【嫌われ体質】自覚したら最強?かも

久留米天狗

(70)夢は夢でなかった

(70)夢は夢でなかった



センターへ、リモートを送り、商業ギルドで、荷物を納品。
遅くなったのに、紅が、起きて待っててくれた。
俺は、お風呂に入った、紅が入ってきた。

「お背中、流します」
「自分で、出来る。」
ザァー 体を流す紅。 
紅は、何も言わず浴槽に入ってきた。
俺の教えを守った?

「だいすけ様も、ご自分で…、お一人でされるのですか?」
背を向けている俺に抱き付いてきた。
お風呂だから、お互い裸だ、背中に二つの柔らかい物が、直接当たる。

「せ 背中くらい、一人で洗える…。」
いや、別の意味だろう…、それは解っている、でも、俺の勘違いかも知れない、勘違いでは、済ませられない事だから、勘違いの無いよう答えを返す。

肩に当てていた手が前に回り、紅は俺を抱く、胸を押し当てる。
鼓動を感じる、俺の鼓動も感じているのでは?

バクバク 早く、強く、興奮した鼓動

【神眼】で、二人の反応を感知
ウナとランコが風呂場を覗く反応。

人に見せる趣味は無い、性癖はない たぶん。
「見てないで、入ってきたらどうだ?」

その言葉に、三人が驚く。
見られているとは、思っていなかった紅。
覗いているのを気づかれているとは思わない、ウナとランコ。

紅が、離れる

「流石、だいすけ。やっぱり気づいたね」
ウナが入ってきた

「ワ ワタシも一緒に良いいかな?」
ランコが入ってきた

ザァー 体を流し、浴槽に入ってきた。
俺の教えを紅から聞いたか?

「お風呂では、こうするの?」
ランコが背中に抱き付く
ランコは、ウサギの獣人、体に毛がある
背中に抱き付いた状態で上下に動き始める
紅の時とは別の感触、気持ちいい…。


俺の記憶は、その後、無くなった…
覚えていない




俺は、大人になった夢を見た。

夢の中は真っ白な世界、ウナも同じくらいの身長大きさ、俺の初めての相手は、紅。
 ウナとランコは、俺が初めての相手。

ウナはそうかもしれない、ランコは、体が初めてだったのか?本当にそういう事をしたことが無かったのかは、俺には解らない、俺自体がこう言う事は初めてだから。

夢の中で、夢を見ているような体験。
初めてで三人相手にするなんて…、ウナとそういう事をするなんて、夢だから妻でないウナとしても良いんだと思う俺。
夢だから生でしても、そのまま出しても良いんだと思う俺。夢って良いなぁ…。



翌朝、俺は気持ちよく目が覚める。

股間を見たがムセイはしてなかった、俺は裸だった、隣に紅とランコが裸で寝ていた、ウナが裸で寝ていた、アメイヤが、巨大化していた。

アメイヤが、巨大化?
まだ夢を見ているのか?

…、俺は、裸…、隣に(裸の)紅とランコとウナ…、白いシーツのベッド…、白い世界?
ベッドから降りるのにベッドの上を歩く…、家具その他が大きい…、俺らが小さくなっていた。


あれは…、夢じゃなかった?
体の大きさを元に戻した、紅とランコが裸で寝ていた、ウナと同じくらいの身長で


「夢じゃなかったのか?」
口に出た

紅が、目覚め飛んできた。俺の頬にキスして
「おはようございます。だいすけ様。」
「あ、おはよう」

「元に戻してもらえますか?」
紅を元のサイズに戻す、まだ裸だ。俺も。

紅は隠さなかった、紅の後ろ、窓から朝陽が差し込む、紅の姿が神々しく見える。

紅に見とれていると、紅が、キスする。唇を重ねる。

「パパ、ママおはよう」
アメイヤが、起きた

紅が、飛び離れる
「あ、おはよう、アメイヤ」
「お おはよう、アメイヤちゃん」
赤くなる紅、全身が赤くなる。

「う~ん、おはよう、だいすけさん、紅さん」
ランコも起きた
「あれ? ランコママが小さい、ウナと同じくらい」
ランコを元のサイズに戻す ランコの耳の下敷きにウナがなる

「何で、パパとママ達は裸なの?」

「い 今から、着替えようとしてたから、着替えるからだよ。」
上手く誤魔化し、三人は服を着た。

ウナも起きて、服を着て、顔を洗って、宿屋の食堂に降りる。

「おはようございます」
宿屋のお姉さんが挨拶してきた。

食堂のテーブルで、シュウレイ達が寝ていた。酔い潰れていた。
シュウレイ、しゅうか、ランラン、ルーシー、トッティ、センガン、フェイス、ラビル、ダッコ。その他知らない客?
酒代は、紅が、払っていた。お釣りが返ってきた。


