魔法が使えるのはそんなにもおかしいことだろうか。
4話 依頼。そして敗北
「ぎゃあああああああ!!助けて!ねぇ助けてよぉぉぉ!!!晴夜〜!!」
俺こと入魔晴夜は今こう思っている。
どうしてこうなった……………と
遡ること一時間前。およそ12時30分程の昼過ぎのこと
「このクエストか…?えーっと…」
そこにはこう書かれていた。
難易度★★
ビッグマッシュルームの討伐
森で熟成して、平原に出て田や畑を荒らし潰
してしまうビッグマッシュルームを5体ほど
駆除してください。ドロップした材料は自由に
どうぞ。
条件
上級職1名以上参加のパーティに限る。
注意事項
最悪死に至るので注意してください。
……なんじゃこりゃ。これ簡単そうだな
「ああ。これならいいな。」
「でしょ!?じゃあ早速平原へGO!!!」
そしてクエスト達成地のヘレス平原へ…
そして現在。いま神の使いことアルがそのキノコに潰されそうになっている。どうやらこのキノコははねて移動して目標の真上から急降下して叩きつける。
そしてそのときに発生する粉で相手をきなこ漬けにした餅のようにしてしまうという。
そしてその粉はきのこ臭くて強烈でネバネバ。
ものすごく臭いという。
「あ、あのぉぉぉた、助けてよぉぉぉ!!!ゴフッ!!」
あ〜あの清く美しいはずの神の使いがあんな餅のような哀れな姿に〜
「……なんて言ってる場合じゃねぇぇぇ!!!おらァァァ!!!」
ザクッっと手持ちの支給された剣のようなもので斬りつける。
その瞬間切り口から煙のようなものが飛び出してきた。
「はっ!?ボヘッ!」
その粉を見事に被ってしまいいつもは出さない声を出す。そして服を見れば綺麗にしていた筈の学生服がベージュのような色で染まっている。
「あっ……ちょ…まっ」
ここまで言ってからさらに追い討ちで上から物体が落ちてきて全身ネバネバになってしまった。
「お…ろろ…ゴフッ」
見事に完敗。これは某RPGゲームに見立てると相手はスライムどころか大サソリだ。決してレベル1で挑む相手ではない。そしてきのこが去っていく。俺たちもさ去る。まさか、切っても出てくるなんて聞いてない。そのネバネバの状態で街に戻ると、周りの民衆に避けられている気がする。はははやっぱり臭いなこれ
「なぁこれどうしたらいいんだ。」
質問をしてみる。
「………魔法を覚えたらいいと思うよ。」
魔法か…言われてみればそうだな。俺は魔法剣士を選択したのに今回したことは物理攻撃。もっと火の玉出したりしないといけないな。
「お困りのようですね。」
目の前に現れたのは杖を持った魔法使い。どうやら俺達より少しレベルが上のようだ。
「見たところあのキノコにやられたようですね。対抗策を授けます。すぐそこの酒場でお話しませんか?」
見たところいい人のようだ。その要求に導かれるままに答える。
「ああ。よろしく頼む。」
そして酒場に向かう
酒場にて…
「今のあなたたちのカードにはスキルポイントが5ポイントほどある筈です。」
そう言われすぐに自分のステータスカードを確かめる。確かに【skillpoint】という欄に5という数字が書かれている。
「それはスキルを習得するにあたって必要なポイントです。それを使って魔法などを習得できるはずです。」
「……おい。」
そう言って隣のアルに目を向ける。
「お前この前ナビとか言ってたよな。なんで教えてくれなかった?というか。なぜ教えなかったんだ?」
オロオロとその口から言葉が漏れる。
「……忘れて…ました。」
そう目をそらす。
「嘘だよな。お前完全に知らなかったよな。」
と半威圧的に問いかける。するとアルはいきなり吹っ切れたかのような顔になり、
「だってえええ!!知らなかったんだもん!そんなのあるなんて!いちいちそんなの知ってるわけないじゃない!私がなんでも知ってると思ったら大間違いなんだからね!!!うわあああああん!!」
うるせえぇぇ!と心で思いつつもその悲鳴クラスの声が酒場全体に行き渡る。
だがいちいちかまってられないさっき言われたとおりカードに目を向ける。すると
【火炎武装】(エンハンス・ファイア)2Point
とある。言われたとおりその文字を触れると文字が光りだした。すると俺の周りに光が宿る。
「うおっ!なんだ!」
たぶんスキル習得エフェクトみたいなもんだ。
そして光が収まると俺のSKILLの欄に【火炎武装】が追加されていた。
よし!これでイケる!と思いつつ
「ありがとうな!あんた!」
「いいえ、別に構いません。」
