あなたと心中したかった

受験生

愛しき片思いの彼女

登校中いつもの場所で友人の小松原文博に会う、中学生の時からの親友だ。「片思い君、今日は告白しないの?」毎日のようにこれだ、おちょくってくる。「今日はどんな妄想してたの?キスそれとも抱き締めあった?」下品な質問だ、俺は質問には答えずを「君こそ茜とどんな妄想してたの?」と言い返す。途端に文博の顔が真っ赤になり俺の背中を平手で叩く、゙元空手選手"本気で無くても普通に痛い、文博に憧れて空手を始めたもののなかなか難しい。お互いの恋愛事情を罵りあいながら学校につく。
教室に入るとまずチラ見をする、それから今日一日で赤くなる可能性のある顔を隠すために大きめのマスクをつける。幸運なことに先週の席替えで隣の席になったばかりだ。早苗は友達と話していて隣にはいない。朝礼のために全員が席につく。「落ち着け、別に対したことではないただ物理的な距離が近いだけだ」と必死に平静を装う。朝礼が終わると授業だ。授業中チラ見をしたり、目があって取り乱したりしたがなんとか一日が終わった。
部活の時間だ、俺は文博と一緒に卓球部に所属している。毎日のようにばか騒ぎしている、部活内では俺と文博の恋愛事情はネタにされる。否定をしているが一度定着したネタはなかなか終わらない。卓球は中学からやっていたので結構うまい方だ。練習はキツくはない。筋トレ、体幹トレーニング、基本練習、自由課題をやると下校の時間になる。
学校の校門を出ると開放感を感じる。俺は今日一日を振り返る「今日は一言も話せなかったな」不意に呟く、「そうか残念だったな」声がして驚いて隣を見る、文博だ。ホッとしたようなイラっときたような…「お前はどうだったんだよ」言い返して見る。「めっちゃ話せたぜ、この間のテストの点数行ったら頭良いんだ。今度勉強教えてって言われたわ」笑いながら言ってくるから腹が立つ。「んじゃ、告れば」ニヤッとしながら言う。「ふ…ふざけんな」顔を赤らめながら言う。本当に分かりやすい…。文博と話しているとすぐに分かれ道だ俺と文博は別れた。「本当にどうしようこのままだと精神的な距離を縮められることなく席替えだ…まずいな」俺は焦りながら話すネタを探した。一人で落ち込みながら家に帰る。

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