【嫌われ体質】自覚したら最強?かも

久留米天狗

(97)ラビル先生

(97)ラビル先生



ボクと、ママとリモートさんと、ラビルさんとで大聖堂に来た。

ボクは、銀貨大2枚払う。
祭壇前で、ママとお祈りをする。
祭壇の水晶は光ったが、神様の白い世界には行かなかった。

「パパと一緒にじゃないとダメなのかな?」
「もしかすると、ウナさんとランコさんとビューティーさんと一緒なら…、また祈りに来ましょう。」
ママが言うからそうすることにした。


「そうですか、だいすけさんが行方不明に…。」
大聖堂の教皇『テジーナカ・トーリック=テレサ』さんも、パパを心配してくれる。
「私も、祈りましょう、だいすけさんが無事に戻って来られるように」


「水晶はそんなに簡単に光るものじゃ無いんだけど…。」
水晶が毎回光ると言うと、リモートさんは驚いていた。

「他の町の教会にも寄ってみます」
「神様に会う方法、私の方でも調べてみるよ」
「お願いします、リモートさん」

ドラコスさんが、ジ・ユグへ向かったと言っていた。
ボクたちも、ジ・ユグに行くことにした。


ボク等は、大聖堂を後にした。

召喚の館に寄ってみた。
オルドルの事を聞いたが、骸骨のおじさんも解らないと言う。
「オルドルを召喚した例はありません、オルドルが召喚できるのかさえ不明です。」

召喚の館を出た。

ラビルさんに、スマホの入手方法を聞くと、年に1回しか入手出来ない事を知る。

「直ぐには、入手出来ないんですね、それじゃ仕方ないですね、スマホ欲しかったんですが。」
「その日が来れば、入手出来るわよ、アメイヤちゃん等なら簡単に」

入手方法は教えてくれなかった
その日が楽しみだわ と、ラビルさんは、笑っていた。



王都の検問を出て、走って人気の無い場所に行き、ドラゴンになったママに乗り、ジ・ユグを目指す。ラビルさんと。


「本当に困ったパパね」
「ボクが強くなって、『ロケートアイ』が強くなれば、探し出せるかもしれません。ボクに修行をつけてください。」
「そうね、アメイヤちゃんはまだ、きちんと体術や剣術、魔法も教わって無いのよね?」
「魔法は、魔法書で覚えました、剣術はスカルナイトの感覚、体術はパパのを真似してます。」
「良いわ、教えてあげる、今日から私は先生よ」
「私も一緒に良いですか?」
「良いわ、紅さんも一緒に」

道場から、黒ランクが出たら、老後の心配は要らなくなる、それもパーティー『アンドレ・アルス』なら、全員黒ランクが見える
老後の心配をするラビルだった。


「実力は、紅さんもアメイヤちゃんも、私より上でしょうけど、私が教えられる事は、全部教えてあげるわ」

「「お願いします」先生」

「魔法は、ドラコスに教えて貰いなさい、あれでも魔法に関しては、一流だから」
「はい」


飛行時間、4時間山を越えジ・ユグへ

「山の上、寒かったね」
「この前より、高く上がったからですよ。高い所は寒いし、空気も薄くなり、呼吸がしづらくなるのよ」
「この辺りはまだ高い山は無いから、紅さんが高く上がったからね、11~2月はもっと寒くなるわよ」

「パパは、空の上かな?」
「異空間って、空の上とは違うのよ、別の世界、…、空の上じゃないとも言えないのかしら?」
空を見上げるラビルさん

「あの月に居るとか?」
「月に居たら、だいすけ様の魔力なら、感じ取れるんじゃない?」
「パパの魔力、大きいもんね。月からでも感じるかもしれないね。」

月くらいなら感じるかもしれない…、月より遠い所、ボクに探せるかな?




