お願いだから別れて下さい!

真田ゆあか

1話 プロローグ マジですか…

 


俺は、佐藤大雅。


俺は高校2年生。


中学の時は目立つタイプという訳でも無いし、普通だった。



 だけど高校からは違う!
高校デビューってやつだ。
 


 まあ、ありがちだけどな。
髪も茶色に染めて、眼鏡も外してコンタクトにして
積極的に話しかけて良い子を演じきる。
 


 ラノベとかでよくやってるような感じだなw



  よし!
前置きはもういいだろう。
ここからが本題だ。



 俺には好きな人がいる。
相手も好き……だと思う。
 嫌、そう信じたい。



 だけど、他に彼女がいる。
 それも好きじゃないのにだ。
 


もちろん俺が無理矢理付き合ったとか、別れようとしない、とかではない。



 彼女の方から別れようとしないし、付き合ったこと自体
 俺の意志は一つもない。
 完全に俺が被害者だ。
 


 こんな複雑な事になったのは、高校1年生の時だ。



 メールで友達に放課後、〇〇公園に来てと言われて行ったら案の定 今の彼女がいた。



最初から仕組まれてたんだろう。



 俺は、そんなことも知らずに公園に友達が来るまで待とうとした。



 今、思えば 馬鹿早く帰れ! って怒鳴りたくなる。


 まあ、待ったよ。えぇー、待ちましたとも。



 「大雅くん?ごめんね、本当は私から呼ぼうかと思ってたんだけど…どうしても勇気が出なくて…………。」



     おどおどして今にも泣きそうな目はとても可愛い。
 彼女の吐息が聞こえて妙にエロい……

      だけど、彼女の本当の姿を知らないからだ。



      「えっと……、確か隣のクラスの水樹さん?
 俺になんかようかな?」



      あの時の俺を殴ってやりたい。
全然可愛くないし、ただ単にうざいし、気持ち悪い。



      「良かった…。私の事知らないかと思ってたんだけど……、私、地味…だからね。」



      水樹は、自分の手をぎゅっと握り下を向いて今にも泣きそうな声を出している。
 その目の前にいる大雅は、地味ににやけている。


     「あの……私と付き合って下さい。」


      あの時俺は、知らなかったんだ本当のことを… 
  あの時すぐに断っていれば付き合わなくて良かったのに……好きな人に本当の気持ちが伝えられたのに。


      「えっ、あの…1週間!1週間下さい。そうしたら返事します。」


      俺は、告白された時から今まで好きな人は変わっていない。
      他に好きな人がいるって言えば良かったのにびっくりして、1週間も期間を取ってしまった。


      まあ、こういうことは何度かあったからなぁー。
  高校に入って2週間で告白されたしその2日後にも告白された。
      それも、1人目は友達の彼女。2人目は友達の好きな人。
      だからすぐに断れたけど……
  なんですぐに断れなかったんだろう。
  

      その後帰った俺は、電話で幼稚園の時から一緒だった幼馴染に告白された。
     ずっと一緒だったからこそ適当な気持ちで付き合えない。
      だから少しためらいつつも断った。


  俺のモテ期到来!って少し思った俺を殺したくなる。
   

  もう疲れてベッドに大雅はダイブする。


  そのまま寝た。






















  夜中に ガサガサ という音で起きた。


      「なんか、気持ちいい……あれ?」


     毛布の中を覗いてみると水樹がいた。


     「水樹さん!?えっ。なんで俺の家に、(ちゅっ)
  駄目だよ、辞めて水樹さん!」


      「やっと起きましたか。大雅さん既成事実を知っていますか?
  今からしても良いんですよ…そしてこの写メ言い逃れは出来ませんよ?
    それにこのノート。音読してあげてもいいんですよ?」



    伊織は大雅の闇ノートを持っていた。(中二病のノート)そして、写メにはアウト画像が✕




      「すみませんでした。これじゃ誰のか分からないですよね…、これならどうですか?」




      水樹は新しい写メを大雅に見せた。次のはバッチリ大雅も写っている。
  これじゃあ言い訳が出来ないし、ノートには名前がバッチリ書いてある。


      「えっ、でも…水樹さんからで俺は何もしてないし、何が目的なの?!」


      「目的、ね。まあ、もちろん私と付き合ってってことだよ。なんか、あの態度だとフラれそうだったからさ。
  先手を取らせてもらったよ。」


  水樹はニヤッと笑うと大雅のお腹に座った。
  

      「付き合うって、どうして…、俺他に好きな人いるし、無理だよ。
  それに、脅さなくても…俺そんなに水樹さんに好まれるようなことはしてないと思うけど。」


  「まあ、その辺はいいから付き合ってもらうね?
このことを誰かに言ったらバラすからね?
 私約束は守るから、まあ…付き合うんだしタメで名前も下で呼んでね♪
  よろしくね大雅!」


  これが俺と彼女の始まりで最悪な出逢いだった。





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