【嫌われ体質】自覚したら最強?かも
(152) 魔界の冒険者ギルドの歴史
(152) 魔界の冒険者ギルドの歴史
「パーティー『アンドレ・アルス』に、西門・城壁の復旧の指名依頼をお願いしたい」
グリーンは部屋から出ていった
「城壁の復旧を人族の冒険者に依頼しても良いのか?」
「私は、他国の冒険者…人族に依頼したとは思っていない、迷い人に依頼したと考えている」
~ ~ ▼ ~ ▼ ~
人間界の者に依頼することも、人間に依頼することも魔族の反感を買う行為らしく、魔界でも迷い人は特別視されていた
故に、俺とランコは迷い人、アメイヤ達は竜人、ビューティーは魔族で反感の対象にはならないと判断での依頼
ウナは妖精に戻り、姿を消してもいいし、羽を出してもいい
~ ~ ▲ ~ ▲ ~
「私は、パーティー『アンドレ・アルス』のメンバーは、ビューティー以外、迷い人じゃないかと、考えている」
俺は驚いた
「何故そう思う?」
聞かずにはいれなかった
「四歳児のアメイヤも金ランク、登録して一年にもならないのに、メンバー全員が銀ランク以上に昇格。試練の塔(オルドルタワー)クリア者、魔国でも、魔族の成人男性でもあり得ない快挙の数々、それらから導きだした結論は、君達が、迷い人なら、あり得る…と」
「ランコは、迷い人だと、解っている。 私の考察は間違っているか?」
「それを話して、俺にメリットが有るのか? デメリットは無いのか?」
「私は、お前達…いや、だいすけに逆らえばどうなるかくらい解る、だからそれを他の者に話すことはない。 故に、副マスター達の同席も認めてない。勿論、この部屋は強力な結界により外部からの干渉は受けない、情報漏洩の心配もない。」
副マスターが何人居るかは知らんが、この部屋が狭いからじゃないのか?と思ったのは内緒
ちゃぶ台に座布団三枚って、どんだけだよ…
魔界でちゃぶ台に座布団だよ…
「ところで何故、ちゃぶ台なんだ?」
「え? 迷い人は、ちゃぶ台に座布団じゃないのか?」
「どこの迷い人だよ!」
「ちゃぶ台なら、紅茶じゃなく出すなら、お茶だろ!」
「コーヒーを出したのは、だいすけだろ?」
「残念ながら、お茶はない。話を戻すが、勿論ギルド上層部にも人族を軽んじる者も居る、お前達の力を疑っている者もいるからな」
「冒険者ランクを人族だけの基準で図っていると勘違いしてる者や、金や権力でどうにかなるものと勘違いしてる者が居るんだ」
「そういうことが出来ないと聞いているが?」
「魔界の冒険者ギルドの歴史がまだまだ浅いからとしか言えん」
「歴史が浅い?」
「人間界の冒険者ギルドの歴史は500年以上、魔界の冒険者ギルドの歴史は30年にもなってない」
驚いた、魔界と人間界で冒険者ギルドの歴史が違うことに
驚いた、ギルドマスター『スネイクスキン・ベールート』が魔界の冒険者ギルドの創設者だったとは
30年前に人間界の冒険者達に…リモート達に敗れ、冒険者ギルドに近い組織を創ろうとした
集団行動を好まない魔族には中々受け入れられなく、人間界で敗戦を経験した者の集まりから、魔界の冒険者ギルドが出来た
魔界全土には浸透しきれていない
登録者数、認知度の問題
黒ランクの冒険者がいない理由も解った
魔貴族からの圧力、認知度、冒険者の人数、歴史等の問題
組織が小さいため、魔貴族の影響を少なからず受けている
人間界のように、独立組織になりきれていない。
組織が独立していないため、黒ランクが驚異の対象になる
魔貴族や都市の戦力と思われる
ベールート達が創設者なため、自分達の、仲間から黒ランクを出すのは問題だと考えている
認知度を上げるため、小さな依頼を受ける事から始め、自然と冒険者ギルドの様な事をしていた。
いつの間にか、魔界の冒険者ギルドとして創設していた
ベールートが神託で入手した施設が、ここ魔都『アルティスバーナ』の冒険者ギルド本部となる。
魔界でも神託ってあるんだな…
「俺には関係なさそうなんだが…」
「もう少し付き合え」
その物件を不動産屋でギルド登録すると、冒険者ギルドに必要な、冒険者カード発行装置、換金装置、掲示板、が現れたという。
(神託のお陰? 魔法の世界だということにしておこう)
ギルドマスター室の専用タブレットで、人間界の冒険者関係の情報が確認できた。
最近それで、俺達の事を知り、注目していた。
流石に、掲示板に、人間界の依頼を貼り出す事はなかった。
