【嫌われ体質】自覚したら最強?かも

久留米天狗

(127) 報告

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冒険者ギルドは、国家間の問題には中立とする
戦争の戦闘員としての依頼は基本断る

攻めて来た敵に対してはこの限りではない。

魔獣ヘルペリウム帝国の侵略の情報を入手、帝国民のドワーフの亡命者100人を確認・保護
冒険者ギルドで判断できる問題ではない

冒険者ギルド本部マスターリモートは、王宮に使いをやる

ギルド本部マスターの緊急報告に、宰相さいしょう『テゲアテ=フォン=ルータワ』が対応


≪王宮、応接室≫
「冒険者ギルドマスター『コン・トロール=リモート』が何用か?」
部屋に入ってきた豪華そうな服を着た小太りのおじさんが、ボクを見て怪訝そうな表情をし、ママを見て驚く

「お忙しいところを、申し訳ありません、ルータワ宰相さいしょう
「王宮からの依頼『北の結界設置』中に、魔獣ヘルペリウム帝国からの亡命者100名を保護しました、その者達の言うには、帝国は、ディレクション王国へ侵略を進行中との事です」

「真か!」

事の成り行き▼

・結界が間もなく設置終わる
・ドワーフ100人の亡命者を保護
・ドワーフ達から、逃げてきた理由が侵略用のトンネル工事要員の村人の足枷になることを懸念して
・丁度、村が魔物に襲われたので、亡命しても発見が遅れるのでは、亡命者の把握が困難と考えた

▲等を説明



「おかしいではないか?」
「北の国境から、王都センターまで早馬でも2週間は掛かる筈」

やはり国の要職、直ぐにこちらの懸念に気付く


「それに関しても報告が有ります。この者、冒険者『アメイヤ』は、竜人族で四歳にして、冒険者ランクが銀、転移魔法が使えます」

「真か!」

そう言えば、ボク銀だったんだ、赤だと勘違いしてた


経緯を▼

・転移魔法が使えるため、北の国境での魔法陣設置が速やかに行われる
・アメイヤ所属のパーティー『アンドレ・アルス』はメンバー全員が赤以上の実力者、魔物の間引きも容易

▲等を説明



「おかしいではないか?」
「まだ、四歳だと言っただろう、転移魔法が使えるとしても銀ランクとは、飛び級でも赤であろう」

「覚えておいではないですか、道場対抗戦の時のドラゴン襲撃の件」
「アメイヤちゃんは、あの時の、ドラゴン討伐をした、優勝をしたニージハシタ道場の選手です」


「真か!」
「遠くて顔までは見えなんだが、確かにあの時、ドラゴンを蹴り飛ばす子供が居った」
ルータワ宰相さいしょうは、ボクをジロジロ見る


「アメイヤちゃんの実力は、あの時のドラゴン5体を一人で瞬殺するほどです」
「対抗戦の前の橋崩落の件や、盗賊のアジトを発見した事も有ります」

「真か!」

「飛び級で登録したのは5月ですが、これまでも、冒険者として、多々の貢献をしており、ドラゴン襲撃・討伐の際、銀ランクに昇格しております」

「真か!」

細かい功績は省いて、宰相さいしょうに報告されていそうな貢献を上げてもここ数ヶ月での目覚ましい功績が幾つも上げられた

「…」
ルータワは言葉を失っていた

「で、その亡命者はどうした?」

「ボクの転移魔法で、ボクが管理する鉱山関係の手伝いをさせるため、ジ・ユグに転移させ、町の手伝いをさせてます」

「真か!」
「管理する鉱山? 100人だと言ったな、全員か?」

「アメイヤちゃんは、ミスリル鉱山と、サファイア鉱山を発見した、鉱山主です。」

「真か!」
「そういえば、ジ・ユグで、鉱山の発見の報告も有ったな」


「一度に、100人は無理だったので、二回に分けて、50人づつ転移しました」

「真か! 一度に50人を転移とは…」
「魔獣ヘルペリウム帝国のトンネルによる、侵略…、直ぐに王に知らせる、暫し待て」


ルータワが、退室した後
「この紅茶、美味しいですね。クッキーが、食べたくなりますね」
道具庫プチストレージ』から、クッキー、ビスケット、チョコレートを出した



ルータワ宰相さいしょうと二人の老人が入ってきた
リモートさんが驚いた
「センターさん」

ルータワは、テーブルの上のお菓子に驚く

「久しぶりだな、リモート」

ペコリ
ボクは、頭を下げた

センターと言う人から殺気が込められる

「はじめまして、アメイヤです」
「はじめまして、紅です」
何事も無いように挨拶するボクとママ

「兄上、隣に居るのもキツいので止めてもらえますか?」
センターと言う人の隣の人からクレーム、ルータワ宰相さいしょうは青くなら、膝をつく


ドタドタドタ ガチャリ
「何事かございましたか!」

殺気が外まで漏れ、護衛兵が飛んできた

護衛が驚く
「し 失礼しまた」噛んだ
頭を下げる護衛兵

「悪い、悪ふざけが過ぎた」
センターが謝る
殺気が消える

「何でもない、持ち場に戻れ」
センターの横の人も言う

「はっ、失礼しました」

「アメイヤとやら、平気なのか?」
「それより、殺気が漏れるということは、話が外に漏れませんか? 結界を張りましょうか?」


ボクの発言にルータワ宰相さいしょうとセンターとセンターの弟?が驚く

「よ 四歳にして、結界魔法まで使えるのか?」
ルータワ宰相さいしょうが、やっと立ち上がった
三人が席につく

センターさんの横の人がセンター王だと挨拶せれ、驚く
(作者の作力不足です、ごめんなさい、上手く書けませんでした、省略します)


ルータワ宰相さいしょうに話した事を再度話す

センター兄が現場に国境に同行する事になる

が、その前にジ・ユグに転移し、直接ドワーフと話をしたいと言う

リヤドさん、タリアさん、センター兄と、ジ・ユグへ転移

王宮では、リモートさん、センター王、ルータワ宰相さいしょうがこれからの対策を始めた




リアル多忙のため、次話、投稿未定


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