俺の妹はヤンデレでした

繭月

1話

病院から家に帰った次の日俺は身体に重いものを感じて目を覚ますと
「うわ!瑞樹お前何してんの?」
俺の上で妹の瑞樹が俺に抱きつくようにして眠っていた。
時刻は6時前、5月中旬で暖かくなってきているとはいえ朝はまだ寒く感じるのだが瑞樹は寒くないのだろうか?
「へくちっ!」
可愛いくしゃみをしたので俺は瑞樹をそっとベットに寝かせて毛布を掛けて静かに自分の部屋を出てリビングに向かった
(それにしても綺麗に片付けてあるな)
電気をつけるが1人ではあまりにも寂しく感じられる空間だった。
「あいつここで1人で飯食ったりしてたのかな」

1人寂しくご飯を食べる瑞樹を想像すると事故とはいえ妹を1人にしてしまったことへの罪悪感を感じてしまう。
今日からは嫌だと言っても一緒に飯を食べるようにしよう。
俺がそう決意するとリビングのドアが開いた
「おはよーお兄ちゃん。早いね」
そこには寝起きの瑞樹が立っていた
「ああ、ちょっと目が覚めてな。それより瑞樹お前何で俺の部屋で寝てたんだ?」
起きた時のことを思い出して俺は瑞樹に尋ねると
「え、あれはちょっとなんていうか・・・」
「寒かったのか?」
「そ、そう私の部屋が寒くてお兄ちゃんのとこに行ったの」
「だったら言ってくれたら毛布とか貸してやったのに」
「いや、ぐっすり寝てたから起こすのも悪いなって思って」
「そっか。それより朝食もう食べるか?」
うちの学校は土曜日も休みなので今日はまだゆっくりできる
「うん。久しぶりにお兄ちゃんが作ってね」
「ああ、任せとけ!」
そして俺は台所に立って料理をし始めた


〈瑞樹〉
昨日お兄ちゃんが家にようやく帰ってきた、今まで4人で暮らすために二階建てに改装した家に一人でいたのでとても嬉しかったけど本音を言えば少し残念な気もする。
なぜならお兄ちゃんが入院してる時はずっと側にいられて看病できたから。
そう感じて私はお兄ちゃんの部屋に忍び込んでお兄ちゃんの上で寝たんだけどね。
「瑞樹ー朝飯できたぞー」
リビングでお兄ちゃんが呼んでいる
「わかったー」
私は手に持っているものを机の中になおしてリビングに向かった


〈葵〉
瑞樹と久しぶりに一緒に朝食をとっているとインターホンが鳴った
「こんな朝早くに誰だろう?」
俺が扉を開くと明るい茶髪を肩まででそろえているスタイル抜群の美少女が立っていた
「葵ーー!」
「うわっ!」
その美少女は俺を見て飛びついてきた
退院したら皆んなにタックルされないと行けないのだろうか?
「どうしたの、お兄ちゃん」
玄関で騒いでいたらリビングから瑞樹が慌てて出てきた
「な、なにしてるんですか!?翠さん!」
この俺に飛びついてきた美少女は俺たちの隣に住んでいる幼馴染の双葉翠だ
「葵が事故で昏睡状態って聞いた時は本当どうなるかと思ったよ。でも元気になってよかったー」
瑞樹の質問には全く答えず俺に抱きついて離れない
「心配してくれたのは嬉しいけどさそろそろ俺の上からどいてくれないか?」
未だに俺の上にのっている翠に退くように促してようやく解放された
瑞樹はというと俺をジト目で見ている
「な、なんだ瑞樹?俺は被害者だからな?」
「うん、わかってるよお兄ちゃん。悪いのはそいつだもん」
そう言って翠を睨む
瑞樹は昔から翠と仲よかったのにどうかしたのか?
「翠さん、お兄ちゃんはもう元気になりましたので心配いりません。それよりも私たち朝ごはんの途中なので帰ってもらえますか?」
完全に翠を排除しようとしてる。
「そうなんだ。瑞樹ちゃん邪魔しちゃってごめんね。じゃあまたね葵」
そういうと翠は玄関から出て行った
「私のお兄ちゃんに抱きつくなんて・・・翠ちゃんだからまだ我慢できたけど・・・」
瑞樹が一人何かを呟いているが声が小さくて聞こえない
「瑞樹どうかしたのか?」
「なんでもないよ、それより朝ごはん食べよ」
「ああ、そうだな」


リビングに戻り朝食を済ませると
「お兄ちゃん今日暇でしょ?」
「暇だけど、暇でしょって聞かれるのは悲しいな・・・」
「ならさ買い物に付き合ってよ」
瑞樹が俺を買い物に誘うなんて珍しい
「いいよ。どこ行く?」
「ん〜、そういえばお兄ちゃんが入院してる間にショッピングモール完成したからそこ行こうよ」
「あーあのめっちゃでかいとこか。そっか確か4月にオープン予定だったもんな、じゃあ何時に出ようか?」
いつの間にか時計の針は7時を指している
「今から家事をするとして・・・9時くらい?」
「わかった。でも家事は俺も手伝うからな?」
「うん、退院したばかりだからあんまり無茶しないでね」
それから俺たちは二人で家事を分担してやった
俺が入院するまで家事などは俺と義母さんの二人でやっていたので瑞樹が家事をてきぱきとこなす姿を見て感動した。
「想像以上に早く終わったな」
「うん、じゃあ私部屋で準備してくるから」
そう言い残して瑞樹は部屋に戻っていった
「じゃあ俺も瑞樹に一緒にいて恥ずかしくないと思える格好しなきゃな」
俺も自分の部屋に戻った
ちなみに俺の部屋と瑞樹の部屋は二階の奥から俺、瑞樹と隣同士になっている。


〈星原 瑞樹〉
私は今天にも昇る気持ちです。
「はぁ〜。お兄ちゃんと二人でお出かけなんてデートと言っても過言ではないでしょう」
だけど気を抜いてはいけません。お兄ちゃんは自覚がないようですがかっこいいと言えるほどの容姿はあるはずです!たぶん・・・いえ周りなどどうでもいいのです。私にとっては世界で一番かっこいいということが大事なのです。
まぁお兄ちゃんは私の気持ちには全く気付いてくれませんが
それにお兄ちゃんに悪い虫がつく可能性はあります。その虫を排除するのも私の役目です。
「私がお兄ちゃんを守ってみせますから」
そう言って私 は机の中の鉄製の手錠をバックにしまった
「ふふ、お兄ちゃんとデートです。これを使わなくていいようにして欲しいですね」
そう言って私はバックの中の手錠に触れた







今回はヤンデレ妹をヒロインにした作品を書いて見ました。面白ければ是非ブックマーク等お願いします。あと恋愛もの苦手なので意味がわからないところなどありましたら教えてください。色々参考にしながら書いていきますので今後ともよろしくおねがいします
※あらすじは書くことが決まらなかったので遊んでしまいました。すみません。投稿は適当にやっていきますのでよろしくお願いします。

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コメント

  • 鬼怒川 ますず

    ここからどう怖くなっていくか気になって仕方ない。今後の更新ご期待しております

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