人間界の情報は、その冒険者ギルドのタブレットでしか入手出来ないという。
『だから、人間界の冒険者の活動には本部での申請を必要としている』とのことだ。
「冒険者の金ランク以上の実力、人間でも黒ランクは災害級、都市が滅ぶレベルだと周知させられればいいんだ」
「魔界全土から、魔王様に新年の挨拶に来ているこの時期なら、全土に周知させられる」
「その後は、私が何とかする」
・冒険者ギルドという組織の周知
・冒険者の金ランク以上の実力の周知
・人間にも魔族以上の存在が居る事を周知させる
魔界全土から魔貴族が集まっているから、宣伝効果は抜群
西門の修復を魔族以上に速やかに行ってもらえればいい
明日は13月28日 年末
偉業を成せば、新年早々、魔王に謁見出来るかも
「まあ、俺一人では決められんから、家族会議だな」
「ベールートはスマホは持ってるんだろ?」
「あぁ、有る」
「なら、通話可能にしておこう」
フレンド登録をする
魔石を渡す
「これは?」
「スマホのシムスロットに入れたら、俺と通話が出来る様になる」
驚いたことは言うまでもない
「人間界では、スマホで通話が出来る様になっているのか?」
「俺が創った」
「それは情報に無かった…」
「黒になった頃だからな、人間界でもまだ少ないぞ、通話が出来る人間は」
「魔力を使うから使いすぎは注意が必要だ、魔族には関係ないか?」
「魔石は、人間界では極秘扱いか?」
「いや、使用者を選ぶが、スマホ所持者全員が普及の対象だ」
「スマホ所持者全員…魔界でも可能か?」
「それを創れるのが今は俺だけだから、魔族全員は厳しいぞ」
「直ぐに用意できる数は?」
「無属性の魔石が有ればそれなりの数は揃えられる」
「西門の修復の報酬を無属性の魔石で貰えるなら、創るぞ」
魔石の種類(無属性)、大きさ(直径3センチ、7~10グラム程度)を指定して揃えてもらうことになった
「連絡はするが、恐らく明日の朝一から作業は出来ると思う、(妻達に)反対される事は無いと思う」
「魔石も出来る限り揃えよう、よろしく頼む」
ギルドを出て、転移で戻るつもりが、テンプレが起きる
「人間のクセに」
魔族10人に囲まれる
「めんどくさっ」
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「パーティー『アンドレ・アルス』に、西門・城壁の復旧の指名依頼をお願いしたい」
グリーンは部屋から出ていった
「城壁の復旧を人族の冒険者に依頼しても良いのか?」
「私は、他国の冒険者…人族に依頼したとは思っていない、迷い人に依頼したと考えている」
~ ~ ▼ ~ ▼ ~
人間界の者に依頼することも、人間に依頼することも魔族の反感を買う行為らしく、魔界でも迷い人は特別視されていた
故に、俺とランコは迷い人、アメイヤ達は竜人、ビューティーは魔族で反感の対象にはならないと判断での依頼
ウナは妖精に戻り、姿を消してもいいし、羽を出してもいい
~ ~ ▲ ~ ▲ ~
「私は、パーティー『アンドレ・アルス』のメンバーは、ビューティー以外、迷い人じゃないかと、考えている」
俺は驚いた
「何故そう思う?」
聞かずにはいれなかった
「四歳児のアメイヤも金ランク、登録して一年にもならないのに、メンバー全員が銀ランク以上に昇格。試練の塔(オルドルタワー)クリア者、魔国でも、魔族の成人男性でもあり得ない快挙の数々、それらから導きだした結論は、君達が、迷い人なら、あり得る…と」
「ランコは、迷い人だと、解っている。 私の考察は間違っているか?」
「それを話して、俺にメリットが有るのか? デメリットは無いのか?」
「私は、お前達…いや、だいすけに逆らえばどうなるかくらい解る、だからそれを他の者に話すことはない。 故に、副マスター達の同席も認めてない。勿論、この部屋は強力な結界により外部からの干渉は受けない、情報漏洩の心配もない。」
副マスターが何人居るかは知らんが、この部屋が狭いからじゃないのか?と思ったのは内緒
ちゃぶ台に座布団三枚って、どんだけだよ…
魔界でちゃぶ台に座布団だよ…
「ところで何故、ちゃぶ台なんだ?」
「え? 迷い人は、ちゃぶ台に座布団じゃないのか?」
「どこの迷い人だよ!」
「ちゃぶ台なら、紅茶じゃなく出すなら、お茶だろ!」
「コーヒーを出したのは、だいすけだろ?」
「残念ながら、お茶はない。話を戻すが、勿論ギルド上層部にも人族を軽んじる者も居る、お前達の力を疑っている者もいるからな」
