学園のアイドルに告白されました。
5話
どうもお久しぶりです。
更新スピードが遅くて申し訳ないです。
みーちゃん=雌豚=綺子川美玲です。
では5話目。
佐藤野亜side
私は現在初恋中である。
相手は一度しか会ったことがない、北泉博久という、少年である。たしかに会ったのは一度だが、見たことは数知れないほどある。
みーちゃんと彼が一緒の高校に入ってからの話だが、同じ高校ということで、二人は青春をしているのではないか、という危機感を感じた私は、彼の後をつけるようになった。
世間から見ればそれはただのストーカーであるが、決してそんな邪な気持ちがあるわけではない。ただ、みーちゃんから彼を守っているのである。
みーちゃんとは親友と呼べるほどの仲で、高校に入って一年経った今でも普通に遊ぶ仲であり、もちろん私は彼女のことが好きではあるが、ある一点気に入らないところがある。それは、彼女はずっと私に嘘をついていることだ。彼女が彼を好きなのは知っているが、彼女はそれを隠そうとするのだ。隠すだけなら良いが、私に隠れて、彼と付き合おうとする。それだけは許せん。
というわけで、彼の後をつけているのである。
入学して1年が経つが、意外にみーちゃんは彼と話していない。話そうとしても話せないのだろうが。
だが、2年に入りみーちゃんは彼と同じクラスになり、状況は一変した。と思いきや、彼女たちは会話をほとんどしていない。
however,みーちゃんは昨日、彼に告白をした。とうとう、私の堪忍袋の緒が切れた。
それから、彼らがカップルになるのを防ぐために、考え始めた。きっとこの状況だと、80%の確率で付き合うだろう。彼は付き合う気がないだろうが、そこはあの雌豚が、説得するに違いない。結局、私は、彼と接触するしか方法がないことに気づくが、彼が私のことを覚えている保証がない。
では、どうすれば良いのか。そこで考えたのが、彼と初めて会った時と同じ状況にすれば良いのではないかということである。そこで、私は早速、彼の家に潜入し、リビングから食パンを盗む。そして、彼の自転車を玄関から少し遠ざけることで、彼は明日の朝、わざわざ自転車を取りに行き、コンビニに行くのであれば、時間があるし歩いて行こう、と無意識で思うはずである。その後、近くにいた男子高校生3人組を1人5万円で雇い、明日に備えさせる。
日の出が出る前に行動を開始した。彼の家とコンビニまでは400メートルほどである。彼の家から100メートルくらいのところに、複雑に入り組んでおり、周りから目立たないところがある。そこで、実行することになった。おそらく彼は、この地点あたりで、歩くのに飽きて、周りをよく見始める頃だろう。
彼はやはり、徒歩でコンビニに向かってきた。
だが、ここで問題が発生する。
彼が私たちの横を通過しようとしたのだ。焦った私は、彼を呼び止めてしまう。
それが功を成したのか、彼は立ち止まり、喧嘩を始めようとした。だが、私が雇った高校生達は事前に彼の強さを伝えていたために、すぐに逃げてしまった。あまりにも不自然であったために、私は演技をすることにした。
「………また助けられちゃったね。」
少し、小さめな声で言うのがポイントだ。意外とボソッと言っても聞こえているものである。案の定、彼は思案を巡らせ始めた。
少し空気が悪くなったため、私は自己紹介をした。
そしたら、なんと、私は彼に、どこかで会ったことがあるか、問われた。もう、嬉しすぎて、色々と心のうちを暴露してしまったが、彼に好意を持っていることが伝わったはずだ。これからも一緒と言ったが、気づかれてないか不安になるが、もう押し通すしかない。
彼と別れ、家に戻った私だが、学校をサボることにした。
なぜなら、ずっと、彼の制服についている盗聴器で、彼の状況を知るためである。
『綺子川さん。ごめん。君とは付き合えない。』
私はこの言葉を聞き、盗聴器の電源を切る。
私の大勝利。
もちろんあの雌豚とは絶交だ。いや、それは語弊がある。雌豚とは今までの通り、関係を続けるつもりだ。だが、もう彼女に好意はない。ただ、私と彼が付き合うことになった時の彼女の絶望した顔を見たいだけである。
気分を良くした私は、散歩することにした。
今日の空は、青く、澄み渡っている気がした。
怖い。怖い。怖い。
今回ノアさんの視点でしたが、どうでしたか?
いやー、2000字は行きたいんですけどね。
ちょっと無理そう。
最後の最後で、次の話のネタバレしたような気がするけど、気にしない。
てか、ノアさんをこんなに性悪キャラにするつもりはなかったんですけどね。
でも、流石頭いいですね。
あああああああああああああああああ
2000字。
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コメント
ゆか!
面白い!早く次の話読みた~い!
ましゃや
更新してー!
げんごろう
面白い。最高ーーー!
次の話が楽しみすぎる。
ノベルバユーザー225569
更新まだ?
TaMi
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