双子の妹がわがままな件について

KOKOA

波乱の幕開け1日目

「おい、そろそろ起きろ遅刻するぞ。」

「「んー、あと5分寝かせて」」

ちっ、朝はいつもこれだ。

「わかった。なら朝メシ抜きな。」

「「おはようございます!」」

どんだけメシがすきなんだよ、呆れるわ。

「着替えてから降りてこいよ。」

今日の朝メシはバターをたっぷり塗ったトーストに、
半熟の目玉焼き、タコさんウインナー2匹。
彩りとして、レタスにプチトマトを添えて完成。

中学二年にもなってタコさんウインナーとはねぇ。

「ちょっと、祐兄!」

げっ、真依!?もしかして…。

「あたし、朝はいつもマヨネーズトーストって言ったよね。」

「あー、忘れてた。とりあえず、時間ないんだからそれ食えよ。」

めんどくせえ事になってきたな。

「嫌だ。」

「は?」

「だから、嫌だつってんの!早く新しいの焼いてよ!」

はぁ、始まった。こういう場合は言うこと聞かないと
めんどくさいからなあ、仕方ないか。

――――――――――

「ほらよ。これで文句ねえか?」

「やっぱ、朝はこれだね!」

「真依、ちょっと醤油取って。」

「ん?あ、はいはい。」

食ってる時は可愛いんだけどなあ。

「祐兄、見ないで食べずらい。」

ちっ、真優は黙ってたら可愛いのに。

「「ごちそうさまでした。」」

「おい、50分過ぎてる、遅刻になるぞ。」

「はいはい、今行きますよっと。真依、ほら。」

「ちょっ、真優ねぇ待ってー!」

「いってらっしゃい。」

「「いってきまーす!」」

さて、今日は学校休みだし適当になんかするか。

「コメディー」の人気作品

コメント

コメントを書く