「冒険者ランクを人族だけの基準で図っていると勘違いしてる者や、金や権力でどうにかなるものと勘違いしてる者が居るんだ」
「そういうことが出来ないと聞いているが?」
「魔界の冒険者ギルドの歴史がまだまだ浅いからとしか言えん」
「歴史が浅い?」
「人間界の冒険者ギルドの歴史は500年以上、魔界の冒険者ギルドの歴史は30年にもなってない」
驚いた、魔界と人間界で冒険者ギルドの歴史が違うことに
驚いた、ギルドマスター『スネイクスキン・ベールート』が魔界の冒険者ギルドの創設者だったとは
30年前に人間界の冒険者達に…リモート達に敗れ、冒険者ギルドに近い組織を創ろうとした
集団行動を好まない魔族には中々受け入れられなく、人間界で敗戦を経験した者の集まりから、魔界の冒険者ギルドが出来た
魔界全土には浸透しきれていない
登録者数、認知度の問題
黒ランクの冒険者がいない理由も解った
魔貴族からの圧力、認知度、冒険者の人数、歴史等の問題
組織が小さいため、魔貴族の影響を少なからず受けている
人間界のように、独立組織になりきれていない。
組織が独立していないため、黒ランクが驚異の対象になる
魔貴族や都市の戦力と思われる
ベールート達が創設者なため、自分達の、仲間から黒ランクを出すのは問題だと考えている
認知度を上げるため、小さな依頼を受ける事から始め、自然と冒険者ギルドの様な事をしていた。
いつの間にか、魔界の冒険者ギルドとして創設していた
ベールートが神託で入手した施設が、ここ魔都『アルティスバーナ』の冒険者ギルド本部となる。
魔界でも神託ってあるんだな…
「俺には関係なさそうなんだが…」
「もう少し付き合え」
その物件を不動産屋でギルド登録すると、冒険者ギルドに必要な、冒険者カード発行装置、換金装置、掲示板、が現れたという。
(神託のお陰? 魔法の世界だということにしておこう)
ギルドマスター室の専用タブレットで、人間界の冒険者関係の情報が確認できた。
最近それで、俺達の事を知り、注目していた。
流石に、掲示板に、人間界の依頼を貼り出す事はなかった。
人間界の情報は、その冒険者ギルドのタブレットでしか入手出来ないという。
『だから、人間界の冒険者の活動には本部での申請を必要としている』とのことだ。
「冒険者の金ランク以上の実力、人間でも黒ランクは災害級、都市が滅ぶレベルだと周知させられればいいんだ」
「魔界全土から、魔王様に新年の挨拶に来ているこの時期なら、全土に周知させられる」
「その後は、私が何とかする」
・冒険者ギルドという組織の周知
・冒険者の金ランク以上の実力の周知
・人間にも魔族以上の存在が居る事を周知させる
魔界全土から魔貴族が集まっているから、宣伝効果は抜群
西門の修復を魔族以上に速やかに行ってもらえればいい
明日は13月28日 年末
偉業を成せば、新年早々、魔王に謁見出来るかも
「まあ、俺一人では決められんから、家族会議だな」
「ベールートはスマホは持ってるんだろ?」
「あぁ、有る」
「なら、通話可能にしておこう」
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魔石を渡す
「これは?」
「スマホのシムスロットに入れたら、俺と通話が出来る様になる」
驚いたことは言うまでもない
「人間界では、スマホで通話が出来る様になっているのか?」
「俺が創った」
「それは情報に無かった…」
「黒になった頃だからな、人間界でもまだ少ないぞ、通話が出来る人間は」
「魔力を使うから使いすぎは注意が必要だ、魔族には関係ないか?」
「魔石は、人間界では極秘扱いか?」
「いや、使用者を選ぶが、スマホ所持者全員が普及の対象だ」
「スマホ所持者全員…魔界でも可能か?」
「それを創れるのが今は俺だけだから、魔族全員は厳しいぞ」
「直ぐに用意できる数は?」
「無属性の魔石が有ればそれなりの数は揃えられる」
「西門の修復の報酬を無属性の魔石で貰えるなら、創るぞ」
魔石の種類(無属性)、大きさ(直径3センチ、7~10グラム程度)を指定して揃えてもらうことになった
「連絡はするが、恐らく明日の朝一から作業は出来ると思う、(妻達に)反対される事は無いと思う」
「魔石も出来る限り揃えよう、よろしく頼む」
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