【嫌われ体質】自覚したら最強?かも

久留米天狗

(86)温泉!

(86)温泉!



出発の前日に鉱山の魔物を討伐する、依頼を完了させる、片道半日はかかる鉱山へ行き、魔物を討伐しギルドへ戻ってくる。
三時間で討伐して往復した。

残りの時間、俺はアメイヤと、町の外で特訓。

俺が結界を張り、外部からの干渉、外部への被害を押さえている。

俺とアメイヤは、分身を使い、対人戦、連携の訓練をしている。

分身オレが、斬りかかってくる
それを俺とアメイヤで倒す

相手は分身オレだ、簡単に倒せるものではない、剣がぶつかり、魔法が飛び交う

人の域を越えた速度、破壊力
休憩なし、ぶっ続け

俺が片手剣で攻撃、アメイヤが双剣で足元を…、オレが職業を双剣使いにする
職業補正で剣速、剣技術が上がる。

アメイヤの攻撃力は160万、オレ(と俺)の攻撃力は『身体弱化』の重ね掛けを解除して440万になっている。
『身体弱化』の重ね掛けを解除はしているが、腕と足に究極繊維ウルティマファイバー製のリストバンド・アンクルバンドを着け、ベストを着ている。
共に重さ400キロ。(合計1600+2000キロ)

力が55000あっても少しキツい

アメイヤは、時々魔法を使う。
俺は、剣だけにしている

魔法が動き回るオレに当たることは無い。
が、魔法で動きを止めたり、制限する事は出来る

カンカン キンキン ドッカン
バッコン カキン バキン
音だけが響く 土誇りが舞う


『三時間タチマシタ、モギセン シュウリョウ デス。』
条件結界のタイマー警告が時間を知らせる

「パパ、時間だよ」
「あぁ、終わりにしよう」

分身を解除

結界を解除

ベストを収納、ウエイトバンドを半分にする
(合計800キロ)

「流石、パパだね」
「『身体弱化』」重ね掛けする

「パパ、レベルが800になったよ」
俺も、30になった。
「アメイヤは、育ち盛りだからか?成長早いな?」


「アメイヤも、動きがだいぶ良くなったな」
「パパは、遅かったね」
「ははは、アメイヤが速いんだよ」
アメイヤには、重りウエイトを着けていることは、内緒にしている。

「パパ、称号に【ソードマスター】って付いたよ」
「パパもだ」
力と敏捷性が5%アップする効果あり
100万回正確に剣を振る、素振りを含むで、習得する称号

俺が、2年で習得出来なかった称号をアメイヤは、もう習得した。
俺の場合は、剣を使う機会が少なかった、素手の方が多かったからと言い訳をしておく。


「三時間動き回っても、息も上がってないな、凄いぞ。アメイヤ」

“だいすけ様、アメイヤちゃん、ご飯ですよ”

ママから、念話だ、ご飯だって」
「聞こえたよ。 お泊まり馬車ハウスウェア・キャレィジまで、競走だ。 ヨーイ、ドン」
「あっ、ずるい」

俺とアメイヤは、風のように町を走り抜けた

競走は、アメイヤの勝ち、手抜きはしてない、弱化した状態での全力で、負けた。

「パパ、遅~い」
1/10000押さえてちゃ、勝てないよ」
アメイヤを撫でる、髪の毛をくしゃくしゃにする。


お泊まり馬車ハウスウェア・キャレィジの中に入る。
「「ただいま」」
「お帰りだいすけ、アメイヤちゃん」
「お帰りなさいませ、だいすけ様、アメイヤちゃん」
「お帰り」
「お帰りなさい、だいすけ様、アメイヤちゃん」
「手を洗って食事にしましょう」


手を洗ってテーブルに着くと
「な なんじゃこりゃ」
俺の前に残飯?がある

「ビューティーさんには、お料理は向いてないみたいです」
苦笑いのランコ、紅達も苦笑い

「み 見た目 だけだろ? 味は大丈夫だよな?」
パクリ
な なんじゃこりゃー!(こ 声が…)

