異世界転生したので俺好みの国を作ってみた

馬原

俺ひょっとして、異世界にいる?3

気がつくと、俺は真っ白な部屋の中に居た。
部屋の中には自分の座ってる椅子ともう1つ椅子があるだけだ。
突然の事で何がなんだか分からないで、アタフタしていると、突然声を掛けられた。

「ようこそ、武田 和彦さん死後の世界へ。あなたはつい先ほど死んだのです。」

声の主の女性が言いながら俺の前の椅子に向かって歩いてきた。

女神きたーー!
俺の内心は期待で胸がいっぱいだ。
そしてついに、彼女が見える位置まで来たので俺は期待と確証を持って彼女を見た。

ちなみに捕捉だか俺は足から見る派なので、足から見た。

「足は程よい細さで長いし綺麗だ、100点。腰は程よいくびれそして胸がデカイ!!……」

「あのー、さっきから何を言っているのですか?」

女神は椅子の隣に立ち止まり、俺に言った。
しかし、俺には聞こえていない。
「問題は顔だな…」

「おーい、聞こえていますかー?」

また女神は言った。当然聞こえていない。
俺は顔を見るのをためらっていた。
アニメやらマンガだったら当然ここはかわいい女神であるしかし、現実はそんなに甘くない。
男なら夢くらい持ってもいいよな?と思い彼女の顔を見上げた…

俺はショックで気を失ってしまった。
結果から言うと残念である。
まぁブサイク過ぎとまではいかなくても何かが足りないとても惜しい顔つきだった。
身体は100点なのに、顔は50点。
俺は今思い返すととても失礼な事を思ったととても後悔する事になる。

しばらくして目が覚めた。
女神に聞いた
「俺はどのくらい気を失っていたのですか?」

女神は言った
「ほんの数分ぐらいですよ。てゆうか、何で気を失ったのですか?」

50点の顔で女神スマイルをして来た。
言えない、絶対に言えない。
初対面の女の人に言ったら殺されるかも。
「そうなんですね。俺も何で気を失ったかわかんないです。」

「そうですか、死んだばっかりなので安静にしてくださいね。」

「てか、何で俺死んだんですか?」

「すいません、私の不注意でカミナリ落としちゃいました〜」

てへっと、舌を出して謝る女神。
それ、かわいいと思ってるの?いや、ぜんぜんかわいくないから。
ふざけんなよ、このブス神が!と俺は内心思った。

「そうだったんですね。しょうがないですよ。」

「そう言ってくれるなんてなんて優しい人なの、お礼がしたいです。そぉですねー、じゃあ願い事を1つ叶えましょう。」

俺のノドがゴクリという音を出した。
それを見た女神は、
「私に対してエッチなお願いもありですから」

それを聞いた俺は、
「結構です。間に合ってます。」と即答した。
ふざけてんのか、このブス神。

俺は、数分悩んで願い事を決めた。

「俺の願い事は、俺を異世界に転生させてくれ。」

そう女神に言った。



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