようとしてるし
「とりあえず、あの数をどうやって倒す?」
「ん〜、よし決めて!、春斗は〈空中機動〉で空中の灰色の怪物を狩って、奏はあんな感じで登ってくる怪物を下に落とすか討伐して、冷夜はその間に高火力広範囲の技を使って、時間を掛ければそこまで消費せずに撃てるよね?」
「5分もあれば1/5で放てるよ」
まあ、銀姫天極波斬ぐらいになると更に三倍くらいの時間がかかってやっと1/5に出来るんだけど、流石にそこまでの火力は要らないよね
「それじゃあ、戦闘開始!」
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