ジャージのおじさんチート異世界探検記

ビッグバン

スピリチュアルオレンジの脅威

空から降りてきたオレンジ色の袈裟をきた僧のような格好をしたスキンヘッドの男はアマレットを見るとこう言った。

「久しぶりね。アマレットちゃん。最後にあったのいつだったかしら。たしか、宇宙船に乗り込む前の地球防衛本部の会議が最後だったわね。元気にしてた。
あら、そんなジャージ着ちゃって見違えたわね」

アマレットは顔が真っ青になり目の前の光景を疑いながらこう言った。

「嘘だ。あなたが生きているはずがない。それにあのかたは決っして殺生をしないと誓い、軍人でありながら仏門に入りどんな戦闘の時も相手に手傷を負わせずに相手と和解し、一切の死者を出さずに戦争を終わらせてきた方だ。あなたのような平気で人を殺すような人じゃない。」

スキンヘッドのお坊さんの様な男はこう言った。

「なつかしい話ね。私にもそんな時代があったわね。男と言う性別でありながら
女というものを理解するためオネエになり、宇宙人との争いでさえも死人を出さずに和解出来ると信じていたころの私ね」

スキンヘッドのお坊さんの様な男は急に勇ましく、漢らしい声になりこう言った。

「だかな、アマレット。私は変わったのだ。今はもうあの仏をめざし、悟りを開こうとしたツタ ムハマドではない。私を利用して生物兵器にした人類に復讐するためにこの世界に蘇った恨みの化身スピリチュアルオレンジだ」

アマレットは目の前の出来事が理解できずスピリチュアルオレンジに問いかけた。

「今の事が本当だとしても、なぜ無関係なこの世界の人間を襲うのですか」

スピリチュアルオレンジは答えた

「無関係そんな事は分かっている。私は同じ様に人間に利用され、復讐を誓っている同士に力を貸しているだけだ。そして、力をたくわえ時期に私達は元の世界に戻り復讐を果たす。そのためにこの世界の人間が何人犠牲になろうが知ったこっちゃないのだよ」

スピリチュアルオレンジは最後にこう言った。

「アマレット私達の元にこい。そうすればお前達の罪は全て許しやる。それに、お前達に地位と権力望めばの望み通りの報酬をやろう。しかし、お前が来ないならお前達を惨殺し、そのジャージを持ち帰るだけだ。さあ答えるのだ。アマレット。死か権力か」





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