異世界転生したので俺好みの国を作ってみた

馬原

俺ひょっとして、異世界にいる?2

家から学校までは自転車で30分だ。
近すぎ、遠すぎずで坂道も特にない走りやすい通学路だ。
今日もいつも通り、両耳にイヤホンをつけ、お気に入りのバンドの曲を流しながら学校に向かった。

30分後、学校に着いた。
今日も事故とか無くて良かった。と内心安心している俺だった。
駐輪場に自転車を置き、教室に向かった。

教室に向かう廊下で、今日は緊張せずに青山さんと話すぞ!と気合を入れた。
教室前に着いたのでドアを開けようとした瞬間、

「武田、おはよう。」とあいさつされた。

「山本、おはよう。今日は遅刻しなかったんだな」

「そうなんだよ。笑なんとか間に合った。」
手で、セーフっとやってきた。
俺は、苦笑いをし、教室に入った。

俺は、山本が嫌いだ。なぜかって、決まっているあいつがイケメンだからだ。以上

山本の絡みを苦笑いで躱し俺は自分の席に着いた。隣の席の男の子が声を掛けてきた。

「和彦、おはよう」

「おー。高ちゃん、おはよう〜」
彼は高橋。あだ名は高ちゃん。彼もイケメンだが嫌みのない心のきれいなイケメンである。

「そういえば、和彦のおすすめのバンド聴いてみたよ。」

「どうだった、高ちゃん?」

「めっちゃ良かった。俺の好きな声だったし今度ライブ行こうぜ。」

「マジで!?約束だぞ!」

「おー約束だ」

2人で盛り上がっていると、ある女の子が声を掛けてきた。

「和彦くん、高橋くん、おはよう。」

「おはよう。青山さん」と高橋くん

「お、お、おはよう。」と俺

めっちゃコミ障になっている。
隣で高ちゃんが笑うの我慢してる。
くそぉ後で仕返してやると、内心考えていると高ちゃんが意地悪なことをしてきた。

「俺ちょっと、トイレ行ってくるから、青山さん和彦と話ししてあげて。あ、俺の席座っていいよ。」

高ちゃんは俺にウィンクをし、トイレに行った。
後で、絶対仕返してやる。と心に決めた。
青山さんが隣に座った。
俺は今日の夢があったので、彼女を直視出来なかった。
そうやって、モジモジしていると青山さんが、

「どうしたの?和彦くん。もしかして和彦くんをトイレ?我慢しなくてもいいんだよ笑」

小悪魔的な笑顔を浮かべ、彼女は手の置いてある股間を見てきた。

「ち、ち、違うよ。そうゆうのじゃないんだよ」

「じゃあなんでモジモジしてるの?」

勃ってるからに決まってるじゃん。って言えるわけないだろう。なんと誤魔化そうか考えていると朝のHR開始のチャイムが鳴った。

「あ、チャイム鳴った。じゃあ席戻るね。」

バイバイと笑顔で手を振る青山さん。
夢とはいえなんてことを考えてしまったんだと深く反省した。

「はぁ〜、今日の授業終わったー!」

今の時間は15時30分である。
6時間目の数学が終わり、帰る準備をしていると青山さんが顔を赤くしながら小声で言ってきた

「朝、和彦くんの股間が大変になってたのは誰にも言わないから、安心して。」

俺は顔が真っ赤になった。
今だったら、お湯も湧きそうだ。
彼女は悪い笑顔しながら「また、明日」といいながら帰っていった。

帰り道さっきのことを思い出していた。
思い出すだけで赤面である。
好きな子に勃ってることが、ばれるなんて、死にたい。

自転車を漕いでると頭上からものすごい衝撃がやってきた。
俺は直で受けてしまった。
どんどん意識が遠のいていく。
俺死ぬのかな?
完全に俺の意識が途切れた。






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