 * * * * * *
~ 神様side ~
「どうしたことか? だいすけが消えよった。」
「ちょっと目を話した隙にどこかへ飛ばされたみたいですね」

「ワシ等でもどこへ飛ばされたか解らん者を探すのは、骨が折れるぞ」
「ワシは転生者の転生を監視は出来ても、さ迷い人****は探すのは苦手じゃ」(と言うより広すぎて時間がかかる)


「私も管理エリアなら探せないことは無いけど、管理エリア外だと、探せないわ」
(管理を担当する神に頼む必要がある)

「どうしましょう? 彼女達に会います?」
「会ってどうする? 『解りません』って言うのか?」
「神の威厳が損なわれますよ…。」
「(手がかりを)見つけてからにしようか?」
「そうですね、手がかりでも見つけてからでも遅くはないでしょう。」
「オルドル絡みか…、次元神か時空神か次空神か? 空間神も居ったな」

「神を探すのも大変じゃ 神の世界にもスマホ、作って貰うか?」
「そうですね、創造神様にお願いしてみましょうか?」
「次回の全界神会議は1192年後じゃったな、だいすけ死んどるな。」
「輪廻転生で生まれ変わってるかもですよ」
「また、紅とだいすけを結婚させるか?アメイヤを子供にするか?」
「だいすけを見つけないと出来ないですよ」
「そうじゃな、見つけないとな…。」



※アメイヤを神界に連れてきて、『ロケートアイ』を神級にすると、探せる事に気付いていない、神の爺さん、神の婆さん、神のイケメンであった。


 * * * * * *
~ アメイヤside ~
「あれが、ジ・ユグの町だね」
「町の側じゃ驚かれるわね、あの山影に降りましょう、そこからは、走ればいいから」

ラビル先生は、山影を指示、人が居ないのを『ロケートアイ』で確認、降りる。

「洞窟? ママ、あそこに洞窟があるよ?」
スライムの嗅覚が洞窟を見つける
二人には見えてない

「どこ?」
「あの岩の後ろ」
「岩? この隙間!?」
側に行ってやっと二人は気づいた

魔法で、岩を分解、排除すると、奥に続く洞窟が顔を出す。

この辺りは、鉱山で有名なベドザパードの町もある

「もしかして、誰も知らない鉱山?」
ラビル先生が言う。

『ロケートアイ』銅、鉄、銀、金
「銅も鉄も銀も金も反応ないよ」
「銅も鉄も銀も金も反応ないの? 鉱山じゃ無いのかしら?」
「それ以外の鉱物って何ですか?」
「鉱山じゃなく、宝石とか?」
『ロケートアイ』鉱石
「何だろう? 鉱石には反応あるよ?」

灯りライト
暗い洞窟…、坑道を進む、ゆっくり確認しながら、歩いて10分
「先は、まだ、あるみたい。これ これ何かな?」
ゴロリ と、壁から石、直径30センチ程の石を剥がす

光が当たると銀色にキラキラ光を反射する

「アメイヤちゃんも鑑定のスキル無いの?」
「ボクは、『ロケートアイ』でそれが何か解っていたら探せるんだけど、これが何かは解らないと判断できないの」
「鑑定じゃなかったのね、感知系かな?」
「銀色の鉱物だから、宝石では無さそうね」

ライトを強くすると、辺り一面キラキラ反射する

「多いね」「多いわね」「多いですね」
「これが、価値ある物なら、凄いお宝ですね」
「町に戻ったら、鑑定しましょう」
30センチの塊をランドセルに入れた

「急いで、ジ・ユグへ行きましょう」
出口を土魔法で塞ぐ
「一応、見つからないようにしておきましょう」
ラビル先生の言う通りにしておく

ジ・ユグへ走る

途中出た魔物をラビル先生が倒す、技をレクチャーしながら

外傷を負わせず内部破壊
骨や内蔵にダメージを与える

「余り、対人戦には使わないように、戦争なんかは別だけど。」
「「はい」先生」

ランドセルに回収
「ランドセル、便利ねぇ~」
ラビル先生が呆れる

ジ・ユグに着く、検問
ボクとママは、赤の冒険者カードを、ラビル先生は金のカードを出す。
ボクと、ママが竜人で驚かれた。
「赤!」ボクが冒険者で驚かれた
「金!」ラビル先生が金ランクで驚かれた。

「ラビル先生、金ランクだったんですね」
「そうよ言わなかった? 中々、金ランクがうろうろすること無いから」
笑っているラビル先生

まだ、カイブンさん達は到着してなかった。
ボク等は、冒険者ギルドに行くことにした。






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