この世の物とは思えない味
どうしたら、こんな味になるんだ?同じ素材と材料使って…。
今朝、ビューティーが追い出された理由が解った。

“ビューティー、料理禁止”
口が痺れ声が出せなかった

この世界には、料理スキルを補正するエプロンアイテム無いのか?
そんなアイテム入手するまで、ビューティーは、料理禁止。心に決める俺。


昼食カーレィを食べた鉱山労働者達は、魔物が討伐されたことを知り、鉱山へ向かった。
故に、宿屋がほぼ空になった。

「お前ら、宿屋へ行け!」
「冷たいレロ」
「もう、お泊まり馬車だいすけ無しでは、生きていけない」
「紛らわしい言い方するな!」

渋々宿屋へ行く女性陣

この町の宿は、温泉宿だった

「温泉の源泉が魔物に壊され…今、出ないんです」
「直すしかない! 今から直ぐに行くぞ!」

20時過ぎ 俺とアメイヤで源泉まで来た
修理系のスキルを俺とアメイヤしか持ってないから

修理以外に目的があった為一人
「造るぞ、温泉!」
「パパ?」

条件結界の露天風呂を造った
外からは入れない。岩に似せた物。
天井部だけ空いている、様に見える造り。
25メートル程の露天風呂だ。
勿論、脱衣室も併設。
出入りは、転移でする。
『アンドレ・アルス』専用温泉!
「完成だ、戻るぞ。アメイヤ」


源泉から、宿屋まで壊された部分を修理。
パイプではない、石積みの水路、どうせならと、石製の水道管にし地中に埋めた。
 源泉から町(宿屋)までの標高差が100メートル以上ある、蛇口と水量制御バルブを付けた。
アメイヤは、見てるだけでした

23時 温泉宿へ
宿屋の主人が驚いた。
追加料金は取らない俺が、勝手にやったから。
 落ち葉などのゴミも入らなくなった、水量が安定した、掃除のときに止められる。
 宿屋の主人が感動していた、感謝された。


「遅かったね」
「温泉入るんでしょ?」

「入るが、宿屋のじゃない」
『?』のウナ達

お泊まり馬車ハウスウェア・キャレィジの中から、源泉のプライベート温泉に転移。

「どうだ ここだ」
「ひろ~い!」
「温泉って、大きなお風呂なんですね」
「いや、大きなお風呂じゃなく、地下から出てくる温水のことだ、気持ちいいぞ」
「き 気持ちいい」
赤くなるウナ、ビューティー、ランコ
勘違いは放置

ドブン アメイヤが飛び込んだ

「こらこら、体を流してからだぞ」
俺はなるべく見ないようにして、温泉に入る。

「ふぁ、極楽極楽」
少し熱目の温泉につい、おじさんくさい台詞が出た。
頭の上にタオルを乗せてお湯に浸かる
湯気で視界がぼやける
「パパ、気持ちいいね」
バシャバシャ アメイヤが泳いできた
「ここだけにしとけ、普通の温泉は泳いじゃダメだぞ。 たぶん」
「たぶん?」
「パパもこの世界の温泉にはまだ入った事が無いから、パパの世界のルールでは、温泉は泳いじゃダメだったからな」

「本当に、気持ちいいですね」
紅が寄ってきた
チャブ ビューティーが隣に入って来た。
「魔族もお風呂はしますが、温泉は初めてです」
「広いと、違うね、足が伸ばせる」
ランコも気に入った様だ。

お泊まり馬車ハウスウェア・キャレィジと、ここを転移できるようにして、毎日でも入れるようにした」
「お風呂の心配は、要らないわね」
「山の中でしょう?多少騒いでも迷惑になりませんね」
隣の紅がすり寄ってくる、当たる生パイが

温泉を堪能、背中を流してもらって、お泊まり馬車ハウスウェア・キャレィジに戻る。
アメイヤも居るんだ、我慢した。

アメイヤを腕枕で寝かせた、保険だ。






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