俺達が旅する平行世界

メリクメア

今の世界





〜ある暑い夏の日…コンビニにて~

???「ううぅ…」
???「どうしたぁ、明人あきとぉ」
明人「あ?なんでもねぇよ…」
???「うそつけぇ、なんかかくしてんな?、、、お?それ今日のテストじゃねえか
みせろよぉ」
明人「ちょ、バカ!とんなよ!」
???「なになに?…ぶっはwなんだよ
この点数、11点とかw」
明人「ハァ、だからお前には見られないよう
にしてたんだがなぁ…涼野…」
涼野「まぁまぁ気にすんなってw俺なんか5点
だかんな!」

今日も今日とて変わらない日々俺は苦が多い不公平な人生を生きている。
隣のバカ涼野(りょうのは親友だ
こいつはけっこうバカだ、だからいつも行き当たりばったりで失敗している、ん?俺か?俺は普通だ…今回は、たまたま運が悪かっただけだ
たぶん…

明人(っと…もうこんな時間か…)
明人「もう帰ろうぜ」

俺はそう言うと立ち上がり帰り始めた


明人「今日も家くるか?」
涼野「あーそうさせてもらうわ、
明日休みだし」
明人「休みじゃなくても来てるだろ」
涼野「まぁ、そうだなw」

俺ん家は普通の家庭だ、今は訳あって両親は
しばらくいない、兄もいるがもう自立した。
涼野もそうだ、なので最近は二人で過ごすことが多い

明人「ん?」
涼野「どうかしたか?」
明人「え?あ、いや…」

何かおかしい、俺はそう思ったいつもの帰り道のはずなのに見たことない建物ばかり、それどころか走っている車なんかも見たことないものばかりだ

明人「なぁ、涼野、ここら辺さこんな感じだったか?
涼野「あん?…まぁ、確かに、来たことないと思うくらい違うな」
明人「だろ?なんか不気味だな…」

話していると、俺の家についた

明人「まぁ、上がれよ」
涼野「わかった……お邪魔しまーす」
明人「ただいま~」

そう言って俺たちは家に入った……

涼野「ふぅ~、やっぱここは落ち着くな」
明人「なんだよwお前の家じゃねぇぞ?」
涼野「まぁまぁいいじゃないかもうここが家みてぇなモンだしな」
明人「まぁ、そうだな。もう2年になるのか…」
涼野「お前の両親はなんで出てるんだ?」
明人「ん?あぁ、それがさわからないんだ」
涼野「え?マジ?」
明人「あぁ」
涼野「電話とかは?」
明人「一回も来てないが……」
涼野「そうか…なにしてるんだろうな」
明人「さぁな、だけどこれが最初ってわけじゃないから慣れてるさ」
涼野「そんなもんか…」
明人「お前の両親は?」
涼野「俺はな、まぁクソ長ぇ出張見たいなものだ。頻繁に電話かかってきて親の様子は分かってるよ」
明人「そっか…」
涼野「ところでさ…なんか変な臭いしないか?」
明人「ん?」

涼野がそう言った、たしかになんか臭う鉄のような、血のような…ってなんか嫌な想像しちまった…風邪にのって臭ってるようで、窓をあけている2階からのようだ

明人「2階から見たいだから見てくるよ」
涼野「あ!待った俺が先に行く、いつもの恩返しとしてなw」
明人「もっと他のことでしてくれないか?
まあ、分かった先行ってくれ」

これはなんの臭いなのか涼野が確かめにドアをあける

明人(さて、何があったか聞こうかな)
明人「涼野ぉーなにがあっt「うああァァ!」ッ!おいどうした!」

俺は2階へと駆け上がり涼野が見ている方向を見た、そこにはなんと
スーツのようなものを着た血まみれの死体が倒れている…

明人(うッ…なんなんだよ、これは…なんでこの家で…)
???「……ァア…」
明人「まだ息があるぞ…」
涼野「…え?」
明人「まだ息がある!すぐに助けるぞ!」
涼野「あ、あぁ!わ、分かった!救急車呼ぶからな!」
明人「頼む!」
明人(さぁ、それまでもってくれよ…)

明人はそこらへんの服やタオル、布でとにかく血を抑えていく

~♪♪

どうやら救急車が来たようだ、この人はまだ息がある…
そして救急車に乗せられた

数分後

救急隊員「ふうぅ、しばらくは大丈夫だな」
明人「あ、、あの?」
救急隊員「ん?あぁ、なんとか一命はとりとめました、これから病院へと搬送します。それと今日のことで警察から事情を聞かれると思うのでしばらく家で待機していてください」
明人「わ、分かりました」

涼野「なんとか助かって良かったな」
明人「あぁ、、、今度見舞いにいってみるか」
涼野「そういやこの後警察からの事情聴取だろ?お前らがやったんだろー見たいにならなきゃいいなw」
明人「なるかよ、サスペンスじゃあるまいし」

ピンポーン
涼野「パトカーの音聞こえたし来たみたいだな」
明人「そうだな、今あけまーす」
ガチャ
警察「君たちがあの娘を助けたようだね」
明人「そうですが」
警察「いや、いきなりですまないが君たちを今回の事件の容疑者として逮捕させてもらうよ」
明人「……え?、それはどういう…」
警察「そのままの意味さ、身体の様子から明らかに他人からのものだし、指紋も君たちのものだった。」
明人「だからと言って…」
涼野「そ、そうだ!それに指紋が俺たちのだからって犯人だろうってのはおかしいぜ!犯人は手袋してたかもしれないじゃないか!」
警察「じゃあ何故君の友だちの家にいたのだ?あの傷じゃあ動けないはずだ、それなのにわざわざ君の友だちの家に上がったというのか?
犯人は途中に血を落とさず足跡も付けず運んだというのか?」
涼野「そ、それは…「涼野」な、なんだよ」
明人「ひとまずついて行こう、そして詳しく話してわかってもらおうこんな所で話してても無駄みたいだしな…」
警察「そういうことだ、乗れ」
涼野「くッ…」
明人「大人しく乗ろう…」