「席が無いな…。」
「ごめんなさい。皆さん、昨日の祝賀会からずっと飲まれてて…。」
困惑する宿屋のお姉さん

「部屋に持ってきてもらえるか?」
「あ、はい。部屋にお持ちします。」

と、部屋で朝食を済ませる。
※ランコのことにを話したときは、驚かれた。冒険者に妻が二人は異例、「稼ぎがいいんですね」と言われた。

「ウナも、紅も、アメイヤも冒険者になれて、良かったな。」
「ウナ、何もしてない。」
「はい」
「うん、これ、ボクの冒険者カード。」
「無くすなよ」
「うん」

「ウナのは、俺が預かっておくな。 ランコは、冒険者なのか?」
「はい、ワタシも飛び級試験受けて、赤のLランクです。」
「みんな、赤だね。一緒だね」
アメイヤが嬉しそうに言う。

みんな、冒険者になった、パーティー登録が出来る。新たなパーティーメンバー、イダリベス・ブ=ランコが加入。
 家族のパーティーである。
パーティー『アンドレ・アルス』
リーダー俺、紅、アメイヤ、ウナ、ランコ

もう、急いでセンターに行く必要は無くなった。のんびり、商隊の進行に合わせる。
 雨で、移動が出来なくても、慌てる事はない。


俺は、ダレイナユグの道場にパーティーで、来ている。

ランコの実力を知るため、紅、アメイヤと模擬戦。

ランコは、ウサギなのにその爪は鉄の盾も切り裂く、接近戦も出来る、魔法も火と水と、風、光の属性持ち。サポート、支援、回復も出来る。

「赤、Lランクになったのも、納得だ。素早い攻撃、魔法も詠唱破棄、威力もある。回復も出来て、凄いじゃないか」

パーティーの陣形は紅、アメイヤ、ランコが前衛。俺とウナが後衛。
 全員、前衛の実力持ち、アメイヤ、ランコ、俺が回復も出来る。
 紅もウナも、遠距離攻撃も出来るので、攻防に穴は無い。

「ワタシ、武器は使わない、爪による攻撃と、魔法。目も耳も良いから、警戒、夜中の見張りも任せて。」

「アメイヤちゃんも、紅さんも、強~い。この中では、ワタシが一番弱いのかな?」

道場に来ていた冒険者達は言葉を失う。

ランコも冒険者より強い、それよりも紅が強い、更に4歳のアメイヤが強い、それを越えるだいすけ。

「何故、昨日は仮登録だとか言ってたのに、赤になってるんだ?それもM」
「何故、昨日は居なかったランコとか言う獣人が一緒なんだ?」
「何故、アメイヤちゃんは、ランコとか言う獣人を、『ランコママ』って言ってるんだ?」

説明する義務はない、教える気も無い。


◆冒険者ギルド◆
掲示板のチェック
雨だし、特に気を引く依頼も無し

試練の塔オルドルタワークリア者一覧』
・ごしき・だいすけ
・ウナ・ブリーダ
・ドライヤ=コードレス
・コン・トロール=リモート

「パパの名前があるよ」

謎の人物、ウナ・ブリーダ…誰なんだと噂になっていた。

「ボクも、試練の塔オルドルタワー挑戦したい」

お昼を済ませたら、アメイヤがママとペアで、試練の塔オルドルタワーに挑戦することになった。


その日の内に、冒険者ギルドの掲示板が更新された
試練の塔オルドルタワークリア者一覧』
・ごしき・だいすけ
・ウナ・ブリーダ
・ドライヤ=コードレス
・コン・トロール=リモート
・アメイヤ
・紅

と、なっていた。
「パパと上がってたから、迷わず行けた、魔物も全然強くなかった」
アメイヤが強すぎなだけ
13:00入塔 18:45クリア 所要時間5:45
俺より、1時間半以上早かった…。

ランコは、一人じゃ嫌って、言って俺と行きたがったが、俺はクリア者で、入塔出来なかった。
パーティー『アンドレ・アルス』では、ランコだけが、試練の塔オルドルタワーをクリアしていない。事になる。

ランコは、仕方無く一人で挑戦するも、途中ゴーストフロアで憑依され、強制退塔する。




*アメイヤ*
ゴーストバスター
ゴーレムバスター
ドラゴンスレイヤー
試練の塔オルドルタワー20(上級)クリア

『憑依』習得
『同種コール』習得
※アメイヤの場合、スライムを呼べる
『分身』習得
※4体まで分身可能(ステータス1/4、4分割)
『影分身』習得
ステータス1/10の分身**を50体まで作れる

※レベルアップ、779になる。
※だいすけもコピーする。

*紅*
ゴーストバスター
ゴーレムバスター
ドラゴンスレイヤー
試練の塔オルドルタワー20(上級)クリア

レベルアップ、Lv.101。
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