そのままアルを連れて酒場を出る
14:30の出来事であった。
俺こと入魔晴夜は今こう思っている。
どうしてこうなった……………と
遡ること一時間前。およそ12時30分程の昼過ぎのこと
「このクエストか…?えーっと…」
そこにはこう書かれていた。
難易度★★
ビッグマッシュルームの討伐
森で熟成して、平原に出て田や畑を荒らし潰
してしまうビッグマッシュルームを5体ほど
駆除してください。ドロップした材料は自由に
どうぞ。
条件
上級職1名以上参加のパーティに限る。
注意事項
最悪死に至るので注意してください。
……なんじゃこりゃ。これ簡単そうだな
「ああ。これならいいな。」
「でしょ!?じゃあ早速平原へGO!!!」
そしてクエスト達成地のヘレス平原へ…
そして現在。いま神の使いことアルがそのキノコに潰されそうになっている。どうやらこのキノコははねて移動して目標の真上から急降下して叩きつける。
そしてそのときに発生する粉で相手をきなこ漬けにした餅のようにしてしまうという。
そしてその粉はきのこ臭くて強烈でネバネバ。
ものすごく臭いという。
「あ、あのぉぉぉた、助けてよぉぉぉ!!!ゴフッ!!」
あ〜あの清く美しいはずの神の使いがあんな餅のような哀れな姿に〜
「……なんて言ってる場合じゃねぇぇぇ!!!おらァァァ!!!」
ザクッっと手持ちの支給された剣のようなもので斬りつける。
その瞬間切り口から煙のようなものが飛び出してきた。
「はっ!?ボヘッ!」
その粉を見事に被ってしまいいつもは出さない声を出す。そして服を見れば綺麗にしていた筈の学生服がベージュのような色で染まっている。
「あっ……ちょ…まっ」
ここまで言ってからさらに追い討ちで上から物体が落ちてきて全身ネバネバになってしまった。
「お…ろろ…ゴフッ」
見事に完敗。これは某RPGゲームに見立てると相手はスライムどころか大サソリだ。決してレベル1で挑む相手ではない。そしてきのこが去っていく。俺たちもさ去る。まさか、切っても出てくるなんて聞いてない。そのネバネバの状態で街に戻ると、周りの民衆に避けられている気がする。はははやっぱり臭いなこれ
「なぁこれどうしたらいいんだ。」
質問をしてみる。
「………魔法を覚えたらいいと思うよ。」
魔法か…言われてみればそうだな。俺は魔法剣士を選択したのに今回したことは物理攻撃。もっと火の玉出したりしないといけないな。
「お困りのようですね。」
目の前に現れたのは杖を持った魔法使い。どうやら俺達より少しレベルが上のようだ。
「見たところあのキノコにやられたようですね。対抗策を授けます。すぐそこの酒場でお話しませんか?」
見たところいい人のようだ。その要求に導かれるままに答える。
「ああ。よろしく頼む。」
そして酒場に向かう
酒場にて…
「今のあなたたちのカードにはスキルポイントが5ポイントほどある筈です。」
そう言われすぐに自分のステータスカードを確かめる。確かに【skillpoint】という欄に5という数字が書かれている。
「それはスキルを習得するにあたって必要なポイントです。それを使って魔法などを習得できるはずです。」
「……おい。」
そう言って隣のアルに目を向ける。
「お前この前ナビとか言ってたよな。なんで教えてくれなかった?というか。なぜ教えなかったんだ?」
オロオロとその口から言葉が漏れる。
「……忘れて…ました。」
そう目をそらす。
「嘘だよな。お前完全に知らなかったよな。」
と半威圧的に問いかける。するとアルはいきなり吹っ切れたかのような顔になり、
「だってえええ!!知らなかったんだもん!そんなのあるなんて!いちいちそんなの知ってるわけないじゃない!私がなんでも知ってると思ったら大間違いなんだからね!!!うわあああああん!!」
うるせえぇぇ!と心で思いつつもその悲鳴クラスの声が酒場全体に行き渡る。
だがいちいちかまってられないさっき言われたとおりカードに目を向ける。すると
【火炎武装】(エンハンス・ファイア)2Point
とある。言われたとおりその文字を触れると文字が光りだした。すると俺の周りに光が宿る。
「うおっ!なんだ!」
たぶんスキル習得エフェクトみたいなもんだ。
そして光が収まると俺のSKILLの欄に【火炎武装】が追加されていた。
よし!これでイケる!と思いつつ
「ありがとうな!あんた!」
「いいえ、別に構いません。」
そのままアルを連れて酒場を出る
14:30の出来事であった。
コメント