非日常を謳歌し放浪する ー正義?人道?楽しければいいじゃないー

夜桜

力を手に入れたようです

非日常が好きだ。

突拍子もない力で世界が動く、なんてとても素敵ではないか。

もし俺が力を手に入れたら、人のために正義のために。なんてしないで
自分のために道楽のために。
きっと力を有効活用できるだろう。

そんな事を屋上の。その隅っこの。柵の外。
いつもの定位置で、いつもと同じようなことを考える。いつもと同じ平凡な日常。

「あー、嫌だ嫌だ」

つい声が漏れてしまう。

いつも。いつも。いつも。
全く代わり映えのしない。退屈な日々。

… こんなことばかり考えていたら中二病になるな。

ちょっとした危険、とか考えて柵の外にいつも座ってるけど、下、葉っぱだしあんま危なくないし。

でも、このまま大きくなってもごく少数の人にしか知られないで、下手したら1人にも知られないで、社会の歯車になって朽ちてゆく。

そんなこと考えると、やっぱり非日常が来たら。
そんなことを考えてしまって日常がさらに嫌になって、

もし人に知られなくても特別な力があればいいのに。大人数の1つじゃなくて、自分だけの1つ。少数の1つ。それになりたい。

優越感と、力が欲しい。

だからつい、

「葉っぱようけー」

なんて。浮くはずもないのに、いつものように指を指しながら
ふざけた調子で言ってみる。

そしていつも通り葉っぱが浮かなk

「… え?」

いつもと同じ行動でいつもと同じ結果になるはずが、葉っぱはいつもと違って
ふわり、と、明らかに重力を無視した状態で目の前に静止していた。

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コメント

  • Cry

    続きが早く読みたい…全力で待機します。

    0
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