そして2人は警察署へ連れられ様々なことを聞かれた

そして数時間後…

警察「大人しく吐いたらどうなんだ?」
明人「だから、やってないんですって」
警察「だがこの紙を見る限りそうとしか考えられないだろ!」

机に置かれたその紙は調査書のようなもので現場のことがびっしり書いてある…見てみたがほとんどがどう見ても俺らがやった様にしかみれないものばかりだ、だがところどころ矛盾を起こすものもあり1、2つだけでなく5つはこえるだろう、なので普通ならこいつがやったのか?と、疑問をもつはず、なのにこの人は俺だと決めつけてくるこりゃ大変だ…

警察「もういい…また後で来るからな?」

そう言ってその警察官は部屋を出た
するともう一人いた40くらいの警察官がはなしかけてきた

???「すまないな…」
明人「え?」
???「俺はたいらあいつと同じ部署だ」
明人「は、はぁ」
平「いやなに、いまのあいつは最近手柄をあげられなくてイライラしていたんだ、そんな時にこの事件が起きた、だからあいつとしては何としても今回の事件で犯人捕まえて手柄をあげたいのだろう…」
明人「そうなんですか…」
平「本当にすまない…周りのやつらもおかしいときずいているのだが飛田ひだを止められないでいる、だが君たちを逮捕させないように協力するよ俺たちの責任として。」
明人「は、はぁ…ありがとうございます…」

どうやらあの警察のひとは飛田とう言うらしい
しばらくしてあの飛田さんが誰かと壁ごしに誰かと会話し始める

「なに!?それは本当か?…待っていろすぐに向かう!」
部屋に入り

飛田「被害者の女性が起きた」

平「そうか、で、どうするんだ?」

飛田「平さん…無論会いに行きますよ、さぁ行きましょう」

平「わかった」

飛田「お前にも来てもらうぞ」

明人「………わかりました」

そして俺たちは被害者の女性のいる病院へとむかった

~車の中~

明人「なぁ」

涼野「ん?なんだ?」

明人「いやさ…この事件ぶっちゃけ冤罪じゃん」

涼野「…まぁそうだな」

明人「ってことはさ被害者に会えばすぐにそれが分かる、ということは飛田さん的には不利だよな?」

涼野「たしかに…じゃなんで俺達も連れていくんだ?」

明人「分からない…だが気をつけて置いた方がいいだろうどんなことを聞かれても大丈夫なようにしておこう」

涼野「わかった…だけど俺にはそんなこと出来る脳はねぇ」

明人「……そうだった」

そんなこんなで俺たちは病院へとついた
しかし大きな病院だなと感じた
それもそうだろう何せここは日本一の広さを誇る清英病院だ設備もほとんどが最新で普通の病院とは規模がちがう

明人「しかし何故警察病院じゃないんだ?」

平「それはなそっちじゃあの娘の治療ができないからだ、その子は死ぬ寸前だったのだが
君もニュースで見たことあるだろうあの設備があるんだ」

明人「それって…新しく発見された植物により人間の自然治癒力を限界まで活性化させて治療するっていう…」

平「そう、詳しくは知らんがそれを可能にする機械があるそうだ、日本でここしかないらしい
被害者の女の子はその機械でしか治せなかったらいいんだ」

へぇと感心する明人
その植物はまだ名前がないしかしその植物はさまざまな生物の力を限界以上活性化させらるものらしい、しかしそれを使わなきゃ行けないほど重症だったとは…よく助けれたな、俺、

飛田「ほら、ついたぞ中に入れ」

ガラリ

明人「失礼します……」

飛田「この人が被害者の女性と言うより"女の子"、夜明よあけさんだ」

夜明「……」

この人が…しかし綺麗な人だと明人は感じた
透き通るような銀髪に吸い込まれそうになる
ような青い目そして瞳、歳は…15くらいか。
しかし何故こんなかわいい人があんな状態で俺の家にいたんだろうか、この人の回答しだいでは俺は罪人だ…頼むから変なことは言わないでくれよ…

飛田「さぁ夜明さんあの家であったことを話してください」

夜明「…」

飛田「あぁそうだったまだ大きな声で話せないんだね」

そう言うと飛田は夜明さんの近くに寄り耳を夜明さんの口に寄せる

飛田「うんうん、そうかそういう事があったんだなありがとう。」

は?なにか夜明さん話したか?……そういうことか…まだ夜明さんは回復していないんだな、その状態で聞いてるようにして自分のいいように進めようとしてるわけか…これじゃあどうしようもないな…

飛田「夜明さんによると知らない人…いや、君たちに連れて来られて乱暴されたあとに殺されかけたようだこれは被害者本人の話だこれでもう逃げ場はないな、明人くん?」

明人「いや本当にそんなこと言ってたんですか?」

飛田「ああそうだと…」

夜明「違う、私はそんなこといってません…」

飛田「なに?」

夜明「声を出したらいけないかなとかんがえていたけれど…君だったんだ…明人さん」

明人「君だったって?」

飛田「はッ、分かりきったことだろうつまり君がこんな傷を負わせたということだ」

夜明「だから違います…私が言ったのは…その…今回の事とは関係なくて…」

飛田「じゃあなんだと言うのだ?」

夜明「すみません…それは…いえません…
けれど私を傷つけたのは彼じゃありません…」

夜明「私を傷つけたのは……




         
          飛田さん、あなたでょう?」





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