アマレットロボ子に惚れられる

クリスタルムーンライトドラゴンを仲間にしたアマレット一行は空中要塞バビロニアに向かってクリスタルムーンライトドラゴンに乗り向かっていた。

アマレットはクリスタルムーンライトドラゴンにあらためて礼を言った。

「ありがとう。ドラゴンさん。おかげで助かりました。ところでドラゴンさん。
まだ名前を伺っていませんでしたが。
名前は何ですか、それと性別は」

ドラゴンは答えた。

「私はオスだ。呼び名など勝手に決めるが良い主人。我らドラゴンに決まった名前など持たないのだから。」

アマレットは言った。

「なら、私が名付けよう。そうだな。私が尊敬する軍人の名を借りてクリスというのはどうだね。」

クリスは答えた。

「それでいいです。主人。それはそうと見えてきましたよ。主人あれが空中要塞です。皆さん降りる準備を」

アマレットは前方に巨大なクジラの様なものの上に島の様な物があるのを見た。
アマレットはかつて自分が戦い手も足も出なかったあの天空の城の事を思い出し、少し、あのクジラに恐怖を感じた。

ドラゴンのクリスはその島の様な部分に着地した。

すると、物陰から何者かが攻撃を仕掛けてきた。何者かはクリスを撃ったがその硬さに攻撃する者が絶望する言われるほどの硬さを持つクリスタルムーンライトドラゴンのクリスには傷一つ付けることは出来なかった。アマレットはすぐに曲者を取り押さえた。

そして、曲者の姿をアマレットは見た。そいつは見た目はすらっとした年は16ぐらいの派手な服装をきた女の姿をしているが、人間ではなく、またロボットでもない機械生命体である事をアマレットのヘルメットが勝手に解析して、そうである事をアマレットに教えた。

そいつはアマレットを見るとアマレットに抱き、そして、プロポーズし始めた。

「そこのサイボーグさん。私、機械生命体のレンチっていいねんけどな。あんたの事見て一目ボレしたから付きおうてくれんか。」

アマレットはうろたえた。

急に告白してきた。レンチに対してではない。レンチの後ろでまるで般若の様な顔になり、今にも即死魔法で世界を滅ぼしそうな怒りのオーラを噴出しているゼルモダに対してである。

そんな彼女のオーラに気づいてないのか。レンチはアマレットに対して、激しいアプローチを開始した。